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第二章
58 開発と相談
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オーブルジェ王国へようやく到着して、公爵家へ帰ってきました。
「ライカル様、お嬢様。お帰りなさいませ」
ルルガムさんが出迎えてくれます。
長旅の疲れはあったので、帰宅の挨拶をしてから自室へ戻ったあとベッドですぐに寝てしまったのです。
「朝まで寝てしまったのかしら……」
ベッドに入ったのが夕方くらいでしたから、半日以上寝てしまいましたね……。
帰りの道中ではライカル様と二人きりで幸せな時間を過ごしました。
それだけではなく、アルガルデ王国とオーブルジェ王国の行き来を従来より遥かに便利にするための方法を見つけたのです。
うまくいくかはわかりませんが、制作してみる価値はあると思い、楽しみにしていました。
しっかりと休息ももらいましたからね。
朝食をとって準備が整い次第、王宮へ向かいます。
王宮では以前の防御部隊を作るために借りた作業室を常時使わせていただけるようになりました。
今回もここで実験をしてみたいと思います。
「馬車の車輪では重量が耐えられない、か」
「車輪の材料だけでももっと強度の高いものに、いや、もっと車輪自体を大きくして……」
「動力を魔力か魔道具で起動させるにはモーターが必要なのかもしれない……」
今までで一番難易度が高そうです。
私は一人でぶつぶつとあーでもないこーでもないと呟いていました。
「やはり調合は簡単でも制作となると誰かに頼まないと……私ではできないわね」
散々研究したところ、物理的魔導学的には実現可能だということだけはわかりました。
一人では実現が不可能なので、人脈があるしんちゃんに相談してみましょうか。
作業場を出て、しんちゃんを探します。
♢
「ここにおられましたか。お久しぶりです」
「あら、リーナじゃないの。長旅お疲れ様」
しんちゃんことシンザーン殿下とは仲良くさせていただき言葉も砕けて話す仲ですが、久しぶりの挨拶はしっかりと言葉を選びました。
しんちゃんは鼻歌を歌いながら、外庭の花壇で水やりをしています。
「庭師さんたちはお休みなの?」
ニコリと笑いながら首を横に振りました。
「いーえ、これは趣味よ。園芸も料理も好きだから。特に花は綺麗でしょう? 時間がある時は、好きなものにこうやって、私が直接世話をしたくなるのよね」
「花も殿下に世話をしてもらえて幸せでしょうね」
しばらくの間、花を見ながらゆっくりと時間を過ごします。
水やりを終わるまで待っていました。
「ところで、何か用があって来たのよね?」
「えぇ。相談したいことがあるの」
「……、真面目な顔をしているわね。ひとまず応接室へ行くわよ」
設計図を見せたりするので外よりも中の方が助かります。
しんちゃんと共に応接室へ向かい歩きます。
「ところで、何の相談? ライカルちゃんとのロマンティック作戦なら徹底的に協力するわよ」
「うぅ……」
長旅の馬車の中では、ライカル様とずっと二人きりでした。
唇を交わしたりはしていませんが、そろそろと思ってしまっている私がいます。
でも今は目的を優先しましょうか。
「アルガルデ王国とオービルジェ王国は友好国となりました。今までは馬車で行き来しましたが、もっと速く手軽に移動できる交通手段を作れないかと思いまして」
しんちゃんは歩きながら微笑んでいました。
「馬車よりも速くか……相変わらずリーナはとんでもないことを言うわねぇ。察するに制作ってことかしらね」
「魔道車という乗り物を開発しようかと思っています。設計図までは完成しましたが、部品を作ったり組み立てる技術者がほしくて」
「ふむ……」
話しながら進み、応接室へ到着しました。
中へ入り、より深い相談を始めます。
「ライカル様、お嬢様。お帰りなさいませ」
ルルガムさんが出迎えてくれます。
長旅の疲れはあったので、帰宅の挨拶をしてから自室へ戻ったあとベッドですぐに寝てしまったのです。
「朝まで寝てしまったのかしら……」
ベッドに入ったのが夕方くらいでしたから、半日以上寝てしまいましたね……。
帰りの道中ではライカル様と二人きりで幸せな時間を過ごしました。
それだけではなく、アルガルデ王国とオーブルジェ王国の行き来を従来より遥かに便利にするための方法を見つけたのです。
うまくいくかはわかりませんが、制作してみる価値はあると思い、楽しみにしていました。
しっかりと休息ももらいましたからね。
朝食をとって準備が整い次第、王宮へ向かいます。
王宮では以前の防御部隊を作るために借りた作業室を常時使わせていただけるようになりました。
今回もここで実験をしてみたいと思います。
「馬車の車輪では重量が耐えられない、か」
「車輪の材料だけでももっと強度の高いものに、いや、もっと車輪自体を大きくして……」
「動力を魔力か魔道具で起動させるにはモーターが必要なのかもしれない……」
今までで一番難易度が高そうです。
私は一人でぶつぶつとあーでもないこーでもないと呟いていました。
「やはり調合は簡単でも制作となると誰かに頼まないと……私ではできないわね」
散々研究したところ、物理的魔導学的には実現可能だということだけはわかりました。
一人では実現が不可能なので、人脈があるしんちゃんに相談してみましょうか。
作業場を出て、しんちゃんを探します。
♢
「ここにおられましたか。お久しぶりです」
「あら、リーナじゃないの。長旅お疲れ様」
しんちゃんことシンザーン殿下とは仲良くさせていただき言葉も砕けて話す仲ですが、久しぶりの挨拶はしっかりと言葉を選びました。
しんちゃんは鼻歌を歌いながら、外庭の花壇で水やりをしています。
「庭師さんたちはお休みなの?」
ニコリと笑いながら首を横に振りました。
「いーえ、これは趣味よ。園芸も料理も好きだから。特に花は綺麗でしょう? 時間がある時は、好きなものにこうやって、私が直接世話をしたくなるのよね」
「花も殿下に世話をしてもらえて幸せでしょうね」
しばらくの間、花を見ながらゆっくりと時間を過ごします。
水やりを終わるまで待っていました。
「ところで、何か用があって来たのよね?」
「えぇ。相談したいことがあるの」
「……、真面目な顔をしているわね。ひとまず応接室へ行くわよ」
設計図を見せたりするので外よりも中の方が助かります。
しんちゃんと共に応接室へ向かい歩きます。
「ところで、何の相談? ライカルちゃんとのロマンティック作戦なら徹底的に協力するわよ」
「うぅ……」
長旅の馬車の中では、ライカル様とずっと二人きりでした。
唇を交わしたりはしていませんが、そろそろと思ってしまっている私がいます。
でも今は目的を優先しましょうか。
「アルガルデ王国とオービルジェ王国は友好国となりました。今までは馬車で行き来しましたが、もっと速く手軽に移動できる交通手段を作れないかと思いまして」
しんちゃんは歩きながら微笑んでいました。
「馬車よりも速くか……相変わらずリーナはとんでもないことを言うわねぇ。察するに制作ってことかしらね」
「魔道車という乗り物を開発しようかと思っています。設計図までは完成しましたが、部品を作ったり組み立てる技術者がほしくて」
「ふむ……」
話しながら進み、応接室へ到着しました。
中へ入り、より深い相談を始めます。
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