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【オズマ視点6】
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【前書き】
視点変更回になりますので、舞踏会終了直後の時間軸になります。
ーーーーーーーーーー
俺とミーナは、帰り道の馬車内で終始無言状態が続いた。
お互いに考えていることは一緒だろう。
なんでライアンがサバス様と婚約してんだ!?
俺としては、負けてしまった感が半端なく、心を傷つけられた。
そりゃサバス様の顔を見てかっこいいとは思うし、騒ぎになるくらい女性どもがバッタバッタと気絶していくんだから外見では勝ち目はない。
だが!!
婚約していた相手が自分よりも地位も名誉も外見までも上の人間と婚約したのが気に食わない。
そのことばかり考えていて、イライラしていた。
「なぜライアンがあんな男と婚約したんだ!?」
「知らないわよ。どうせ私だって縁談の申し込み断られたのにどうして!?」
「なんだと!? 俺のことをずっと好きって言っていたよな!?」
「そりゃそうだけど、サバス様は別物なの。きっと他の女性陣だって同じことしているわよ。それくらいサバス様は人気者なの」
「あの顔なら仕方ない気もするが……俺は二人からフラれた気分だ」
ライアンは俺からフったはずなのに、どうしてこうも負けた気分になってしまうのだろう。
「でもね、よく考えてよ。あのライアンとサバス様が釣り合うと思う?」
「どういうことだ?」
「あんなにイケメンのサバス様がライアンを捨てるのも時間の問題ってことよ。なんで結婚したのかは知らないけれど、あれだけのイケメンが一途にライアンだけを愛するわけないでしょう。きっと、どこかで不倫をすると思うの」
「ライアンが捨てられると?」
「そう! そこに漬け込んでおけばいいのよ。私たちでサバス様の不倫現場をなんとか抑えて、スキャンダルを起こせばいいの! そうしたらライアンも泣きながら離婚。そうしたら私たちもスッキリできるでしょう?」
相変わらずとんでもないことを企む女だ。
もちろん反対する気などない。
俺だって、ライアンがあれほどの相手と結婚されることには納得がいかないのだ。
「わかった。協力する。作戦はあるのか?」
「いえ、今のところ全く」
「おい!」
「でも今ならワインド家から拝借した大量のお金があるから、なんとかなると思うの」
ミーナは自信満々にそう言うが、俺は少しばかり金に関しては心配だった。
「本当に使っても大丈夫か? ワインド家はついに財産没収になったんだぞ? こっちにもしわ寄せがきて調査されたりしないか?」
「大丈夫でしょう? もしも私まで連帯責任だったら、あの場所で公言しているはずだもの」
「いや、そうじゃなくて、財産没収した額が少ないと疑われたりしないのかと心配しているんだ」
俺だって金に関する知識くらいはある。
国が財産没収するならば、もしかしたら事前に調べたりするんじゃないのかと、改めて心配だったのだ。
「隠しておけばいいでしょ。地下室の金庫にでもしまっておけば」
「ミーナよ……地下室の存在を知っていたのか」
「もちろん。これでもワインド家からバレないようにお金を持ってきたんだから。それくらいの探偵力は持っているつもりよ」
危なかった……。
俺の家に地下室を作っておいた理由は、将来的にミーナのことが飽きてしまった場合、あの部屋で色々とできるんじゃないかと思って保健のために作っていた。
だからこそミーナにも黙っていたんだが、まさか知られていたとは。
改めてミーナの探索力が凄まじいことを知らされた。
家に帰り、ワインド家から拝借した財産は地下室に隠すことにした。
これで一安心か。
ーーーーーーーーーー
【後書き】
次回更新回は、今回のお話と同じ内容のミーナ視点になります。
視点変更回になりますので、舞踏会終了直後の時間軸になります。
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俺とミーナは、帰り道の馬車内で終始無言状態が続いた。
お互いに考えていることは一緒だろう。
なんでライアンがサバス様と婚約してんだ!?
俺としては、負けてしまった感が半端なく、心を傷つけられた。
そりゃサバス様の顔を見てかっこいいとは思うし、騒ぎになるくらい女性どもがバッタバッタと気絶していくんだから外見では勝ち目はない。
だが!!
婚約していた相手が自分よりも地位も名誉も外見までも上の人間と婚約したのが気に食わない。
そのことばかり考えていて、イライラしていた。
「なぜライアンがあんな男と婚約したんだ!?」
「知らないわよ。どうせ私だって縁談の申し込み断られたのにどうして!?」
「なんだと!? 俺のことをずっと好きって言っていたよな!?」
「そりゃそうだけど、サバス様は別物なの。きっと他の女性陣だって同じことしているわよ。それくらいサバス様は人気者なの」
「あの顔なら仕方ない気もするが……俺は二人からフラれた気分だ」
ライアンは俺からフったはずなのに、どうしてこうも負けた気分になってしまうのだろう。
「でもね、よく考えてよ。あのライアンとサバス様が釣り合うと思う?」
「どういうことだ?」
「あんなにイケメンのサバス様がライアンを捨てるのも時間の問題ってことよ。なんで結婚したのかは知らないけれど、あれだけのイケメンが一途にライアンだけを愛するわけないでしょう。きっと、どこかで不倫をすると思うの」
「ライアンが捨てられると?」
「そう! そこに漬け込んでおけばいいのよ。私たちでサバス様の不倫現場をなんとか抑えて、スキャンダルを起こせばいいの! そうしたらライアンも泣きながら離婚。そうしたら私たちもスッキリできるでしょう?」
相変わらずとんでもないことを企む女だ。
もちろん反対する気などない。
俺だって、ライアンがあれほどの相手と結婚されることには納得がいかないのだ。
「わかった。協力する。作戦はあるのか?」
「いえ、今のところ全く」
「おい!」
「でも今ならワインド家から拝借した大量のお金があるから、なんとかなると思うの」
ミーナは自信満々にそう言うが、俺は少しばかり金に関しては心配だった。
「本当に使っても大丈夫か? ワインド家はついに財産没収になったんだぞ? こっちにもしわ寄せがきて調査されたりしないか?」
「大丈夫でしょう? もしも私まで連帯責任だったら、あの場所で公言しているはずだもの」
「いや、そうじゃなくて、財産没収した額が少ないと疑われたりしないのかと心配しているんだ」
俺だって金に関する知識くらいはある。
国が財産没収するならば、もしかしたら事前に調べたりするんじゃないのかと、改めて心配だったのだ。
「隠しておけばいいでしょ。地下室の金庫にでもしまっておけば」
「ミーナよ……地下室の存在を知っていたのか」
「もちろん。これでもワインド家からバレないようにお金を持ってきたんだから。それくらいの探偵力は持っているつもりよ」
危なかった……。
俺の家に地下室を作っておいた理由は、将来的にミーナのことが飽きてしまった場合、あの部屋で色々とできるんじゃないかと思って保健のために作っていた。
だからこそミーナにも黙っていたんだが、まさか知られていたとは。
改めてミーナの探索力が凄まじいことを知らされた。
家に帰り、ワインド家から拝借した財産は地下室に隠すことにした。
これで一安心か。
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【後書き】
次回更新回は、今回のお話と同じ内容のミーナ視点になります。
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