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57 サバス様との危機⁉︎3
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「本日も失礼します」
「お待ちしておりました。どうぞお入りください。サバス様がお待ちです」
王宮にあるサバス様専用個室へ入った。
何度も出入りしているので、外にいる護衛や警備とは顔馴染みになっている。
「失礼します。お身体の具合はいかがでしょうか?」
「やあ……」
いったいどうしてしまったのだろうか。
サバス様のお顔を見ながら挨拶して会釈をしている。
以前ならそんなことをしたらあまりのかっこよさで気絶することすらあったが、今は平気。
だが、今度はサバス様が私の顔を見ようとしてくれない。
私の視線をそらすように挨拶だけして、どこかよそよそしい。
「大丈夫ですか?」
「あぁ」
このとき、私は不安で身体中がブルブルと震えはじめた。
さきほどお父様が言っていたことは本当なのではないだろうか。
もしも今、サバス様に愛想つかされて婚約がなかったことにされたら立ち直れる気がしない。
「これ、今日は家で作ってきたんです……。食べていただけますか?」
「家で?」
「は、はい……」
「そうか」
本当にどうしてしまったのだ……?
サバス様は椅子に座ったまま顔を下げている。
家で作ったものではいけないのか。
いや、そんなことは流石にないと思いたい。
サバス様がそんなひどいことを言わない人だということは、今までのお付き合いの中で重々わかっているつもりだ。
だったらなぜ……。
やはり私のことには愛想がつきているのだろうか。
とにかく、作った料理をテーブルの上に乗せて、私もサバス様の向かい側の椅子に座る。
「いただこう」
「はい、どうぞ!」
サバス様はゆっくりと口にする。
いつもどおり、匂いを嗅いだり目で料理を見ながら分析しながら食べている。
「ふむ……」
「どうでしょうか?」
「あぁ、……その……」
どうして無言なんだ!?
「うむ……」
「え……!?」
もうダメかもしれない。
私の顔を見てもくれない上、味に対する批評も言ってこない。
味が不味いなら不味いでいいから、一言がほしい……。
会話すら成立しないこの空気、気持ちが重くなってしまっている私には耐え難い。
サバス様とは一緒にいられるだけでも大変名誉なことなことくらいはわかっている。
だがそれでも、もう前のように感情を抑えることができない。
こんなに愛してしまった自分を悔やむ。
「ライアン……、すまない」
「私の方こそ申し訳ありません。重すぎて……」
もう確定と言っていいだろう。
悲しくなってしまい涙をこぼしながら謝った。
全てはお父様の言ったとおりだ。
あまりにも幸せな生活を送らせていただいていたから、浮かれていたのだ。
これは私への罰だろう。
「すみません、今日はこれで……」
「ライアン!?」
止めようとしてくれたのだうか、サバス様は少しだけ声を張っていた。
振り向いたとき、私の方を見てくれていた。
だが、目線が合う直前にサバス様は視線をずらす。
「うぅ……!」
もうダメだ。
涙を堪えられず、走って部屋から出てしまった。
「お待ちしておりました。どうぞお入りください。サバス様がお待ちです」
王宮にあるサバス様専用個室へ入った。
何度も出入りしているので、外にいる護衛や警備とは顔馴染みになっている。
「失礼します。お身体の具合はいかがでしょうか?」
「やあ……」
いったいどうしてしまったのだろうか。
サバス様のお顔を見ながら挨拶して会釈をしている。
以前ならそんなことをしたらあまりのかっこよさで気絶することすらあったが、今は平気。
だが、今度はサバス様が私の顔を見ようとしてくれない。
私の視線をそらすように挨拶だけして、どこかよそよそしい。
「大丈夫ですか?」
「あぁ」
このとき、私は不安で身体中がブルブルと震えはじめた。
さきほどお父様が言っていたことは本当なのではないだろうか。
もしも今、サバス様に愛想つかされて婚約がなかったことにされたら立ち直れる気がしない。
「これ、今日は家で作ってきたんです……。食べていただけますか?」
「家で?」
「は、はい……」
「そうか」
本当にどうしてしまったのだ……?
サバス様は椅子に座ったまま顔を下げている。
家で作ったものではいけないのか。
いや、そんなことは流石にないと思いたい。
サバス様がそんなひどいことを言わない人だということは、今までのお付き合いの中で重々わかっているつもりだ。
だったらなぜ……。
やはり私のことには愛想がつきているのだろうか。
とにかく、作った料理をテーブルの上に乗せて、私もサバス様の向かい側の椅子に座る。
「いただこう」
「はい、どうぞ!」
サバス様はゆっくりと口にする。
いつもどおり、匂いを嗅いだり目で料理を見ながら分析しながら食べている。
「ふむ……」
「どうでしょうか?」
「あぁ、……その……」
どうして無言なんだ!?
「うむ……」
「え……!?」
もうダメかもしれない。
私の顔を見てもくれない上、味に対する批評も言ってこない。
味が不味いなら不味いでいいから、一言がほしい……。
会話すら成立しないこの空気、気持ちが重くなってしまっている私には耐え難い。
サバス様とは一緒にいられるだけでも大変名誉なことなことくらいはわかっている。
だがそれでも、もう前のように感情を抑えることができない。
こんなに愛してしまった自分を悔やむ。
「ライアン……、すまない」
「私の方こそ申し訳ありません。重すぎて……」
もう確定と言っていいだろう。
悲しくなってしまい涙をこぼしながら謝った。
全てはお父様の言ったとおりだ。
あまりにも幸せな生活を送らせていただいていたから、浮かれていたのだ。
これは私への罰だろう。
「すみません、今日はこれで……」
「ライアン!?」
止めようとしてくれたのだうか、サバス様は少しだけ声を張っていた。
振り向いたとき、私の方を見てくれていた。
だが、目線が合う直前にサバス様は視線をずらす。
「うぅ……!」
もうダメだ。
涙を堪えられず、走って部屋から出てしまった。
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