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58 サバス様との危機⁉︎4
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「う……うぅっ! もうダメ……終わった」
家に帰ると、ただいまも言わず自分の部屋に飛び込んだ。
誰にも涙は見せたくなかった。
「私がサバス様を愛しすぎてしまって冷められた……。苦しい」
惚れた方が負けとか、どこかの恋愛小説で読んだことはあったけれど、惚れすぎてもダメだったようだ。
この先、サバス様以外の男を愛するなんて不可能。
これはわがままなのだ。
そう分かっていても……、どうしたらいいのだろうか。
勝手に帰ってしまったのは私だし、今回の件できっと更に嫌われてしまったかもしれない。
──コンコン!!
私の部屋のドアをノックする音が聞こえてきた。
ひとりにしてほしい。
涙を軽く拭き、ドアの近くまで行く。
「なんでしょう?」
「わたしだ」
その四文字だけの言葉だけで、胸の鼓動がとても熱くなった。
驚きのあまり勢いよくドアを開けた。
──ドガッ!!!
「いたた……」
「あーーー申し訳ありません!!」
無意識に勢いよく開けてしまったので、サバス様の身体に思いっきり衝突してしまった。
王族に危害を加えてしまったので処刑も考えられる。
むしろこんなドジをした私を裁いて。
「ドアドンは気にしなくともよい」
「それよりも、どうして……」
「心配したのだ……」
その言葉だけでどれだけ救われるだろう……。
今もサバス様は私の顔をチラリと見ては顔を下げたり横を向いたりよそよそしい。
それはともかくとして、ここまで追っかけてきてくださったことがとても嬉しかったのだ。
「先ほどは勝手に帰ってしまい申し訳ございません」
「……何故急に飛び出した? 私は心臓が張り裂けるほど苦しかった……」
「それは……」
しばらく沈黙が続く。
「私のことが嫌になってしまったのか?」
「そんなことありません!! むしろ、サバス様が私のことに愛想がつきたのでしょう!?」
「……? 何をバカなことを言っているのだ?」
サバス様が私の足元あたりに視線を向けながら真顔になっていた。
決して足フェチとかそういうわけではない……はず。
「最近のサバス様は以前と違います……。終始無口で顔も合わせてくれず……」
今言いながら後悔した。
元々私はサバス様の顔を直視できなかった。
同じことをサバス様がしているだけなのに、私はそれがとても悲しくてそのことを口にしてしまったのだから。
「すまない……」
「私も言いすぎました……。申し訳ありません」
いったん部屋の中に入ってもらい、しばらく二人きりで無言の時間が続く。
「私がサバス様に対しての気持ちが重くなって冷めてしまったのでしょう?」
「そんなことはない」
「でも……何かよそよそしく」
目線を合わせてくれないことは黙っておく。
サバス様は今までずっと目線を合わせてもらえず会話していても、一切怒ることがなかったのだから……。
「すまぬ……もう私は自制心がもちそうにない……」
「え?」
そう言ったのも束の間、サバス様は無言で私の身体をそっと抱きしめてきたのだ。
え!!
えー!?
えぇぇぇええっ!?
家に帰ると、ただいまも言わず自分の部屋に飛び込んだ。
誰にも涙は見せたくなかった。
「私がサバス様を愛しすぎてしまって冷められた……。苦しい」
惚れた方が負けとか、どこかの恋愛小説で読んだことはあったけれど、惚れすぎてもダメだったようだ。
この先、サバス様以外の男を愛するなんて不可能。
これはわがままなのだ。
そう分かっていても……、どうしたらいいのだろうか。
勝手に帰ってしまったのは私だし、今回の件できっと更に嫌われてしまったかもしれない。
──コンコン!!
私の部屋のドアをノックする音が聞こえてきた。
ひとりにしてほしい。
涙を軽く拭き、ドアの近くまで行く。
「なんでしょう?」
「わたしだ」
その四文字だけの言葉だけで、胸の鼓動がとても熱くなった。
驚きのあまり勢いよくドアを開けた。
──ドガッ!!!
「いたた……」
「あーーー申し訳ありません!!」
無意識に勢いよく開けてしまったので、サバス様の身体に思いっきり衝突してしまった。
王族に危害を加えてしまったので処刑も考えられる。
むしろこんなドジをした私を裁いて。
「ドアドンは気にしなくともよい」
「それよりも、どうして……」
「心配したのだ……」
その言葉だけでどれだけ救われるだろう……。
今もサバス様は私の顔をチラリと見ては顔を下げたり横を向いたりよそよそしい。
それはともかくとして、ここまで追っかけてきてくださったことがとても嬉しかったのだ。
「先ほどは勝手に帰ってしまい申し訳ございません」
「……何故急に飛び出した? 私は心臓が張り裂けるほど苦しかった……」
「それは……」
しばらく沈黙が続く。
「私のことが嫌になってしまったのか?」
「そんなことありません!! むしろ、サバス様が私のことに愛想がつきたのでしょう!?」
「……? 何をバカなことを言っているのだ?」
サバス様が私の足元あたりに視線を向けながら真顔になっていた。
決して足フェチとかそういうわけではない……はず。
「最近のサバス様は以前と違います……。終始無口で顔も合わせてくれず……」
今言いながら後悔した。
元々私はサバス様の顔を直視できなかった。
同じことをサバス様がしているだけなのに、私はそれがとても悲しくてそのことを口にしてしまったのだから。
「すまない……」
「私も言いすぎました……。申し訳ありません」
いったん部屋の中に入ってもらい、しばらく二人きりで無言の時間が続く。
「私がサバス様に対しての気持ちが重くなって冷めてしまったのでしょう?」
「そんなことはない」
「でも……何かよそよそしく」
目線を合わせてくれないことは黙っておく。
サバス様は今までずっと目線を合わせてもらえず会話していても、一切怒ることがなかったのだから……。
「すまぬ……もう私は自制心がもちそうにない……」
「え?」
そう言ったのも束の間、サバス様は無言で私の身体をそっと抱きしめてきたのだ。
え!!
えー!?
えぇぇぇええっ!?
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