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63 マーレット様のお見合いとミーナの親戚4
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マーレット様とのお茶会当日、私はサバスよりも一足早く到着した。
「本日はお招きくださりありがとうございます」
マーレット様の化粧と服装が完璧なところを察すると、よほど気合が入っているのだろう。
だが、動きがぎこちない。
「ライアンさん……、私ってば緊張してしまっていますわ。どうしましょう……」
「ひとまず落ち着いてくださいね」
とは言ってみたものの、無理もないか。
今となっては慣れたものだが、サバスと初めて会った頃は緊張しすぎでまともに会話すらできなかったのだから。
「はぁ……、もしも紹介してくださるというお方が一緒に来てくだされば少しは気が紛れますのに」
「本来は緊張する相手が逆だと思いますけどね」
「申し訳ないですけれど、サバス様よりも外見が良い男は世界を探しまわってもいないと断言できますわ。緊張しても仕方ないでしょう」
婚約者がベタ褒めされてて自分ごとのように嬉しくなってしまう。
浮かれ気分が出そうなので、なんとか抑えておく。
「すまぬ、遅くなった」
サバスが到着した。
……のはいいのだが、横にいるイケメン男子は誰だ?
サバスの護衛や部下にあのようなお方はいなかったはずだが。
「この度は突然のことで大変申し訳ない。オービット=サイファーです。どうかよろしく。だがその前に──」
「ここここ……この度は御足労いただきありがとうございますですわ!! マーレット=サイレイスと申します」
マーレット様は緊張しすぎているのではないだろうか。
オービット様が何か言おうとしていたようだが、割って挨拶してしまった。
「う、うむ。よろしく頼む」
私の気にし過ぎだったか。
オービット様は会話を流してしまったようなので、続けて私も挨拶しようか。
「お初にお目にかかります。ライアン=ハイファルレと申します」
「すまぬ。オービットが是非にとも言うので連れてきてしまった」
「むしろ大歓迎ですわ」
マーレット様がやたらと緊張しているようだ。
だが、さっきよりは幾分マシな気がする。
まさかマーレット様に紹介する縁談相手を連れてきてしまうとは……。
サバスがマーレット様に頭を下げて謝る。
「事前に連絡もなかったのにすまない」
「いえ、私としてはむしろ有難いですわ。サイファー様、よろしくお願いいたします」
「サバスさんよ……どうやら僕はあまりにも場違いなところへ来てしまったようだが……。美男美女に囲まれたら立場がないではないか。それよりもあの話──」
「私は美男ではないから問題ないだろう?」
「……。良い加減に自分自身の顔を鏡で見てもらいたいが……」
オービット様は誰が見てもカッコいいと思えるような容姿とスタイルを兼ね揃えていると思う。
そんなお方に美女と言われてしまうと少々こそばゆい。
ところで、さっきからオービット様は何かを言いたそうなようだけれど……。
「あ、あの……サイファー様。失礼ですが私などとお話しをしていただけるのです?」
マーレット様が申し訳なさそうに聞いているが、オービット様はにこりと微笑んだ。
「もちろん! マーレットさんのような美しいお方とお話ができてむしろ光栄だよ」
「ひい……も、もったいないお言葉ですわ」
どうやら、脈ありの雰囲気だな。
マーレット様は顔を真っ赤にしながらモジモジしていて可愛い。
オービット様もマーレット様の顔を見ては逸らし、再び見ながら恥ずかしがっているようにみえる。
「ここは二人に任せて、私たちは別の場所で飲みましょうか?」
「うむ、そうだな」
「それはダメですわ!!」
「サバスさん! 僕を一人にしないでくれ!」
まさかのまさか、拒否されてしまった。
二人きりで話してたほうが進展もするかと思ったが、ダメらしい。
「本日はお招きくださりありがとうございます」
マーレット様の化粧と服装が完璧なところを察すると、よほど気合が入っているのだろう。
だが、動きがぎこちない。
「ライアンさん……、私ってば緊張してしまっていますわ。どうしましょう……」
「ひとまず落ち着いてくださいね」
とは言ってみたものの、無理もないか。
今となっては慣れたものだが、サバスと初めて会った頃は緊張しすぎでまともに会話すらできなかったのだから。
「はぁ……、もしも紹介してくださるというお方が一緒に来てくだされば少しは気が紛れますのに」
「本来は緊張する相手が逆だと思いますけどね」
「申し訳ないですけれど、サバス様よりも外見が良い男は世界を探しまわってもいないと断言できますわ。緊張しても仕方ないでしょう」
婚約者がベタ褒めされてて自分ごとのように嬉しくなってしまう。
浮かれ気分が出そうなので、なんとか抑えておく。
「すまぬ、遅くなった」
サバスが到着した。
……のはいいのだが、横にいるイケメン男子は誰だ?
サバスの護衛や部下にあのようなお方はいなかったはずだが。
「この度は突然のことで大変申し訳ない。オービット=サイファーです。どうかよろしく。だがその前に──」
「ここここ……この度は御足労いただきありがとうございますですわ!! マーレット=サイレイスと申します」
マーレット様は緊張しすぎているのではないだろうか。
オービット様が何か言おうとしていたようだが、割って挨拶してしまった。
「う、うむ。よろしく頼む」
私の気にし過ぎだったか。
オービット様は会話を流してしまったようなので、続けて私も挨拶しようか。
「お初にお目にかかります。ライアン=ハイファルレと申します」
「すまぬ。オービットが是非にとも言うので連れてきてしまった」
「むしろ大歓迎ですわ」
マーレット様がやたらと緊張しているようだ。
だが、さっきよりは幾分マシな気がする。
まさかマーレット様に紹介する縁談相手を連れてきてしまうとは……。
サバスがマーレット様に頭を下げて謝る。
「事前に連絡もなかったのにすまない」
「いえ、私としてはむしろ有難いですわ。サイファー様、よろしくお願いいたします」
「サバスさんよ……どうやら僕はあまりにも場違いなところへ来てしまったようだが……。美男美女に囲まれたら立場がないではないか。それよりもあの話──」
「私は美男ではないから問題ないだろう?」
「……。良い加減に自分自身の顔を鏡で見てもらいたいが……」
オービット様は誰が見てもカッコいいと思えるような容姿とスタイルを兼ね揃えていると思う。
そんなお方に美女と言われてしまうと少々こそばゆい。
ところで、さっきからオービット様は何かを言いたそうなようだけれど……。
「あ、あの……サイファー様。失礼ですが私などとお話しをしていただけるのです?」
マーレット様が申し訳なさそうに聞いているが、オービット様はにこりと微笑んだ。
「もちろん! マーレットさんのような美しいお方とお話ができてむしろ光栄だよ」
「ひい……も、もったいないお言葉ですわ」
どうやら、脈ありの雰囲気だな。
マーレット様は顔を真っ赤にしながらモジモジしていて可愛い。
オービット様もマーレット様の顔を見ては逸らし、再び見ながら恥ずかしがっているようにみえる。
「ここは二人に任せて、私たちは別の場所で飲みましょうか?」
「うむ、そうだな」
「それはダメですわ!!」
「サバスさん! 僕を一人にしないでくれ!」
まさかのまさか、拒否されてしまった。
二人きりで話してたほうが進展もするかと思ったが、ダメらしい。
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