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70 大舞踏会3
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「今回の婚約に至るまでの間に、私は色々学ばさせていただきましたわ」
マーレット様が私のほうをチラリと向き、ニコリと微笑んだ。
「特に、ライアン=ハイファルレさんと仲良くさせていただいてからは、今までの私の行いも反省すべき点をいくつも発見することができましたの」
マーレット様の発言で、どよめきがおこってしまった。
私自身が一番驚いている。
マーレット様は子爵令嬢だ。
対して私は男爵令嬢で一番身分の低い立ち位置である。
大事な挨拶の場面だというのに、私を名指しで持ち上げてくれるなんて信じられなかった。
「別に驚くことでもありませんわ。今回の婚約も、ライアンさんがいなかったら成立できなかったと言っても過言ではありませんし」
「ちょ……マーレット様、そのへんに……」
「事実を言っているだけですもの。ライアンさんは素晴らしいお方ですし、大好きですもの。今後もオービット様と一緒に、新しい家族ぐるみでのお付き合いを希望しますわ」
はぁ、マーレット様はすごいお方だ。
最初こそ緊張していたが、ステージに立ってしまえば自分の世界に引き込むことができる。
更に、自分たちの祝福の場であるにもかかわらず、私のことをこんなにも紹介してくれるだなんて……。
「続いて、ライアン=ハイファルレ殿とサバス=トリコロエルよ、出てきたまえ」
陛下がついに私の名前を呼んだ。
以前にも婚約発表をしたことはあったが、あのときはハプニングだらけで認識すら曖昧なものとなってしまった。
今回はそうならないように、事前にサバスはお面を……かぶっていないじゃないか!
また素顔をさらして会場が大騒ぎになってしまう……。
前回のような展開は勘弁して欲しいのに。
「ひゃーーー、サバス様がぁ……」
「神々しい……」
「まさに人類の神」
その場で蹲み込んだり気絶したりする人まで続出している。
しかも前回のような一部の人間だけしか参加しなかった舞踏会とは規模が違う。
「ライアンよ、安心したまえ。前回のことを反省し、事前に医師や看護師を総動員させてある。輸血の準備も万全だよ」
「いや、そもそも看護師も気絶してるんですけど……」
「ふむ……不思議な現象だ。最近の舞踏会ではどうもおかしなことが起こってばかりだ」
無頓着もいいところだ。
原因がサバス様のお顔に見惚れて気絶したなどと言えるわけはないが。
だが、前回のときに免疫がついたからだろうか。
全員が気絶してしまうほどの騒ぎにはなっていない。
よし、これならまだ続けられそうだ。
ーーーーーーーーーー
【後書き】
久しぶりに新作のお知らせです。
『新米ドケチ国王が節約に本気を出したので、国が崩壊しそうです~聖女の私もリストラされたので、近隣の国で祈ってたら幸せな国になってきました~』
昨日プライベートで、ふんがぁぁぁってなってしまい、勢いで書いた作品です(笑)
ただ、書いてて楽しいなぁと思えたので、結構良い感じの物語になりそうな予感がします。
是非是非、よろしくお願いいたします。
マーレット様が私のほうをチラリと向き、ニコリと微笑んだ。
「特に、ライアン=ハイファルレさんと仲良くさせていただいてからは、今までの私の行いも反省すべき点をいくつも発見することができましたの」
マーレット様の発言で、どよめきがおこってしまった。
私自身が一番驚いている。
マーレット様は子爵令嬢だ。
対して私は男爵令嬢で一番身分の低い立ち位置である。
大事な挨拶の場面だというのに、私を名指しで持ち上げてくれるなんて信じられなかった。
「別に驚くことでもありませんわ。今回の婚約も、ライアンさんがいなかったら成立できなかったと言っても過言ではありませんし」
「ちょ……マーレット様、そのへんに……」
「事実を言っているだけですもの。ライアンさんは素晴らしいお方ですし、大好きですもの。今後もオービット様と一緒に、新しい家族ぐるみでのお付き合いを希望しますわ」
はぁ、マーレット様はすごいお方だ。
最初こそ緊張していたが、ステージに立ってしまえば自分の世界に引き込むことができる。
更に、自分たちの祝福の場であるにもかかわらず、私のことをこんなにも紹介してくれるだなんて……。
「続いて、ライアン=ハイファルレ殿とサバス=トリコロエルよ、出てきたまえ」
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今回はそうならないように、事前にサバスはお面を……かぶっていないじゃないか!
また素顔をさらして会場が大騒ぎになってしまう……。
前回のような展開は勘弁して欲しいのに。
「ひゃーーー、サバス様がぁ……」
「神々しい……」
「まさに人類の神」
その場で蹲み込んだり気絶したりする人まで続出している。
しかも前回のような一部の人間だけしか参加しなかった舞踏会とは規模が違う。
「ライアンよ、安心したまえ。前回のことを反省し、事前に医師や看護師を総動員させてある。輸血の準備も万全だよ」
「いや、そもそも看護師も気絶してるんですけど……」
「ふむ……不思議な現象だ。最近の舞踏会ではどうもおかしなことが起こってばかりだ」
無頓着もいいところだ。
原因がサバス様のお顔に見惚れて気絶したなどと言えるわけはないが。
だが、前回のときに免疫がついたからだろうか。
全員が気絶してしまうほどの騒ぎにはなっていない。
よし、これならまだ続けられそうだ。
ーーーーーーーーーー
【後書き】
久しぶりに新作のお知らせです。
『新米ドケチ国王が節約に本気を出したので、国が崩壊しそうです~聖女の私もリストラされたので、近隣の国で祈ってたら幸せな国になってきました~』
昨日プライベートで、ふんがぁぁぁってなってしまい、勢いで書いた作品です(笑)
ただ、書いてて楽しいなぁと思えたので、結構良い感じの物語になりそうな予感がします。
是非是非、よろしくお願いいたします。
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