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7 【ザグレーム視点】金塊売ってしまうか
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「どうするのです!? もう王都から逃げられないですよ! このまま潔く捕まってしまう方が……」
「何をバカなことを言っているのだ!? そんなことをすれば確実に俺たちは破滅だ。将来を誓い合ったシャーラと離れ離れになりたくない!」
今まで沢山の女を抱いてきた。これからも女は性欲処理道具として考えていた。
だが、シャーラだけは違ったのだ。
これほど美しく、しかも俺のことを大事にしてくれた女はいない。
だからこそ、何がなんでもシャーラと共に過ごすために必死になっているのだ。
「でも……王都から出れなければいずれ捕まるんじゃ……」
「いや、方法はあるはずだ! 考えよう。そのためにもまずは予定変更だ。金を作る必要が出てきたからな。少々もったいないが、金塊を売ってしまおう」
「でもこれは他国で売るのではなかったのですか?」
「他国へ逃げる前に捕まっては意味がないだろう。それに、シャーラと他国へ逃げてから金を作れば良いのだから」
らしくもないことを言ってしまったが本心だ。
どうせ俺たちは既に犯罪者のレッテルを被っている。
一度経験してしまえば恐れることなどない。
他国へ行っても何かした奪って金にすれば生きていけるだろう。
「わかりました。ザグレーム様の言うとおりにしますわ」
早速金塊を買い取ってくれる店へ向かった。
本来ならば、適当な民間人に代理を頼みたいのだが、それでは中間マージンが発生してしまう。
現金はしっかりと全額受け取りたいので、ここは多少のリスクを背負ってでも俺が行かなければならないだろう。
「らっしゃーい!」
うわぁ……やたらとガタイが良いオッサンだ。こんな奴と喧嘩したら間違いなく殺されるだろうな。
「金魂を買い取って欲しいんだが」
メアリーナの金庫部屋から奪ってきた金塊を半分ほど出した。
「あいよ! 検査が必要だからしばらく店内で待っててくれ」
おそらく一億円程度にはなるはずだ。
この大金があれば、ギルド冒険者へ脱出する依頼をしたり、もしくは裏組織の人間を雇って非合法で国から脱出することだってできるかもしれない。
とにかく今は出し惜しみしてはいけないのだ。
「ちょっと……お客さーん……」
妙な顔をしながらガタイの良い先程の店員が出てきた。
あの金塊はメアリーナの部屋から盗み出したものだ。
つまり正真正銘本物の金塊なんだから心配することはない。
おそらく量が多すぎて支払いが足りないとでもいうのだろう。
「これ、中身に重量を加えた偽物ですぜ! ただの鉄の塊なんだが」
「「え!?」」
声を揃えて驚いてしまった。
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【後書き】
新作のお知らせです。
新作『姉に婚約者を奪われ、役立たずと言われ家からも追放されたので、隣国で幸せに生きます』
こちらも是非宜しくお願い致します。
「何をバカなことを言っているのだ!? そんなことをすれば確実に俺たちは破滅だ。将来を誓い合ったシャーラと離れ離れになりたくない!」
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「でも……王都から出れなければいずれ捕まるんじゃ……」
「いや、方法はあるはずだ! 考えよう。そのためにもまずは予定変更だ。金を作る必要が出てきたからな。少々もったいないが、金塊を売ってしまおう」
「でもこれは他国で売るのではなかったのですか?」
「他国へ逃げる前に捕まっては意味がないだろう。それに、シャーラと他国へ逃げてから金を作れば良いのだから」
らしくもないことを言ってしまったが本心だ。
どうせ俺たちは既に犯罪者のレッテルを被っている。
一度経験してしまえば恐れることなどない。
他国へ行っても何かした奪って金にすれば生きていけるだろう。
「わかりました。ザグレーム様の言うとおりにしますわ」
早速金塊を買い取ってくれる店へ向かった。
本来ならば、適当な民間人に代理を頼みたいのだが、それでは中間マージンが発生してしまう。
現金はしっかりと全額受け取りたいので、ここは多少のリスクを背負ってでも俺が行かなければならないだろう。
「らっしゃーい!」
うわぁ……やたらとガタイが良いオッサンだ。こんな奴と喧嘩したら間違いなく殺されるだろうな。
「金魂を買い取って欲しいんだが」
メアリーナの金庫部屋から奪ってきた金塊を半分ほど出した。
「あいよ! 検査が必要だからしばらく店内で待っててくれ」
おそらく一億円程度にはなるはずだ。
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つまり正真正銘本物の金塊なんだから心配することはない。
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「「え!?」」
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