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9 ザザンガ視点 言い逃れ
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なんということだ……。
まさかエイプリーまで順序を守れない人間だったとは……。
オママゴトだったのかはよく覚えてはいないが、そもそもおかしいだろう!
そんな屁理屈が通るのならば、オママゴト中にキスしたり、更にそれ以上のことをしたとしても、オママゴトというワードで全てが許されてしまうじゃないか!
つまり、エイプリーは僕のことを騙した。
僕との婚約をすっかり忘れていたのに、新たな婚約が決まって咄嗟にごまかしてきたに違いない。
エイプリーはあれだけ可愛いんだから、順番を破るなんて悪事は働かないはずだ。
はぁ、僕は騙されてしまった上にまた上位貴族の人間に割り込まれてしまった。
ため息を吐きながら家へと帰宅した。
「お帰りザザンガ。確か今日は婚約者と会っていたのだろう? いつ紹介してくれるのだ?」
「ほへ!?」
しまった! 同時にドアも閉まった。
「何をふざけた顔をしているのだ? あれだけ威勢よく私に歯向かったのだから、それ相応の婚約者を紹介してくれるのだろう?」
もういないんです、などととても言えるものか。
「えーと、その……紹介はしたいんですけど、あの子は実は病弱でしてね、健康状態が良好の時にでも紹介したいなぁなんて思っているんですよ」
別に嘘はついていない。エイプリーは僕との大事な婚約も忘れてしまった女だ。脳の病気である可能性がある。
父上も、そうかそうかと頷いてくれている。
「そうか、ならばこちらとしても放っておけんな。両親とご挨拶をし、僅かながら援助も考えるとしよう」
父上! なんでこういうときに限って大盤振る舞いするのですか!?
僕が小さい頃に転んで怪我をしたときには、唾でも付けておけと言われただけで資金援助はされませんでしたよ!
「両親は……実はまだあったことがなくてですね、ま、まずは僕が会ってからの方がいいと思うんですよ!」
「ふむ、それもそうだな。これに関しては順番だけしっかり守ろうとするザザンガの提案を評価しよう」
よし、これでひとまず一時凌ぎはできた。
自室へ戻ってベッドへダイブした。
さて、ここで問題が浮上してしまった。
幼馴染のエイプリーは、もはや病的に頭が悪いからどうすることもできないだろう。
かと言って、僕が大急ぎでその辺の人間を捕まえて口説くようなこともまずできない。
流石に自分の容姿のことくらいは理解しているし。
だとすれば答えは一つだ。
「ジュリーン……、改めて君に婚約を申し込むしかないな」
あれ……もしかしたら、そうなったら慰謝料も払わなくていいんだよな。
だって結局家族になるわけだしお金だって二人のもの。
つまり慰謝料も僕のものということになるじゃないか。
僕って天才だったんだな。
よし、早速明日にでもジュリーンと会って婚約を申し込もう。
あんなに円満に婚約破棄できたんだ。
もしも僕がやっぱり結婚しようって言い出したら目ん玉飛び出るくらい驚いて、嬉し涙も流すんだろうな。
楽しみになってきたぞ。
まさかエイプリーまで順序を守れない人間だったとは……。
オママゴトだったのかはよく覚えてはいないが、そもそもおかしいだろう!
そんな屁理屈が通るのならば、オママゴト中にキスしたり、更にそれ以上のことをしたとしても、オママゴトというワードで全てが許されてしまうじゃないか!
つまり、エイプリーは僕のことを騙した。
僕との婚約をすっかり忘れていたのに、新たな婚約が決まって咄嗟にごまかしてきたに違いない。
エイプリーはあれだけ可愛いんだから、順番を破るなんて悪事は働かないはずだ。
はぁ、僕は騙されてしまった上にまた上位貴族の人間に割り込まれてしまった。
ため息を吐きながら家へと帰宅した。
「お帰りザザンガ。確か今日は婚約者と会っていたのだろう? いつ紹介してくれるのだ?」
「ほへ!?」
しまった! 同時にドアも閉まった。
「何をふざけた顔をしているのだ? あれだけ威勢よく私に歯向かったのだから、それ相応の婚約者を紹介してくれるのだろう?」
もういないんです、などととても言えるものか。
「えーと、その……紹介はしたいんですけど、あの子は実は病弱でしてね、健康状態が良好の時にでも紹介したいなぁなんて思っているんですよ」
別に嘘はついていない。エイプリーは僕との大事な婚約も忘れてしまった女だ。脳の病気である可能性がある。
父上も、そうかそうかと頷いてくれている。
「そうか、ならばこちらとしても放っておけんな。両親とご挨拶をし、僅かながら援助も考えるとしよう」
父上! なんでこういうときに限って大盤振る舞いするのですか!?
僕が小さい頃に転んで怪我をしたときには、唾でも付けておけと言われただけで資金援助はされませんでしたよ!
「両親は……実はまだあったことがなくてですね、ま、まずは僕が会ってからの方がいいと思うんですよ!」
「ふむ、それもそうだな。これに関しては順番だけしっかり守ろうとするザザンガの提案を評価しよう」
よし、これでひとまず一時凌ぎはできた。
自室へ戻ってベッドへダイブした。
さて、ここで問題が浮上してしまった。
幼馴染のエイプリーは、もはや病的に頭が悪いからどうすることもできないだろう。
かと言って、僕が大急ぎでその辺の人間を捕まえて口説くようなこともまずできない。
流石に自分の容姿のことくらいは理解しているし。
だとすれば答えは一つだ。
「ジュリーン……、改めて君に婚約を申し込むしかないな」
あれ……もしかしたら、そうなったら慰謝料も払わなくていいんだよな。
だって結局家族になるわけだしお金だって二人のもの。
つまり慰謝料も僕のものということになるじゃないか。
僕って天才だったんだな。
よし、早速明日にでもジュリーンと会って婚約を申し込もう。
あんなに円満に婚約破棄できたんだ。
もしも僕がやっぱり結婚しようって言い出したら目ん玉飛び出るくらい驚いて、嬉し涙も流すんだろうな。
楽しみになってきたぞ。
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