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再び聖女として活動していきます
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「やはりそういう気分にはなれないか……?」
「いえ、むしろビックリしていて……。私をこの国で聖女として使ってくださるのですか!?」
「むろんだ。むしろ、こちらから頼みたいくらいだ」
横でアメリがおめでとうと言わんばかりの表情をしてくれた。
「ひとつお願いがございます」
「言ってみたまえ。できる限りのことは叶えよう」
「アメリも、この国の一員に迎え入れていただけませんか?」
私がそう提案すると、ジオン殿下が真っ先に表情が変化した。
とてもわかりやすい満面の笑みといった感じに。
「願ったり叶ったりだ。兄上、当然許可を」
「うぅむ……」
なぜかクラフト陛下の表情が微妙になっていた。
どうしてここでそんな顔になってしまうのか疑問だった。
「ジオンよ……、アメリ殿を迎え入れたからと言って、国務を疎かにするようなことはしないでもらいたい」
「う……、大丈夫です。努力するんで!!」
ジオン殿下がアタフタしながら答える。
それを見ていたアメリの顔が赤らめてきた。
ここでようやく、二人の関係性が理解できたのだ。
「イデアよ、他に頼みはないのか?」
「はい、今のところは。あ……大変言いにくいことではありますが……」
「構わぬよ。言ってみたまえ」
「年俸ですが、金貨一枚はいただけるのでしょうか?」
「は!?」
しまった……。
やはり怒らせてしまったようだ。
今の私に取っては年俸は生きていくための命綱。
こんなこと聞きたくはなかったが、仕事をしていく上では確認が絶対に必要だったのだ……。
「なにをふざけたことを言っているのだ?」
「そうですよね……。申し訳ありません」
金貨一枚あれば民衆の初勤務から半年分くらいの対価である。
それがブラークメリル王国では私の年俸だった。
「イデアの実力をまだ見たわけではないが、噂通りの実力者ならば、たかが金貨一枚を報酬にするわけがないだろう!!」
「はい!?」
「少なすぎると言っているのだ。ギャグのつもりか?」
そもそも私は聖女っていくらくらいの対価なのかがわかっていない。
比べる相手もいなければ、他国の聖女の情報など全く入ってこなかったからである。
ただ、クラフト陛下の慌てっぷりの態度を見る感じだと、年俸で金貨一枚は相場として合わないのだということだけはよくわかった。
つまり、ブラークメリル王国の前国王陛下の時点から、経費削減は始まっていたのだろう。
それがロブリー陛下になったことで、より激しくなったということか。
「いえ、金貨一枚あれば一年生きていけますから……、安心しました」
「もしかして、イデアは今まで年俸金貨一枚であの国全体の加護をたった一人で……?」
「そうですが」
「「ありえん!!」」
二人のイケメンが声を揃えてそう叫んだ。
むしろ怒鳴っているが正しい。
私もアメリも、経費削減のために散々な思いをしてきたが、やはり比べる部分がなかったため、これが当たり前なのだと思っていたのだ。
「報酬の件はイデアが想定しているよりはマシだから心配する必要はあるまい。アメリも御者の仕事をこちらから提供することにしよう」
「ありがとうございます! 私も、馬の餌代さえいただければ文句はございません!」
「二人とも遠慮しすぎだ。いや、そのように洗脳させられてしまったのだろうな……」
私とアメリで顔を見合わす。
どうやらブラークメリル王国での常識は捨てた方がいいのかもしれない。
「早速だが、イデアの力を見せていただけるか?」
「あ、はい……。もちろんですが……」
そう言った瞬間、私の我慢がピークを迎えてしまったようだ。
アメリも移民ができて安心したというのもあるかもしれない。
やはり、一週間もの間、雑草と木のみだけでは体力が保たなかったのだ。私は皆が見ている中で意識を失ってしまった。
「いえ、むしろビックリしていて……。私をこの国で聖女として使ってくださるのですか!?」
「むろんだ。むしろ、こちらから頼みたいくらいだ」
横でアメリがおめでとうと言わんばかりの表情をしてくれた。
「ひとつお願いがございます」
「言ってみたまえ。できる限りのことは叶えよう」
「アメリも、この国の一員に迎え入れていただけませんか?」
私がそう提案すると、ジオン殿下が真っ先に表情が変化した。
とてもわかりやすい満面の笑みといった感じに。
「願ったり叶ったりだ。兄上、当然許可を」
「うぅむ……」
なぜかクラフト陛下の表情が微妙になっていた。
どうしてここでそんな顔になってしまうのか疑問だった。
「ジオンよ……、アメリ殿を迎え入れたからと言って、国務を疎かにするようなことはしないでもらいたい」
「う……、大丈夫です。努力するんで!!」
ジオン殿下がアタフタしながら答える。
それを見ていたアメリの顔が赤らめてきた。
ここでようやく、二人の関係性が理解できたのだ。
「イデアよ、他に頼みはないのか?」
「はい、今のところは。あ……大変言いにくいことではありますが……」
「構わぬよ。言ってみたまえ」
「年俸ですが、金貨一枚はいただけるのでしょうか?」
「は!?」
しまった……。
やはり怒らせてしまったようだ。
今の私に取っては年俸は生きていくための命綱。
こんなこと聞きたくはなかったが、仕事をしていく上では確認が絶対に必要だったのだ……。
「なにをふざけたことを言っているのだ?」
「そうですよね……。申し訳ありません」
金貨一枚あれば民衆の初勤務から半年分くらいの対価である。
それがブラークメリル王国では私の年俸だった。
「イデアの実力をまだ見たわけではないが、噂通りの実力者ならば、たかが金貨一枚を報酬にするわけがないだろう!!」
「はい!?」
「少なすぎると言っているのだ。ギャグのつもりか?」
そもそも私は聖女っていくらくらいの対価なのかがわかっていない。
比べる相手もいなければ、他国の聖女の情報など全く入ってこなかったからである。
ただ、クラフト陛下の慌てっぷりの態度を見る感じだと、年俸で金貨一枚は相場として合わないのだということだけはよくわかった。
つまり、ブラークメリル王国の前国王陛下の時点から、経費削減は始まっていたのだろう。
それがロブリー陛下になったことで、より激しくなったということか。
「いえ、金貨一枚あれば一年生きていけますから……、安心しました」
「もしかして、イデアは今まで年俸金貨一枚であの国全体の加護をたった一人で……?」
「そうですが」
「「ありえん!!」」
二人のイケメンが声を揃えてそう叫んだ。
むしろ怒鳴っているが正しい。
私もアメリも、経費削減のために散々な思いをしてきたが、やはり比べる部分がなかったため、これが当たり前なのだと思っていたのだ。
「報酬の件はイデアが想定しているよりはマシだから心配する必要はあるまい。アメリも御者の仕事をこちらから提供することにしよう」
「ありがとうございます! 私も、馬の餌代さえいただければ文句はございません!」
「二人とも遠慮しすぎだ。いや、そのように洗脳させられてしまったのだろうな……」
私とアメリで顔を見合わす。
どうやらブラークメリル王国での常識は捨てた方がいいのかもしれない。
「早速だが、イデアの力を見せていただけるか?」
「あ、はい……。もちろんですが……」
そう言った瞬間、私の我慢がピークを迎えてしまったようだ。
アメリも移民ができて安心したというのもあるかもしれない。
やはり、一週間もの間、雑草と木のみだけでは体力が保たなかったのだ。私は皆が見ている中で意識を失ってしまった。
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