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第7章「白刃は銀色に輝く」
第110話「さあ踊りましょう 昨日の晩と同じように」
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規模の大きい戦場であろうとも、ファンのやる事はは然程、変わらない。ファンは御流儀の技を存分に振るうのみ。
ただし規模が大きくなれば、勝手は変わってくるが。
非時といえども殺傷力を持つ範囲は刃物と同じ。敵の首を断とうとすれば、一振りで斬れる敵は一人だけ。しかも切っ先の加速は構えと共にあり、敵を斬って尚、初太刀の初速を発揮できる者などいようはずもない。
――斬れるのは、前方120度だけ!
その範囲に敵を捉え、敵の範囲から外れる事を繰り返すファンは、傍目に見れば水を得た魚の如しだっただろうが、振るっている本人は決して楽勝ではない。
「こっちは、ちょっと楽だ」
ファンと背中合わせになっているヴィーは、赤く熱を持っているヴァラー・オブ・ドラゴンを振るいながら、軽口めいた言葉をかけた。電磁波振動剣は、振動によって貯めた熱が、速度の鈍った切っ先に力を貸している。
それでも一振りで二人、或いは三人を切り捨てるのはヴィーの腕だ。
「心強い!」
返すファンは、お陰で正面の一人を斬れば済む。
背中合わせで同じ構えを取る二人の動きは、まさに一心同体。
即ち二刀流の魔神が戦場にいるに等しいが、やはりそれも傍から見れば、と注釈がつく。
ヴィーにも焦りは確実に存在する。
「まだダメか?」
主語を省略するヴィーが訊ねているのは、精神感応式振動剣になる讃州旺院非時陰歌の事。
しかし未だ、ファンの手にあるのは非時だ。
「ダメだ! エルの意識がない!」
ファンは、自分が構える非時にエルの意志を感じられない事に渋い顔をさせられる。しかし、これが通常の精剣だ。精剣になると同時に女の意識は断たれる。アブノーマル化したあの日、エルが意識を保てていた事の方が異常だった。
――異常だからアブノーマル化か!
ファンも仕方ない事だと分かっている。ヴィーとて同じ。
「なら、続けるぞ!」
ヴィーは咎めない。
「まだ十分、斬れる」
ファンが扱うならば、非時こそが最良、最高の武器なのだと、ヴィーも思っている。振動剣は振るう者が斬れる対象は容易くしてくれるが、斬れないものまで斬れるようになる無敵の武器ではない。
二刀流の魔神と化した二人が斬り込む。
最前線までの活路を切り開けば、インフゥを背負ったまま、奮闘中のコバックが見えた。
「インフゥ、大丈夫!?」
ライジングムーンが旋回する空間は危険窮まるが、ファンとヴィーに恐れはない。背中合わせの態勢から、ファンはヴィーと並ぶ位置へと立ち位置を変える。
「コバックさん!」
ファンが右、ヴィーが左と、コバックを挟み撃ちにしようとしていた死人へ刃を振るい、インフゥを庇える場所に陣取った。
「インフゥは……立てないか?」
ファンは死んでいるか生きているかなどは聞かなかった。生きているに決まっている。
「痛くて……集中できない。ごめんなさい」
コバックの背で、インフゥは声を掠れさせているが、それに対するファンは、師として甘やかす言葉など吐けない。
「なら、立てるようになるまで休憩していろ。立てるようになったら戻ってこい」
ヴィーも同様だ。
「コバックさんに甘える事になるからな。悲しませるなよ。喜ばせろ」
二人とも下がって休んでいろとはいわない。
言葉は少なく、斬撃を放つ方を優先する。ただ斬れば斬る程、それこそ後から後から出てくるのだから、ファンも苛立ちは収まらないが。
――減らないな。
ファンがチッチッと二度、続けた舌打ちに、ヴィーは抑えきれない苛立ちを感じている。
「それでも進んでる。こっちが押してるさ」
ヴィーから出ているのも気休めにしか過ぎないのだが、前線が押し上げられているのは確かだ。成る程、フミの言う通り、隣人を殺された村人は戦闘にならなくなった者も数多く、陣形を保持できているとはいい難いが、それでもファンとヴィーは遺跡の入り口が見える位置まで進んでいる。
そこはフミの声すら聞こえる位置だ。
「側面を崩せ」
目標に殺到するしかない死人だが、疲れ知らずならば今の状況をひっくり返せる。
「横を崩される!」
ファンの意識がそちらへ向くのだが、
「お前は行くな!」
野太い男の声がファンを打った。
「隙ができたって事は、敵は全力でそこを突くって事だろうが」
精剣を手にした店主だ。
「側面には俺が行くから、お前たちは懐へ飛び込め」
店主の振るう精剣に眩しい程、赤い光が宿る。放つのは、因縁のスキル――。
「灼熱砲!」
あの時、村で最も横暴に振る舞っていた剣士と同じ精剣だった。
「皮肉なもんだ。妹に宿ってた精剣が、あんな奴と同じだったなんてな」
苦笑いしてみせる店主に、ファンの表獣が一度だけ剣士から旅芸人へと戻る。
「あんま、いい火加減じゃないッスね。それじゃチキンは焼けないし、妹さんに手伝ってもらって、甥っ子にどんどん運んでもらわないと、勝った後に焼くチキンは追い付かないッスよ」
「ああ、こんな事より、料理してる方がずっといいな!」
笑い合い、店主は死人の群れへと駆けていった。死ぬ気などない。あるのは勝つ気だけだという笑いだ。
崩されるどころか押し返す態勢に入れれば、中央を支えていたパトリシアが動く。
「なら、一気に行け!」
しかし中央を支えていたパトリシアが前線へ上がってきたという事は、双方共に陣形を保てていないという事でもある。ヴィーはパトリシアとユージンを一瞥し、
「もう陣形も何もないな」
ヴィーに対し、ユージンは皮肉な笑みを見せていた。
「最初からねェだろ。烏合の衆と、頭のいい振りしかできない元領主の戦いだぞ?」
華々しい会戦になる方がおかしい。
「グダグダで当然。歓声なんぞ有り得ないし、祝福の音楽だってねェよ」
パトリシアもいつの間にか苦笑いが浮かんでいて、「反撃の狼煙も、な」と冗談めかした。しかし引っ提げてきた手段は冗談ではない。
「こちらもグダグダだが、相手はもっとグダグダだ。この位置なら、一気に行け」
それ以上の説明は、パトリシアからはなかった。
「タービュランス!」
地面に突き刺した精剣に魔力を発振させると、ファン、ヴィー、ユージンの足場となって起立する。その足場に帝凰剣を突き刺したユージンは、眼下に見えるフミを睨み付けた。
「しっかり掴まれ!」
ユージンの言葉も短いが、ファンにもヴィーにも悟れるだけの経験がある。
「オーラバード!」
ユージンが帝凰剣を振るのは、眼下のフミを薙ぎ払うためではなく――、
「乗れ!」
オーラバードに騎乗したユージンは、ファンとヴィーへ手を振る。
ファンとヴィーは、飛翔するオーラバードの足に掴まるが、本来、攻撃手段であるオーラバードは、ユージン以外にはダメージを与えてしまう。二人は知った事かいうだろうが。
敵陣を飛び越え、動きを変えて隙間を作ってしまったフミへと迫る。
「ははは」
それを見て、フミは嗤った。
「焚き火によってくる羽虫だな、まるで」
飽くまでも余裕を崩さずに。
その態度は、切り札を残している事を如実に語っていた。
ただし規模が大きくなれば、勝手は変わってくるが。
非時といえども殺傷力を持つ範囲は刃物と同じ。敵の首を断とうとすれば、一振りで斬れる敵は一人だけ。しかも切っ先の加速は構えと共にあり、敵を斬って尚、初太刀の初速を発揮できる者などいようはずもない。
――斬れるのは、前方120度だけ!
その範囲に敵を捉え、敵の範囲から外れる事を繰り返すファンは、傍目に見れば水を得た魚の如しだっただろうが、振るっている本人は決して楽勝ではない。
「こっちは、ちょっと楽だ」
ファンと背中合わせになっているヴィーは、赤く熱を持っているヴァラー・オブ・ドラゴンを振るいながら、軽口めいた言葉をかけた。電磁波振動剣は、振動によって貯めた熱が、速度の鈍った切っ先に力を貸している。
それでも一振りで二人、或いは三人を切り捨てるのはヴィーの腕だ。
「心強い!」
返すファンは、お陰で正面の一人を斬れば済む。
背中合わせで同じ構えを取る二人の動きは、まさに一心同体。
即ち二刀流の魔神が戦場にいるに等しいが、やはりそれも傍から見れば、と注釈がつく。
ヴィーにも焦りは確実に存在する。
「まだダメか?」
主語を省略するヴィーが訊ねているのは、精神感応式振動剣になる讃州旺院非時陰歌の事。
しかし未だ、ファンの手にあるのは非時だ。
「ダメだ! エルの意識がない!」
ファンは、自分が構える非時にエルの意志を感じられない事に渋い顔をさせられる。しかし、これが通常の精剣だ。精剣になると同時に女の意識は断たれる。アブノーマル化したあの日、エルが意識を保てていた事の方が異常だった。
――異常だからアブノーマル化か!
ファンも仕方ない事だと分かっている。ヴィーとて同じ。
「なら、続けるぞ!」
ヴィーは咎めない。
「まだ十分、斬れる」
ファンが扱うならば、非時こそが最良、最高の武器なのだと、ヴィーも思っている。振動剣は振るう者が斬れる対象は容易くしてくれるが、斬れないものまで斬れるようになる無敵の武器ではない。
二刀流の魔神と化した二人が斬り込む。
最前線までの活路を切り開けば、インフゥを背負ったまま、奮闘中のコバックが見えた。
「インフゥ、大丈夫!?」
ライジングムーンが旋回する空間は危険窮まるが、ファンとヴィーに恐れはない。背中合わせの態勢から、ファンはヴィーと並ぶ位置へと立ち位置を変える。
「コバックさん!」
ファンが右、ヴィーが左と、コバックを挟み撃ちにしようとしていた死人へ刃を振るい、インフゥを庇える場所に陣取った。
「インフゥは……立てないか?」
ファンは死んでいるか生きているかなどは聞かなかった。生きているに決まっている。
「痛くて……集中できない。ごめんなさい」
コバックの背で、インフゥは声を掠れさせているが、それに対するファンは、師として甘やかす言葉など吐けない。
「なら、立てるようになるまで休憩していろ。立てるようになったら戻ってこい」
ヴィーも同様だ。
「コバックさんに甘える事になるからな。悲しませるなよ。喜ばせろ」
二人とも下がって休んでいろとはいわない。
言葉は少なく、斬撃を放つ方を優先する。ただ斬れば斬る程、それこそ後から後から出てくるのだから、ファンも苛立ちは収まらないが。
――減らないな。
ファンがチッチッと二度、続けた舌打ちに、ヴィーは抑えきれない苛立ちを感じている。
「それでも進んでる。こっちが押してるさ」
ヴィーから出ているのも気休めにしか過ぎないのだが、前線が押し上げられているのは確かだ。成る程、フミの言う通り、隣人を殺された村人は戦闘にならなくなった者も数多く、陣形を保持できているとはいい難いが、それでもファンとヴィーは遺跡の入り口が見える位置まで進んでいる。
そこはフミの声すら聞こえる位置だ。
「側面を崩せ」
目標に殺到するしかない死人だが、疲れ知らずならば今の状況をひっくり返せる。
「横を崩される!」
ファンの意識がそちらへ向くのだが、
「お前は行くな!」
野太い男の声がファンを打った。
「隙ができたって事は、敵は全力でそこを突くって事だろうが」
精剣を手にした店主だ。
「側面には俺が行くから、お前たちは懐へ飛び込め」
店主の振るう精剣に眩しい程、赤い光が宿る。放つのは、因縁のスキル――。
「灼熱砲!」
あの時、村で最も横暴に振る舞っていた剣士と同じ精剣だった。
「皮肉なもんだ。妹に宿ってた精剣が、あんな奴と同じだったなんてな」
苦笑いしてみせる店主に、ファンの表獣が一度だけ剣士から旅芸人へと戻る。
「あんま、いい火加減じゃないッスね。それじゃチキンは焼けないし、妹さんに手伝ってもらって、甥っ子にどんどん運んでもらわないと、勝った後に焼くチキンは追い付かないッスよ」
「ああ、こんな事より、料理してる方がずっといいな!」
笑い合い、店主は死人の群れへと駆けていった。死ぬ気などない。あるのは勝つ気だけだという笑いだ。
崩されるどころか押し返す態勢に入れれば、中央を支えていたパトリシアが動く。
「なら、一気に行け!」
しかし中央を支えていたパトリシアが前線へ上がってきたという事は、双方共に陣形を保てていないという事でもある。ヴィーはパトリシアとユージンを一瞥し、
「もう陣形も何もないな」
ヴィーに対し、ユージンは皮肉な笑みを見せていた。
「最初からねェだろ。烏合の衆と、頭のいい振りしかできない元領主の戦いだぞ?」
華々しい会戦になる方がおかしい。
「グダグダで当然。歓声なんぞ有り得ないし、祝福の音楽だってねェよ」
パトリシアもいつの間にか苦笑いが浮かんでいて、「反撃の狼煙も、な」と冗談めかした。しかし引っ提げてきた手段は冗談ではない。
「こちらもグダグダだが、相手はもっとグダグダだ。この位置なら、一気に行け」
それ以上の説明は、パトリシアからはなかった。
「タービュランス!」
地面に突き刺した精剣に魔力を発振させると、ファン、ヴィー、ユージンの足場となって起立する。その足場に帝凰剣を突き刺したユージンは、眼下に見えるフミを睨み付けた。
「しっかり掴まれ!」
ユージンの言葉も短いが、ファンにもヴィーにも悟れるだけの経験がある。
「オーラバード!」
ユージンが帝凰剣を振るのは、眼下のフミを薙ぎ払うためではなく――、
「乗れ!」
オーラバードに騎乗したユージンは、ファンとヴィーへ手を振る。
ファンとヴィーは、飛翔するオーラバードの足に掴まるが、本来、攻撃手段であるオーラバードは、ユージン以外にはダメージを与えてしまう。二人は知った事かいうだろうが。
敵陣を飛び越え、動きを変えて隙間を作ってしまったフミへと迫る。
「ははは」
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