32 / 39
Ⅱ 黒い石のようなもの
2-14.
しおりを挟む
良いことがあれば、必ず悪いことが起こる。
思った以上の大きな収入。これは前者だ。当面、俺が想う諸々への活動費には困らない。聞けば1千万クロンは爵位を買える額らしい。個人的には100クロンでも要らないが、今の俺には、暴力以外に金の力がそこそこ備わったということを理解しておくべきだ。
武器や手段は多いほうがいい。何せ玄晶に関わっている相手は、さらに権力を持っている可能性が高いのだから。
そして後者は……最悪だ。生徒が7名、行方不明になっている。各学年に満遍なく。その人数と男女の比率は、七番街で捕まえた男の証言と符合してしまった。そこにはクッカの知り合いも含まれている。
詳細を知っているのは、俺と、学園長並びに教員全員。しかし、生徒たちの間で行方不明者の話が共有さるのは時間の問題だろう。
休み明け、臨時の全校集会が開かれた。
学園長は玄晶について大っぴらにはせず、現在起こっている不穏な事象について、可能な限り言葉を濁しながら話した。そして、生徒たちに、一人での登下校、外出は極力控えること。知人以外の人間と深く接触しないようにすること。それだけの注意喚起に留められた───
中間試験をいよいよ明日に控えた今日、ユスティが復学した。
HR前に突然現れた彼女に、教室は一瞬にして静まり返った。無言で座り、静かに本を開いて読み始める。そして、誰も彼女に声をかけない。実は以前と何ひとつ変わらない光景。
だが、内心は違う。誰も表立って言わないものの……あの時いなかった生徒たちにも、彼女がどうなったかは周知されている。なのに、誰も面と向かって聞けない。彼女の普段の冷たい態度、それ以上に、背負う「家」───法典院の圧がそうさせるのだ。
(そういえば彼女、騎士団の聴取を受けたんだった。その辺り学園長は何も言わなかったが。入手経路については俺のほうが知っているものの……イマイチ釈然としない)
しばらくして、アガ先生がやってきた。いつも通りHRを始めながら、ユスティへ体調への気遣いなど簡潔に声掛けをする。そして、皆にもサポートを頼むよう促した。
「ケイ、後で学園長室へ来てくれ。10分後ぐらいでいい」
「……? わかりました」
俺の近くにふっと寄って、小声で話しかけるアガ先生。なぜか少し遅れてくるように指示される。俺はしばらくやりすごすと、言われた通りに教室を出た。
「───待って」
出るなり、呼び止める声が。振り向くと、ユスティが立っていた。
「何だ? 俺、ちょっと急いでるんだが」
「お礼……お礼をっ、言わなければいけないから」
うつむきながら、小刻みに肩を震わせて、絞り出すように言う。
人にお礼など言ったことなどないんだろう。彼女なりに精一杯なのだけは伝わった。俺にはそれで十分だったし、ねぎらいを声に出す必要は感じなかった。
「俺はもう忘れた。だから君も忘れればいい」
去ろうとした俺の背中に、彼女は声を荒げて、気持ちをぶつけてきた。
「何よっ、どこまでも君子ぶって! 私が化け物に飲まれて、さぞかし、いい気味だったでしょうね!」
俺は足を止めた。
「気楽に生きているくせにっ。背負うものが違う私に、上から憐れみをかけないでよっ!」
「憐れみ?」
気が付けば、踵を返していた。ゆっくりと廊下を踏みしめて、彼女へ近づく。
「な、何よ……ひぃっ!」
彼女を端へと追い込むと、顔の真横、壁に向かって手のひらを強く叩きつけた。
「俺が憐れむのは、余裕があるからだ。誰であろうと、手が届く限り助ける。君がどれだけ俺を嫌おうと憎もうと、また同じことがあったら助けてやる。その程度だ。だから、黙ってろ」
俺を凝視したまま、力なく床へと崩れ落ちるユスティ。俺はそのまま放って、足早に学園長室へと向かった。余裕を失った足音だけを、廊下に響かせて。
何度来たかわからない学園長室。通常の学園生活で立ち寄ることのないこの部屋を訪れるたび、俺の日常は皆とズレていく。今日もまた、そんな日じゃないかと思った。
扉の前でひと呼吸して落ち着き、ノックをする。
「ケイです。失礼いたします」
中へ入ると、学園長以外に二人。背筋を伸ばして立っているのは、あの短気で堅物の騎士団長、レザレッテ。そしてソファに腰掛けていたもう一人───オールバックの中年男性が立ち上がった。
「ジァージ=コデクスだ」
「───! 初めまして」
ユスティの父親で、法典院・主席審議官。事実上、レジクス王国の法における頂点を担う人物だ……が。このタイミングで会うことになろうとは。
「黒髪……なるほど、剣帝とかいう〝流れ者〟の血を引く人間か。我々の世界に居座る不要物め」
なん……だ?
眉ひとつ動かさず、俺の方に目を向けながら、まったく、瞳に俺が映っていない。それに、何だって。今、何て言ったんだ、〝こいつ〟。
「娘に関わったそうだな。まったく、あの出来損ないは、私の邪魔でしか機能せんとは」
「お礼なら、別に構いません、たまたま居合わせただ───」
「口を、閉じろ」
「ぐっ……」
強烈な威圧。いや、有無を言わさぬ〝何か〟を発している。気圧されているわけではない、何か。
「会話などせん。〝警告〟だ。玄晶の件について今後、法典院・特務査察部が全てを執り行う。学生ごときが出る幕などない。以上だ」
冷徹そのもので一方的に言い放つと、学園長に挨拶することさえなく、出て行った。
動かない空気の中で、秒ごとに、あらゆる感情が次から次へと沸き起こり、めちゃくちゃに混乱している。俺は今、どう体現して振る舞えばいいのか、まったくわからない。
「……ケイよ、済まぬ。あやつが動くであろうことは想定内ではあった。それを……お主をかばいきれず会わせてしまったこと、ただただ、申し訳ない」
「陛下たっての希望で連絡員の命を受け、ケイ様のお役に立とうと意気揚々として参ったというのに。まさかあの男がいるとは」
胸が……苦しい。
学園長とレザレッテが何か言っているが……あんなやつの格上げは、どうでもいいんだ!
「───! ケイっ」
「ケイ様っ!?」
二人の声を背中に聞き、部屋を走り出る。
目の前の窓へ飛び込み……どんっと地面に足をめりこませて着地する。そこから強く蹴りだし───デタラメに駆けた。足の裏が焼けるほどに走って、走りまくった。
気がつけば、海だった。防波堤の上で、潮風が頬を叩き、少し我に返った。
尊厳を傷つけられた? そんな安いものじゃない。
俺と両親の血。俺たち親子をこの世界に結び付ける生。それそのものを、踏みにじられたんだ。
なぜ……なぜ。何の権利があって、貶められなければならない?
「ぐくっ……ぅおあああああ──────っ!」
ありったけ叫んだ。調えることができないほど流気を爆発させ、海を削るほどに。
その直後、ふっと、目の前が真っ暗になった。
思った以上の大きな収入。これは前者だ。当面、俺が想う諸々への活動費には困らない。聞けば1千万クロンは爵位を買える額らしい。個人的には100クロンでも要らないが、今の俺には、暴力以外に金の力がそこそこ備わったということを理解しておくべきだ。
武器や手段は多いほうがいい。何せ玄晶に関わっている相手は、さらに権力を持っている可能性が高いのだから。
そして後者は……最悪だ。生徒が7名、行方不明になっている。各学年に満遍なく。その人数と男女の比率は、七番街で捕まえた男の証言と符合してしまった。そこにはクッカの知り合いも含まれている。
詳細を知っているのは、俺と、学園長並びに教員全員。しかし、生徒たちの間で行方不明者の話が共有さるのは時間の問題だろう。
休み明け、臨時の全校集会が開かれた。
学園長は玄晶について大っぴらにはせず、現在起こっている不穏な事象について、可能な限り言葉を濁しながら話した。そして、生徒たちに、一人での登下校、外出は極力控えること。知人以外の人間と深く接触しないようにすること。それだけの注意喚起に留められた───
中間試験をいよいよ明日に控えた今日、ユスティが復学した。
HR前に突然現れた彼女に、教室は一瞬にして静まり返った。無言で座り、静かに本を開いて読み始める。そして、誰も彼女に声をかけない。実は以前と何ひとつ変わらない光景。
だが、内心は違う。誰も表立って言わないものの……あの時いなかった生徒たちにも、彼女がどうなったかは周知されている。なのに、誰も面と向かって聞けない。彼女の普段の冷たい態度、それ以上に、背負う「家」───法典院の圧がそうさせるのだ。
(そういえば彼女、騎士団の聴取を受けたんだった。その辺り学園長は何も言わなかったが。入手経路については俺のほうが知っているものの……イマイチ釈然としない)
しばらくして、アガ先生がやってきた。いつも通りHRを始めながら、ユスティへ体調への気遣いなど簡潔に声掛けをする。そして、皆にもサポートを頼むよう促した。
「ケイ、後で学園長室へ来てくれ。10分後ぐらいでいい」
「……? わかりました」
俺の近くにふっと寄って、小声で話しかけるアガ先生。なぜか少し遅れてくるように指示される。俺はしばらくやりすごすと、言われた通りに教室を出た。
「───待って」
出るなり、呼び止める声が。振り向くと、ユスティが立っていた。
「何だ? 俺、ちょっと急いでるんだが」
「お礼……お礼をっ、言わなければいけないから」
うつむきながら、小刻みに肩を震わせて、絞り出すように言う。
人にお礼など言ったことなどないんだろう。彼女なりに精一杯なのだけは伝わった。俺にはそれで十分だったし、ねぎらいを声に出す必要は感じなかった。
「俺はもう忘れた。だから君も忘れればいい」
去ろうとした俺の背中に、彼女は声を荒げて、気持ちをぶつけてきた。
「何よっ、どこまでも君子ぶって! 私が化け物に飲まれて、さぞかし、いい気味だったでしょうね!」
俺は足を止めた。
「気楽に生きているくせにっ。背負うものが違う私に、上から憐れみをかけないでよっ!」
「憐れみ?」
気が付けば、踵を返していた。ゆっくりと廊下を踏みしめて、彼女へ近づく。
「な、何よ……ひぃっ!」
彼女を端へと追い込むと、顔の真横、壁に向かって手のひらを強く叩きつけた。
「俺が憐れむのは、余裕があるからだ。誰であろうと、手が届く限り助ける。君がどれだけ俺を嫌おうと憎もうと、また同じことがあったら助けてやる。その程度だ。だから、黙ってろ」
俺を凝視したまま、力なく床へと崩れ落ちるユスティ。俺はそのまま放って、足早に学園長室へと向かった。余裕を失った足音だけを、廊下に響かせて。
何度来たかわからない学園長室。通常の学園生活で立ち寄ることのないこの部屋を訪れるたび、俺の日常は皆とズレていく。今日もまた、そんな日じゃないかと思った。
扉の前でひと呼吸して落ち着き、ノックをする。
「ケイです。失礼いたします」
中へ入ると、学園長以外に二人。背筋を伸ばして立っているのは、あの短気で堅物の騎士団長、レザレッテ。そしてソファに腰掛けていたもう一人───オールバックの中年男性が立ち上がった。
「ジァージ=コデクスだ」
「───! 初めまして」
ユスティの父親で、法典院・主席審議官。事実上、レジクス王国の法における頂点を担う人物だ……が。このタイミングで会うことになろうとは。
「黒髪……なるほど、剣帝とかいう〝流れ者〟の血を引く人間か。我々の世界に居座る不要物め」
なん……だ?
眉ひとつ動かさず、俺の方に目を向けながら、まったく、瞳に俺が映っていない。それに、何だって。今、何て言ったんだ、〝こいつ〟。
「娘に関わったそうだな。まったく、あの出来損ないは、私の邪魔でしか機能せんとは」
「お礼なら、別に構いません、たまたま居合わせただ───」
「口を、閉じろ」
「ぐっ……」
強烈な威圧。いや、有無を言わさぬ〝何か〟を発している。気圧されているわけではない、何か。
「会話などせん。〝警告〟だ。玄晶の件について今後、法典院・特務査察部が全てを執り行う。学生ごときが出る幕などない。以上だ」
冷徹そのもので一方的に言い放つと、学園長に挨拶することさえなく、出て行った。
動かない空気の中で、秒ごとに、あらゆる感情が次から次へと沸き起こり、めちゃくちゃに混乱している。俺は今、どう体現して振る舞えばいいのか、まったくわからない。
「……ケイよ、済まぬ。あやつが動くであろうことは想定内ではあった。それを……お主をかばいきれず会わせてしまったこと、ただただ、申し訳ない」
「陛下たっての希望で連絡員の命を受け、ケイ様のお役に立とうと意気揚々として参ったというのに。まさかあの男がいるとは」
胸が……苦しい。
学園長とレザレッテが何か言っているが……あんなやつの格上げは、どうでもいいんだ!
「───! ケイっ」
「ケイ様っ!?」
二人の声を背中に聞き、部屋を走り出る。
目の前の窓へ飛び込み……どんっと地面に足をめりこませて着地する。そこから強く蹴りだし───デタラメに駆けた。足の裏が焼けるほどに走って、走りまくった。
気がつけば、海だった。防波堤の上で、潮風が頬を叩き、少し我に返った。
尊厳を傷つけられた? そんな安いものじゃない。
俺と両親の血。俺たち親子をこの世界に結び付ける生。それそのものを、踏みにじられたんだ。
なぜ……なぜ。何の権利があって、貶められなければならない?
「ぐくっ……ぅおあああああ──────っ!」
ありったけ叫んだ。調えることができないほど流気を爆発させ、海を削るほどに。
その直後、ふっと、目の前が真っ暗になった。
92
あなたにおすすめの小説
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~
テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。
しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。
ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。
「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」
彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ――
目が覚めると未知の洞窟にいた。
貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。
その中から現れたモノは……
「えっ? 女の子???」
これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる