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Ⅱ 黒い石のようなもの
2-13.
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───ケイ邸の夜。
500万クロン───ジェイロの傭兵団に支払われるはずだった総額。受け取り済みの前金が200。残り300を俺が面倒見てやると。プラス本人と部下3人の釈放でとりあえずの報酬とした。俺が〝身請け〟したことは当然秘密にして。
唯一共有したレザレッテが、金額が高いとか言ってまた抜刀しかけたのを抑え込みつつ。仮に多めにふっかけていようが、そこはそれだ。
「金貨にすると500枚か。昔おとんと壊滅させた盗賊団はもっと持っていたぞ。それで傭兵団30人ちょいを当分面倒みてやれるって……ジェイロって、意外と筋が通ったやつなのかもしれん」
金貨を指で弾いてはキャッチするのを繰り返す。俺なんて、普段これ1枚すら持ち歩くこともない。王都に来てから、学園の購買部でせいぜい白銅貨を使うぐらい。さあこの金ぴか300枚。どうやって稼ぐかなんだが……
「坊ちゃま。お金が御入用なのですか」
バスチァンが、就寝前の蜂蜜紅茶を淹れながら、静かに訊いてきた。
「う~ん。300万クロンを短期で稼ぐ方法ってわかる?」
「ふむ……真っ当な内容に限りますなら、魔獣討伐一択でしょうな」
「えっ! 魔獣ってそんなにお金になるの?」
「そうですな。昔、山で狩っておられたジュエルホーンブル、あれなら一頭で100万。三頭で賄えます」
「マジで? あれ肉が美味しいだけじゃなかったのか」
「ただ、王都周辺には生息しておりませんし、『魔王侵攻』後に激減している個体ゆえ、探し出して討伐するまでの経費も出ないのが現状です」
「な~んだよ。それなら楽勝って思った途端に落とすなんて。バスチァンも意地悪だな」
ずっこけたところに、ふわっと紅茶のいい香りが差し込まれる。蜂蜜とほんの少しのブランデーが利いた、あの〝よく眠れるやつ〟。
「ほっほ。お忘れのようですな。邸へ来る時に、解体した魔獣の素材を、いくつか持ち込みましたでしょう?」
「───あっ! そうだった」
「倉庫にブルの角の他、換金できそうな素材がいくつかございます。一度、ハンターズギルドに持ち込んでみては」
「いやった! ほんと、すっかり忘れてた。ありがとうバスチァン。早速明日にでも行ってみるよ。学園は休みだし」
懸案がひとつ解決したところで、紅茶をひと口。ほっとしますなあ。
そうだった。当座の現金がない時のためにって、おとんが荷台にいろいろ放り込んでくれていたんだった。これなら時間もかけずに済むし、俺が狩った自前だから気兼ねなくお金を作れる。何でも置いておくものだな。
───翌日。
バスチァンが用意してくれた荷車に、魔獣の素材を幾つか積んで。地図を片手にいざ、ハンターズギルドへ。探索者に狩人、それに傭兵など、主に魔獣がいる危険区域で希少素材を集める人種を統括している機関だ。
ギルド証も忘れずにって言われて朝から探し回ってしまった。昔に山麓の村で、おとんと一緒に発行してもらったもの。あの時は子供心に、特別な自分の証明を得たようで嬉しかった。ただ、今でも、しかも王都で通用するのかどうか、ちょっと不安だ。
「え~と、四番街筋の真ん中辺り……っと」
お役所関係が揃うお堅い筋。通り過ぎる人がやたら俺のほうをジロジロと見てくるんだが、おそらくこの浮揚している魔装置仕様の荷車が珍しいんだろう。かなり高価な品らしいから係留時は気を付けて、なんて言われて。ウチってお金があるのか無いのか、よくわからんな。
やがて……剣と弓があしらわれた看板がどんっと貼り付けられた石造りの建物が、格子の外壁の向こうに見えてきた。無事ハンターズギルドに到着。門番の指示に従い、駐車スペースに荷車を係留して、いざ中へ。
むさくるしい戦装束から商人風まで。さまざまな職種の人間がひしめき合う、広々としたホール。受付カウンターに並ぶ列のひとつに並んで、おとなしく順番待ち。
「次のご用件のかた……きゃっ、かわいい」
受付のお姉さん、俺の顔を見るなりかわいいときた。どうも俺、年上の女性に好かれやすい傾向があるのかもしれない。あったところで活用法はわからんが。それは追々書庫で勉強するとして。
「素材の買取をお願いします」
「それじゃあまず、ギルド証を出してくれる? それとこの書類に、買取希望の素材名を書いて。わからなかったら石とか骨でもいいわよ。魔装置で討伐魔獣のリストと照合できるから」
そこまでわかるのか。たいしたもんだ。
必要以上に愛想のいいお姉さんの指示に従いながら、「でかい角」とか「玉虫色の石」などと、適当に書いていく。
「お名前は『ケイ』君で……討伐魔獣は……───ぇえっ! 何これ」
魔装置を触っていたお姉さん、さあっと顔色を変えて立ち上がり、バタバタと奥へ走っていった。まずいな。やっぱり使えないやつだったのか。
一緒に戻って来た眼鏡のおじさんが、露骨にいぶかしげな顔をしながら、魔装置の画面と俺をしきりに見比べた。
「発行場所……ヒドン村。それならこの魔獣リストでもおかしくない。おかしくはないが」
「ギルド長、あそこって厳戒封鎖区域の入り口の村ですよね。十年前って……彼、5歳ですよっ」
「この王家印が右上に入ったタイプは、七年前に廃止されたもの。現状数枚しか発行されていない。とにかく、それをお持ちのかた、ということだ」
少々込み入ってきた感あるな。ここで換金できないとなると、さっさと別の金策を考えなきゃならんし。困った展開にならなければいいが……
眼鏡のおじさん───ギルド長が、さっと眼鏡を整えつつ俺のほうに向きなおった。
「素材は持ってきているんですよね。なら一度検分させてもらいましょう。もうそのほうが早い」
「よろしくお願いします」
査定員も加わり、ぞろぞろと職員さんたちを引き連れて外へ。荷車を覆っている布をめくるなり、全員がわあっと食いついた。
「じゅじゅ、ジュエルホーンブルの角だっ。しかもこんなサイズ……本物か」
「ファイアイーターの羽根にメタルレイザードの革。特級『甲』の魔獣素材ばかりだぞっ」
「こっちはオリハルコン鉱石、神芝……こ、これはまさか、聖樹ユリシルの樹皮……なんて、まさかな」
職員全員が怪しい半笑いに。皆まるで何かクスリがキマっているみたいに、うひうひと不穏な声を漏らしている。
「ケイ様、でしたね。この大きな鱗は何でしょうか。触れる前から波動がとんでもないのですが」
「あ、それはアルカナ様の鱗ですね。あの方にすればゴミなんですが、人間たちに持ち込むと問題が起こるからって。昔に一枚だけもらったんですよ」
「あ、アル、アル……う~ん……」
俺の話を聞くなり、職員が卒倒した。だが他の職員は目もくれず、一心不乱に荷車にかじりついている。
これはまた、予想以上にやってしまった感があるな……
二時間経過。出入りする人たちを観察しながら適当に過ごしていたところ、ギルド長直々に別室へと案内された。
調度品や家具が貴族邸のそれと同じような絢爛な部屋に通され、査定結果を書面で渡された。
「───お待たせいたしましたケイ様。全11点の査定額はこちらに」
「1千7百万クロン。うわ~思った以上にすごい額……あれ、アルカナ様の鱗は『買取不可』になってますね」
「申し訳ございません。そちらは市場での取り扱い履歴がありませんので、お持ち帰りを。現状は魔術院に持ち込まれるのが最善かと存じます」
「買い取ってもらえないんだ。それはそれでアルカナ様、ショックかもしれないな」
「……は、はは。にわかに信じがたいことをおっしゃっておられますが。ひとまず、現金の確認と、お受け取りのサインを」
別の職員が震えながら持ってきたトレーの、ベルベットな上布を取ると……そこには見たことのない、白く輝く硬貨が積んであった。
「白金貨で17枚、ご用意いたしました。ご確認後、このまま当方で責任をもって銀行入金いたしますが」
「それでお願い───あ、3百万だけ金貨にして持って帰ります」
確認のサインをし終えるなり、ギルド長はまた別の書面を机に出した。
「ハンターズギルドの昇格証書です。昨年までの、ヒドン村での実績にのみ基づいておりますので、そこはご容赦のほどを。こちらのギルド証は引き続き、大切にお持ちください」
特級『甲』に昇格……とある。さっき素材で使っていたのと同じ呼称なんだ。おとんとおかんも確かギルドで格付けを受けていたはずなんだが、また機会があったら聞いてみるか。
「あの、俺みたいな子供に、初見でここまでご対応いただいて、ありがとうございます。信じてもらえたんで助かりました」
ギルド長は意に介さずとばかりに、にっこりと微笑んだ。
「特級素材の取り扱いは、常に王城や魔術院と情報共有されておりますから、問題ございません。それに、お持ちのギルド証は偽造ができない、しても意味がない仕様のもの。あれを提示された時点で、ケイ様個人を何よりも証明されたことになるのです」
俺個人の証明。ギルド長のひとことが胸に響く。
王都へ来て、ことあるごとに「剣帝と聖姫の子」という見方をされてきた。おとんとおかんは大好きだ。だが、俺は俺。もっと一個人として認識されたい気持ちは、ずっと胸の内にくすぶっていた。だから今の言葉は、とても嬉しい。
俺の背景を知る人はそれでいい。これからは、俺が誰で、何をする人間なのか。それは焦らずひとつずつ、証明していく。俺の人生を楽しむために。
500万クロン───ジェイロの傭兵団に支払われるはずだった総額。受け取り済みの前金が200。残り300を俺が面倒見てやると。プラス本人と部下3人の釈放でとりあえずの報酬とした。俺が〝身請け〟したことは当然秘密にして。
唯一共有したレザレッテが、金額が高いとか言ってまた抜刀しかけたのを抑え込みつつ。仮に多めにふっかけていようが、そこはそれだ。
「金貨にすると500枚か。昔おとんと壊滅させた盗賊団はもっと持っていたぞ。それで傭兵団30人ちょいを当分面倒みてやれるって……ジェイロって、意外と筋が通ったやつなのかもしれん」
金貨を指で弾いてはキャッチするのを繰り返す。俺なんて、普段これ1枚すら持ち歩くこともない。王都に来てから、学園の購買部でせいぜい白銅貨を使うぐらい。さあこの金ぴか300枚。どうやって稼ぐかなんだが……
「坊ちゃま。お金が御入用なのですか」
バスチァンが、就寝前の蜂蜜紅茶を淹れながら、静かに訊いてきた。
「う~ん。300万クロンを短期で稼ぐ方法ってわかる?」
「ふむ……真っ当な内容に限りますなら、魔獣討伐一択でしょうな」
「えっ! 魔獣ってそんなにお金になるの?」
「そうですな。昔、山で狩っておられたジュエルホーンブル、あれなら一頭で100万。三頭で賄えます」
「マジで? あれ肉が美味しいだけじゃなかったのか」
「ただ、王都周辺には生息しておりませんし、『魔王侵攻』後に激減している個体ゆえ、探し出して討伐するまでの経費も出ないのが現状です」
「な~んだよ。それなら楽勝って思った途端に落とすなんて。バスチァンも意地悪だな」
ずっこけたところに、ふわっと紅茶のいい香りが差し込まれる。蜂蜜とほんの少しのブランデーが利いた、あの〝よく眠れるやつ〟。
「ほっほ。お忘れのようですな。邸へ来る時に、解体した魔獣の素材を、いくつか持ち込みましたでしょう?」
「───あっ! そうだった」
「倉庫にブルの角の他、換金できそうな素材がいくつかございます。一度、ハンターズギルドに持ち込んでみては」
「いやった! ほんと、すっかり忘れてた。ありがとうバスチァン。早速明日にでも行ってみるよ。学園は休みだし」
懸案がひとつ解決したところで、紅茶をひと口。ほっとしますなあ。
そうだった。当座の現金がない時のためにって、おとんが荷台にいろいろ放り込んでくれていたんだった。これなら時間もかけずに済むし、俺が狩った自前だから気兼ねなくお金を作れる。何でも置いておくものだな。
───翌日。
バスチァンが用意してくれた荷車に、魔獣の素材を幾つか積んで。地図を片手にいざ、ハンターズギルドへ。探索者に狩人、それに傭兵など、主に魔獣がいる危険区域で希少素材を集める人種を統括している機関だ。
ギルド証も忘れずにって言われて朝から探し回ってしまった。昔に山麓の村で、おとんと一緒に発行してもらったもの。あの時は子供心に、特別な自分の証明を得たようで嬉しかった。ただ、今でも、しかも王都で通用するのかどうか、ちょっと不安だ。
「え~と、四番街筋の真ん中辺り……っと」
お役所関係が揃うお堅い筋。通り過ぎる人がやたら俺のほうをジロジロと見てくるんだが、おそらくこの浮揚している魔装置仕様の荷車が珍しいんだろう。かなり高価な品らしいから係留時は気を付けて、なんて言われて。ウチってお金があるのか無いのか、よくわからんな。
やがて……剣と弓があしらわれた看板がどんっと貼り付けられた石造りの建物が、格子の外壁の向こうに見えてきた。無事ハンターズギルドに到着。門番の指示に従い、駐車スペースに荷車を係留して、いざ中へ。
むさくるしい戦装束から商人風まで。さまざまな職種の人間がひしめき合う、広々としたホール。受付カウンターに並ぶ列のひとつに並んで、おとなしく順番待ち。
「次のご用件のかた……きゃっ、かわいい」
受付のお姉さん、俺の顔を見るなりかわいいときた。どうも俺、年上の女性に好かれやすい傾向があるのかもしれない。あったところで活用法はわからんが。それは追々書庫で勉強するとして。
「素材の買取をお願いします」
「それじゃあまず、ギルド証を出してくれる? それとこの書類に、買取希望の素材名を書いて。わからなかったら石とか骨でもいいわよ。魔装置で討伐魔獣のリストと照合できるから」
そこまでわかるのか。たいしたもんだ。
必要以上に愛想のいいお姉さんの指示に従いながら、「でかい角」とか「玉虫色の石」などと、適当に書いていく。
「お名前は『ケイ』君で……討伐魔獣は……───ぇえっ! 何これ」
魔装置を触っていたお姉さん、さあっと顔色を変えて立ち上がり、バタバタと奥へ走っていった。まずいな。やっぱり使えないやつだったのか。
一緒に戻って来た眼鏡のおじさんが、露骨にいぶかしげな顔をしながら、魔装置の画面と俺をしきりに見比べた。
「発行場所……ヒドン村。それならこの魔獣リストでもおかしくない。おかしくはないが」
「ギルド長、あそこって厳戒封鎖区域の入り口の村ですよね。十年前って……彼、5歳ですよっ」
「この王家印が右上に入ったタイプは、七年前に廃止されたもの。現状数枚しか発行されていない。とにかく、それをお持ちのかた、ということだ」
少々込み入ってきた感あるな。ここで換金できないとなると、さっさと別の金策を考えなきゃならんし。困った展開にならなければいいが……
眼鏡のおじさん───ギルド長が、さっと眼鏡を整えつつ俺のほうに向きなおった。
「素材は持ってきているんですよね。なら一度検分させてもらいましょう。もうそのほうが早い」
「よろしくお願いします」
査定員も加わり、ぞろぞろと職員さんたちを引き連れて外へ。荷車を覆っている布をめくるなり、全員がわあっと食いついた。
「じゅじゅ、ジュエルホーンブルの角だっ。しかもこんなサイズ……本物か」
「ファイアイーターの羽根にメタルレイザードの革。特級『甲』の魔獣素材ばかりだぞっ」
「こっちはオリハルコン鉱石、神芝……こ、これはまさか、聖樹ユリシルの樹皮……なんて、まさかな」
職員全員が怪しい半笑いに。皆まるで何かクスリがキマっているみたいに、うひうひと不穏な声を漏らしている。
「ケイ様、でしたね。この大きな鱗は何でしょうか。触れる前から波動がとんでもないのですが」
「あ、それはアルカナ様の鱗ですね。あの方にすればゴミなんですが、人間たちに持ち込むと問題が起こるからって。昔に一枚だけもらったんですよ」
「あ、アル、アル……う~ん……」
俺の話を聞くなり、職員が卒倒した。だが他の職員は目もくれず、一心不乱に荷車にかじりついている。
これはまた、予想以上にやってしまった感があるな……
二時間経過。出入りする人たちを観察しながら適当に過ごしていたところ、ギルド長直々に別室へと案内された。
調度品や家具が貴族邸のそれと同じような絢爛な部屋に通され、査定結果を書面で渡された。
「───お待たせいたしましたケイ様。全11点の査定額はこちらに」
「1千7百万クロン。うわ~思った以上にすごい額……あれ、アルカナ様の鱗は『買取不可』になってますね」
「申し訳ございません。そちらは市場での取り扱い履歴がありませんので、お持ち帰りを。現状は魔術院に持ち込まれるのが最善かと存じます」
「買い取ってもらえないんだ。それはそれでアルカナ様、ショックかもしれないな」
「……は、はは。にわかに信じがたいことをおっしゃっておられますが。ひとまず、現金の確認と、お受け取りのサインを」
別の職員が震えながら持ってきたトレーの、ベルベットな上布を取ると……そこには見たことのない、白く輝く硬貨が積んであった。
「白金貨で17枚、ご用意いたしました。ご確認後、このまま当方で責任をもって銀行入金いたしますが」
「それでお願い───あ、3百万だけ金貨にして持って帰ります」
確認のサインをし終えるなり、ギルド長はまた別の書面を机に出した。
「ハンターズギルドの昇格証書です。昨年までの、ヒドン村での実績にのみ基づいておりますので、そこはご容赦のほどを。こちらのギルド証は引き続き、大切にお持ちください」
特級『甲』に昇格……とある。さっき素材で使っていたのと同じ呼称なんだ。おとんとおかんも確かギルドで格付けを受けていたはずなんだが、また機会があったら聞いてみるか。
「あの、俺みたいな子供に、初見でここまでご対応いただいて、ありがとうございます。信じてもらえたんで助かりました」
ギルド長は意に介さずとばかりに、にっこりと微笑んだ。
「特級素材の取り扱いは、常に王城や魔術院と情報共有されておりますから、問題ございません。それに、お持ちのギルド証は偽造ができない、しても意味がない仕様のもの。あれを提示された時点で、ケイ様個人を何よりも証明されたことになるのです」
俺個人の証明。ギルド長のひとことが胸に響く。
王都へ来て、ことあるごとに「剣帝と聖姫の子」という見方をされてきた。おとんとおかんは大好きだ。だが、俺は俺。もっと一個人として認識されたい気持ちは、ずっと胸の内にくすぶっていた。だから今の言葉は、とても嬉しい。
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