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第16話
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堂々とルッツに好きと言われてからの翌日。
これまでは迎えに来たりエスコートしようとしてはいても、どこか遠慮がちだったルッツが、堂々と行うようになった。
屋敷の門の前に止められたロード家の馬車を前に待つルッツを、手を振りながらミリアはカースタ家の馬車に乗り込む。
一足先に学園の門の前につき、エスコートのために手を差し出したルッツと先に馬車を降りたルーミアの二人の手が並ぶ光景を前に、ミリアは当然ルーミアの手をとり、ルッツの手は振り払う。…けれど、振り払うにはあまりにも優しく、まるで撫でるようにそれも一瞬ルッツの手を包み込むように握り、そして払う。
周囲には振り払うように見えて、それをしっかり感じ取っているルッツの表情はこの上なく満足そうだ。その矛盾に周囲が疑問符を浮かべるのは無理もない。
しかも、今まで後ろを歩いていたルッツがミリアの隣に、いつも隣だったルーミアがミリアの後ろを歩いている。
その二人の関係の変わりように周囲が噂するのも無理はない。
そしてランチタイムの食堂となれば。
「ミリア、持ってきたぞ」
「ええ、ありがとう」
いつもはルーミアがもってくるミリアの分を、ルッツが運んでくる。
その変わりように同席しているフィーネとデウスが訝しがるのも無理はない。
「……ミリア様」
「なんでしょう、フィーネ様」
「一体何がありましたの?」
フィーネの疑問は尤もで、デウスもそれに興味津々なようで珍しく口を挟まない。
「何…とは?」
「はっきり言わなくては分かりませんの?」
「物事は時に誤解というものもありますから。きちんと口にしていただけると助かるわ」
そうミリアが言えば、フィーネはミリアとルッツを交互に見比べ、そしてついに口に出した。
「ルッツ様と何がありましたの?」
そう聞かれ、自然ルッツを見上げればちょうどルッツもミリアを見下ろしていた。それを傍目から見ていたフィーネとデウスはあまりのタイミングの一致にそれだけで察していた。
…ルーミアは一人我関せずと大盛り料理を平らげている。
「好きって言われたわ」
恥ずかし気もなく言い放つミリアに、フィーネは頭を抱えたくなった。
そんなことは知っている。
ルッツがミリアに求婚し、好きだと言っていることはミリア本人から聞いている。
しかし、昨日までは全くと言っていいほど接触していなかった二人。
仮に昨日改めて好きだと言われたくらいで、二人の関係がここまで変わるはずがない。
ならばもっと別のことがあったはず。
そう思うも、ミリアは柔らかな笑みを浮かべ、にこにことしている。
…一筋縄じゃいかない、フィーネはそう直感した。
「それだけですの?」
「それだけよ」
「…本当に?」
標的をミリアからルッツに切り替える。
正面からの赤い瞳に、ルッツはまるで心を乱す様子は見せない。
「本当だ」
ミリアもそうだが、ルッツの変化も顕著だ。
ミリアに対する遠慮が無い。
今もこうして堂々と隣の席に座っているし、料理まで持ってきた。
そこにデウスも口をはさんだ。
「そんなわけないよね?君ら二人がそれだけで変わる関係なら、僕ら苦労してないよ?」
「何故お二人が苦労なさるんですか?」
「君たちから聞き出す苦労だよ」
言外にさっさと素直に吐けと滲ませる言葉に、こればかりはミリアも苦笑する。
本当のところを言えば、ミリアは『ちゃんと自分を見てくれるから』。
ルッツは『本当に好きな相手、好きという気持ちを自覚したら』。
だからこそ、ミリアはルッツに心を許し、ルッツはミリアに純粋に好意を向け、隠そうともしない。
そのミリアとルッツという二人を、ルーミアはもう一組…デウスとフィーネと見比べて思う。似た者カップルだな、と。
デウスが、自分を見てくれるフィーネに心を許し始めているように、ミリアもまた自分を見てくれるルッツに気を許している。
結局、ミリアもデウスも、自分を見てくれる相手が欲しかったのだ。
…だからこそ、ミリアはフィーネにデウスとうまくいくにはどうすればいいのかを伝えることができた。結局、ミリアがフィーネにやらせたことは、自分がされたかったことなのだから。
「これ以上言えることは無いな」
「ええ、そうね」
「ああ、うん……もういいよ」
ルッツの言葉にミリアが同意。その段階でもうお腹いっぱいとデウスは素直に降参した。
ならばとフィーネが続く。
「ではもう婚約されたの?」
「いいえ?」
「まだだ」
カンと、フィーネの皿にフォークが突き立てられる音が響く。
淑女にあるまじきマナー違反だが、二人の返答はそれくらいのものだった。
こんな仲を見せつけられて、なのに婚約はしていないとかどんな了見だと叫びたかった。
代わりに叫んだのは皿なわけだが。割れなかったのは偏にフィーネの力不足である。
「…どうしてまだ婚約していないんだい?」
デウスもこの状況が理解しがたいらしく、声はまるでしぼりだしたかのようだ。
だが、二人がその様子に気づくことはない。
「したいの?」
「できればしたい」
「じゃあまだね」
「意地悪だな」
ミリアが問い、ルッツが本心を言えば即座にミリアは却下した。なのにルッツはそれを嬉しそうに受け止める。
なんなのだこの茶番はと、フィーネとデウスは我慢できずに頭を抱えた。
「ねぇルーミアさん…」
「なんでございましょう?」
事情を知っているであろう、唯一の人物。
ルーミアにフィーネはすべてを託した。
「あなたは何か知っておりますの?」
「すべて」
「!! なら、二人は何が…」
ルーミアの返事に希望を見出したフィーネは早速とばかり聞き出そうとする。
が…
「お断りでございます」
「…ですわよね」
当然といった様子で返され、あえなく撃沈。
そして、そのままで終わるミリアではない。
「そうそう、デウス様?」
「何かな?」
「いつになったら私への求婚を取り下げていただけるのかしら?」
ミリアの問いにデウスの頬が引きつる。同様にフィーネもデウスの横顔を凝視する。
未だにデウスからミリアへの求婚は取り下げられていない。
ミリアにとってはデウスからの求婚を受けるつもりは毛頭無いし、それに…と本人は思っている。
一方のデウスも、かなりフィーネを受け入れつつある。そのうえ、王妃教育も受け、家柄も立場も申し分ないフィーネを婚約者とするのがもはや当然の流れだ。
にも拘わらず、未だにフィーネを婚約者にするどころか、ミリアへの求婚を申し込んだままだ。
「その…だね?」
「言い訳ですか?聞いてはあげます」
「君、侍女の性格映ってない?」
「元からです」
「……エンジュルグ公爵にその件で大層嫌われてしまってね?絶対に娘と婚約などさせないって言われてしまったんだよ」
デウスの言葉にフィーネは愕然とし、ミリアは白い目でデウスを見ている。
ルッツは呆れた様子で、ルーミアは我関せず。
「そ、そんなこと父上が!?」
「まぁまぁフィーネ様」
動揺するフィーネをミリアがなだめる。
「でも、私への求婚を取り下げない理由にはなっておりませんね?まだ虫よけ扱いですか?」
「まぁそれも…」
フィーネに求婚できない、かといってミリアへの求婚を取り下げて他の王妃狙いの令嬢に近寄られたくない。
情けない王子様である。
「情けないですね」
「うぐっ!」
まさかのルッツからの容赦ない言葉にデウスが言葉を詰まらせる。
「あなたがそれを言えるの?」
ミリアからすればつい先日までのルッツも大分情けない姿だったと記憶している。
「過去だからな。もう終わった」
それについてルッツはバッサリ切り捨てた。もう過去だからと、今の自分には関係ないと断言する。
「あら、あの子犬のような目で捨てられることに怯えていた貴方はもう見れないのね?」
「代わりにいつでも君を狩りに行く獅子たる姿をお見せしようか?」
「まぁ怖い」
クスクスと笑うミリアにつられ、ルッツも笑いだす。
隙あらばの二人に話題の中心のはずだったデウスも、話題が自分から移ったことよりも二人に呆れるしかない。
「あ~あ、君たちが羨ましいよ」
「デウス様」
「ん?」
横からの声掛けに顔を向けようとした一瞬。
頬に軽い感触を感じ、向けようとした動きが止まる。
その瞬間をばっちり見たミリアとルッツは、あらまぁとその大胆な行動に感心している。
「私は、いつでもお待ちしておりますわ」
顔を真っ赤にしつつも、しっかりデウスを見据えてフィーネは宣言する。
フィーネの彼女らしからぬ大胆な行動は、デウスの心を大きく揺り動かした。
「…いつまでも待たせない。すぐに迎えにいくよ」
フィーネの手をとり、その甲にそっと口づけする。
先に女を見せられて、男を見せないなど男が廃る。
デウスが本気になった瞬間だった。
「単純な男ね」
「全くだ」
それを見ていた二人の感想は辛辣だった。
これまでは迎えに来たりエスコートしようとしてはいても、どこか遠慮がちだったルッツが、堂々と行うようになった。
屋敷の門の前に止められたロード家の馬車を前に待つルッツを、手を振りながらミリアはカースタ家の馬車に乗り込む。
一足先に学園の門の前につき、エスコートのために手を差し出したルッツと先に馬車を降りたルーミアの二人の手が並ぶ光景を前に、ミリアは当然ルーミアの手をとり、ルッツの手は振り払う。…けれど、振り払うにはあまりにも優しく、まるで撫でるようにそれも一瞬ルッツの手を包み込むように握り、そして払う。
周囲には振り払うように見えて、それをしっかり感じ取っているルッツの表情はこの上なく満足そうだ。その矛盾に周囲が疑問符を浮かべるのは無理もない。
しかも、今まで後ろを歩いていたルッツがミリアの隣に、いつも隣だったルーミアがミリアの後ろを歩いている。
その二人の関係の変わりように周囲が噂するのも無理はない。
そしてランチタイムの食堂となれば。
「ミリア、持ってきたぞ」
「ええ、ありがとう」
いつもはルーミアがもってくるミリアの分を、ルッツが運んでくる。
その変わりように同席しているフィーネとデウスが訝しがるのも無理はない。
「……ミリア様」
「なんでしょう、フィーネ様」
「一体何がありましたの?」
フィーネの疑問は尤もで、デウスもそれに興味津々なようで珍しく口を挟まない。
「何…とは?」
「はっきり言わなくては分かりませんの?」
「物事は時に誤解というものもありますから。きちんと口にしていただけると助かるわ」
そうミリアが言えば、フィーネはミリアとルッツを交互に見比べ、そしてついに口に出した。
「ルッツ様と何がありましたの?」
そう聞かれ、自然ルッツを見上げればちょうどルッツもミリアを見下ろしていた。それを傍目から見ていたフィーネとデウスはあまりのタイミングの一致にそれだけで察していた。
…ルーミアは一人我関せずと大盛り料理を平らげている。
「好きって言われたわ」
恥ずかし気もなく言い放つミリアに、フィーネは頭を抱えたくなった。
そんなことは知っている。
ルッツがミリアに求婚し、好きだと言っていることはミリア本人から聞いている。
しかし、昨日までは全くと言っていいほど接触していなかった二人。
仮に昨日改めて好きだと言われたくらいで、二人の関係がここまで変わるはずがない。
ならばもっと別のことがあったはず。
そう思うも、ミリアは柔らかな笑みを浮かべ、にこにことしている。
…一筋縄じゃいかない、フィーネはそう直感した。
「それだけですの?」
「それだけよ」
「…本当に?」
標的をミリアからルッツに切り替える。
正面からの赤い瞳に、ルッツはまるで心を乱す様子は見せない。
「本当だ」
ミリアもそうだが、ルッツの変化も顕著だ。
ミリアに対する遠慮が無い。
今もこうして堂々と隣の席に座っているし、料理まで持ってきた。
そこにデウスも口をはさんだ。
「そんなわけないよね?君ら二人がそれだけで変わる関係なら、僕ら苦労してないよ?」
「何故お二人が苦労なさるんですか?」
「君たちから聞き出す苦労だよ」
言外にさっさと素直に吐けと滲ませる言葉に、こればかりはミリアも苦笑する。
本当のところを言えば、ミリアは『ちゃんと自分を見てくれるから』。
ルッツは『本当に好きな相手、好きという気持ちを自覚したら』。
だからこそ、ミリアはルッツに心を許し、ルッツはミリアに純粋に好意を向け、隠そうともしない。
そのミリアとルッツという二人を、ルーミアはもう一組…デウスとフィーネと見比べて思う。似た者カップルだな、と。
デウスが、自分を見てくれるフィーネに心を許し始めているように、ミリアもまた自分を見てくれるルッツに気を許している。
結局、ミリアもデウスも、自分を見てくれる相手が欲しかったのだ。
…だからこそ、ミリアはフィーネにデウスとうまくいくにはどうすればいいのかを伝えることができた。結局、ミリアがフィーネにやらせたことは、自分がされたかったことなのだから。
「これ以上言えることは無いな」
「ええ、そうね」
「ああ、うん……もういいよ」
ルッツの言葉にミリアが同意。その段階でもうお腹いっぱいとデウスは素直に降参した。
ならばとフィーネが続く。
「ではもう婚約されたの?」
「いいえ?」
「まだだ」
カンと、フィーネの皿にフォークが突き立てられる音が響く。
淑女にあるまじきマナー違反だが、二人の返答はそれくらいのものだった。
こんな仲を見せつけられて、なのに婚約はしていないとかどんな了見だと叫びたかった。
代わりに叫んだのは皿なわけだが。割れなかったのは偏にフィーネの力不足である。
「…どうしてまだ婚約していないんだい?」
デウスもこの状況が理解しがたいらしく、声はまるでしぼりだしたかのようだ。
だが、二人がその様子に気づくことはない。
「したいの?」
「できればしたい」
「じゃあまだね」
「意地悪だな」
ミリアが問い、ルッツが本心を言えば即座にミリアは却下した。なのにルッツはそれを嬉しそうに受け止める。
なんなのだこの茶番はと、フィーネとデウスは我慢できずに頭を抱えた。
「ねぇルーミアさん…」
「なんでございましょう?」
事情を知っているであろう、唯一の人物。
ルーミアにフィーネはすべてを託した。
「あなたは何か知っておりますの?」
「すべて」
「!! なら、二人は何が…」
ルーミアの返事に希望を見出したフィーネは早速とばかり聞き出そうとする。
が…
「お断りでございます」
「…ですわよね」
当然といった様子で返され、あえなく撃沈。
そして、そのままで終わるミリアではない。
「そうそう、デウス様?」
「何かな?」
「いつになったら私への求婚を取り下げていただけるのかしら?」
ミリアの問いにデウスの頬が引きつる。同様にフィーネもデウスの横顔を凝視する。
未だにデウスからミリアへの求婚は取り下げられていない。
ミリアにとってはデウスからの求婚を受けるつもりは毛頭無いし、それに…と本人は思っている。
一方のデウスも、かなりフィーネを受け入れつつある。そのうえ、王妃教育も受け、家柄も立場も申し分ないフィーネを婚約者とするのがもはや当然の流れだ。
にも拘わらず、未だにフィーネを婚約者にするどころか、ミリアへの求婚を申し込んだままだ。
「その…だね?」
「言い訳ですか?聞いてはあげます」
「君、侍女の性格映ってない?」
「元からです」
「……エンジュルグ公爵にその件で大層嫌われてしまってね?絶対に娘と婚約などさせないって言われてしまったんだよ」
デウスの言葉にフィーネは愕然とし、ミリアは白い目でデウスを見ている。
ルッツは呆れた様子で、ルーミアは我関せず。
「そ、そんなこと父上が!?」
「まぁまぁフィーネ様」
動揺するフィーネをミリアがなだめる。
「でも、私への求婚を取り下げない理由にはなっておりませんね?まだ虫よけ扱いですか?」
「まぁそれも…」
フィーネに求婚できない、かといってミリアへの求婚を取り下げて他の王妃狙いの令嬢に近寄られたくない。
情けない王子様である。
「情けないですね」
「うぐっ!」
まさかのルッツからの容赦ない言葉にデウスが言葉を詰まらせる。
「あなたがそれを言えるの?」
ミリアからすればつい先日までのルッツも大分情けない姿だったと記憶している。
「過去だからな。もう終わった」
それについてルッツはバッサリ切り捨てた。もう過去だからと、今の自分には関係ないと断言する。
「あら、あの子犬のような目で捨てられることに怯えていた貴方はもう見れないのね?」
「代わりにいつでも君を狩りに行く獅子たる姿をお見せしようか?」
「まぁ怖い」
クスクスと笑うミリアにつられ、ルッツも笑いだす。
隙あらばの二人に話題の中心のはずだったデウスも、話題が自分から移ったことよりも二人に呆れるしかない。
「あ~あ、君たちが羨ましいよ」
「デウス様」
「ん?」
横からの声掛けに顔を向けようとした一瞬。
頬に軽い感触を感じ、向けようとした動きが止まる。
その瞬間をばっちり見たミリアとルッツは、あらまぁとその大胆な行動に感心している。
「私は、いつでもお待ちしておりますわ」
顔を真っ赤にしつつも、しっかりデウスを見据えてフィーネは宣言する。
フィーネの彼女らしからぬ大胆な行動は、デウスの心を大きく揺り動かした。
「…いつまでも待たせない。すぐに迎えにいくよ」
フィーネの手をとり、その甲にそっと口づけする。
先に女を見せられて、男を見せないなど男が廃る。
デウスが本気になった瞬間だった。
「単純な男ね」
「全くだ」
それを見ていた二人の感想は辛辣だった。
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