【完結】聖女のはずが勇者(仮)に間違われて、魔王さまに溺愛されてます

小豆缶

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1 聖女認定試験

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カランカラン

鈴の音とともに、紙吹雪がひらひら舞う。

「おめでとう!!今年も無事、聖女認定試験が終わりました!」

私の役目は、この瞬間の盛り上げ係。
国中の18歳の女の子を集めて行う聖女認定。
この国の聖女認定試験が行われる教会の神官見習いだ。

聖女になると、何かできるというわけじゃないけど、「聖女」という肩書きがついてくる。

この国ではかつて、身を挺してこの国を守った聖女様がいたらしくて、その生まれ変わりである聖女は人気が高い。

就職!結婚!にコレがついてるとつかないのじゃ大違い!!


でも、内部情報なんだけど...
正直、この国の聖女認定って、水晶様の機嫌次第って感じなんだよね。

水晶はよく光ったり暗くなったりで、正直いい加減。

でも「お前は聖女!!」って出たら、
カランカラン!
って私は鈴が鳴らして、紙吹雪が撒く。
(一人二役ですよ!!えっへん)

まあ、毎年18才になった女の子を一同に集めた大抽選会みたいなそんな感じでふと気づく

「あれ?私も18歳だ!!」

神官さんに告げると嫌そうに水晶を取り出して、

「さっさと触れろ」

私はこの教会の孤児院出身。
タダ働き要員の神官見習い。
正直、神官さんからしたら聖女認定試験のいい加減さなんて知ってる。

お前が聖女だろうと、神官見習いだろうと関係ないらしい。

えいっ!!
水晶にハイタッチ

ピッカ―――ッ!!

光る水晶。
おっ!!光った!これは当たり!
じゃなくて
「私も聖女かな…?」

でも次の瞬間、
「お前は―――勇者だ。」
神官は、お前は馬鹿か?という嘲りの目で私に告げた。

えっ!?
会場はざわつき、大混乱。

私の頭の中は真っ白。

「勇者って、なにすればいいの?」

勇者になったら、お給料もらえますか?
勇者になったら、ご飯たくさん食べられる?

勇者にってーーー何!!!
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