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25 【サイド】ウンディーネ
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「リンちゃん、聖女の力……だいぶついてきたわね」
ぽつりと呟きながら、ウンディーネは小さくなってきたガラクタゴミ山を見つめた。
今日もリンは、スネクの特訓で地下訓練室へ。
部屋にひとり残されたウンディーネは、ため息と一緒に手を組みながら朝、リンと一緒に片付けているゴミ山を見つめた。
「ペース、早すぎるのよ……」
魔王城に来たばかりの頃のリンは、風に揺れるタンポポみたいだった。
髪はぼさぼさ、肌も荒れて、体もガリガリ。
ボインであれば、全てが叶うと信じて「ボインになりたい」を連呼するわりに、色気もなければ、魔王に対してのガードも甘々。
聖女? まさかねって本気で思ってた。
なのに今は――
真っすぐ前を見て歩く。
姿勢が美しい。
メイドたちの視線が変わってきたのも、絶対、気のせいじゃない。
最初はあのメイドたちも笑ってたくせに、最近は……嫉妬。
気づいているのかいないのか?
鋭い視線と、少しでも隙があれば陥れてやろうという女の欲望がピリピリと伝わってくる。
「……あの子を守る方が、大変かもしれないわね」
少なくともこのいわく部屋に入れたのは正解だったわ。
これが魔王さまの近くの部屋だったらあの子はどんな扱いを受けていたことか?
ふーっ、他人の恋路はどうにもできないけど、せめてしっかりとリンを守ってやりなさいよね。
ウンディーネはこの部屋から出て行って以来、姿が見えない魔王にいらいらしながら、視線をふとゴミ山へ向ける。
「でも……その前に、私の番か」
このゴミ山はウンディーネにとってもいわくつきだ。
かつて魔王に託した、人間だった時の愛した人との思い出の品。怨霊になりそうになった自分が、その品を手放すことで、自身の人間だった時の浄化力と魔王の力で精霊になった。
この呪われた山のどこかに、それが眠っている。
もしリンが見つけてしまったら――
「……覚悟、できてないのに」
そのとき、ふわりと風が吹き抜けた。
「やっほ~、おおっ!お掃除進んでるじゃん」
エアリアがふわっと舞い降りて、曰く付きごみ山の減り具合に目を丸くした。
「リンちゃんがいる時に来てあげたらいいのに。あの子寂しなってるからね。」
「今スネクの特訓中よね。だんだん磨きがかかってるし、自信が顔つきに表れ始めてたわ」
嬉しそうにエアリアが話す。
「そうね。そして、多分……私より強いわよ、聖女としての能力がとても高いわ」
「ウンディーネが言うなら、相当ね。でも、そのせいで嫌がらせが悪化してる」
エアリアは困ったように眉を顰めて小声でいう。
「……なにがあったの?」
ウンディーネも眉をひそめる。
「今日なんて、水ぶっかけられてた」
「はぁ!?」
ウンディーネの顔がひくつく。
「でもリンちゃんね、にっこり笑ってこう言ったの。“あら、そんなことしかできないなんて可哀想。私ならそんなことしないけど”って」
「うそ……あのリンちゃんが!」
「そのあと私に『乾かして』って頼んで、わたしが横から風で乾したら“失礼します”って。完璧だったわ」
「スネク、やりすぎよ……」
「でも似合ってたよ。乾かす間、じっと薄く微笑みながらその女たちをただ見てるの。“視線でねじ伏せる女”って感じ」
「あのピュアだったリンちゃんが……」
ウンディーネがひきつった顔をなんとか戻そうとゆらゆら揺れると、エアリアはにやりと口角を上げた。
「魔王さまからリンちゃんは寵愛、受けてるからね。どっちにしてもやった子たちも、無事にはすまないわよ?」
「……寵愛?だってあの男、一切顔も出さないわよ?リンが寂しがっているのを知っている身としては、一日5分でもいいから会いに来てやれよと思うんだけどね」
ウンディーネがため息をつくと、エアリアはニヤッと笑った。
「ふふん、知らないの? 魔王さま、毎晩リンちゃんの寝顔見に来てるわよ」
「な……!?」
「布団蹴ってたらかけ直して、頬とか撫でたりして」
「それ、アウトじゃないの!?」
「寝てるからセーフでしょ? リンちゃん、帰る場所ないんだもん。保護者のひとりやふたり、いてもいいじゃない」
エアリアはふわふわ漂いながら、ぽつりと言った。
「人間の世界にも、魔物の世界にも、彼女の居場所はないんだよ。精霊になれば話は別だけど……中途半端なままだと、どこにも属せない」
「それでも、誰か一人でも味方がいたら……家族みたいに思ってくれる人がいれば……それだけで救われるものよね。なんだ、ちゃんとこっそり会いに来てたのか。なに?やっぱりリンちゃんみたいな子が好みなの?」
ウンディーネはそれならそれで、どうしようかと呟いた。
「ま、魔王さまはその辺まったく自覚してないみたいだけど。あの人も家族はいないから、同じような境遇に惹かれたのかなあ」
エアリアは、魔王がすでにリンに恋に落ちていると思っているようだ。
たしかに、顔を見に来てやればいいのにというのは、見にこないと思っているからこっちが思っていたことであって、本当に毎晩見にくるとなると、かなり、動揺、本当に魔王さまらしくない。
どちらかというと、フレンドリーに見せかけて、誰に対しても冷静平等。
本当に心を許しているのはトミーにだけだと思っていたが。
それとも勇者、もしくは聖女という肩書きが気になっているのだろうか?
「……まあ、あの人は一定のところで線を引くでしょう」
ウンディーネは魔王の普段の姿からそう考える。
リンは人間だし、連れてきた手前、目を離すわけにはいかないからあの距離感なんじゃないだろうか?
それこそ、父親みたいな....
「本人だけは“保護者のつもり”で、着実に沼にハマってるっていうのが……いいよねぇ」
「なにがいいのよ」
「ううん、なんでも」
エアリアはくすくすと笑い、また風に溶けるように姿を消した。
残されたウンディーネは、曰く付きゴミ山を見つめなおす。
「……急がなきゃ、私の気持ちのほうが間に合わなくなるかもね」
ぽつりと呟きながら、ウンディーネは小さくなってきたガラクタゴミ山を見つめた。
今日もリンは、スネクの特訓で地下訓練室へ。
部屋にひとり残されたウンディーネは、ため息と一緒に手を組みながら朝、リンと一緒に片付けているゴミ山を見つめた。
「ペース、早すぎるのよ……」
魔王城に来たばかりの頃のリンは、風に揺れるタンポポみたいだった。
髪はぼさぼさ、肌も荒れて、体もガリガリ。
ボインであれば、全てが叶うと信じて「ボインになりたい」を連呼するわりに、色気もなければ、魔王に対してのガードも甘々。
聖女? まさかねって本気で思ってた。
なのに今は――
真っすぐ前を見て歩く。
姿勢が美しい。
メイドたちの視線が変わってきたのも、絶対、気のせいじゃない。
最初はあのメイドたちも笑ってたくせに、最近は……嫉妬。
気づいているのかいないのか?
鋭い視線と、少しでも隙があれば陥れてやろうという女の欲望がピリピリと伝わってくる。
「……あの子を守る方が、大変かもしれないわね」
少なくともこのいわく部屋に入れたのは正解だったわ。
これが魔王さまの近くの部屋だったらあの子はどんな扱いを受けていたことか?
ふーっ、他人の恋路はどうにもできないけど、せめてしっかりとリンを守ってやりなさいよね。
ウンディーネはこの部屋から出て行って以来、姿が見えない魔王にいらいらしながら、視線をふとゴミ山へ向ける。
「でも……その前に、私の番か」
このゴミ山はウンディーネにとってもいわくつきだ。
かつて魔王に託した、人間だった時の愛した人との思い出の品。怨霊になりそうになった自分が、その品を手放すことで、自身の人間だった時の浄化力と魔王の力で精霊になった。
この呪われた山のどこかに、それが眠っている。
もしリンが見つけてしまったら――
「……覚悟、できてないのに」
そのとき、ふわりと風が吹き抜けた。
「やっほ~、おおっ!お掃除進んでるじゃん」
エアリアがふわっと舞い降りて、曰く付きごみ山の減り具合に目を丸くした。
「リンちゃんがいる時に来てあげたらいいのに。あの子寂しなってるからね。」
「今スネクの特訓中よね。だんだん磨きがかかってるし、自信が顔つきに表れ始めてたわ」
嬉しそうにエアリアが話す。
「そうね。そして、多分……私より強いわよ、聖女としての能力がとても高いわ」
「ウンディーネが言うなら、相当ね。でも、そのせいで嫌がらせが悪化してる」
エアリアは困ったように眉を顰めて小声でいう。
「……なにがあったの?」
ウンディーネも眉をひそめる。
「今日なんて、水ぶっかけられてた」
「はぁ!?」
ウンディーネの顔がひくつく。
「でもリンちゃんね、にっこり笑ってこう言ったの。“あら、そんなことしかできないなんて可哀想。私ならそんなことしないけど”って」
「うそ……あのリンちゃんが!」
「そのあと私に『乾かして』って頼んで、わたしが横から風で乾したら“失礼します”って。完璧だったわ」
「スネク、やりすぎよ……」
「でも似合ってたよ。乾かす間、じっと薄く微笑みながらその女たちをただ見てるの。“視線でねじ伏せる女”って感じ」
「あのピュアだったリンちゃんが……」
ウンディーネがひきつった顔をなんとか戻そうとゆらゆら揺れると、エアリアはにやりと口角を上げた。
「魔王さまからリンちゃんは寵愛、受けてるからね。どっちにしてもやった子たちも、無事にはすまないわよ?」
「……寵愛?だってあの男、一切顔も出さないわよ?リンが寂しがっているのを知っている身としては、一日5分でもいいから会いに来てやれよと思うんだけどね」
ウンディーネがため息をつくと、エアリアはニヤッと笑った。
「ふふん、知らないの? 魔王さま、毎晩リンちゃんの寝顔見に来てるわよ」
「な……!?」
「布団蹴ってたらかけ直して、頬とか撫でたりして」
「それ、アウトじゃないの!?」
「寝てるからセーフでしょ? リンちゃん、帰る場所ないんだもん。保護者のひとりやふたり、いてもいいじゃない」
エアリアはふわふわ漂いながら、ぽつりと言った。
「人間の世界にも、魔物の世界にも、彼女の居場所はないんだよ。精霊になれば話は別だけど……中途半端なままだと、どこにも属せない」
「それでも、誰か一人でも味方がいたら……家族みたいに思ってくれる人がいれば……それだけで救われるものよね。なんだ、ちゃんとこっそり会いに来てたのか。なに?やっぱりリンちゃんみたいな子が好みなの?」
ウンディーネはそれならそれで、どうしようかと呟いた。
「ま、魔王さまはその辺まったく自覚してないみたいだけど。あの人も家族はいないから、同じような境遇に惹かれたのかなあ」
エアリアは、魔王がすでにリンに恋に落ちていると思っているようだ。
たしかに、顔を見に来てやればいいのにというのは、見にこないと思っているからこっちが思っていたことであって、本当に毎晩見にくるとなると、かなり、動揺、本当に魔王さまらしくない。
どちらかというと、フレンドリーに見せかけて、誰に対しても冷静平等。
本当に心を許しているのはトミーにだけだと思っていたが。
それとも勇者、もしくは聖女という肩書きが気になっているのだろうか?
「……まあ、あの人は一定のところで線を引くでしょう」
ウンディーネは魔王の普段の姿からそう考える。
リンは人間だし、連れてきた手前、目を離すわけにはいかないからあの距離感なんじゃないだろうか?
それこそ、父親みたいな....
「本人だけは“保護者のつもり”で、着実に沼にハマってるっていうのが……いいよねぇ」
「なにがいいのよ」
「ううん、なんでも」
エアリアはくすくすと笑い、また風に溶けるように姿を消した。
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