美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)

ヒロイン小説研究所

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②ツルで作った輪投げは作戦は成功し、ゴミ怪人を徐々に引き寄せることができた。後ろでいたずら3人組を応援している。

「もう少しですわ、最後は力を入れて強く引っ張れば、えいぃ!」

 ゴミ怪人はネバネバから引きずり出されたが、美少女仮面エスポワールに引かれた勢いで体当たりをしてきたのだ。美少女仮面エスポワールは、瞬間に後ろを向くと、マントはやや首でねじれ、背中同士でお尻がゴミ怪人とネバネバでくっついてしまった。

「きゃぁああ~~~く、臭いですわ! 早く離れるのです~~ぅう」

 美少女仮面エスポワールは鼻をつまみ、手で離して少しても、また、くっついてしまう。

「エスポワール、水で洗えばとれるかも知れないからさ、このまま下の公園に行こうよ」

「ごみ怪人とお尻を付けたままなんて、はずかしくていやですわ、でも、他に方法がなければ・・・」

 結局、健太、進、太でくっついているエトワールと怪人をツルで巻き付けて、引っ張って公園にまでやってきた。

「臭いですわ、早く、早く、水をお尻の間にかけてください!」

 健太は公園のホースを持つと、ニコニコと笑って、ホースの先をつかみ、勢いよく水が出るようにして、美少女仮面エスポワールの胸に直撃させた。

「ひゃあああぁぁぁぁ~~~~~~~」

「な、何をすののですか、おふざけはおやめなさい」

「臭いから近寄れないので、的を当てる練習だよ」

「進にもやらせて!」

 今度は、美少女仮面エスポワールの顔にかけた。

「ひゃぅうう~~あなたたち~~~ふぎゃっ~やめるのです」

「太にもやらせてよ」

 美少女仮面エスポワールの頭からつま先まで全体に水をかけ続けた。

「ひゃああああ~~~~~ダメですわ、もう~ぷっ、あふ~~ぃやぁぁぁぁぁ~~~~~~」

 美少女仮面エスポワールは、髪の毛やアイマスク、コスチュームから水滴が垂れている。

「もう、このいたずらはゆるせませんわ!」

 美少女仮面エスポワールが前に進もうとした時、ごみ怪人とお尻が離れた。

「離れましたわ、お尻が軽いです、バトンでゴミ怪人を退治いたしますわ」

「がんばれ~~~美少女仮面エスポワール!」

「エスポワールマジカルリフレッシュ!」

 目の前に小さな魔方陣が出現し、中央から出た光線が怪人めがけて発射され、ゴミ怪人は人間に戻った。

「もう、安心ですわ、悪い心は離れました」

 パチ~パチ~パチ~~~~

「みんなの夢守るために戦いましょう~美少女仮面エスポワール、ごきげんよう~~」

 エスポワールはマントを持って身を隠すと消えて行った。

  ハ、ハ、ハックション~~~~~~~~~~~~~~~~~

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