美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)

ヒロイン小説研究所

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③「公園行くとゴキブリ怪人が 人々を襲っていいた。

 現れた美少女仮面は、
「みんなの夢守るため戦いましょう~美少女仮面エスポワール」

  「美少女仮面エスポワール、 今日は逃げるなよ」

「今日こそやっつけてみせますわ、 でもここでは他の人の犠牲が出ます」

 美少女仮面エスポワールは空を飛び 人のいない山の方へ ゴキブリ怪人を導いていく。

 ゴキブリ怪人も羽があるので飛んでいくことができるのだ。 エスポワールとゴキブリ怪人が飛んでいく姿を人々は見ていた。その中には、いたずら3人組や友達の美咲さんや委員長の健君もいた。

 「ここで勝負です!」

 「エスポワール、 行くぞ!

 エスポワールは見るだけでも嫌なゴキブリ怪人に 目を閉じてバトンを振り上げ、

「いやっ!たあぁ!」
 
 バトンで攻撃した。

「エスポワールフラッシュ!」

 バーーーーーーーン!  シュ~~~~~~~~

 ゴキブリ怪人はその掛け声と共に後ろ向きになり、エスポワールエレガントフラッシュを弾き飛ばした。

「無理だ!私のこの翼にはお前の力を反撃する力があるのだ」

「 それよりも、これをお見舞いする!」

 ゴキブリ怪人は手で口に当てると口からネバネバの液をエスポワールめがけて投げつけた。エスポワールは、さっと木にぶら下がり、ゴキブリ怪人を見つめた。ゴキブリ怪人は、

「的ができて、さらに、投げやすいぞエスポワール!」

 ゴキブリ怪人は右手、左手と交互に投げ、さらにゴキブリの手はたくさんある。それを利用してどんどんエスポワールに、 液体のネバネバしたものを投げつけた。

 エスポワールは猿のように 枝をくるくると回りながら、飛び乗り移動をして逃げた。ゴキブリ怪人のネバネバ攻撃をかわしていく。

「エスポワール! ちょこまかちょこまか動きまわって! よし、それならこの大きな大きなものをお前に投げてやる!!!」

  ゴキブリ外人は口から出したネバネバ雪だるまのような大きさにし、2個作りだして大玉を投げた。

 ネバネバ玉はエスポワール身体全体を包み、エスポワールは地面に落下した。

「わぁぁぁぁあぁあぁ~~・・」

「近づかないでくださいませ、そんな~気持ち悪いですわ!! ゴキブリ、私は嫌いです」

「おまえが嫌いでも関係ねぇ!」

 「近寄らないで、嫌ですわ」

「何を言ってるだ、エスポワール、今からお前は俺様の餌になるんだ!」

「えっ! ぃや~~~~~~~~~~~~」

「頭をかじられるんだ、そして、その着ている白いマントや耳飾りペンダント、 白帽子、アイマスクは吐き出してやるさ」

「ダメですわ、この聖なるコスチュームを食べてはきだすなんて、そんなこと、許しません!!」

「許さなくても俺様の餌になるんだ!!!」

 ゴキブリ怪人が 一歩一歩エスポワールに近づく、エスポワールは首を横に振りながら両手で顔を隠す。

「いや~~~~~、来ないで~~~~~~~~~」

「待ちなさい!!!」

 そこへやって来たのが 親友の美咲だった。

「エスポワールは私が助けるわ!!!!」

「お前みたいな人間が何ができる、エスポワールに美咲はネバネバがついていても抱きついた。

「ありがとうございます。でも、離れてください、私は人々を守りたいのに自分の身も守ることができません。ですからお逃げください」

「エスポワール、私が絶対に守るわ!」

「え~い! ごちゃごちゃ言いよって」

 ゴキブリ怪人はエスポワールと美咲のそばによって食べようとすると、何か嫌な臭いがする。ゴキブリの嫌いな匂いだ。

「お前、何をつけている!」

「これはハーブよ! 私のお父さんはお医者さん、ゴキブリの苦手なハーブを買ってきて、私の洋服に全部ゴキブリの嫌いなハーブをつけてきたのよ!」

「生意気な人間だ、でも、確かに俺は食えん! それならば」

 ゴキブリ怪人は周りにある木々を集め、それを手に持ち、

「これで、お前たち二人を生き埋めにしてやる覚悟しろ、はっはっはっ~~~」

「待て!!!」

 次に現れたのは委員長の健だった。

「また、人間が来たのか! 今度は何だ、お前もハーブか?

「いや私は・・・」

 健はポケットから白い粉を出し、ゴキブリ怪人に投げつけた。

「なんだなんだ!」


「これは塩だ!!!」

「何でこんなものを・・・」

「ゴキブリは、しょっぱいものを舐めると水分がなくなって死んでしまう。 だから塩かけて、やっつけるんだ!!!」

「しょっぱい、確かに俺様は塩は嫌だ!近寄らないようにして、おまえ達を生き埋めにしてやる!!!」

「二人とも逃げてください。私が助けられなくてごめんなさい」

「美少女科研エスポワール、いつも守られているから、今日は助けたいんだ」

「お願いします、この勇気ある女の子も一緒に連れて逃げてください」

 なんて男らしい健くんだろう、でも、私はこの二人を逃さなければ、ヒロインとしての最後にできること、

「お願いします、連れて逃げて~~」

 エスポワールは涙声で健にお願いした。しかし、美咲は動こうとしない。

「いやよ、私はエスポワールを助けるって決めてきたんだからね」

「俺だってエスポワールに、ゴキブリ怪人を一歩たりとも近づけさせないぞ!」

 私が人間を守らなければいけないのに人間に守られているなんて・・・・

「さあ、 面倒な人間ども、エスポワールと生き埋めの時間だ!」

 ゴキブリ怪人がいくつもの手で投げつける物を持ち、3人に焦点を当てる。

「待てゴキブリ怪人!!!」

「何だ!」

 今度は子供、いたずら3人組がエスポワールと美咲と健の目の前に出てきた。

「あなたたち子どもでしょ、危ないからすぐに逃げて!」

 美少女仮面エスポワールは、大きな声で呼びかけたが、無理だった。

「 エスポワールフアンクラブはエスポワールを助けるんだ」

「そうだ、そうだ、エスポワールを助けるんだ!!!」

 3人組が 手を広げて美少女仮面エスポワール、美咲、健の前から動こうとしない。ゴキブリ怪人が近寄ってきた。 やはりゴキブリは見ると大きく、そして強そうだ!!!

「よし、今だ!」

健一は、後ろに持っていたゴキブリスプレーをゴキブリ怪人に噴射した。

「わっ! 何をする・・・・・」

 進もゴキブリ怪人の右手に行って同じように全体にスプレーをかけた。さらに太は左手に行って、同じようにスプレーをかけた。

「こんなことで怪人は倒せません、さあ、皆さん、私、エスポワールを置いて逃げてください」

「苦しい~苦しい~苦しい~なんだ,これは!


「これはゴキブリ退治のスプレー、いくら怪人といっても元はゴキブリだから、この強力なスプレーでやっつけてやる!

「うわー、これはハーブや塩よりも、苦しい~~~~やめろ~やめろ~やめてくれ~~~~~」

 ゴキブリ怪人は逃げ出した。

「えっ! まさか、効いているの?」


 3人組は逃げるゴキブリ怪人を追いかけて。、そして。止まった所で3人が集中的に噴射した。スプレーをかけられ続けたゴキブリ怪人、逃げたんで、また、追いかけてスプレーが空っぽになるまでゴキブリ怪人にスプレーをかけ続けた。

 最初のうちは暴れていたゴキブリ怪人だったが最後にはお腹を上に出してをジタバタしながらうなるような声を出すだけになった。

 さあ、美少女仮面エスポワール、最後はやっつけて!」

「落ちていたバトン、これだよね」

 健一が美少女仮面エスポワールのバトンを見つけ出し、手渡ししてくれたのだ。

「エスポワールエレガントフラッシュ!」

 ゴキブリ怪人はは爆破して消え去っていた。みんなの勝利であった。

「皆さん、ありがとうございます」

「いや、エスポワールがいつもみんなを守ってくれるから、ちょっと手伝っただけ」

「そうだよ、美少女仮面エスポワール」

 エスポワールに付いていたネバネバ液を葉を使って、美咲がきれいに拭いてくれた。

「皆さん、感謝します、ごきげんよう~」

 エスポワールはマントで身を隠し、そして消え去っていった。

 ガサガサガサガサ


 「近くに誰かいるぞ!」

 音のする方に行ってみるとそれは写真部の文也だった。 カメラを持って隠し撮りをしていたのだ。

「文也、出しなさい」

 美咲は文也の盗撮画像を見たら、エスポワールのパンチラ写真がたくさん写っていた。

「これは没収、全部消させてもらうわ」

「そんな、せっかくのお宝なのに・・・・」

「盗撮は犯罪よ、でも、見なかったことにしてあげるから消すことには 同意した方がいいよ」

 美咲は美少女仮面エスポワールのパンチラ写真を消去していった。健一は、一枚の写真に気がついた。 エスポワールの履いてるパンツ、 あのお姉ちゃんが履いてたパンツと同じだ!

 白いパンツはいっぱいあるから偶然もあるんだな。

 美少女仮面エスポワールを助けて、みんなは、清々しい気持ちで自宅に帰っていった。  
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