美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)

ヒロイン小説研究所

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3 美少女仮面の現代人理解

3 美少女仮面の現代人理解


①美少女仮面エスポワールは、廃工場で魔人と対峙していた。

「みんなの夢守るため戦いましょう、美少女仮面エスポワール」

「なんだ、おまえは、白いマント、赤いアイマスク、唇の濃い赤は、まあ、いい感じだけど」


「あなたも、魔王デビルに魔人にされたのですか」

「魔王デビル? だれだそれは!」

 美少女仮面エスポワールは、ステッキで四角を描き、魔王デビルを映し出した。

「知らねえよ、そんなおっさん」

 どうやら、魔人はデビルが人や、他の生物、物に魔力で変えただけでなく、存在しているらしい。この魔人は、廃工場の残った部品で人物化されたような様相であった。

「これでもくらえ!!」

 魔人がネジを銃弾のようにエスポワールに打ってきた。

 カキーン、カキーン、カキーン・・・・・・・・

 美少女仮面エスポワールはバトンで打ち落としていく。


「正面からだけとは思うなよ!!!」

 魔人は念力を使って、四方八方からネジの銃弾を空中に浮かせた。

「死ね、美少女仮面エスポワール!!」

 ネジが一斉に銃弾の速さで美少女仮面エスポワールに向かってきた。急いで美少女仮面エスポワールは、マントで体を包み、飛んできたネジから身を守った。

「今度は、こちらから行かせていただきますわ」

「ぅう~何をする気だ!」

「エスポワール エレガントフラッシュ!」

 キラキラのヒカリが魔人に直撃する。

「ぅあああ・・・」

 魔人の爆破の後に、機械が散乱した。


「これは、だれかが作った怪人、いったい、誰が・・・・」

 美少女仮面エスポワールは変身を解いて希望(のぞみ)になって家に向かった。


「お姉ちゃん、こんにちは」

 会いたくなかったいたずら3人組の健一、進、太だった。

「今度、お姉ちゃんちに遊びに行かせてよ」

 いたずら3人組が部屋に来たらどうなるか・・・・・

「あのね、今の時代は保護者の許しがなければ部屋に入れて誘拐になっちゃうの、だから、ダメ!」

 健一が近寄ってきた。スカートのすそを押さえなければめくられる。いや、その前に離れよう。希望が健一と距離をとって下がった。

「お姉ちゃんに隙がなければ、スカートをめくらないよ、あっ、今から保護者に会ってよ、今日、父ちゃんいるから」

「えっ、知らないお姉ちゃんが行ったら家の人がこまるでしょ」

「大丈夫、大丈夫、うちでは気にしないから・・」

 3人に腕を引っ張られて健一のアパートに着いた。

「俺んちは、いわゆる父子家庭でトラックの運転手の父ちゃんと二人暮らしだよ」


「父ちゃん、お姉ちゃん連れてきたよ」

「おぉ~、上がってもらえや」

「えっ、あのぅ~、何を言ったらいいの?」

 希望は未来人、未来では個人主義で他との関わりは関係者以外と知り合いになることはないのだ。未来の秘密警察である美少女仮面エスポワールは魔人や怪人は怖くないが、現代人、しかも大人の男の人には弱い。

「父ちゃん、近所のお姉ちゃんだよ」

「いつも、健一が悪さをして迷惑をかけているんでしょうね、すみません、母親は健一が幼い時に亡くなってしまって躾ができなくて、本当にすみません、そんな健一が大好きなのが、悪をやっつける美少女仮面エスポワールとあなたなんです」

「もう、いいから、俺の部屋に行こうよ」

 他の二人と一緒に部屋に入ると、雑誌から切り抜いた美少女仮面エスポワールの写真だらけだった。

「健一君、そんなに美少女仮面エスポワールが好きなの」

「うん、正義のために勇気を出して魔人や怪人と戦っているんだぜ、かっこいいよ、それに、きれい、かわいい、美少女仮面エスポワールのすべてが好きなんだ」

 美少女仮面エスポワールは、雑誌に載るだけでなく、美少女仮面エスポワール人形やグッズも売られていた。もちろん、本人に承諾なしに業者がしていることだ。そんな人形やグッズがたくさんあった。

「すみませんね、狭い部屋で、しかもオタクみたいに美少女仮面エスポワールの物ばかりで、でも、助かっているんです。美少女仮面エスポワールを知らなかった健一は、学校で先生に注意されてばかりだったけど、美少女仮面エスポワールの正義感を知ってから変わったんですよ、問題を起こさないようになって、自分も正義の味方になるんだって言ってます、それでもいたずら心を発散できるのが近所のお姉ちゃんだって言ってまして、お姉ちゃんにいたずらしている話を楽しそうに話しています、本当に、本当に健一が悪いことをしてすみません」

 トラックの運転手をしているだけあって体の大きな男の人が頭を下げて謝っている。

「大丈夫です、私は、いたずらには負けません!」

 希望は、健一から見ると、ストレス発散と母性の対象者なのだろうか・・・・・・。

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