美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)

ヒロイン小説研究所

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②銀のペンダントが魔人出現を知らせた。

「健一君、ごめんね、お姉ちゃん、急用で帰らないと、お父さん、突然、お邪魔してすみませんでした。」

 急いで魔人出現の所に行くと、あの廃工場だった。

「みんなの夢守るため戦いましょう、美少女仮面エスポワール参上!」

マントをさっと前からとると、あのバラバラになった怪人がいた。

「あなたは、この前爆破して機械が散乱したはずですわ!」

「ああ~、おまえに爆破されたが再生してくれた!おまえに、お礼代わりに、それ!」

 前は、ナットのような物が銃弾のように飛んできたが、今度は身を隠したマントが、ネジなので聖なるマントに穴がいくつも空いていた。

「私の聖なるマントに穴が!!!」

 動揺して美少女仮面エスポワールに、さらに、ネジの銃弾が飛んできた。マントでは防げないので、軽やかに少し高くなっている平らな板に飛んだ。

「痛い!」

 美少女仮面エスポワールが着地した所にネジが立って無数に置いてあった。すぐに、違う台に飛び移ったら、

「痛い!」

 やはり、無数の鋭利な物が無数に出ていたのだ。美少女仮面エスポワールは、床に転げ落ちてしまった。

「おまえの逃げる所はないんだ、俺様に刺されて倒されるんだ! 行くぞ!」

「美少女仮面エスポワール、大丈夫!」

 いたずら3人組が美少女仮面エスポワールがいることを嗅ぎつけて助けに来たのだ。

「無理ですわ、この前の魔人のようには倒せません、早く逃げて!」

 3人組は、プラスドライバーとマイナスドライバーを持って怪人に飛びついた。

「おまえ達、子どもに何ができる、美少女仮面エスポワールが俺様にかなわないというのに」

「みんな! 逃げて! そんな物で何をする気ですの」

「解体してバラバラにするから見ててよ」

「漫画や子ども向けテレビと違って現実ですの、そんなもので怪人が・・・・・・・・、あっ、解体されている」

「おい、右腕は取れた、進、そっちの腕を頼んだぞ!」

「ほら、怪人の腕は取れちゃったよ」

「おい、子どもでも許さんぞ!」

「みんなで、どこでもいいからネジを回して分解だ!」

「ぉおー!」

 怪人は、3人組によって解体された。いたずらが、役に立っている。

 美少女仮面エスポワールは、不思議で何が起きているのか理解できなかった。苦戦をした怪人が子どもにやられたのだ。

「作ったものなら、解体もできる、いたずらより簡単なことだよ」

 未来からきた正義のヒロイン、美少女仮面エスポワールは、科学の力と魔法を信じていたが、こんな原始的な方法で怪人がやられるなんて・・・・・。

「みんな、ありがとう、でも、もう、こんな危険なこと、だめですわ」

「僕たちは、美少女仮面エスポワールファンクラブ、協力するのは当たり前だよ、だから、来るなって言われてもくるからね」

 いったい、だれが怪人を再生させたのだろう、しかも、ドライバーで解体できるような怪人を・・・・・・・・・。

「みなさん、ごきげんよう~」

 美少女仮面エスポワールは、マントで身を隠し、消え去っていった。
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