12 / 84
4 人造人間ワルダーと愉快な仲間達 ①
しおりを挟む
4 人造人間ワルダーと愉快な仲間達
①日常の学校生活が、今日も始まろうとしている。川沿いを歩いて学校へ行くのが日課となっている白鳥希望(のぞみ)は、川のせせらぎ、鳥の声、挨拶をみんなで声掛け合う、朝の始まりが好きだ。ただ一つのちょっとした出来事を除いては。
「おはよう、お姉ちゃん」
「おはよう、健一君、進君、太君」
「家の人もお姉ちゃん、きれいでかわいいねって気にいっていたよ」
「そうなの、おうちの人に宜しくね」
希望は3人の家に行って、この3人の美少女仮面エスポワール愛が本物であることは嬉しかったけど、関わったら危険なので心配だ。
「お姉ちゃん、スカートのすそを持ってめくられないようにしなくても大丈夫だよ、今日は、ピンク!!!」
「えぇぇ~~~~、なぜ、知ってるの?」
「さっき、風が吹いた時に見えたんだよ」
「お姉ちゃん、今日は明るい一日にしたいんだね、いってらっしゃい~」
「だから、パンツ占いするな! それと、学校まで気をつけるのよ」
「あっ、次の日曜日にお姉ちゃんの家に遊びに行くから、宜しく、バイバイ」
3人が遊びに来ると言った時に、家の人も分からないで子どもを部屋に入れたら、子どもが勝手に来たということは通じずに、「誘拐」になることを教えた。だから、3人の家へ行ったのだ。だから、心配だけど、あのいたずら3人組を日曜日に部屋へ来ることは、拒否できないのだ。
心配事は、部屋に未来の物が置いてあること、何よりも、美少女仮面エスポワール関係の物もある。
「まあ、隠しておけばいいか」
希望がクラスにはいると美咲がすぐに来て、男の転校生が来ると興奮して話してくれた。見た人によると、イケメンとのことで、女子達がざわついている。未来から希望にとっては男は関心がないはずなのに、委員長の健には興味をもっているのである。
朝のホームルームが始まり、先生の後にイケメン転校生がはいってきた。みんなの視線が集まる。
「今日は、転校生を紹介する、みんな学校のこととか教えてあげて、仲良くするように、自己紹介して」
「水谷流星です、趣味は、写真と美少女仮面エスポワールの追っかけです。地域のこともわからないので、宜しくお願いします」
「えぇ~、文也と同じ趣味だ・・・・・・」
まわりがざわつく中、笑顔でみんなを見ている。
「席は、女の委員長の白鳥希望の隣だ、面倒を見ても男女の仲にはならないようにな、はっははは~~~」
「白鳥希望です、分からないことがあったら、男の委員長の健や私に聞いてください」
「白鳥さんって、美少女仮面エスポワールほどではないけど、きれいでかわいいすね」
「ありがとうございます、でも、初対面で、そういう言い方は、ちょっと・・・・」
「ごめんなさい、宜しくお願いします、委員長!」
希望は、もう相手にはしなかった。
転校生に振り回された1日が終わり、その帰り道、銀のペンダントが魔人を知らせた。希望は、だれも見ていないのを確認して、美少女仮面エスポワールに変身し、現場に向かった。
①日常の学校生活が、今日も始まろうとしている。川沿いを歩いて学校へ行くのが日課となっている白鳥希望(のぞみ)は、川のせせらぎ、鳥の声、挨拶をみんなで声掛け合う、朝の始まりが好きだ。ただ一つのちょっとした出来事を除いては。
「おはよう、お姉ちゃん」
「おはよう、健一君、進君、太君」
「家の人もお姉ちゃん、きれいでかわいいねって気にいっていたよ」
「そうなの、おうちの人に宜しくね」
希望は3人の家に行って、この3人の美少女仮面エスポワール愛が本物であることは嬉しかったけど、関わったら危険なので心配だ。
「お姉ちゃん、スカートのすそを持ってめくられないようにしなくても大丈夫だよ、今日は、ピンク!!!」
「えぇぇ~~~~、なぜ、知ってるの?」
「さっき、風が吹いた時に見えたんだよ」
「お姉ちゃん、今日は明るい一日にしたいんだね、いってらっしゃい~」
「だから、パンツ占いするな! それと、学校まで気をつけるのよ」
「あっ、次の日曜日にお姉ちゃんの家に遊びに行くから、宜しく、バイバイ」
3人が遊びに来ると言った時に、家の人も分からないで子どもを部屋に入れたら、子どもが勝手に来たということは通じずに、「誘拐」になることを教えた。だから、3人の家へ行ったのだ。だから、心配だけど、あのいたずら3人組を日曜日に部屋へ来ることは、拒否できないのだ。
心配事は、部屋に未来の物が置いてあること、何よりも、美少女仮面エスポワール関係の物もある。
「まあ、隠しておけばいいか」
希望がクラスにはいると美咲がすぐに来て、男の転校生が来ると興奮して話してくれた。見た人によると、イケメンとのことで、女子達がざわついている。未来から希望にとっては男は関心がないはずなのに、委員長の健には興味をもっているのである。
朝のホームルームが始まり、先生の後にイケメン転校生がはいってきた。みんなの視線が集まる。
「今日は、転校生を紹介する、みんな学校のこととか教えてあげて、仲良くするように、自己紹介して」
「水谷流星です、趣味は、写真と美少女仮面エスポワールの追っかけです。地域のこともわからないので、宜しくお願いします」
「えぇ~、文也と同じ趣味だ・・・・・・」
まわりがざわつく中、笑顔でみんなを見ている。
「席は、女の委員長の白鳥希望の隣だ、面倒を見ても男女の仲にはならないようにな、はっははは~~~」
「白鳥希望です、分からないことがあったら、男の委員長の健や私に聞いてください」
「白鳥さんって、美少女仮面エスポワールほどではないけど、きれいでかわいいすね」
「ありがとうございます、でも、初対面で、そういう言い方は、ちょっと・・・・」
「ごめんなさい、宜しくお願いします、委員長!」
希望は、もう相手にはしなかった。
転校生に振り回された1日が終わり、その帰り道、銀のペンダントが魔人を知らせた。希望は、だれも見ていないのを確認して、美少女仮面エスポワールに変身し、現場に向かった。
0
あなたにおすすめの小説
ノースキャンプの見張り台
こいちろう
児童書・童話
時代劇で見かけるような、古めかしい木づくりの橋。それを渡ると、向こう岸にノースキャンプがある。アーミーグリーンの北門と、その傍の監視塔。まるで映画村のセットだ。
進駐軍のキャンプ跡。周りを鉄さびた有刺鉄線に囲まれた、まるで要塞みたいな町だった。進駐軍が去ってからは住宅地になって、たくさんの子どもが暮らしていた。
赤茶色にさび付いた監視塔。その下に広がる広っぱは、子どもたちの最高の遊び場だ。見張っているのか、見守っているのか、鉄塔の、あのてっぺんから、いつも誰かに見られているんじゃないか?ユーイチはいつもそんな風に感じていた。
「いっすん坊」てなんなんだ
こいちろう
児童書・童話
ヨシキは中学一年生。毎年お盆は瀬戸内海の小さな島に帰省する。去年は帰れなかったから二年ぶりだ。石段を上った崖の上にお寺があって、書院の裏は狭い瀬戸を見下ろす絶壁だ。その崖にあった小さなセミ穴にいとこのユキちゃんと一緒に吸い込まれた。長い長い穴の底。そこにいたのがいっすん坊だ。ずっとこの島の歴史と、生きてきた全ての人の過去を記録しているという。ユキちゃんは神様だと信じているが、どうもうさんくさいやつだ。するといっすん坊が、「それなら、おまえの振り返りたい過去を三つだけ、再現してみせてやろう」という。
自分の過去の振り返りから、両親への愛を再認識するヨシキ・・・
たったひとつの願いごと
りおん雑貨店
絵本
銀河のはてで、世界を見守っている少年がおりました。
その少年が幸せにならないと、世界は冬のままでした。
少年たちのことが大好きないきものたちの、たったひとつの願いごと。
それは…
運よく生まれ変われたので、今度は思いっきり身体を動かします!
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞」重度の心臓病のため、生まれてからずっと病院のベッドから動けなかった少年が12歳で亡くなりました。両親と両祖父母は毎日のように妾(氏神)に奇跡を願いましたが、叶えてあげられませんでした。神々の定めで、現世では奇跡を起こせなかったのです。ですが、記憶を残したまま転生させる事はできました。ほんの少しだけですが、運動が苦にならない健康な身体と神与スキルをおまけに付けてあげました。(氏神談)
アホの子と変な召使いと、その怖い親父たち
板倉恭司
児童書・童話
森の中で両親と暮らす天然少女ロミナと、極悪な魔術師に仕える召使いの少年ジュリアン。城塞都市バーレンで、ふたりは偶然に出会い惹かれ合う。しかし、ふたりには重大な秘密があった──
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
勇者と聖女の息子 アレン ランダムスキルを手に入れて愉快に冒険します!
月神世一
児童書・童話
伝説のS級冒険者である父と、聖女と謳われた母。
英雄の血を引く少年アレンは、誰もがその輝かしい未来を期待するサラブレッドだった。
しかし、13歳の彼が神から授かったユニークスキルは――【ランダムボックス】。
期待に胸を膨らませ、初めてスキルを発動した彼の手の中に現れたのは…プラスチック製のアヒルの玩具? くしゃくしゃの新聞紙? そして、切れたボタン電池…!?
「なんだこのスキルは…!?」
周りからは落胆と失笑、自身は絶望の淵に。
一見、ただのガラクタしか出さないハズレスキル。だが、そのガラクタに刻まれた「MADE IN CHINA」の文字に、英雄である父だけが気づき、一人冷や汗を流していた…。
最弱スキルと最強の血筋を持つ少年の、運命が揺らぐ波乱の冒険が、今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる