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第204話 更なる進化? ★リオ SIDE
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男達は箱の中で暴れていた精霊を気にする事も無く、赤い建物の中へと木箱を運んで行った。入り口を入って直ぐの部屋には男が2人居て、木箱を受け取っている。
「〝これで俺達の仕事は終わったな。早く帰って寝ようぜ〟」
「〝俺は女の所へ寄ってから帰るさ〟」
「〝好きにすれば良い。おい、俺らはちゃんと届けたからな?ちゃんと繋いで置けよ?後は知らねえからな〟」
「〝木箱3箱、確かに受け取りました。お疲れ様です〟」
あの3人の方が偉そうね。赤い建物の中に居た2人は城で働いている者なのかしらね?そして木箱を運んで来たのが雇われて悪い事をしている者達だと思うわ。悪い人間を雇ってる国も悪いんだろうけど。
「〝早く繋いでしまおう。目を覚ましたら、精霊に勝てるはずが無いんだからな〟」
「〝精霊は人間に攻撃したら、自分達が傷つくんだから怖がる必要は無いさ。お前、ビビってるのか?〟」
「〝アホかお前は。考えが甘過ぎる。これだけ沢山の精霊を弱らせているんだぞ?仲間の為にと暴走しないとは言い切れないだろうが〟」
「〝お、お前、ビビらせるなよ。分かったよ。急いで繋ごうぜ〟」
男達は部屋の奥にある扉を開いて、木箱を運び込んだ。足元には精霊達を繋ぐ為に使っているのか、太く凶々しい鎖が散らばっていた。恐らくこの鎖は魔道具なのだろう。嫌な気配がして気持ち悪い。
私は下の鎖を踏まない様に細心の注意をしつつ、男達の後ろを着いて行った。鎖を踏めば、大きな音がするでしょうからね。ここまで来て、失敗は許されないのだから。
そして、角を曲がった先に見えた景色は……カミルが私の目の前から消えた時に『未来予知』で見てしまった風景と全く同じで……絶望に似た感覚がしたのだった。
目の前に現れたのは、グッタリと体を横たわらせ、意識朦朧としている沢山の精霊達……もう、命が風前の灯火だと思われる子も大勢いる。そんな中、私は呆然としてしまい、ただ立ち尽くす事しか出来なかった。
そして、悔しさと深い悲しみで、気づかないうちに涙が溢れ出て来る。涙はポタポタと頬をつたい落ち、地面に黒く染みを残した。悲しみで胸が苦しい……涙がとめどなく溢れ出て止まらない。こんな悲惨な景色の前で、私は立ち尽くし、ただ涙を流す事しか出来なかったのだ。
そんな時、何だかフッと、この子達の為に祈りたいと思った。そうするのが当たり前の様な、そうすべきだと知っていた様な気がする。不思議な感覚に戸惑っていると、頭の中に直接、声が聞こえて来る。
『リオさん……いえ、聖母リオ。どうか、子供達を苦しみから解き放ってあげて……貴女の祈りが、子供達の癒しとなるでしょう……』
え?聖母?私は大聖女である自覚は最近出て来たけれど、聖母だなんて……それにこの声は、コテツさんの奥様である元精霊の女王様よね?確か、チヨさんだったかしら?
『ふふっ、覚えていてくれて嬉しいわ。聖母リオ、貴女にしか私の子供達……精霊達を助ける事は出来ないのです。色んな事が起こって、気持ちや考えが纏まらないとは思いますが、『聖母の祈り』をお願いしても良いでしょうか?』
えぇ――、『聖母の祈り』って言われても……まぁ、祈りも魔法もイメージが大事なのだから、心から傷んだ精霊達を想って祈れば良いのでしょう。私は心を落ち着ける為に、大きく深呼吸をした。
「すぅ――、はぁ――――――」
そして自然とその場に跪き、両手を祈りの形に組んだ。そして全力で愛しい精霊達が健やかに……これ以上苦しまず、楽しい気持ちになれる様にと祈った。
この子達は私の守るべき、愛しい精霊達よ。これ以上、精霊達を苦しめる事を私は許さないわ!そう強く思うと、体から何かが……これは私の魔力ね?この建物全体を包み込んだ純白の魔力が、まるで空からキラキラと降り注いでいる様だわ。
周りを見渡すと、精霊達が繋がれていた魔道具は全て壊れ、倒れてグッタリしていた精霊達は1匹、また1匹と体を起こして私の方を向いた。
「ママ…………?」
「本当だ、ママだ――」
「ママが助けてくれたの?」
「ありがとう、ママ――!」
えぇ?私はまだ子を産んだ事は無いわよ!どうして私をママだなんて…………
『ふふっ、貴女の『純白の魔力』が、私やテツ様と同じ、精霊の王族に連なる魔力だからでしょうね。聖母リオ、本当にありがとう。ここに居る精霊達は皆、助かりました。元精霊の女王として、御礼を申し上げます』
「いえいえ!御礼なんてとんでもない!私は出来る事をしただけですから。私の祈りでこの子達が苦しまずに済むのであれば、いくらでも祈りますよ」
『ありがとう、聖母リオ。これからも精霊達をよろしくお願いしますね』
「はい、私に出来る事なら。ただ、その聖母って呼ぶのをやめて頂けると……」
「聖母様……」
「確かに聖母様のようだったな……」
「お美しく慈悲深い……まさに聖母様だ!」
「ええっ!?」
後ろを振り向くと、後から追い掛けて来たと思われる、両国の者達が佇んでいた。うわ……説明するの面倒ね……もう、祈りで疲れてしまったのだけど。フラフラする私をガッシリと支えてくれる腕に安堵する。
「リオ、お疲れ様。母上が念話で、疲れただろうから早く休めと言っている。カミル、帰るぞ」
声を掛けてくれたのはライト。私を後ろから支えてくれていたのは当然カミルで。私をお姫様抱っこすると、ライトが転移しようとしている事を理解する。
「ライト、カミル、ちょっと待って。この子達を放って置けないわ。最後の力を振り絞って、一旦この子達を精霊界に転移させるわよ。ソラにも手伝って貰おうと思っているわ。ねぇ、カミル。この後、この国の事は任せて良い?」
恐らく精霊達を転移させたら、魔力を使い果たして、疲れて眠ってしまうだろう。だから、その後の事をある程度相談しておかないとね。
「うん、勿論大丈夫だよ、リオ。ザラカン王国の事や後始末は僕に任せておいて。リオは精霊達を移動させたら、ゆっくり休んでね。僕も直ぐに終わらせて、リオの下に帰るからね」
「ええ。ありがとう、カミル」
カミルと視線を合わせて微笑んでから、意識を集中してソラに念話を飛ばした。
『ソラ、良いかしら』
「ポンッ!リオ、勿論だよ~!精霊の王子として、僕が精霊界とここを繋ぐから、リオの魔力を貸してね~」
「ええ、お願いね。さぁ、精霊の子供達、精霊界で体を休めてちょうだい。元気になって、ちゃんと王様に報告するのよ」
「「「は――――い!」」」
「分かったよ、ママ~!」
だから、私はママじゃ無いわよ……
「ママも遊びに来てね!」
「リオ、ありがとう。助かった」
あら、さっきの箱の中に居た子ね。傷つかずに助かって良かったわ。これで精霊王も味噌を作れるわね。
「バイバ~イ」
白く美しい魔力がキラキラと精霊達を包み込む。
「ん?吾輩もなのか?」
ライトの体も純白の魔力に包まれてキラキラしていた。
「リオにはオイラがいるからね~。カミルにはシルビーがいるし、ライトはもう帰っておいでって王様も言ってるしね~」
「え?あら、もう帰るのね?ライト、ありがとうね。本当に助かったわ。また遊びに行くわね」
「リオ、絶対だぞ?必ず遊びに来て…………」
捕まえられていた精霊達とライトは、フッと消えてしまった。そんなに急がなくても良いと……あら?体が思う様に動かないわね?
「リオ~、気がついて無いと思うけど、リオの体は体力的にも魔力的にも限界を突破してるからね?直ぐにバーちゃん家に帰るよ~」
「ええ、お願いねソラ。カミル、気をつけて…………」
意識を保てなくなりつつも、カミルの腕の中で、私は安心して意識を手放したのだった。
「〝これで俺達の仕事は終わったな。早く帰って寝ようぜ〟」
「〝俺は女の所へ寄ってから帰るさ〟」
「〝好きにすれば良い。おい、俺らはちゃんと届けたからな?ちゃんと繋いで置けよ?後は知らねえからな〟」
「〝木箱3箱、確かに受け取りました。お疲れ様です〟」
あの3人の方が偉そうね。赤い建物の中に居た2人は城で働いている者なのかしらね?そして木箱を運んで来たのが雇われて悪い事をしている者達だと思うわ。悪い人間を雇ってる国も悪いんだろうけど。
「〝早く繋いでしまおう。目を覚ましたら、精霊に勝てるはずが無いんだからな〟」
「〝精霊は人間に攻撃したら、自分達が傷つくんだから怖がる必要は無いさ。お前、ビビってるのか?〟」
「〝アホかお前は。考えが甘過ぎる。これだけ沢山の精霊を弱らせているんだぞ?仲間の為にと暴走しないとは言い切れないだろうが〟」
「〝お、お前、ビビらせるなよ。分かったよ。急いで繋ごうぜ〟」
男達は部屋の奥にある扉を開いて、木箱を運び込んだ。足元には精霊達を繋ぐ為に使っているのか、太く凶々しい鎖が散らばっていた。恐らくこの鎖は魔道具なのだろう。嫌な気配がして気持ち悪い。
私は下の鎖を踏まない様に細心の注意をしつつ、男達の後ろを着いて行った。鎖を踏めば、大きな音がするでしょうからね。ここまで来て、失敗は許されないのだから。
そして、角を曲がった先に見えた景色は……カミルが私の目の前から消えた時に『未来予知』で見てしまった風景と全く同じで……絶望に似た感覚がしたのだった。
目の前に現れたのは、グッタリと体を横たわらせ、意識朦朧としている沢山の精霊達……もう、命が風前の灯火だと思われる子も大勢いる。そんな中、私は呆然としてしまい、ただ立ち尽くす事しか出来なかった。
そして、悔しさと深い悲しみで、気づかないうちに涙が溢れ出て来る。涙はポタポタと頬をつたい落ち、地面に黒く染みを残した。悲しみで胸が苦しい……涙がとめどなく溢れ出て止まらない。こんな悲惨な景色の前で、私は立ち尽くし、ただ涙を流す事しか出来なかったのだ。
そんな時、何だかフッと、この子達の為に祈りたいと思った。そうするのが当たり前の様な、そうすべきだと知っていた様な気がする。不思議な感覚に戸惑っていると、頭の中に直接、声が聞こえて来る。
『リオさん……いえ、聖母リオ。どうか、子供達を苦しみから解き放ってあげて……貴女の祈りが、子供達の癒しとなるでしょう……』
え?聖母?私は大聖女である自覚は最近出て来たけれど、聖母だなんて……それにこの声は、コテツさんの奥様である元精霊の女王様よね?確か、チヨさんだったかしら?
『ふふっ、覚えていてくれて嬉しいわ。聖母リオ、貴女にしか私の子供達……精霊達を助ける事は出来ないのです。色んな事が起こって、気持ちや考えが纏まらないとは思いますが、『聖母の祈り』をお願いしても良いでしょうか?』
えぇ――、『聖母の祈り』って言われても……まぁ、祈りも魔法もイメージが大事なのだから、心から傷んだ精霊達を想って祈れば良いのでしょう。私は心を落ち着ける為に、大きく深呼吸をした。
「すぅ――、はぁ――――――」
そして自然とその場に跪き、両手を祈りの形に組んだ。そして全力で愛しい精霊達が健やかに……これ以上苦しまず、楽しい気持ちになれる様にと祈った。
この子達は私の守るべき、愛しい精霊達よ。これ以上、精霊達を苦しめる事を私は許さないわ!そう強く思うと、体から何かが……これは私の魔力ね?この建物全体を包み込んだ純白の魔力が、まるで空からキラキラと降り注いでいる様だわ。
周りを見渡すと、精霊達が繋がれていた魔道具は全て壊れ、倒れてグッタリしていた精霊達は1匹、また1匹と体を起こして私の方を向いた。
「ママ…………?」
「本当だ、ママだ――」
「ママが助けてくれたの?」
「ありがとう、ママ――!」
えぇ?私はまだ子を産んだ事は無いわよ!どうして私をママだなんて…………
『ふふっ、貴女の『純白の魔力』が、私やテツ様と同じ、精霊の王族に連なる魔力だからでしょうね。聖母リオ、本当にありがとう。ここに居る精霊達は皆、助かりました。元精霊の女王として、御礼を申し上げます』
「いえいえ!御礼なんてとんでもない!私は出来る事をしただけですから。私の祈りでこの子達が苦しまずに済むのであれば、いくらでも祈りますよ」
『ありがとう、聖母リオ。これからも精霊達をよろしくお願いしますね』
「はい、私に出来る事なら。ただ、その聖母って呼ぶのをやめて頂けると……」
「聖母様……」
「確かに聖母様のようだったな……」
「お美しく慈悲深い……まさに聖母様だ!」
「ええっ!?」
後ろを振り向くと、後から追い掛けて来たと思われる、両国の者達が佇んでいた。うわ……説明するの面倒ね……もう、祈りで疲れてしまったのだけど。フラフラする私をガッシリと支えてくれる腕に安堵する。
「リオ、お疲れ様。母上が念話で、疲れただろうから早く休めと言っている。カミル、帰るぞ」
声を掛けてくれたのはライト。私を後ろから支えてくれていたのは当然カミルで。私をお姫様抱っこすると、ライトが転移しようとしている事を理解する。
「ライト、カミル、ちょっと待って。この子達を放って置けないわ。最後の力を振り絞って、一旦この子達を精霊界に転移させるわよ。ソラにも手伝って貰おうと思っているわ。ねぇ、カミル。この後、この国の事は任せて良い?」
恐らく精霊達を転移させたら、魔力を使い果たして、疲れて眠ってしまうだろう。だから、その後の事をある程度相談しておかないとね。
「うん、勿論大丈夫だよ、リオ。ザラカン王国の事や後始末は僕に任せておいて。リオは精霊達を移動させたら、ゆっくり休んでね。僕も直ぐに終わらせて、リオの下に帰るからね」
「ええ。ありがとう、カミル」
カミルと視線を合わせて微笑んでから、意識を集中してソラに念話を飛ばした。
『ソラ、良いかしら』
「ポンッ!リオ、勿論だよ~!精霊の王子として、僕が精霊界とここを繋ぐから、リオの魔力を貸してね~」
「ええ、お願いね。さぁ、精霊の子供達、精霊界で体を休めてちょうだい。元気になって、ちゃんと王様に報告するのよ」
「「「は――――い!」」」
「分かったよ、ママ~!」
だから、私はママじゃ無いわよ……
「ママも遊びに来てね!」
「リオ、ありがとう。助かった」
あら、さっきの箱の中に居た子ね。傷つかずに助かって良かったわ。これで精霊王も味噌を作れるわね。
「バイバ~イ」
白く美しい魔力がキラキラと精霊達を包み込む。
「ん?吾輩もなのか?」
ライトの体も純白の魔力に包まれてキラキラしていた。
「リオにはオイラがいるからね~。カミルにはシルビーがいるし、ライトはもう帰っておいでって王様も言ってるしね~」
「え?あら、もう帰るのね?ライト、ありがとうね。本当に助かったわ。また遊びに行くわね」
「リオ、絶対だぞ?必ず遊びに来て…………」
捕まえられていた精霊達とライトは、フッと消えてしまった。そんなに急がなくても良いと……あら?体が思う様に動かないわね?
「リオ~、気がついて無いと思うけど、リオの体は体力的にも魔力的にも限界を突破してるからね?直ぐにバーちゃん家に帰るよ~」
「ええ、お願いねソラ。カミル、気をつけて…………」
意識を保てなくなりつつも、カミルの腕の中で、私は安心して意識を手放したのだった。
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