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第208話 【閑話】サラッと告白? ★アメリア SIDE
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カミル殿下に贈る指輪が完成した事で、リオが魔導師団の本部まで来る事が減ってしまったわ。わたくしとしてはデューク様と御一緒出来る機会や時間が増えたので嬉しくはあるのだけれど……
デューク様の妹で、リオの補佐官であるニーナさんがかなり頻繁にデューク様の執務室を訪れる様になっていた。大好きなお兄様をわたくしに取られたくないから?そんな可愛らしい理由なら良いのだけどと思いつつ、今日も魔導師団の本部へ足を踏み入れたわ。
「こ、困ります!お約束の無い方はお通し出来かねます」
「どうしてよ!他所の国の姫なんて入り浸っているのでしょう!?なんで私は駄目なのよ!」
物凄い剣幕で魔導師団の入り口を守る騎士を怒鳴る御令嬢と付き人が2人居る様ね。わたくしの話しが話題に上がるなんて、少し驚いたけれど……どうして入りたいのかしらね?もう少し話しを聞いてみようかしら。
「貴方じゃ埒が開かないわ。デューク様を呼んでいらしてくださる?」
「団長は会議中ですので、会議が終わるまでは言伝すら難しいのですよ」
「じゃあリュカ様を呼んで!」
「団長が会議中なのですから、当然副団長も会議中ですよ……」
騎士の返答に、苛ついている事を隠そうともしていないわね。地団太を踏みながら、大声で騒いでいるわ。
「どうして私は入る事すら出来ないの?あの女は入れるのに!」
「いえ、隣国の姫様は……」
「違うわよ!聖女とか呼ばれて偉そうにしてる女よ!」
え?聖女ってリオの事かしら?未だにリオが王妃になる事を拒んでいる頭の悪い者達が居るの?この国を守りたいのであれば、リオが王太子妃になれば良いだけなのに。たったのそれだけで、この国は安全に暮らせるって何故分からないのかしらね。
「不敬だぞ!」
「はぁ?まだ王太子妃でも無いでしょ。偉人と血の繋がりの無い、ただの平民に頭下げる気なんて無いわよ」
「あら、大聖女様は偉人と血の繋がりがあるわよ?」
リオを馬鹿にされるのがとても嫌で、つい口を出してしまったわ……リオは大聖女では無くても素晴らしい女性なのにと、声を大にして言いたいぐらいだわ。
「は?あ、その、り、隣国の姫様……申し訳ありません」
「何に対して謝っているのかしら?」
「いえ、その、魔導師団の入り口で揉めてしまった事に対してです……」
「大聖女様の事については悪く無いと仰っているのかしら」
変な感じね。わたくしに敬意を示している様にも感じるけれど、ハッキリとものを言うし何だか攻撃的よね。戦場で覚悟を決めた騎士の様な、余裕の無い人間みたいな態度だわ。
「異世界から来たってだけで王太子妃になるなんてズルいじゃありませんか!」
「王国には3人の召喚者がいらしたと聞いたわ。異世界から来ただけが理由では無いのではなくて?」
「偶々カミル殿下の婚約者だったから王太子妃になれるだけじゃ無い!」
うーん。まだ、何がしたくて魔導師団に来たのか分からないわね?このまま会話を続けて、何かボロを出してくれる事を祈りましょうか。デューク様が会議から戻られるまではどうせ暇ですものね。
「それの何が悪いのか分からないけれど、大聖女様は他にも数々の功績を残されているじゃない?それについてはどの様なお考えでいらっしゃるの?」
「ええ?それはカミル殿下の功績を譲られたのでしょう?平民の女が、そんな功績を残せる訳が無いじゃないですか。普通に考えたら誰にでも分かる事でしょう?」
この子の父親がそういう考えで教育をしたからなのでしょうけど、女性でも働いている人はたくさんいるのにね。王城で働く女性なんて、王族に仕える人はエリートばかりだし、身の周りのお世話をする他の人達もスペシャリストばかり。この子が一般人の感覚だからそんな事が言えるのでしょうね。
「あぁ、なるほどね。貴女は大聖女様と直接お話しなさった事が無いのですね」
「え?スタンピードのパーティーではご令嬢方に嵌められている所を拝見させていただきましたわよ?ふふふ、間抜けですわよね。その聖女様のせいで、第1陣に駆り出されてしまわれたのですから。おかしいでしょう?ふふふっ」
この令嬢、わたくしを煽ろうとしているのかしらね?わたくし、その程度では全く動じませんわよ?これでも帝国の皇女を長年務めておりますのでね?ふふっ。
「あぁ、それはカミル殿下がそうなる様に調整なさったそうですわ」
「それは後付けではなくて?そうする必要性ってありましたか?」
「その功績によって、カミル殿下が王太子に任命されたじゃないの。露払いなさっていなければ、カミル殿下は王太子になっていらっしゃらないかも知れませんわね?」
「えぇ?でも、お父様が……」
なぜ父親の話しが出て来るのかしらね?そろそろ彼女の身分を証明して貰おうかしら?このままじゃ埒が明かないわね。
「貴女はどこの御令嬢でいらっしゃるの?何か、魔導師団に用があっていらっしゃったのよね?誰に会いにいらしたのかしら?」
「あ、えっと……エミリー=オリバーと申します。オリバー侯爵家の者です。あの、ご挨拶が遅れて申し訳ありません……」
最低限の礼儀は知っている様ね?ちゃんと扱えはしないみたいだけど。
「それは構わないのだけど、誰に会いにいらしたの?」
「カミル殿下に会うために、デューク様に話しを聞いて頂きたくて……」
「え?デューク様に会いたいのでは無くて、カミル殿下に会うためにですって?」
「は、はい。お父様がどこにいるのか分からないのです。お母様も実家に戻ってしまって、私は何も聞かされていなくて……」
それは大変だろうと思うけれど、何だか言ってる事がおかしいわよね?
「え……それは困ったわね?それで、どうしてカミル殿下に繋がるのかしら?わざわざ王族にお目通りしなくても、行政が請け負って探してくれるでしょう?」
「その、お父様がいなくなる前に、「カミル殿下とお前がお話しする事が出来れば」と言っていた事を思い出したのです。カミル殿下ならご存じなのだろうと思って参りました」
「それは嘘ね。貴女、大聖女様を亡き者にしようとここへ来たのではなくて?」
「え……?そ、そんな訳ありません!今では聖女様が王太子妃になる事は王妃様も大賛成だと聞き及んでおります」
「ふぅん?言ってる事がちぐはぐだって気づいてる?さっきはカミル殿下の婚約者だったから王太子妃になれてラッキーだったと言っていたわよね?功績もカミル殿下のものだと」
「あっ……」
「貴女は父親に、大聖女様か王妃様に接触して何かしらの攻撃をするように言われたのではないかしら?」
「そんな事はありません。どんな証拠があって、そうおっしゃっているのやら……」
「貴女の父親は捕まって地下牢にいるオリバー侯爵でしょう?父親がいなくなって3日間ぐらい経っているはずよね?探すのが遅すぎるし、家に国からの使いが来て説明されているはずだわ」
「うっ……貴女様は姫様でしょう?どうして行政の事について詳しいのです?この王国の内部の事にまで……」
「それはリアが私の婚約者だからですよ」
「「デューク様!」」
「オリバー侯爵令嬢……元侯爵令嬢でしたね。貴女は母親について行くと聞いていましたが?」
「ど、どうしてそれを?」
「貴女の家は監視対象となっていましたからね。貴女の父親の罪も証拠も、全て揃っているのですよ」
「え?お父様が監視対象……?」
「そうでなければ、貴女がここまで入って来られる訳が無いでしょう。監視している者がいるから、逆に安心して泳がせる事が出来るのですよ」
「待って?お父様の手紙には、仇を取って欲しいって……お父様は陥れられたと書いてあったわ!」
「貴女の父親は、王妃様の殺人未遂の容疑で捕まり、刑が確定したので……」
「デューク様!彼女は何かしらの罪に問われますか?」
「リアはどうしたらいいと思う?」
「父親の書いた手紙が本当にあって、筆跡鑑定して本物なら……母親の元に帰しても良いのではないでしょうか?彼女も母親も平民になるのでしょう?」
「あぁ、そうなるだろうね」
「リオはきっと、『恩赦』があっても良いと……言うのではないかしらね?」
「ふふっ、そうだねリア。私と結婚したらリオ殿の側近の1人となる予定だからかな?さすが、リオ殿の考えが良く分かっている様だね」
「まぁ!1番嬉しい誉め言葉ですわ」
キャッキャと喜ぶわたくしの前に、ポンッ!と精霊達が現れたわね。ソラ様とシルビー様ね。
「うわ~、砂糖を吐くニンゲンが増えたね~」
「本当だね~」
「関わらずに報告だけしに行こうか~」
「うん、そうしよ~」
精霊達にまで揶揄われてしまったわね。ちょっと恥ずかしいけど、愛しのデューク様と両想いになれて嬉しいわ。リオの時間が空いたら、リオの執務室で恋バナでもしたいと思っているのだけど、今は『リアが私の婚約者』と言うセリフを思い出しては、ちょっとニマニマしつつ、幸せを噛み締めたいと思っているわ。
デューク様の妹で、リオの補佐官であるニーナさんがかなり頻繁にデューク様の執務室を訪れる様になっていた。大好きなお兄様をわたくしに取られたくないから?そんな可愛らしい理由なら良いのだけどと思いつつ、今日も魔導師団の本部へ足を踏み入れたわ。
「こ、困ります!お約束の無い方はお通し出来かねます」
「どうしてよ!他所の国の姫なんて入り浸っているのでしょう!?なんで私は駄目なのよ!」
物凄い剣幕で魔導師団の入り口を守る騎士を怒鳴る御令嬢と付き人が2人居る様ね。わたくしの話しが話題に上がるなんて、少し驚いたけれど……どうして入りたいのかしらね?もう少し話しを聞いてみようかしら。
「貴方じゃ埒が開かないわ。デューク様を呼んでいらしてくださる?」
「団長は会議中ですので、会議が終わるまでは言伝すら難しいのですよ」
「じゃあリュカ様を呼んで!」
「団長が会議中なのですから、当然副団長も会議中ですよ……」
騎士の返答に、苛ついている事を隠そうともしていないわね。地団太を踏みながら、大声で騒いでいるわ。
「どうして私は入る事すら出来ないの?あの女は入れるのに!」
「いえ、隣国の姫様は……」
「違うわよ!聖女とか呼ばれて偉そうにしてる女よ!」
え?聖女ってリオの事かしら?未だにリオが王妃になる事を拒んでいる頭の悪い者達が居るの?この国を守りたいのであれば、リオが王太子妃になれば良いだけなのに。たったのそれだけで、この国は安全に暮らせるって何故分からないのかしらね。
「不敬だぞ!」
「はぁ?まだ王太子妃でも無いでしょ。偉人と血の繋がりの無い、ただの平民に頭下げる気なんて無いわよ」
「あら、大聖女様は偉人と血の繋がりがあるわよ?」
リオを馬鹿にされるのがとても嫌で、つい口を出してしまったわ……リオは大聖女では無くても素晴らしい女性なのにと、声を大にして言いたいぐらいだわ。
「は?あ、その、り、隣国の姫様……申し訳ありません」
「何に対して謝っているのかしら?」
「いえ、その、魔導師団の入り口で揉めてしまった事に対してです……」
「大聖女様の事については悪く無いと仰っているのかしら」
変な感じね。わたくしに敬意を示している様にも感じるけれど、ハッキリとものを言うし何だか攻撃的よね。戦場で覚悟を決めた騎士の様な、余裕の無い人間みたいな態度だわ。
「異世界から来たってだけで王太子妃になるなんてズルいじゃありませんか!」
「王国には3人の召喚者がいらしたと聞いたわ。異世界から来ただけが理由では無いのではなくて?」
「偶々カミル殿下の婚約者だったから王太子妃になれるだけじゃ無い!」
うーん。まだ、何がしたくて魔導師団に来たのか分からないわね?このまま会話を続けて、何かボロを出してくれる事を祈りましょうか。デューク様が会議から戻られるまではどうせ暇ですものね。
「それの何が悪いのか分からないけれど、大聖女様は他にも数々の功績を残されているじゃない?それについてはどの様なお考えでいらっしゃるの?」
「ええ?それはカミル殿下の功績を譲られたのでしょう?平民の女が、そんな功績を残せる訳が無いじゃないですか。普通に考えたら誰にでも分かる事でしょう?」
この子の父親がそういう考えで教育をしたからなのでしょうけど、女性でも働いている人はたくさんいるのにね。王城で働く女性なんて、王族に仕える人はエリートばかりだし、身の周りのお世話をする他の人達もスペシャリストばかり。この子が一般人の感覚だからそんな事が言えるのでしょうね。
「あぁ、なるほどね。貴女は大聖女様と直接お話しなさった事が無いのですね」
「え?スタンピードのパーティーではご令嬢方に嵌められている所を拝見させていただきましたわよ?ふふふ、間抜けですわよね。その聖女様のせいで、第1陣に駆り出されてしまわれたのですから。おかしいでしょう?ふふふっ」
この令嬢、わたくしを煽ろうとしているのかしらね?わたくし、その程度では全く動じませんわよ?これでも帝国の皇女を長年務めておりますのでね?ふふっ。
「あぁ、それはカミル殿下がそうなる様に調整なさったそうですわ」
「それは後付けではなくて?そうする必要性ってありましたか?」
「その功績によって、カミル殿下が王太子に任命されたじゃないの。露払いなさっていなければ、カミル殿下は王太子になっていらっしゃらないかも知れませんわね?」
「えぇ?でも、お父様が……」
なぜ父親の話しが出て来るのかしらね?そろそろ彼女の身分を証明して貰おうかしら?このままじゃ埒が明かないわね。
「貴女はどこの御令嬢でいらっしゃるの?何か、魔導師団に用があっていらっしゃったのよね?誰に会いにいらしたのかしら?」
「あ、えっと……エミリー=オリバーと申します。オリバー侯爵家の者です。あの、ご挨拶が遅れて申し訳ありません……」
最低限の礼儀は知っている様ね?ちゃんと扱えはしないみたいだけど。
「それは構わないのだけど、誰に会いにいらしたの?」
「カミル殿下に会うために、デューク様に話しを聞いて頂きたくて……」
「え?デューク様に会いたいのでは無くて、カミル殿下に会うためにですって?」
「は、はい。お父様がどこにいるのか分からないのです。お母様も実家に戻ってしまって、私は何も聞かされていなくて……」
それは大変だろうと思うけれど、何だか言ってる事がおかしいわよね?
「え……それは困ったわね?それで、どうしてカミル殿下に繋がるのかしら?わざわざ王族にお目通りしなくても、行政が請け負って探してくれるでしょう?」
「その、お父様がいなくなる前に、「カミル殿下とお前がお話しする事が出来れば」と言っていた事を思い出したのです。カミル殿下ならご存じなのだろうと思って参りました」
「それは嘘ね。貴女、大聖女様を亡き者にしようとここへ来たのではなくて?」
「え……?そ、そんな訳ありません!今では聖女様が王太子妃になる事は王妃様も大賛成だと聞き及んでおります」
「ふぅん?言ってる事がちぐはぐだって気づいてる?さっきはカミル殿下の婚約者だったから王太子妃になれてラッキーだったと言っていたわよね?功績もカミル殿下のものだと」
「あっ……」
「貴女は父親に、大聖女様か王妃様に接触して何かしらの攻撃をするように言われたのではないかしら?」
「そんな事はありません。どんな証拠があって、そうおっしゃっているのやら……」
「貴女の父親は捕まって地下牢にいるオリバー侯爵でしょう?父親がいなくなって3日間ぐらい経っているはずよね?探すのが遅すぎるし、家に国からの使いが来て説明されているはずだわ」
「うっ……貴女様は姫様でしょう?どうして行政の事について詳しいのです?この王国の内部の事にまで……」
「それはリアが私の婚約者だからですよ」
「「デューク様!」」
「オリバー侯爵令嬢……元侯爵令嬢でしたね。貴女は母親について行くと聞いていましたが?」
「ど、どうしてそれを?」
「貴女の家は監視対象となっていましたからね。貴女の父親の罪も証拠も、全て揃っているのですよ」
「え?お父様が監視対象……?」
「そうでなければ、貴女がここまで入って来られる訳が無いでしょう。監視している者がいるから、逆に安心して泳がせる事が出来るのですよ」
「待って?お父様の手紙には、仇を取って欲しいって……お父様は陥れられたと書いてあったわ!」
「貴女の父親は、王妃様の殺人未遂の容疑で捕まり、刑が確定したので……」
「デューク様!彼女は何かしらの罪に問われますか?」
「リアはどうしたらいいと思う?」
「父親の書いた手紙が本当にあって、筆跡鑑定して本物なら……母親の元に帰しても良いのではないでしょうか?彼女も母親も平民になるのでしょう?」
「あぁ、そうなるだろうね」
「リオはきっと、『恩赦』があっても良いと……言うのではないかしらね?」
「ふふっ、そうだねリア。私と結婚したらリオ殿の側近の1人となる予定だからかな?さすが、リオ殿の考えが良く分かっている様だね」
「まぁ!1番嬉しい誉め言葉ですわ」
キャッキャと喜ぶわたくしの前に、ポンッ!と精霊達が現れたわね。ソラ様とシルビー様ね。
「うわ~、砂糖を吐くニンゲンが増えたね~」
「本当だね~」
「関わらずに報告だけしに行こうか~」
「うん、そうしよ~」
精霊達にまで揶揄われてしまったわね。ちょっと恥ずかしいけど、愛しのデューク様と両想いになれて嬉しいわ。リオの時間が空いたら、リオの執務室で恋バナでもしたいと思っているのだけど、今は『リアが私の婚約者』と言うセリフを思い出しては、ちょっとニマニマしつつ、幸せを噛み締めたいと思っているわ。
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