21 / 27
秘密のおまじない
しおりを挟む
その後もアンリエッタはヴィルジニー王女をオリオルの名所へ連れて行ったり、王都で評判の観劇に連れて行ったりともてなしの数々を繰り広げていた。
ある時、王女の護衛に就いているタイラーからこっそり耳打ちされた。
王女を王都西の湖畔に連れて行った時の事である。
「……昨日から王女サイドの護衛騎士や侍従の動きがおかしい。何か企んでいるかもしれないから充分に気を付けて」
アンリエッタはぎょっとしてタイラーを見る。
「た、企むって何をっ?」
「王女や側付きの者達の程度の低さからして大した事は出来ないと思うが、アンリエッタかあるいは他の妃候補者にちょっとした嫌がらせをしようとしているのは確かだと思う」
「まぁ……もしユリアナ様やシルヴィー様に何かあったらどうしましょう」
「俺以外の騎士をこっそりお二人に付けるよ。俺もさりげなくアンリエッタの側にいる様にするけど注意するに越した事はない」
「そうね…ありがとうタイラーお兄様」
タイラーは労わるようにアンリエッタに言った。
「……早く陛下の意識が戻られるといいな」
「うん……」
その後、王女側が企んでいたのは何ともお粗末な悪戯であった。
ヴィルジニー王女の侍女が転倒を装ってアンリエッタにぶつかり、湖の浅瀬に突き落とそうとしたものであった。
警戒していたアンリエッタが侍女がぶつかってくる寸前に身を捌き、タイラーがすぐ様アンリエッタを引き寄せて水辺から遠ざけた。
が、当然その侍女は湖に落ちたわけで……
足が着く浅瀬で良かったと思う反面、王女サイドの稚拙さに呆れ果ててしまうアンリエッタであった。
ヴィルジニーはアンリエッタが侍女の足を引っ掛けて落としたのだと主張しだが、ユリアナがその瞬間湖面に映っていた光景を魔術を用いて再生したものを見せつけて、それが言い掛かりである事を証明してみせた。
計画した嫌がらせが失敗に終わり、気分を害したヴィルジニーが怒って勝手に王宮へと戻って行ってしまったというオチである。
今日一日の出来事やこれまでの事を思い返し、アンリエッタはなんとも複雑な気持ちになった。
ーー王女殿下は……エルの正妃には相応しくないと思ってしまうわ……。
もちろん決めるのはエルだから私は何も言えないけど、あんな狭量な人がエルの側にいると思うと……やりきれないかも……
アンリエッタはその夜、
エゼキエルの寝室へと訪れていた。
毎日、一日に何度もエゼキエルの顔と様子を見に来るが、夜寝る前に訪れるのは初めてである。
でもどうしてもエゼキエルの顔がみたくなったのだ。
交代制でエゼキエルを診ている医術師とその助手が気を利かせて退室して行った。
アンリエッタはベッドサイドに座り、眠り続けるエゼキエルの顔を見つめた。
そして意識は無くとも本人の耳に届くように話しかける。
「エル……私はどうしたらいい?あなたの幸せの為に何が出来る?」
当然、エゼキエルは何も答えてはくれない。
「エル……エゼキエル……あなた眠っている場合じゃないわよ?ただでさえ残り少ない私との日々を、このまま終わらせるつもり……?ねぇ起きて。起きていつもみたいに笑ってよ、そして私の名前を呼んでよ……」
アンリと。
大好きなその声で、名前を呼んで欲しい。
それだけでアンリエッタはとても幸せな気持ちになれるのに。
「……好きよ。大好きよエル」
アンリエッタはエゼキエルの額にキスを落とした。
「ふふ。早く目が覚めるようにの秘密のおまじない」
そう言って、アンリエッタはエゼキエルの髪を撫でてから自室に戻った。
次の日は前日のお詫びも兼ねて王宮の美術陳列室へとヴィルジニーを案内した。
オリオル王家所蔵の自慢の美術品たち。
特に伝説の画聖イーデルシュトアの油彩や水彩画、中でもオリオルにしか無いという彼のクロッキー帳にはヴィルジニーや随行者達も高い関心を示した。
アンリエッタとしては、エゼキエルより五代遡った国王が、かの高名な大賢者から貰ったという直筆のパステル画がお勧めなのだが。
ユリアナとシルヴィーも初めて王宮のギャラリーに入るので、興味津々で美術品達を鑑賞していた。
アンリエッタはギャラリーの備品置きの部屋の前に立ち、その様子を眺めていた。
ーー良かった。みんな喜んでくれているわ。
王女殿下も今日はご機嫌に過ごして頂けそうね。
そう思い安堵したその時、
「っ!?」
ふいに口を塞がれて何処かへ引き寄せられた。
どこかの空間へ引き込まれる感覚。
それが転移魔法であったと気付く以前に、
アンリエッタは自分の口を塞ぎ、体を包み込むように抱き寄せる相手に対し驚いていた。
咄嗟に襲われたようなものだが、全く恐怖は感じない。
だってその人が纏う香りと、温かな手の感触だけで誰だかすぐにわかってしまう。
誰よりも一番近くにいたのだ。
分からない訳がない。
何故彼がいきなりこんな行動を取ったのかそれを問い正す前に、それよりもまず……
彼の顔が見たかった。
顔を見て、無事なのかどうかを確かめたかった。
ここに居る事が夢ではないか、幻ではないかを確かめたかったのだ。
アンリエッタは転移された部屋に到達するや否や振り返り、
相手の顔に手を添えて見据えた。
「っエル……!」
やはり目の前にはずっと眠り続けていたエゼキエルがいた。
エゼキエルだけが持つガーネットの瞳。
神秘的な、だけど優しい澄んだ瞳。
その瞳に変わらず映る自分の姿を見て、泣きたい気持ちになる。
いや、気がついたらもう涙が溢れていた。
「アンリ……」
エゼキエルがアンリエッタを抱き寄せる。
アンリエッタも涙でぐしゃぐしゃになりながらエゼキエルの背に腕を回して互いに抱きしめ合った。
耳を付けている胸越しにくぐもったエゼキエルの声が聞こえる。
「アンリ、アンリごめん……心配かけて……」
「エル~っ……!ホントよっ……でも良かったぁ……目が覚めてくれてホントに良かったぁ~……!」
エゼキエルは目覚めて直ぐにアンリエッタの元へと転移したようだ。
その出立ちは夜着にガウンを羽織っただけの姿であった。
そしてアンリエッタを攫うように他の部屋へと飛んだようなのだ。
「起きてすぐに、どうしてもアンリの顔が見たかったんだ……」
エゼキエルがそう呟いた。
「エルゥゥゥ……!」
エゼキエルがようやく目を覚ましてくれた喜びと安堵とで涙はなかなか尽きる事はなく、
アンリエッタはエゼキエルに抱きついたままおいおいと泣き続けた。
ある時、王女の護衛に就いているタイラーからこっそり耳打ちされた。
王女を王都西の湖畔に連れて行った時の事である。
「……昨日から王女サイドの護衛騎士や侍従の動きがおかしい。何か企んでいるかもしれないから充分に気を付けて」
アンリエッタはぎょっとしてタイラーを見る。
「た、企むって何をっ?」
「王女や側付きの者達の程度の低さからして大した事は出来ないと思うが、アンリエッタかあるいは他の妃候補者にちょっとした嫌がらせをしようとしているのは確かだと思う」
「まぁ……もしユリアナ様やシルヴィー様に何かあったらどうしましょう」
「俺以外の騎士をこっそりお二人に付けるよ。俺もさりげなくアンリエッタの側にいる様にするけど注意するに越した事はない」
「そうね…ありがとうタイラーお兄様」
タイラーは労わるようにアンリエッタに言った。
「……早く陛下の意識が戻られるといいな」
「うん……」
その後、王女側が企んでいたのは何ともお粗末な悪戯であった。
ヴィルジニー王女の侍女が転倒を装ってアンリエッタにぶつかり、湖の浅瀬に突き落とそうとしたものであった。
警戒していたアンリエッタが侍女がぶつかってくる寸前に身を捌き、タイラーがすぐ様アンリエッタを引き寄せて水辺から遠ざけた。
が、当然その侍女は湖に落ちたわけで……
足が着く浅瀬で良かったと思う反面、王女サイドの稚拙さに呆れ果ててしまうアンリエッタであった。
ヴィルジニーはアンリエッタが侍女の足を引っ掛けて落としたのだと主張しだが、ユリアナがその瞬間湖面に映っていた光景を魔術を用いて再生したものを見せつけて、それが言い掛かりである事を証明してみせた。
計画した嫌がらせが失敗に終わり、気分を害したヴィルジニーが怒って勝手に王宮へと戻って行ってしまったというオチである。
今日一日の出来事やこれまでの事を思い返し、アンリエッタはなんとも複雑な気持ちになった。
ーー王女殿下は……エルの正妃には相応しくないと思ってしまうわ……。
もちろん決めるのはエルだから私は何も言えないけど、あんな狭量な人がエルの側にいると思うと……やりきれないかも……
アンリエッタはその夜、
エゼキエルの寝室へと訪れていた。
毎日、一日に何度もエゼキエルの顔と様子を見に来るが、夜寝る前に訪れるのは初めてである。
でもどうしてもエゼキエルの顔がみたくなったのだ。
交代制でエゼキエルを診ている医術師とその助手が気を利かせて退室して行った。
アンリエッタはベッドサイドに座り、眠り続けるエゼキエルの顔を見つめた。
そして意識は無くとも本人の耳に届くように話しかける。
「エル……私はどうしたらいい?あなたの幸せの為に何が出来る?」
当然、エゼキエルは何も答えてはくれない。
「エル……エゼキエル……あなた眠っている場合じゃないわよ?ただでさえ残り少ない私との日々を、このまま終わらせるつもり……?ねぇ起きて。起きていつもみたいに笑ってよ、そして私の名前を呼んでよ……」
アンリと。
大好きなその声で、名前を呼んで欲しい。
それだけでアンリエッタはとても幸せな気持ちになれるのに。
「……好きよ。大好きよエル」
アンリエッタはエゼキエルの額にキスを落とした。
「ふふ。早く目が覚めるようにの秘密のおまじない」
そう言って、アンリエッタはエゼキエルの髪を撫でてから自室に戻った。
次の日は前日のお詫びも兼ねて王宮の美術陳列室へとヴィルジニーを案内した。
オリオル王家所蔵の自慢の美術品たち。
特に伝説の画聖イーデルシュトアの油彩や水彩画、中でもオリオルにしか無いという彼のクロッキー帳にはヴィルジニーや随行者達も高い関心を示した。
アンリエッタとしては、エゼキエルより五代遡った国王が、かの高名な大賢者から貰ったという直筆のパステル画がお勧めなのだが。
ユリアナとシルヴィーも初めて王宮のギャラリーに入るので、興味津々で美術品達を鑑賞していた。
アンリエッタはギャラリーの備品置きの部屋の前に立ち、その様子を眺めていた。
ーー良かった。みんな喜んでくれているわ。
王女殿下も今日はご機嫌に過ごして頂けそうね。
そう思い安堵したその時、
「っ!?」
ふいに口を塞がれて何処かへ引き寄せられた。
どこかの空間へ引き込まれる感覚。
それが転移魔法であったと気付く以前に、
アンリエッタは自分の口を塞ぎ、体を包み込むように抱き寄せる相手に対し驚いていた。
咄嗟に襲われたようなものだが、全く恐怖は感じない。
だってその人が纏う香りと、温かな手の感触だけで誰だかすぐにわかってしまう。
誰よりも一番近くにいたのだ。
分からない訳がない。
何故彼がいきなりこんな行動を取ったのかそれを問い正す前に、それよりもまず……
彼の顔が見たかった。
顔を見て、無事なのかどうかを確かめたかった。
ここに居る事が夢ではないか、幻ではないかを確かめたかったのだ。
アンリエッタは転移された部屋に到達するや否や振り返り、
相手の顔に手を添えて見据えた。
「っエル……!」
やはり目の前にはずっと眠り続けていたエゼキエルがいた。
エゼキエルだけが持つガーネットの瞳。
神秘的な、だけど優しい澄んだ瞳。
その瞳に変わらず映る自分の姿を見て、泣きたい気持ちになる。
いや、気がついたらもう涙が溢れていた。
「アンリ……」
エゼキエルがアンリエッタを抱き寄せる。
アンリエッタも涙でぐしゃぐしゃになりながらエゼキエルの背に腕を回して互いに抱きしめ合った。
耳を付けている胸越しにくぐもったエゼキエルの声が聞こえる。
「アンリ、アンリごめん……心配かけて……」
「エル~っ……!ホントよっ……でも良かったぁ……目が覚めてくれてホントに良かったぁ~……!」
エゼキエルは目覚めて直ぐにアンリエッタの元へと転移したようだ。
その出立ちは夜着にガウンを羽織っただけの姿であった。
そしてアンリエッタを攫うように他の部屋へと飛んだようなのだ。
「起きてすぐに、どうしてもアンリの顔が見たかったんだ……」
エゼキエルがそう呟いた。
「エルゥゥゥ……!」
エゼキエルがようやく目を覚ましてくれた喜びと安堵とで涙はなかなか尽きる事はなく、
アンリエッタはエゼキエルに抱きついたままおいおいと泣き続けた。
109
あなたにおすすめの小説
報われなかった姫君に、弔いの白い薔薇の花束を
さくたろう
恋愛
その国の王妃を決める舞踏会に招かれたロザリー・ベルトレードは、自分が当時の王子、そうして現王アルフォンスの婚約者であり、不遇の死を遂げた姫オフィーリアであったという前世を思い出す。
少しずつ蘇るオフィーリアの記憶に翻弄されながらも、17年前から今世まで続く因縁に、ロザリーは絡め取られていく。一方でアルフォンスもロザリーの存在から目が離せなくなり、やがて二人は再び惹かれ合うようになるが――。
20話です。小説家になろう様でも公開中です。
すれ違う思い、私と貴方の恋の行方…
アズやっこ
恋愛
私には婚約者がいる。
婚約者には役目がある。
例え、私との時間が取れなくても、
例え、一人で夜会に行く事になっても、
例え、貴方が彼女を愛していても、
私は貴方を愛してる。
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 女性視点、男性視点があります。
❈ ふんわりとした設定なので温かい目でお願いします。
ただずっと側にいてほしかった
アズやっこ
恋愛
ただ貴方にずっと側にいてほしかった…。
伯爵令息の彼と婚約し婚姻した。
騎士だった彼は隣国へ戦に行った。戦が終わっても帰ってこない彼。誰も消息は知らないと言う。
彼の部隊は敵に囲まれ部下の騎士達を逃がす為に囮になったと言われた。
隣国の騎士に捕まり捕虜になったのか、それとも…。
怪我をしたから、記憶を無くしたから戻って来れない、それでも良い。
貴方が生きていてくれれば。
❈ 作者独自の世界観です。
【完結】婚約者が好きなのです
maruko
恋愛
リリーベルの婚約者は誰にでも優しいオーラン・ドートル侯爵令息様。
でもそんな優しい婚約者がたった一人に対してだけ何故か冷たい。
冷たくされてるのはアリー・メーキリー侯爵令嬢。
彼の幼馴染だ。
そんなある日。偶然アリー様がこらえきれない涙を流すのを見てしまった。見つめる先には婚約者の姿。
私はどうすればいいのだろうか。
全34話(番外編含む)
※他サイトにも投稿しております
※1話〜4話までは文字数多めです
注)感想欄は全話読んでから閲覧ください(汗)
【完結】長い眠りのその後で
maruko
恋愛
伯爵令嬢のアディルは王宮魔術師団の副団長サンディル・メイナードと結婚しました。
でも婚約してから婚姻まで一度も会えず、婚姻式でも、新居に向かう馬車の中でも目も合わせない旦那様。
いくら政略結婚でも幸せになりたいって思ってもいいでしょう?
このまま幸せになれるのかしらと思ってたら⋯⋯アレッ?旦那様が2人!!
どうして旦那様はずっと眠ってるの?
唖然としたけど強制的に旦那様の為に動かないと行けないみたい。
しょうがないアディル頑張りまーす!!
複雑な家庭環境で育って、醒めた目で世間を見ているアディルが幸せになるまでの物語です
全50話(2話分は登場人物と時系列の整理含む)
※他サイトでも投稿しております
ご都合主義、誤字脱字、未熟者ですが優しい目線で読んで頂けますと幸いです
※表紙 AIアプリ作成
妻の私は旦那様の愛人の一人だった
アズやっこ
恋愛
政略結婚は家と家との繋がり、そこに愛は必要ない。
そんな事、分かっているわ。私も貴族、恋愛結婚ばかりじゃない事くらい分かってる…。
貴方は酷い人よ。
羊の皮を被った狼。優しい人だと、誠実な人だと、婚約中の貴方は例え政略でも私と向き合ってくれた。
私は生きる屍。
貴方は悪魔よ!
一人の女性を護る為だけに私と結婚したなんて…。
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 設定ゆるいです。
どなたか私の旦那様、貰って下さいませんか?
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
私の旦那様は毎夜、私の部屋の前で見知らぬ女性と情事に勤しんでいる、だらしなく恥ずかしい人です。わざとしているのは分かってます。私への嫌がらせです……。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
政略結婚で、離縁出来ないけど離縁したい。
無類の女好きの従兄の侯爵令息フェルナンドと伯爵令嬢のロゼッタは、結婚をした。毎晩の様に違う女性を屋敷に連れ込む彼。政略結婚故、愛妾を作るなとは思わないが、せめて本邸に連れ込むのはやめて欲しい……気分が悪い。
彼は所謂美青年で、若くして騎士団副長であり兎に角モテる。結婚してもそれは変わらず……。
ロゼッタが夜会に出れば見知らぬ女から「今直ぐフェルナンド様と別れて‼︎」とワインをかけられ、ただ立っているだけなのに女性達からは終始凄い形相で睨まれる。
居た堪れなくなり、広間の外へ逃げれば元凶の彼が見知らぬ女とお楽しみ中……。
こんな旦那様、いりません!
誰か、私の旦那様を貰って下さい……。
ガネット・フォルンは愛されたい
アズやっこ
恋愛
私はガネット・フォルンと申します。
子供も産めない役立たずの私は愛しておりました元旦那様の嫁を他の方へお譲りし、友との約束の為、辺境へ侍女としてやって参りました。
元旦那様と離縁し、傷物になった私が一人で生きていく為には侍女になるしかありませんでした。
それでも時々思うのです。私も愛されたかったと。私だけを愛してくれる男性が現れる事を夢に見るのです。
私も誰かに一途に愛されたかった。
❈ 旦那様に愛されなかった滑稽な妻です。の作品のガネットの話です。
❈ ガネットにも幸せを…と、作者の自己満足作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる