いつか終わりがくるのなら

キムラましゅろう

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エピローグ これからも二人で

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エゼキエルは第一妃アンリエッタを正妃に迎え直す事を公表した。

当然、ある一部の家門からは難色を示す声が上がる。

それはやはり、アンリエッタの母が平民だったという理由にかこつけて、自分達が推す娘を正妃に据えたいと企む連中からだった。

もちろんその最たる者がアバディ公爵クラウスである。

クラウスはいくら功績を積んだからと言って、正妃にまで取り立てるのは分不相応とし、国王エゼキエルに異議を申し立てた。
娘のシルヴィーの方が正妃に相応しいとして……。


が、当のシルヴィーがその父親が唱えた異議に更に異議を唱えた。

アンリエッタ大好きシルヴィーである。
そのアンリエッタを差し置いて自分が正妃になるくらいなら、剃髪をして修道院へ行く!と激怒したらしい。

「アンリエッタ様ほどお心が美しく、尊い方はおられませんわっ!それはアンリエッタ様の亡きお母様が素晴らしい方であった証です!平民だからとかそのようなつまらない事をウダウダ申し上げるお父様の器の小ささにはガッカリですわっ!もう親子の縁を切らせて頂きます!お父様なんて大っ嫌い!!」

と、シルヴィーはもの凄い剣幕で豪語したそうだ。

娘をこよなく愛するクラウスにこの絶縁宣言、とくに大嫌いだと言われた事はかなりの衝撃だったらしく、これ以上娘に嫌われるのを恐れ、シオシオになりながら申し立てた異議を取り下げた。

そしてそれまでの態度を一転、アンリエッタの正妃擁立にひと肌脱いだのであった。

反発する貴族達を説き伏せ、あるいは圧をかけ、そして徐々にその声を鎮めていったのである。
そこはさすがオリオルの筆頭公爵家といえよう。

それプラス、睨みを効かせていた国王エゼキエルを敵に回したくないと思う者が続出したのもある。

シルヴィーはもちろんその結果に喜んで、今度は「お父様大好きっ!」と言って抱きついたそうな。

娘をからの親愛を取り戻し、クラウスは思わずガッツポーズしていたという。

そして更に、オリオルの国民達から上がった声も大きかった。

偉大な魔法を復活させ国を豊かにした若き国王の隣りに立つ妃が、自分達と同じ平民の血が流れていると知り、民達が喜んだのだ。

そしてこぞって敬愛の念と親しみを込めて、
エゼキエルとアンリエッタの事を
「我々の王様と王妃様」と称したそうだ。

まぁこれは、宰相のモリスがアンリエッタの出自をこっそりとバラし、世論を味方につけたという裏工作が働いていたのだが、それもまた戦略の一つといえよう。

エゼキエルが倒れた際のアンリエッタの落ち着いた対処と気丈さに感服していたモリス侯爵も、アンリエッタがこの国の国母となるに相応しいと認めているのだ。

こうしてアンリエッタは貴族院議会でも満場一致で正妃として認められたのであった。



それからあっという間に月日は流れ、
アンリエッタとエゼキエルは十八歳となった。


エゼキエルは前々から成人すると同時に改めて正妃となったアンリエッタと婚姻式を挙げると取り決めていて、
そしてとうとうその日を迎えた。


エゼキエルの母である王太后ベルナデットがウェディングドレスを用意してくれているのは知っていたが、

婚姻式当日、アンリエッタはそのドレスを見て驚いた。

アンリエッタの亡き母親の分もと、心を込めて作られたウェディングドレス。

そのデザインはアンリエッタの母親が着たドレスを取り込んだ物だと知り、アンリエッタは心からベルナデットに感謝した。

まるで亡き母が側に居てくれるような気持ちになり、嬉しさのあまり思わず涙する。

「あらあら、お化粧が崩れてしまうわよ」と言って、ベルナデットがハンカチで優しく目元を拭いてくれた。

「お義母様……本当に、本当にありがとうございます……」

「お礼を言うのはこちらの方よアンリちゃん。今までエゼキエルを支えてくれてありがとう。そしてこれからもよろしくね。あぁ…もう一生アンリちゃんと親子でいられるなんて幸せだわっ……!」

そう言いながらベルナデットの方がおいおいと泣き出した。

侍女長がベルナデットを落ち着かせる為に隣室へと連れて行くと、ユリアナとシルヴィーが花嫁の支度部屋へとやって来た。

そしてアンリエッタの花嫁姿を見て、揃って感嘆の声を上げる。

「アンリエッタ様っ……素敵…本っ当にお美しいですわっ……!この世のものとは思えませんっ!」

「ええ本当にっ!こんなに素晴らしい花嫁はきっと大陸中探しても他にいませんわっ!」

鼻息荒く賛辞をぶつけてくるユリアナとシルヴィーに対し、アンリエッタは苦笑する。

「お二人とも大袈裟よ」

「大袈裟なものですかっ!エゼキエル陛下には勿体ないですわっ!あぁやっぱり私がアンリエッタ様を嫁に迎えたいです……!」

「それならわたしだって!アンリエッタ様を妻にしとうございます!」

「ちょっと落ち着いて?それにユリアナ様、そんな事仰るけど、知ってますわよ?タイラーお兄様との婚約が決まったのでしょう?」

「っ………!…ハイ………」

ユリアナは見る間に顔を真っ赤にして小さく返事をした。

アンリエッタを守る為に隣国の元王女を迎え撃った事がきっかけで、ユリアナとタイラーは互いに親交を深めたらしい。

タイラーがいずれ当主となるベルファスト辺境伯家とモリス侯爵家。
家格の釣り合いも政治的なバランスも、そして当人同士の相性も申し分なく、あれよあれよと婚約が結ばれたという。

家同士の繋がりだが、ユリアナもタイラーも互いを想いあっているのは一目瞭然で、アンリエッタは心から二人を祝福した。

そして今、ユリアナの一歳下の弟とシルヴィーの婚約も結ばれる運びとなっている。

ベルファスト辺境伯家とモリス侯爵家、そしてアバディ公爵家とが縁続きとなり国と王家を支えてゆく。

オリオルの安寧は約束されたようなものであった。



「開式のお時間となりました」

侍従長がアンリエッタに告げる。

その目には既に溢れんばかりの涙が浮かんでいた。

「妃殿下……本当に良うございましたっ……私共も感無量でございますっ……!」

「侍従長……今まで心配ばかりかけてごめんなさい。これからもよろしくね」

「っ勿論でございますっ……正妃となられた貴女様に、これからもお仕え出来る喜びっ…筆舌に尽くし難しでございますっ……!」

そう言った侍従長の涙はとうとう決壊し、大洪水となった。

幼い頃からアンリエッタの行く末を案じ色々と教えてくれた人だ。
アンリエッタもまた彼を頼り、様々な事を教えて貰った。
その互いの絆は主従を超えたものがあると、アンリエッタは感じていた。

侍従長だけではない、今も側で世話をしてくれる侍女のマヤをはじめ王宮の皆がアンリエッタにとって家族も同然だ。

今日という日を迎えられた事を皆に心から感謝したい、
アンリエッタはそう思った。



婚姻式を挙げる大聖堂の入り口で、
父親であるベルファスト辺境伯アイザックがアンリエッタを待っていてくれた。

一人娘の晴れ姿を、アイザックは目を細めて見つめている。

そしてアンリエッタのウェディングドレスを見て息を呑んだ。

どれだけ時が経とうとも、愛する女性の身を包んだウェディングドレスを覚えているようだった。

「っ…そのドレスはもしかして……」

驚きの表情を見せる父にアンリエッタは頷いた。

「そうよ。お母様が着ていたウェディングドレスのデザインをそのまま活かして王太后様が作って下さったの。ドレスメーカーにお母様のウェディングドレスのデザインが残っていたのですって。ねぇお父様、私、お母様みたいに綺麗かしら?」

幼心に覚えている母の美しさ。
アンリエッタがそう訊ねると、アイザックは眩しそうに見つめ、答えてくれた。

「ああ。本当に母さまによく似ている。美しい女性になったなアンリエッタ。眩しくてたまらないよ」

「お父様……」

「私の小さなアンリエッタがこんなに美しく幸せな花嫁になるなんて……これも全て、陛下のおかげかな」

「そうねお父様。私、本当に幸せよ」

「それだけで充分だ。正妃となったからにはその重責は相当なものだろうが、幸せであるならばどんな事でも乗り越えられる筈だから」

「はい」

「陛下にうんと大切にして貰いなさい。そして、愛し愛される、温かい家庭を築いて欲しい」

「はい……はい、お父様……きっと、必ず……」



やがて大聖堂の扉が開かれた。

バージンロードを父と二人で歩いて行く。

その先には……


国王として王族の正装に身を包んだエゼキエルが立っていた。


優しさに溢れた、温かな眼差しでアンリエッタを見つめている。

一歩一歩、これまでの日々を慈しむように歩く。

エゼキエルとは二度目の婚姻式。

一度目はまだ子どもで、かりそめの妃としてだった。

でも二度目は……今度は正真正銘、エゼキエルの正妃としての婚姻式である。

それが嬉しくて、とても幸せだった。


父に伴われ、エゼキエルの元へと辿り着く。

そして父の手からエゼキエルの手へと。

アンリエッタの手を優しく、でも力強く包むエゼキエルの手の温かさが手袋越しにも伝わってくる。


国内外から集まった大勢の参列者が見守る中で永遠の愛を誓い合った。

向かい合い、エゼキエルの手によりベールアップされたアンリエッタの瞳には既に涙が滲んでいた。


嬉しい。

エゼキエルとこんな日を迎えられるなんて。

彼とこれからも一緒にいられる喜びをアンリエッタは噛み締める。

誓いの口づけの前にエゼキエルが囁いた。

「アンリ、愛してる」

そして優しく、アンリエッタに口づけを落とす。

ーー私もよ、エル……

アンリエッタは心の中で呟いた。

その瞬間、大聖堂中から割れんばかりの拍手が沸き起こった。

大聖堂の外には多くの国民が集まって国王夫妻の門出を祝ってくれているという。

大勢の人達からの祝福を受けて、アンリエッタは幸せだった。

何よりも大好きなエゼキエルと結ばれる事が出来た、それが本当に幸せだった。





◇◇◇◇◇



「まぁ~!エリック殿下はまた一段と大きくなられましたわね~!アンリエッタ様によく似ておいでだわ!本当にお可愛らしい……」

十六歳になったシルヴィーが、

アンリエッタとエゼキエルの第一子エリックを抱いて悶絶している。

エリックはエゼキエルの髪色と瞳を受け継ぎながらも顔立ちはアンリエッタにそっくりという、如何にも二人の血を分けたという容貌であった。

アンリエッタは婚姻後すぐに懐妊し、無事に後継となる嫡男エリック王子を出産した。

エリックは大きな病気一つせず、両親や祖父母、そして王宮中の人間の愛情を受けてすくすくと成長していた。

先日二歳の誕生日を迎え、拙いながらもお喋りが始まった可愛い盛りである。

来年、三歳の誕生日を迎えると同時に立太子させると父親であるエゼキエルが公表した。


「エリック殿下はきっと、将来は美男子におなりだわ~。だって今でもこんなに整った綺麗な顔立ちをされているのですもの~!あぁ…わたしが十歳若かったら、妃に立候補しましたのに~!」

そう言って悔しがるシルヴィーを見て、アンリエッタは笑った。

「ふふ。そんな事言って、婚約者のユリウス様との仲睦まじいご様子がこの王宮にも伝わって来ていますわよ?」

「なっ……いやですわ、アンリエッタ様ったら!……まぁ確かにわたし達の関係は良好とは言えますけれども」

頬を赤らめながらシルヴィーがつんとすまして答えた。

「ふふふ。シルヴィー様ったら照れちゃってお可愛らしい事」

シルヴィーも半年後には、ユリアナの弟であり次期モリス侯爵となるユリウスとの婚姻式を挙げる事になっている。

そのユリアナはアンリエッタの婚姻から一年後に、タイラーの妻としてベルファスト辺境領へと嫁いで行った。

夫婦仲は良好らしく、只今第一子を妊娠している。

アンリエッタも既に第二子を懐妊しており、順調にゆけばユリアナとタイラーの子と同じ時期に出産となりそうだ。

アンリエッタは両家の子が男児と女児であればいずれ婚約を結んでも素敵だなぁと思ったが、

それをエゼキエルに言うと、こちらが王子であればそれも良いが、もし姫であったなら絶対に嫁には出さないと断言した。

しかし、もし男児同士だったのなら、第二子王子となる我が子の側近候補としたい……とも言っていた。

アンリエッタとエゼキエルの夫婦仲は相変わらず良好で、婚姻してトータル十二年以上となる今でも初々しいほどに互いを想いあっている。

エゼキエルは生涯、アンリエッタ以外に妃は要らないと宣言しているほどだ。



相変わらず進撃してくるシルヴィーが帰った後に
お昼寝中のエリックの側で本を読んでいると、王妃付き筆頭侍女のマヤがエゼキエルの帰城を伝えて来た。

エゼキエルは復活させた魔法を活かした事業の見回りなどで度々地方へ行っている。

今回も魔法を用いた畜産の視察へ行っていたのだ。

アンリエッタが読んでいた本を置くと同時に、エゼキエルが部屋へと入って来た。

「ただいまアンリ」

「おかえりなさい、エル」

アンリエッタは夫であるエゼキエルを出迎えた。

二十一歳になったエゼキエルは長身で精悍な顔立ちの魅力的な大人の男性となり、

今では摂政を退き、ただの宰相に戻ったモリス侯爵と肩を並べ、賢王として正しくオリオルを治めている。

でも今でも魔術の研究にのめり込むと寝食を忘れるのは相変わらずである。

そしてやはり、ルッコラは苦手なままだ。

「エリックは?」

エゼキエルは我が子が眠っているベッドを覗き込む。

「今お昼寝中なの。今日はシルヴィー様が来られていっぱい遊んで貰って疲れたのね」

「ははは。さぞ賑やかだったんだろうね」

「それはもう」

アンリエッタはそう言いながら、夫の少し乱れた髪を優しく梳いた。

アンリエッタに髪を梳いて貰うのが好きなエゼキエルは嬉しそうにじっとしている。

「ふふ。この国の王様は相変わらずサラサラな癖っ毛ね」

「癖っ毛で乱れやすいからこそこうやって愛する妻に髪を梳いて貰える。癖っ毛バンザイだね」

「まぁ。エルったら」


子どもの頃から変わらない二人のやり取り。


かつてはいずれ終わりがくることを覚悟しながらの愛おしい日々だった。

あの時もそして今も、アンリエッタにとってはかけがえのない日々だ。

アンリエッタを失うまいと、エゼキエルが懸命に道を探してくれたおかげである。

アンリエッタは今でも時々、その感謝の気持ちをエゼキエルに伝えている。


「エル、私の為に頑張ってくれてありがとう」

「こちらこそ。昔から変わらず俺を支えてくれてありがとうアンリ」

「幼いエルにも、成長したエルにも、私は必要だったというわけね」

「そういう事です。さすがは王妃さま、よく分かっておられる」

「ふふふ」



二人の優しく温かい日々はこれからもずっと、続いてゆく事だろう。






               終わり






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




これにて完結です。

優しい物語が書きたくなって投稿したこのお話に、
最後までお付き合い頂きありがとうございました!

そして今回もまた、沢山の感想をお寄せ頂きありがとうございます。

皆さまから頂いた感想は作者の財産となっております。
感想欄は読者様と繋がれる大切な場。
これからも感想欄は年中無休、24時間フルオープンにしてゆきたいと思います。


そして新しく始まったエール機能。

沢山の読者様に沢山のエールを頂き、本当にありがとうございました。

一日の中で動画を見て作者にエールを送ってくださる…
その時間をましゅろうに頂いていると思うと、本当に有り難くて嬉しくて、胸がキュンキュンしております。

皆さま、本当にありがとうございました!

このお礼は投稿にぶつけようと心に決めております。

毎日更新。出来れば朝ゴリラ、そして絶対完結保証。
これだけは絶対にお約束し続けたいです。

これからもよろしければ、ましゅろうの拙作にお付き合い頂けましたら光栄にございます。


さて、次回作ですが、ちょっと新たな案件を抱え、それと同時進行で進める事になりそうなので、予定を変えて軽めのお話を投稿したいと思います。
(レガルド氏のお話しでなくてごめんなさい)

恋愛のみを描いた軽めで重めな物語。
(どんなんやねーん)

タイトルは「この恋に終止符(ピリオド)を」

恋人には他に想い人がいると分かっていてもどうしようもない恋情のために寄り添い続けて来た主人公が、その恋人とようやく別れる決意をし、その日々を過ごす物語です。

長くても10話程度のど短編になると思います。

作者的に気分転換に書きたくなったお話ですが、お付き合い頂けますと幸いです。

投稿は明日の夜から。


どうぞよろちくびお願い申し上げます!


ではでは改めまして皆さまに感謝を込めて。

最後までお読みいただきありがとうございました!
















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感想 300

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みんなの感想(300件)

yuka
2023.08.07 yuka

何回読んでもこのお話大好きです!
ささくれてる心に癒しが必要になった時にお邪魔してます🥰

2023.08.08 キムラましゅろう

ありがとうございます💕
なんて嬉しいお言葉😭💕

解除
hiyo
2023.07.18 hiyo

まるで優しい春風の中にたたずんでいる様な物語でした。
灰汁のある隣国の王女様がとても良いスパイスだったなぁと~

読ませて頂いて有難うございました。

2023.07.18 キムラましゅろう

こちらこそお読み頂きありがとうございました😊✨
確かにあの王女がいいスパイスになってくれましたね😁💕
また何かの作品でお目にかかれますように✨
ありがとうございます!

解除
ryuryu
2023.04.02 ryuryu

この作品も大好きです。アンリエッタのけなげで優しく愛らしさがとっても羨ましいですね。幼い二人の物語とっても素敵でした。ほんわかしながら読んでます。たまに番外編よろしくお願いいたします。

2023.04.02 キムラましゅろう

こちらこそお読みいただきありがとうございました🥰
幼いながらも大切に想い合う二人を書きたくて💕
一途って良きですよね…💕
番外編を書いた際はまたよろしくお付き合いくださいませ💕

解除

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