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35話 子猫を助けた後にまた子猫①
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やまと商事の社員達の行動はなかなかに素早かった。
ロックしてフロアから出てこない社員は別として、アンロックで出入り自由にしたフロア、16階、23から27階、29階、36階の動ける社員達は、率先して怪我人の移動や、廊下に散乱した物を片付け始めた。
それと15階より下から逃げてきて階段に座り込んでいた社員達も、ひとり、またひとりと動き始めた。
連携良く動く者や、上手く指示を出す者を見ていると、やまと商事はやはり天下の大商事だったのだなと思った。やはり俺が居た部署が特別(に変)だったのか。
俺の入る隙間もない。そう思い、俺はまた外へ向かった。
俺は俺の出来る事、流れて来る物を拾ったり、流れてくる人を救助しよう。
ボートへとテレポートをした。
水の流れに乗って少し先まで行ってみよう。もしも迷ってもテレポートで戻れるからな。はぁ、魔法が使えて良かったぜ。
そうして何か判らない物体を杖でちょんちょんと突きアイテムボックスに収納していった。
ボートの進むままに任せていたら、ビルとビルの狭い隙間に瓦礫や車がぶつかって流れを堰き止めている場所に出た。
ごちゃごちゃと壁の隙間に挟まっているが、うぅむ、見るからにゴミだよなぁ。これは拾わなくていいか。
進むのに邪魔なら収納して行くが、特にこの先へ進むつもりもない。ボートを瓦礫の前で止めてそんな事を考えていると後ろからゴンっとぶつかられた。
振り返ると俺のボートにぶつかってきたのは、鳥。大きな白い鳥。
そう、スワンボートだった。
どこの公園から流れてきたのか、スワンボートが、これまたロープで繋がって五羽の白鳥さん。
いや、これ、良くないか?
4人乗りだ。前2、後ろ2で足漕ぎは前2箇所。手漕ぎボートより安定していて、かつ、一緒に漕いでもらえる。
手漕ぎボートは乗る時や人を乗せる時に大きく揺れて横転しやすい。実はモーターボートも流れて来たのを収納してあるのだが、俺には操作が解らず使えずにいた。
しかしスワンボートは足で漕ぐ、自転車を漕ぐ要領だ。
俺はロープを外して1羽ずつにしたスワンボートを収納して行く。最後の1台だけ残してそちらに乗り移った。そして今まで乗っていた手漕ぎボートも忘れず収納した。
ハンドルで方向を変えられ、漕ぐのは足のペダル。いい、凄くいいな。
小回りも効く。前ふたり席のひとつに座ってもスワンが傾く事もない。
コキコキコキ……
足鳴らしでこの辺りを回る。漕ぐのは足なので、両手は空く。曲がりたい時だけハンドルを操作すればいいからな。
なので、手には杖を常に握っていられるので、浮かんでいる物を収納するのも楽ちんだった。
どっかのビルの壁沿いの狭い場所にも入って行ける。調子に乗って進んでいたら瓦礫の山で行き止まりだ。
バックは流石に出来ないか。
だが物に塞がれて行き止まりでも、物を収納してしまえば進める。このビルの合間のゴミを収拾して通り抜け出来るようにしておくか。
そう思い、持っていた杖で水から突き出た瓦礫の山をツンツンと小突きながら収納していった時、
ァゥ……ァァゥ…………
ん?泣き声?
まさか、子供が溺れているのか!
慌ててスワンボートから顔を出して瓦礫の山を見上げた。
ここからは見えない。
「ぉおーい、誰かいるのか?」
脅かさない程度の声で呼びかける。
ァゥ、……ャゥ
そうだ!こんな時こそマップだ!
ステータスを開き、マップをクリックした。
異世界では普通に使っていたステータスのマップだ。と言うか、異世界に転移した時に使えるようになったゲーム仕様のマップで、異世界人達はそんなスキルを持ってはいなかった。
あちらに転移した地球人も全員がマップを使えたわけではない。『マップ』はゲーム経験者にしか使用出来ないスキルであった。
マップ画面はやや半透明で自分を中心に周りの地図が表示される。
その地図内に自分は青い点で、敵(魔物や盗賊)は赤い点で、それ以外の人間は黄色い点で表示された。
ただし、ダンジョンでは少し異なる。初めてのダンジョンフロアは地図は全体がグレーで道は表示されず、自分が一度でも通った事で地図が出来上がっていく仕様だった。
あっちの世界は平和な日本と違い、常に危険に満ち溢れていたのでマップは常に表示していた。
だが、こちらには魔物も盗賊もいない、マップの必要性を感じず、閉じていたのだ。
だが、人を捜すためにマップを開いた。
マップはスワイプやピンチで、拡大したり縮小したりが可能だ。この辺りを最大限に拡げて、声の主(黄色い点)を探そうと思ったのだ。
瓦礫の下からだと子供がどこにいるのか見えないからな。
くいっ、くいっ
ん?どう言う事だ?拡げられるだけ拡げたが黄色い点が無い?
耳を澄ませる。
ンァ……ァァ……ピャァ
いや、聴こえるよな?
マップの青い点(俺)の近くに黄色い点は見当たらない。だが、子供の泣き声は聞こえる……。
え、ヤダ、オバケ?
や、昼昼昼、今まだ昼間だから!
ピャア、ミャァァァ……
あ、猫? 猫か!
なるほど、動物はマップに表示されなかったな。あっちの世界でも、ゴブリンは映るけど猪は映らなかった。良かった、オバケではなかった。
「おぉーい、猫ちゃん、どこだぁ? 怖くないぞぉ、出ておいでー」
優しく呼びかけたが、出てこない。声は聴こえる。挟まって出てこれないのか、人間を警戒しているのか。
うぅむ。あ! 良い物があったぞ、アイテムボックスを探る。
「あったあった。ニャンチュウウル。セボンで絶対売ってたと思った。店舗商品全部買いしてたからな、あると思ったぜ」
チュウウルの封を切って少しだけ絞りだす。
「ほぅら、美味しいぞお。ニャンチュウウルだぞぉ」
ふと思いついて、生活魔法の『フワ風』を使った。
瓦礫の山に向かって優しい風を出したのでチュウウルの匂いがいったはずだ。
ァウ、ニャアウ……アウアウ
おお、ヨタヨタしながら瓦礫の山の上から子猫が出てきた。
スワンボートを瓦礫にピッタリと付け、窓からチュウウルを振る。瓦礫を途中まで降りた子猫は、そこで止まってしまった。
まだ生後1ヶ月も経っていないような子猫に、1メートル以上の瓦礫の段差は高すぎて、降りる事が出来ないようだ。
アイテムボックスを開き「2メートル程の板」で検索、表示された物をひとつ取り出す。
スワンボートから子猫の近くへその板を渡した。
「ほらほら、渡ってこぉい。落ちないようにゆっくり来いよ」
板の端にチュウウルを置いて板を両手で支えた。
子猫は恐る恐る板へと近寄り、クンクンと匂いを嗅いでから小走りで渡って来た。見てるこっちがハラハラした。
が、渡り切る寸前のチュウウルに被りついた所を板を離した両手でキャッチした。
小さい。俺の手のひらより小さいサイズだ。しかも産毛でポワポワしている。
暴れるかと思ったが俺の手の中でジッとしている。子猫を片手で持って、空いた手でアイテムボックスを探る。
段ボールを出してスワンボートの助手席に置いた。
その中に子猫を入れ、水、お椀、子猫用の餌、タオルを段ボールへと入れた。
子猫はガフガフ言いながら水を飲み、それから餌に顔を突っ込んでいた。
「お前、お母さんや兄弟はいないのか?」
耳を澄ませてみたが、もう猫の鳴き声は聴こえてこなかった。
1匹で流されたか、もしくは…………。
餌を食べ終えて毛繕いを始めた。子猫すぎて毛繕いになっていなかったが、コロンコロンと転がりながら舐める動作と、届いてなかったが耳の後ろを掻く動作をしていた。
「可愛ええのう、うんうん、足が届かないのか。ここか?」
俺が耳の後ろを掻いてやった。
それから直ぐに丸まって寝始めた。安心したのか。
親猫も兄弟猫もいないようなので、俺は瓦礫撤去の続きを再開した。
ロックしてフロアから出てこない社員は別として、アンロックで出入り自由にしたフロア、16階、23から27階、29階、36階の動ける社員達は、率先して怪我人の移動や、廊下に散乱した物を片付け始めた。
それと15階より下から逃げてきて階段に座り込んでいた社員達も、ひとり、またひとりと動き始めた。
連携良く動く者や、上手く指示を出す者を見ていると、やまと商事はやはり天下の大商事だったのだなと思った。やはり俺が居た部署が特別(に変)だったのか。
俺の入る隙間もない。そう思い、俺はまた外へ向かった。
俺は俺の出来る事、流れて来る物を拾ったり、流れてくる人を救助しよう。
ボートへとテレポートをした。
水の流れに乗って少し先まで行ってみよう。もしも迷ってもテレポートで戻れるからな。はぁ、魔法が使えて良かったぜ。
そうして何か判らない物体を杖でちょんちょんと突きアイテムボックスに収納していった。
ボートの進むままに任せていたら、ビルとビルの狭い隙間に瓦礫や車がぶつかって流れを堰き止めている場所に出た。
ごちゃごちゃと壁の隙間に挟まっているが、うぅむ、見るからにゴミだよなぁ。これは拾わなくていいか。
進むのに邪魔なら収納して行くが、特にこの先へ進むつもりもない。ボートを瓦礫の前で止めてそんな事を考えていると後ろからゴンっとぶつかられた。
振り返ると俺のボートにぶつかってきたのは、鳥。大きな白い鳥。
そう、スワンボートだった。
どこの公園から流れてきたのか、スワンボートが、これまたロープで繋がって五羽の白鳥さん。
いや、これ、良くないか?
4人乗りだ。前2、後ろ2で足漕ぎは前2箇所。手漕ぎボートより安定していて、かつ、一緒に漕いでもらえる。
手漕ぎボートは乗る時や人を乗せる時に大きく揺れて横転しやすい。実はモーターボートも流れて来たのを収納してあるのだが、俺には操作が解らず使えずにいた。
しかしスワンボートは足で漕ぐ、自転車を漕ぐ要領だ。
俺はロープを外して1羽ずつにしたスワンボートを収納して行く。最後の1台だけ残してそちらに乗り移った。そして今まで乗っていた手漕ぎボートも忘れず収納した。
ハンドルで方向を変えられ、漕ぐのは足のペダル。いい、凄くいいな。
小回りも効く。前ふたり席のひとつに座ってもスワンが傾く事もない。
コキコキコキ……
足鳴らしでこの辺りを回る。漕ぐのは足なので、両手は空く。曲がりたい時だけハンドルを操作すればいいからな。
なので、手には杖を常に握っていられるので、浮かんでいる物を収納するのも楽ちんだった。
どっかのビルの壁沿いの狭い場所にも入って行ける。調子に乗って進んでいたら瓦礫の山で行き止まりだ。
バックは流石に出来ないか。
だが物に塞がれて行き止まりでも、物を収納してしまえば進める。このビルの合間のゴミを収拾して通り抜け出来るようにしておくか。
そう思い、持っていた杖で水から突き出た瓦礫の山をツンツンと小突きながら収納していった時、
ァゥ……ァァゥ…………
ん?泣き声?
まさか、子供が溺れているのか!
慌ててスワンボートから顔を出して瓦礫の山を見上げた。
ここからは見えない。
「ぉおーい、誰かいるのか?」
脅かさない程度の声で呼びかける。
ァゥ、……ャゥ
そうだ!こんな時こそマップだ!
ステータスを開き、マップをクリックした。
異世界では普通に使っていたステータスのマップだ。と言うか、異世界に転移した時に使えるようになったゲーム仕様のマップで、異世界人達はそんなスキルを持ってはいなかった。
あちらに転移した地球人も全員がマップを使えたわけではない。『マップ』はゲーム経験者にしか使用出来ないスキルであった。
マップ画面はやや半透明で自分を中心に周りの地図が表示される。
その地図内に自分は青い点で、敵(魔物や盗賊)は赤い点で、それ以外の人間は黄色い点で表示された。
ただし、ダンジョンでは少し異なる。初めてのダンジョンフロアは地図は全体がグレーで道は表示されず、自分が一度でも通った事で地図が出来上がっていく仕様だった。
あっちの世界は平和な日本と違い、常に危険に満ち溢れていたのでマップは常に表示していた。
だが、こちらには魔物も盗賊もいない、マップの必要性を感じず、閉じていたのだ。
だが、人を捜すためにマップを開いた。
マップはスワイプやピンチで、拡大したり縮小したりが可能だ。この辺りを最大限に拡げて、声の主(黄色い点)を探そうと思ったのだ。
瓦礫の下からだと子供がどこにいるのか見えないからな。
くいっ、くいっ
ん?どう言う事だ?拡げられるだけ拡げたが黄色い点が無い?
耳を澄ませる。
ンァ……ァァ……ピャァ
いや、聴こえるよな?
マップの青い点(俺)の近くに黄色い点は見当たらない。だが、子供の泣き声は聞こえる……。
え、ヤダ、オバケ?
や、昼昼昼、今まだ昼間だから!
ピャア、ミャァァァ……
あ、猫? 猫か!
なるほど、動物はマップに表示されなかったな。あっちの世界でも、ゴブリンは映るけど猪は映らなかった。良かった、オバケではなかった。
「おぉーい、猫ちゃん、どこだぁ? 怖くないぞぉ、出ておいでー」
優しく呼びかけたが、出てこない。声は聴こえる。挟まって出てこれないのか、人間を警戒しているのか。
うぅむ。あ! 良い物があったぞ、アイテムボックスを探る。
「あったあった。ニャンチュウウル。セボンで絶対売ってたと思った。店舗商品全部買いしてたからな、あると思ったぜ」
チュウウルの封を切って少しだけ絞りだす。
「ほぅら、美味しいぞお。ニャンチュウウルだぞぉ」
ふと思いついて、生活魔法の『フワ風』を使った。
瓦礫の山に向かって優しい風を出したのでチュウウルの匂いがいったはずだ。
ァウ、ニャアウ……アウアウ
おお、ヨタヨタしながら瓦礫の山の上から子猫が出てきた。
スワンボートを瓦礫にピッタリと付け、窓からチュウウルを振る。瓦礫を途中まで降りた子猫は、そこで止まってしまった。
まだ生後1ヶ月も経っていないような子猫に、1メートル以上の瓦礫の段差は高すぎて、降りる事が出来ないようだ。
アイテムボックスを開き「2メートル程の板」で検索、表示された物をひとつ取り出す。
スワンボートから子猫の近くへその板を渡した。
「ほらほら、渡ってこぉい。落ちないようにゆっくり来いよ」
板の端にチュウウルを置いて板を両手で支えた。
子猫は恐る恐る板へと近寄り、クンクンと匂いを嗅いでから小走りで渡って来た。見てるこっちがハラハラした。
が、渡り切る寸前のチュウウルに被りついた所を板を離した両手でキャッチした。
小さい。俺の手のひらより小さいサイズだ。しかも産毛でポワポワしている。
暴れるかと思ったが俺の手の中でジッとしている。子猫を片手で持って、空いた手でアイテムボックスを探る。
段ボールを出してスワンボートの助手席に置いた。
その中に子猫を入れ、水、お椀、子猫用の餌、タオルを段ボールへと入れた。
子猫はガフガフ言いながら水を飲み、それから餌に顔を突っ込んでいた。
「お前、お母さんや兄弟はいないのか?」
耳を澄ませてみたが、もう猫の鳴き声は聴こえてこなかった。
1匹で流されたか、もしくは…………。
餌を食べ終えて毛繕いを始めた。子猫すぎて毛繕いになっていなかったが、コロンコロンと転がりながら舐める動作と、届いてなかったが耳の後ろを掻く動作をしていた。
「可愛ええのう、うんうん、足が届かないのか。ここか?」
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