あの人のことを忘れたい

ララ愛

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愛してる

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「久しぶりの我が家はどうかな?」


嫌みしか言えないのか俺は・・・

黙っている妻を見て情けなくなる

謝らなければ本当に失うとわかっているのに恋しさから焦れた想いしか出てこない

焦る・・・・・

「離婚の話ですよね」

そう言われて心臓が痛くなる

その為に来たのか?

「あいつと結婚をするのか?」

「まだわかりません」

申し込まれたか・・・・焦りすぎて言葉がきつくなる


「何もいりませんので届に印鑑を押せばよろしいでしょうか?」

「俺は浮気はしていないが君は不貞行為があったとなれば慰謝料は払わない」

怒り任せに怒鳴ってしまった

妻が顔をあげて俺を見つめた

「私は不貞行為はしていませんが今後再婚して愛されてはいけませんか?
こんな惨めな結婚をしたことを情けなく思っていますが私が悪いのです・・・殺してしまったのですから」

そう言って言葉が小さくなり涙をする妻を見て恥ずかしくなった


「違うんだリア・・・・ごめん・・・俺が悪かった・・・最初から俺がいけなかった

元カノのことはあいつに結婚したことを話していなくてはめられたんだがけじめはつけていたんだ」

「なのに俺はリアにもかっこつけてしまい謝れず不安ばかり与えた・・・そのせいで俺たちの子供を失ってしまった・・・俺の責任だ・・・ごめん・・・本当に俺は君より大人なのに恥ずかしいな」


そう言ってレオはリアを抱きしめた

肩を震わせて泣いていたリアは大粒の涙をこぼした


「リア愛しているんだ・・・・・離婚はしないよ・・・・俺は君が許してくれるまで待っているができたら帰ってきて欲しいと思うし夫婦生活を最初からしたい・・・やり直したいし2人の子供が欲しい」


そういってリアにそっとキスをしてレオが顔を覗くとリアは真っ赤になっていた



本当にかわいいね・・・

大好きだよ・・・リア

ごめんな・・・・



リアは大泣きして抱き着いた

「赤ちゃんを殺してしまいごめんなさい・・・・」


レオも涙でいっぱいの顔で抱きしめた

「俺の責任だ‥リアは悪くない・・・すまない・・・許して欲しい・・・挽回は必ずする」


「愛しているよリア」




それから2人はやっと新婚生活を始めて愛を育てて2人の赤ちゃんの誕生を心から喜び感謝して

お互いを大事にすることを誓った

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