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番外編
閑話 アリスノート 17
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マーブル国の情報で、この青い光に結びつくものは…。
俺は答えた。
「もしかして、魔石か…?」
「さっすがルイス! すごいよ! 大当たりー!」
にこにこしながら、力いっぱい拍手をする兄上。
しかし、ウルスは目を見開き、驚いた声で聞いてきた。
「おい、ルイス! たった5秒で、どうして答えにたどりつく?! 俺にはわからん!」
いや、俺には、何故、ウルスがそんなに驚いているのかがわからない。
が、とりあえず、聞かれたことに答える。
「マーブル国で、青い魔石が採れることを思い出したからだ」
至極当然のことだ。
なのに、それを聞いたとたん、
「はああああ?!」
ウルスが大声をあげた。
「うるさいよ、ウルス」
兄上が顔をしかめ、耳をふさぐ。
が、ウルスは兄上を見ることもなく、俺の方へ体を乗り出してきた。
「いやいやいや、色々おかしいだろ? 納得がいかん! ルイス、おまえが答えに行きつくまでの経路を確認させてくれ。まず、マーブル国は、ここから遠く遠く離れている小さな国だ。国交はない。無縁の国だ。よってほとんど情報もない。ここまでの認識は俺と同じか?」
「ああ、そうだな」
俺の答えに、ウルスがうなずく。
「よしっ、では次!」
「ちょっと、ウルスー。ルイスに対してえらそーに言うのやめてくれる?」
兄上が不満そうに言うが、ウルスは聞こえてないようだ。
真剣な眼差しで俺を見ている。
気になると、とことん突き詰めて知りたがるウルスらしいな。
「俺は、フィリップがマーブル国の商人から魔石を買ったと聞くまで、マーブル国で魔石が採れるとは全く知らなかった。魔石と言えば、シュルツ国のものが有名で手軽に買える。それにひきかえ、マーブル国の魔石の知名度はゼロだ。なのに、何故、ルイスは魔石が採れることを知っていた?」
「子どものころ、暇つぶしに王宮の書庫にある外国に関する資料を片っ端から読んでいた時があった。その中に、マーブル国について書かれた資料が一冊だけあり、産出量は少ないが、青い色の魔石が採れると1行だけ書いてあったのを思い出した」
ウルスが、眉間にしわをよせた。
「たった1行?! しかも、子どもの頃、読んだだけなんだろ?! それに、子どもの頃の暇つぶしに、資料なんて読むか普通?! が、それよりも、なんだその記憶力は?! しかも、その記憶を引き出すまでにたった5秒って…。ほんと、人間離れした記憶力の良さ、フィリップにそっくりで恐ろしい兄弟だな…」
一気にまくし立てた後、怯えた顔で、俺と兄上を見比べるウルス。
「ちょっと、ウルス、なに失礼なこと言ってんの?! ルイスは、ぼくよりずーっと頭がよくて、…あ、もちろん、頭だけじゃなくて、ぜーんぶが素晴らしくて、愛らしくて、優しくて、まさに生きる天使だからね!」
フフフッっと笑いながら、見当はずれのことを並べたてる兄上。
「兄上、生きる天使は、この世にアリスだけだ」
俺は、しっかりと訂正をいれておく。
「うわ…。そういうところも似すぎてて怖すぎる…」
と、身を震わすウルス。
怖い? 何がだ?
アリスのことは事実しか言ってない。
アリスは、俺の天使、俺の妖精、…そして、俺のすべてだ。
俺は答えた。
「もしかして、魔石か…?」
「さっすがルイス! すごいよ! 大当たりー!」
にこにこしながら、力いっぱい拍手をする兄上。
しかし、ウルスは目を見開き、驚いた声で聞いてきた。
「おい、ルイス! たった5秒で、どうして答えにたどりつく?! 俺にはわからん!」
いや、俺には、何故、ウルスがそんなに驚いているのかがわからない。
が、とりあえず、聞かれたことに答える。
「マーブル国で、青い魔石が採れることを思い出したからだ」
至極当然のことだ。
なのに、それを聞いたとたん、
「はああああ?!」
ウルスが大声をあげた。
「うるさいよ、ウルス」
兄上が顔をしかめ、耳をふさぐ。
が、ウルスは兄上を見ることもなく、俺の方へ体を乗り出してきた。
「いやいやいや、色々おかしいだろ? 納得がいかん! ルイス、おまえが答えに行きつくまでの経路を確認させてくれ。まず、マーブル国は、ここから遠く遠く離れている小さな国だ。国交はない。無縁の国だ。よってほとんど情報もない。ここまでの認識は俺と同じか?」
「ああ、そうだな」
俺の答えに、ウルスがうなずく。
「よしっ、では次!」
「ちょっと、ウルスー。ルイスに対してえらそーに言うのやめてくれる?」
兄上が不満そうに言うが、ウルスは聞こえてないようだ。
真剣な眼差しで俺を見ている。
気になると、とことん突き詰めて知りたがるウルスらしいな。
「俺は、フィリップがマーブル国の商人から魔石を買ったと聞くまで、マーブル国で魔石が採れるとは全く知らなかった。魔石と言えば、シュルツ国のものが有名で手軽に買える。それにひきかえ、マーブル国の魔石の知名度はゼロだ。なのに、何故、ルイスは魔石が採れることを知っていた?」
「子どものころ、暇つぶしに王宮の書庫にある外国に関する資料を片っ端から読んでいた時があった。その中に、マーブル国について書かれた資料が一冊だけあり、産出量は少ないが、青い色の魔石が採れると1行だけ書いてあったのを思い出した」
ウルスが、眉間にしわをよせた。
「たった1行?! しかも、子どもの頃、読んだだけなんだろ?! それに、子どもの頃の暇つぶしに、資料なんて読むか普通?! が、それよりも、なんだその記憶力は?! しかも、その記憶を引き出すまでにたった5秒って…。ほんと、人間離れした記憶力の良さ、フィリップにそっくりで恐ろしい兄弟だな…」
一気にまくし立てた後、怯えた顔で、俺と兄上を見比べるウルス。
「ちょっと、ウルス、なに失礼なこと言ってんの?! ルイスは、ぼくよりずーっと頭がよくて、…あ、もちろん、頭だけじゃなくて、ぜーんぶが素晴らしくて、愛らしくて、優しくて、まさに生きる天使だからね!」
フフフッっと笑いながら、見当はずれのことを並べたてる兄上。
「兄上、生きる天使は、この世にアリスだけだ」
俺は、しっかりと訂正をいれておく。
「うわ…。そういうところも似すぎてて怖すぎる…」
と、身を震わすウルス。
怖い? 何がだ?
アリスのことは事実しか言ってない。
アリスは、俺の天使、俺の妖精、…そして、俺のすべてだ。
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