Re:攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。【第一部新生版】

水無月いい人(minazuki)

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第四章 《第一部》ヒーラー 模索篇

第59話「神の気まぐれ」

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「どけ、我がやる」

ゼウスの静かな声が場の空気を切り裂いた。彼女の声には、どこか冷淡な響きと決して揺るがない覚悟が宿っている。それは、まるで鋭い刃が目の前をかすめたような感覚を覚えさせる。

「いや、俺がやる。ルクスとエルザの仇は俺が取る」

俺の言葉は強がりだったかもしれない。それでも、目の前の敵を前にして退くわけにはいかなかった。ゼウス・マキナ――この存在を打ち倒せば、彼女たちが眠りから目覚めるかもしれない。そんな淡い希望が胸を突き動かしていた。

そうだ……アイツら、そしてレイラと母さんのためにも。
諸悪の根源であるゼウス・マキナを倒さなければ、この絶望に終わりは訪れない。

「……レイラは俺が必ず」

そう呟くと、自分に言い聞かせるように杖を握り直した。その冷たさが手に伝わる。震える指先はまだ覚悟を決め切れていない証拠だ。

『我は構わん、盟約は絶対だ』

ゼウス・マキナが静かに語り、彼女の瞳が俺を捉えた。その視線は底知れぬ深淵のようで、見つめられるだけで全身が竦む。

ゼウスが彼女の前に立ちはだかる。
「何をしに来た、我が片割れ・・・よ」

『……顔を見に来たのだ……我が半身・・よ』

そのやり取りに込められた意味は俺には理解できない。ただ、彼女たちの間にあるのは単なる対立ではない、複雑な感情の絡み合いだと直感で感じた。

「顔を見に来たというのなら、我が相手をしよう」

『我は戦いに来たのではない。それに半身、さっきも言ったがお前たちの方から来たのだ。出来損ないが』

「出来損ない……?」
その言葉が胸に引っかかった。だが、それが何を意味するかは問題ではない。俺にとって重要なのはただ一つ――ゼウス・マキナを倒すこと。それだけだ。

「――俺が相手だ」

俺はゼウス・マキナに杖を向けた。指先は冷たく、心臓は激しく脈打っている。それでも、目を逸らすことはできなかった。

『我は構わない』

「いや、我が構う。盟約により、お前たちが戦うのは我の望むところではない」

ゼウスは俺とゼウス・マキナの間に立ち、静かに目を閉じた。その姿から感じ取れるのは、冷静さと圧倒的な威圧感だった。

そして――ゼウスは宙に浮かび、そのままゼウス・マキナもまた宙に浮かぶ。

***
空が暗雲に覆われ、雷鳴が轟く。紫色の閃光が辺りを照らし、耳をつんざくような雷音が大地を震わせる中、俺はその場で立ち尽くしていた。身体は動けず、ただ二人を見上げるしかできなかった。

「いくぞ片割れよ」

『来てみろ我が半身よ』

ゼウスとゼウス・マキナ――彼女たちは宙に浮かび、互いに静かに向き合う。その光景はまるで神話の一幕を切り取ったようで、俺の存在がかき消されそうな錯覚に陥る。拳を握りしめるが、二人の間に割り込む勇気すら持てなかった。

(お前の出る幕じゃねぇってことだ)

突然、頭の中に響く声。その低く冷ややかな響きに、全身の毛が逆立つ。

またお前か。こんな時にまで。

(マキナには近づくな。お前のためだ)

近づくな、だと?どうしてだ。教えてくれよ。まさか、それも盟約の一部か?

(それもあるが、マキナに触れると『呪い・・』を受けるぞ)

呪い――?その言葉が俺の脳内でこだまする。寒気が背筋を這い上がり、手の震えが止まらなくなった。

(なに……?どういうことだ)

(文字通りさ。マキナに触れた者は呪いを受ける。そしてそれは連鎖する。芋づる式にな)

呪いが……連鎖する?それはどういう意味だ?俺がマキナに触れたら、俺だけじゃ済まないってことか?

(触れずに戦えばいい。俺にはそれができる)

自分の言葉で自分を鼓舞するように口に出した。触れずとも戦える。俺にはその力があるはずだ。だが――

(おいおい、忘れたのか?戦神アレスを倒したのはお前じゃない。お前はアイリスに自分の魔法が効かなかったのを忘れた訳じゃないだろう)

……そうだ。あの時の俺は何もできなかった。自分の無力さを嫌というほど思い知らされた。それが今の俺に何を期待しろと言うんだ?

……なら俺はどうすればいい。

(何もしなくてもいい。まぁ見てろ、そう長くは続かない)

俺の胸に広がる焦燥感を嘲笑うように、声は静かに響いた。空に漂う二人の神々の姿が、次第に俺の視界を圧倒していく。彼女たちの戦いに、俺が割り込む余地などあるのだろうか――。

***
ゼウスとマキナの戦いは、見る者を恐怖させるほど激しさを増していく。雷が容赦なく落ち、大地が裂け、強烈な風が唸りを上げる。自然そのものが怒り狂っているかのような光景だった。

「……あいつら!」

俺は急いでルクスとエルザの身体を抱きかかえる。彼女たちの無防備な姿を守るため、全力でその場を離れた。振り返る余裕などない。ただ一歩でも安全な場所へ逃れることだけを考えて走った。

「俺達がいるのなんてお構い無しか……。くそっ!神ってのはどいつもこいつも……!!」

神々の戦いに巻き込まれる人間の命なんて、彼女たちにとっては取るに足らないものなのかもしれない。その現実が、俺の心を抉った。

しばらくして、ゼウスが大きく息をついた。その息には、戦いの疲労と共に、どこか哀しげな響きがあった。

「くっ……」

『……半身よ。我に勝てないのは分かっていただろう』

「それでもお前たちを戦わせるのは我の望むところでは無い」

ゼウスの言葉には確固たる意思が感じられた。彼女は戦いの果てを知りながら、それでも立ち続ける覚悟を示していた。

『……我も戦いは望まない。それもそうだな……あいつの顔も見れた。我も満足だ』

ゼウス・マキナがこちらに目を向けた。その瞳には、どこか冷たさと共に微かな温もりが宿っていた。満足げな笑みを浮かべながら、彼女は呟く。

『……では、またな』

俺は思わず叫んだ。

「待て!ゼウス・マキナ!」

その言葉に、自分でも驚いた。何を言っているんだ、俺は。だが、口にした言葉を止めることはできなかった。

《『おい!なんで引き止めてんだ、バカ!』》

声が頭の中で響くが、無視して問いかける。

『……なんだ『神の子』よ』

「エルザとルクスを目覚めさせろ!」

俺の言葉に、ゼウス・マキナは一瞬だけ目を細めた。その表情は冷徹に見えたが、どこか悲しみが滲んでいるようだった。

『その娘らか……安心しろ、ただ眠っているだけだ。じき起きる』

「……本当か?」

『安心せよ、『神の子』よ。その娘らに『呪い』の気配はない』

安堵よりも疑念が勝る。俺は拳を強く握りしめ、再度問いかけた。

「……本当に何もしていないのか?」

ゼウス・マキナの顔に、一瞬だけ影が落ちた。それは、一言では言い表せない複雑な感情のように見えた。

『そうだ。では、また会おう『神の子』よ』

「二度とごめんだ」

俺の言葉は拒絶に満ちていた。彼女が何を考えているかなんて、知りたくもなかった。

『……………そうか』

ゼウス・マキナは静かに消えた。その姿が完全に見えなくなった瞬間、俺の中に張り詰めていた緊張の糸が切れた。再び訪れた静寂の中で、俺は膝をついた。

「……平穏ってなんだよ……」

目の前に広がる荒れ果てた大地を見つめながら、虚しく呟いた。

***
しばらくすると、ルクスが目を覚ました。その瞼がゆっくりと開かれるのを見て、俺の胸に押し寄せていた不安が一気に和らいだ。

「…………う……ぅ」

「おい!起きたかルクス!」

俺はすぐに駆け寄った。その顔が見えるだけで、心の中に灯りがともるような安心感が広がる。

「……私……眠っていたのですか……?」

「そうだ!もう目を覚まさないかと心配したんだぞ!」

彼女の目にまだ少し疲れが残っているように見える。それでも微かに浮かべた笑みに、俺はホッとした。

「そうでしたか……それはすみません……それより、もう起きたので私の胸から手を離してくれませんか?」

あ……。言われて気づいた。俺の右手は、ルクスの胸に触れたままだった。

「悪い、つい手頃なものがそこにあったから」

「手頃で悪かったですね………ちょっと!!?なぜ最後にもう一揉みしていったのですか!?」

ルクスの顔が真っ赤になり、その声は怒りと恥ずかしさが混ざり合っていた。俺は慌てて手を引っ込めるが、すぐに逃げられるわけでもなく、内心で反省するしかなかった。

そのやり取りに呼応するかのように、遠くで目を閉じていたエルザが微かに動いた。そして、ゆっくりと目を開ける。

「……なにやら無事終わったみたいだな」

エルザが静かに起き上がると、その視線がこちらに向けられた。

「お前が眠っている間、大変だったんだぞ」

俺は少しだけ苛立ちを込めて言ったが、エルザは真剣な表情で頷きながら応える。

「それはすまない事をした……」

その謝罪があまりにも素直すぎて、逆に罪悪感を覚えた。エルザが悪いわけじゃないのに、俺は彼女に当たりそうになっていたのだ。

「……まぁ、無事ならそれでいい」

そう呟きながら俺は苦笑いを浮かべた。この空気感に、ようやく少しだけ平穏を取り戻した気がした。

***

「『神の子』よ、ひとついいか」

ゼウスが空からゆっくりと降りてきた。その姿は以前のような威厳に満ちたものではなく、戦いの爪痕をその身に刻んでいた。彼女の黒い服はあちこちが破れ、無数の穴が空いている。戦いの激しさと疲労が、その姿から容易に伝わってきた。

俺は、そんな彼女に目を奪われてしまった。

くそっ……なんで神なんかに欲情してんだよ、俺は……

(それは仕方ない。あいつは……)

頭の中で響く声が、俺の内心を嘲笑うように囁く。理屈では分かっているが、どうにも腹が立った。

「……なんだよ、ゼウス」

声に若干の苛立ちを滲ませながら問いかける。彼女が降りてきた理由が分からないまま、心が落ち着かない。

「あまり我が片割れを悪く言わないでやってくれ……」

ゼウスの低い声が耳に届く。その言葉の意図が分からず、俺の中で怒りがふつふつと湧き上がる。

「なんでだよ。アイツが諸悪の根源・・・・・だろ!?」

思わず声を荒げてしまった。自分でも感情を抑えきれない。それほどまでに、ゼウス・マキナへの怒りが心を支配していた。

「らしくありませんよ、ゼウスさん?」

アイリスが一歩前に出て、冷静な声で言葉を投げかける。その静けさが、かえって場の空気を凍らせた。

「一部盟約が適用されないと言っても、あなたもその一人である事をお忘れなき様」

アイリスの言葉には棘があった。それがゼウスに向けられたものなのか、それとも俺たち全員への警告なのか、判断がつかない。

「……言われなくても分かっている、ポセイドン」

ゼウスが返した言葉には微かな苦しみが滲んでいた。その声を聞いた瞬間、盟約という言葉が頭をよぎる。ゼウスにとって、それがどれほど重い枷であるかを思い知らされたような気がした。

目の前のゼウスは、ただの全能の存在ではない。彼女もまた、この理不尽な世界に縛られ、苦しむ者の一人なのだ。

だが、それでも。  
俺の中の疑念と怒りが消えることはなかった。

***

荒れ果てた大地には、無数のクレーターが点在していた。戦いの名残が、目の前の光景にありありと残されている。空気にはまだ焦げたような匂いが漂い、足元に目をやれば細かい瓦礫が散乱していた。

「これは……一体なんだ?」

エルザが目の前の荒野を見て呟く。その声には明らかな戸惑いが混じっている。

「分かりません、私が起きていた時にはもう……」

ルクスもまた、頭を抱えるように首を傾げていた。状況を把握できず、目の前の惨状に言葉を失っているようだ。

俺は二人の反応を見て、溜息をつきながら口を開いた。

「お前達が眠っている間、神がやってきた……」

「なに!?その神はどこへ!?」

エルザが鋭い声を上げる。その目には、戦士としての本能的な警戒心が宿っていた。だが、俺は静かにその熱を鎮めるように答えた。

「……俺が撃退した。安心しろ」

俺の言葉に、エルザとルクスはほっとしたように表情を緩める。疑う様子もなく、ただ無事を喜んでいるのが分かった。彼女たちを守り切ったという事実が、俺の中に少しだけ安堵を生む。

一方で、アイリスとゼウスは何も言わなかった。ただ静かに俺を見つめている。その目には何かを探るような、あるいは諦めを含んだ感情が浮かんでいるようだった。

(良くやった)

突然、頭の中で聞き慣れた声が響く。こいつの存在に、俺は再び眉をひそめた。

お前、まだ居たのか。

(まぁ、自力で消えられないもんでな。それどころか、ますます力が――いや、記憶が蘇ってくる気さえする)

あまり聞きたくない話だな……。

(大丈夫だ。プライバシーは守ってやるさ)

さっき、最後にルクスの胸揉んだのお前だろ。

(……バレたか……成長を確かめたかっただけだ。他意はない。……ルクスはいい女だ。大事にしろよ?あと――)

言われなくても分かってる。

こいつの言葉に耳を傾けながら、俺は空を見上げた。灰色の空に漂う黒い雲は、まるでこの先の不穏な未来を暗示しているかのようだった。俺たちの旅路は、まだ始まったばかりだ。

***
辺り一帯が闇に包まれ、焚き火の光だけが頼りとなっていた。薪が燃える音と揺れる炎の明かりが、静まり返った夜の空気に孤独感を漂わせる。

結局、今回はほとんど進めなかった。『アスガルド帝国』……一体いつになったら着くんだよ。苛立ちが胸を突き、溜息をつく。

「今回はすまない、迷惑をかけた」

エルザがあぐらをかき、頭を下げた。焚き火の揺れる光が彼女の横顔を照らし、その姿はどこか神々しいようにも見えた。

「お前のせいじゃない」

「いや、私の不注意だ。本当にすまない」

「私もすみません……」

ルクスとエルザが同時に頭を下げる。その姿に、俺は胸の奥にチクリとした痛みを感じた。謝るべきは俺の方だ。お前たちを守れなかったのは俺だというのに。

「……もう誰も謝るな……誰も悪くない……」

自分に言い聞かせるように呟く。重苦しい空気の中、俺の言葉は静かに溶け込んでいく。

「……そうか」

「……分かりました」

彼女たちの声はどこか儚げだったが、その瞬間、静寂を破る音が響いた。

エルザの腹が鳴った。

「腹減ったな」

「うむ」

その一言に、場の空気が少しだけ緩む。思わず小さく笑ってしまうと、タイミングを合わせるように焚き火の向こうから声がした。

「お前達に朗報だ、我が取ってきてやったぞ」

ゼウスとアイリスが、両手に獲物を抱えて現れた――熊と兎だ。彼女たちの顔には微かな満足感が滲んでいた。

「おおー!いいのか!?」

俺は思わず声を上げた。エルザもルクスも目を輝かせながらゼウスとアイリスを見つめている。

「……助かります、アイリス、ゼーウス」

「どういう心境の変化だよお前達」

「なに……神の気まぐれ・・・・・・だ」

ゼウスが淡々と言い放つ。それを受け、アイリスは微笑を浮かべながら言葉を続けた。

「ええ……ゼーウスさんの言う通り。わたくしは人間ですが」

神の気まぐれ、か……。その言葉に、俺は苦笑いを浮かべた。なんだかんだで、こうして彼女たちといるのも悪くない。

そして――

「着いた……ここが『アスガルド帝国』」
見上げたその先には、荘厳な城壁と巨大な門がそびえ立っていた。その圧倒的な存在感に、俺はしばし言葉を失った。風に吹かれるたびに、門の上に掲げられた旗がはためき、その模様が何かを訴えかけてくるように見える。

さらに、城壁の向こうには城外からも見えるほどの巨大な大木が聳え立っていた。その枝葉は空を覆い尽くすほど広がり、根元からはまるで生命の鼓動が聞こえてくるようだった。

「……ここが『アスガルド帝国』……」

その言葉が自分の口から漏れた時、ようやく到着したという実感がじわじわと胸に広がった。ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。多くの困難を乗り越えて、ようやくたどり着いたこの場所。その景色が俺たちを歓迎しているようにも、静かに見下ろしているようにも感じられる。

ついに俺たちは、『アスガルド帝国』に到着した。  
そして、これから始まる新たな試練が、静かに俺たちを待ち構えている事をこの時の俺達はまだ知らない。
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