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挨拶 天野家編
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次の土曜日
僕と部長は僕の実家の千葉に来ていた
父「おお。遥斗。おかえり。そしてあなたが城熊 猛さんですね」
部長「は、初めまして!城熊 猛と申します!」
母「あらあら!さぁさぁどうぞ!お入りください!」
部長「失礼します!」
部長・・・緊張してるな・・・
まぁ、普通は緊張するか
父「まぁそんな緊張しないでください」
城熊「はい!」
母「うふふ」
「はぁ・・・」
客間に通され早速部長が口を開いた
城熊「このたびはお時間を割いていただきありがとうございます。私は城熊 猛と申します。天野 遥斗さんの働いている職場の上司をさせてもらっています!」
両親はニコニコしながら見ている
城熊「いきなりのご挨拶に伺ったのは、遥斗さんと結婚をお許しいただきたくまいりました!」
父「ん?お付き合いだけではなく結婚なのかい?」
城熊「はい!」
そういい頭を下げる部長
城熊「この度、遥斗さんが妊娠いたしました。」
両親はすごい驚いている
母「え!?遥斗、オメガだったの!?」
父「生まれたときは違っただろう!?」
「一週間前に体調が悪くて病院に行ったら妊娠してて、変異オメガだったみたい・・・」
母「あらあら!大変!」
と母はどこかへ行ってしまった
「ちょっと!お母さん?」
父「お付き合いをしてから妊娠したのかい?それとも妊娠が発覚してからお付き合いを?」
城熊「お付き合いは何か月か前からしています!それで、先週妊娠がわかりまして・・・」
父「うむ・・・」
しばらく沈黙が走る
少しして母が戻ってきた
母「あったわよ!昔、遥斗が使ってたやつ!」
そういうと僕が赤ちゃんのころ使っていたというおもちゃや道具をもってきた
「え・・・それを探しに行ってたの?」
母「そうよ?ほら見てあなた!懐かしいわよ!」
父「お~、これは懐かしいな~まだ使えるのか?」
母「もしダメなら買えばいいのよ!」
父「ならいっそ全部買えばいいじゃないか!」
なんか勝手に盛り上がってるし
部長はポカンってなってるし
「二人とも・・・部長が困ってるよ・・・」
父「ああ。すまない・・・つい」
母「ごめんなさいね・・・」
城熊「いえ、あの・・・結婚はお許しいただけますでしょうか?」
父「ああ!もちろんだ!」
母「こんな子だけどどうぞよろしくお願いいたします!」
城熊「ありがとうございます!!」
しばらく孫だなんだと騒いでいた両親
少しして落ち着いたらしく
母「おめでたいことなんだから、なにか出前でも頼みましょう!」
父「そうだな!寿司の特上とかどうだ!」
母「ダメよ!!生魚は!!!」
父「え?あ、そうか・・・では・・・」
母「待ってて今出前のチラシを持ってくるわ!」
母はキッチンに向かった
父「そうだ!親戚にも知らせないと!」
と父はスマホ片手に部屋を出て行った
城熊「いいご両親だね!」
「あのテンションは昔から変わらない・・・」
城熊「確かにあのテンションには驚いたけど、お義父さんが獣人なのも驚いた」
「説明してなくてすみません・・・」
城熊「いや、いいんだよ。まさか熊獣人だとはね」
そう、僕の父は熊獣人、母は人間なのだ
城熊「でも、優しそうでいいご両親だね」
「うん。優しいのは事実だけど、怒るとめっちゃ怖い・・・」
城熊「気をつけるよ・・・」
そして母が出前のチラシをたくさん持ってきた
母「ささ、ここから好きなのを選びなさいな!」
「あ、ステーキ吉じゃん!」
母「そうなのよ!出前を始めたみたいでね!遥斗、ステーキ吉好きだものね!」
「よく覚えてるねw」
母「母親を甘く見ないでよ?w」
「部長はなににしますか?」
城熊「フフ」
「部長?」
城熊「いやwすみませんwすごく仲がよくて微笑ましいと思いましてw」
母「あら?そう?wこれからはあなたも私たちの大切な家族よ?仲良くしていきましょう?」
城熊「はい!どうぞよろしくお願いします!」
と母と部長が頭を下げた
そのタイミングで父が部屋に入ってきた
父「これから親戚がこっちに来るって!遥斗が認めた相手を見たいと・・・何してるんだ?」
母「家族が増えるからその挨拶よ!」
父「俺を差し置いてか?」
なんて話をしていたら親戚がぞろぞろと集まりだした
従兄「遥斗!おめでとう!!」
「ありがとう!」
従弟「遥斗にぃ、おめでとう!このお腹に子供が・・・」
「フフ、ありがとう!」
家が賑やかになってきた
出前を頼みみんなが部長に詰め寄っている
親戚「お!イケメン!上物だ!」
親戚「いや~ん!逞しい身体!!天野おじさんみたい!あ、色は違うけど!」
父「これこれ・・・城熊さんが困っているだろう・・・」
城熊「いや~w」
「はぁ・・・」
出前が届きみんなで食卓に座る
そして乾杯をし食事をした
城熊「遥斗、これは食べれるか?こっちは?」
「自分で取るから気にしなくていいですよ?」
城熊「そうか?ジュースはいるか?」
母「フフフ」
父「フフ」
親戚「城熊さんは過保護だな~」
親戚「いいな~私もイケメンで優しい彼氏欲しい!」
親戚「そうだぞ!いつになったら結婚するんだ?」
親戚「言わないで!!心が折れる!!」
「「「ハハハ」」」
そしてお祝いもひとしきり終わり
母「今日は泊まっていく?」
「いや、明日は部長のご両親に挨拶に行くから、東京に戻る」
父「大丈夫なのかい?」
城熊「はい!今から出れば、22時には付けますので」
母「途中、休憩して帰るのよ?」
「わかってるよ。じゃあ、またね!」
父「次は両家の顔合わせで会うのかな?」
城熊「・・・叶うなら・・・そうですね・・・」
父「なにかあるのかい?」
城熊「・・・ちょっと変わってるというか・・・控え目に言って普通とは違うというか・・・なので、できれば遥斗を連れて行きたくないんですが・・・」
「挨拶は・・・しないと・・・」
城熊「ということなので・・・」
父「そうか・・・」
城熊「大丈夫です!なにがあっても遥斗さんと子供は守って見せます!」
それを聞き母が部長の手をとる
母「旦那や父親は確かに家族を守るのが役目よ?でも、自分自身も大切にね?あなたになにかあったら、私たちもつらいし、遥斗が悲しむわ・・・」
城熊「ありがとうございます・・・大丈夫です!任せてください!」
そういうと部長の車に乗り東京に向かった
途中の高速のパーキングで休憩しながら
城熊「ほんとにいいのか?」
「なにがですか?」
城熊「俺の親に会うの」
「挨拶は大事ですし」
城熊「俺の親、普通じゃないんだよ・・・だから心配でさ・・・電話した時もなにか企んでそうな気がしたし・・・」
「僕が男ってことは伝えたんですか?」
城熊「ああ。でも、『お嫁になる立場なら』って言ってたからなにか企んでる・・・」
「でもなにか企んでるって決まったわけではないし・・・」
城熊「まぁ・・・でも、もしなにかあったらすぐに俺を呼べよ?てか、俺から離れるな」
「そんなにひどいんですか?」
城熊「ああ。たぶんお前の想像以上だと思う。だから約束してくれ。そばを離れるな!俺の目の届く場所に居ろ!いいな?」
「わ、わかりました」
城熊「じゃ、そろそろ行くか・・・遥斗は後ろで横になってろよ?」
「大丈夫ですよw」
城熊「横になってなさい」
「はい・・・」
そして僕たちは東京に向かったのであった・・・
僕と部長は僕の実家の千葉に来ていた
父「おお。遥斗。おかえり。そしてあなたが城熊 猛さんですね」
部長「は、初めまして!城熊 猛と申します!」
母「あらあら!さぁさぁどうぞ!お入りください!」
部長「失礼します!」
部長・・・緊張してるな・・・
まぁ、普通は緊張するか
父「まぁそんな緊張しないでください」
城熊「はい!」
母「うふふ」
「はぁ・・・」
客間に通され早速部長が口を開いた
城熊「このたびはお時間を割いていただきありがとうございます。私は城熊 猛と申します。天野 遥斗さんの働いている職場の上司をさせてもらっています!」
両親はニコニコしながら見ている
城熊「いきなりのご挨拶に伺ったのは、遥斗さんと結婚をお許しいただきたくまいりました!」
父「ん?お付き合いだけではなく結婚なのかい?」
城熊「はい!」
そういい頭を下げる部長
城熊「この度、遥斗さんが妊娠いたしました。」
両親はすごい驚いている
母「え!?遥斗、オメガだったの!?」
父「生まれたときは違っただろう!?」
「一週間前に体調が悪くて病院に行ったら妊娠してて、変異オメガだったみたい・・・」
母「あらあら!大変!」
と母はどこかへ行ってしまった
「ちょっと!お母さん?」
父「お付き合いをしてから妊娠したのかい?それとも妊娠が発覚してからお付き合いを?」
城熊「お付き合いは何か月か前からしています!それで、先週妊娠がわかりまして・・・」
父「うむ・・・」
しばらく沈黙が走る
少しして母が戻ってきた
母「あったわよ!昔、遥斗が使ってたやつ!」
そういうと僕が赤ちゃんのころ使っていたというおもちゃや道具をもってきた
「え・・・それを探しに行ってたの?」
母「そうよ?ほら見てあなた!懐かしいわよ!」
父「お~、これは懐かしいな~まだ使えるのか?」
母「もしダメなら買えばいいのよ!」
父「ならいっそ全部買えばいいじゃないか!」
なんか勝手に盛り上がってるし
部長はポカンってなってるし
「二人とも・・・部長が困ってるよ・・・」
父「ああ。すまない・・・つい」
母「ごめんなさいね・・・」
城熊「いえ、あの・・・結婚はお許しいただけますでしょうか?」
父「ああ!もちろんだ!」
母「こんな子だけどどうぞよろしくお願いいたします!」
城熊「ありがとうございます!!」
しばらく孫だなんだと騒いでいた両親
少しして落ち着いたらしく
母「おめでたいことなんだから、なにか出前でも頼みましょう!」
父「そうだな!寿司の特上とかどうだ!」
母「ダメよ!!生魚は!!!」
父「え?あ、そうか・・・では・・・」
母「待ってて今出前のチラシを持ってくるわ!」
母はキッチンに向かった
父「そうだ!親戚にも知らせないと!」
と父はスマホ片手に部屋を出て行った
城熊「いいご両親だね!」
「あのテンションは昔から変わらない・・・」
城熊「確かにあのテンションには驚いたけど、お義父さんが獣人なのも驚いた」
「説明してなくてすみません・・・」
城熊「いや、いいんだよ。まさか熊獣人だとはね」
そう、僕の父は熊獣人、母は人間なのだ
城熊「でも、優しそうでいいご両親だね」
「うん。優しいのは事実だけど、怒るとめっちゃ怖い・・・」
城熊「気をつけるよ・・・」
そして母が出前のチラシをたくさん持ってきた
母「ささ、ここから好きなのを選びなさいな!」
「あ、ステーキ吉じゃん!」
母「そうなのよ!出前を始めたみたいでね!遥斗、ステーキ吉好きだものね!」
「よく覚えてるねw」
母「母親を甘く見ないでよ?w」
「部長はなににしますか?」
城熊「フフ」
「部長?」
城熊「いやwすみませんwすごく仲がよくて微笑ましいと思いましてw」
母「あら?そう?wこれからはあなたも私たちの大切な家族よ?仲良くしていきましょう?」
城熊「はい!どうぞよろしくお願いします!」
と母と部長が頭を下げた
そのタイミングで父が部屋に入ってきた
父「これから親戚がこっちに来るって!遥斗が認めた相手を見たいと・・・何してるんだ?」
母「家族が増えるからその挨拶よ!」
父「俺を差し置いてか?」
なんて話をしていたら親戚がぞろぞろと集まりだした
従兄「遥斗!おめでとう!!」
「ありがとう!」
従弟「遥斗にぃ、おめでとう!このお腹に子供が・・・」
「フフ、ありがとう!」
家が賑やかになってきた
出前を頼みみんなが部長に詰め寄っている
親戚「お!イケメン!上物だ!」
親戚「いや~ん!逞しい身体!!天野おじさんみたい!あ、色は違うけど!」
父「これこれ・・・城熊さんが困っているだろう・・・」
城熊「いや~w」
「はぁ・・・」
出前が届きみんなで食卓に座る
そして乾杯をし食事をした
城熊「遥斗、これは食べれるか?こっちは?」
「自分で取るから気にしなくていいですよ?」
城熊「そうか?ジュースはいるか?」
母「フフフ」
父「フフ」
親戚「城熊さんは過保護だな~」
親戚「いいな~私もイケメンで優しい彼氏欲しい!」
親戚「そうだぞ!いつになったら結婚するんだ?」
親戚「言わないで!!心が折れる!!」
「「「ハハハ」」」
そしてお祝いもひとしきり終わり
母「今日は泊まっていく?」
「いや、明日は部長のご両親に挨拶に行くから、東京に戻る」
父「大丈夫なのかい?」
城熊「はい!今から出れば、22時には付けますので」
母「途中、休憩して帰るのよ?」
「わかってるよ。じゃあ、またね!」
父「次は両家の顔合わせで会うのかな?」
城熊「・・・叶うなら・・・そうですね・・・」
父「なにかあるのかい?」
城熊「・・・ちょっと変わってるというか・・・控え目に言って普通とは違うというか・・・なので、できれば遥斗を連れて行きたくないんですが・・・」
「挨拶は・・・しないと・・・」
城熊「ということなので・・・」
父「そうか・・・」
城熊「大丈夫です!なにがあっても遥斗さんと子供は守って見せます!」
それを聞き母が部長の手をとる
母「旦那や父親は確かに家族を守るのが役目よ?でも、自分自身も大切にね?あなたになにかあったら、私たちもつらいし、遥斗が悲しむわ・・・」
城熊「ありがとうございます・・・大丈夫です!任せてください!」
そういうと部長の車に乗り東京に向かった
途中の高速のパーキングで休憩しながら
城熊「ほんとにいいのか?」
「なにがですか?」
城熊「俺の親に会うの」
「挨拶は大事ですし」
城熊「俺の親、普通じゃないんだよ・・・だから心配でさ・・・電話した時もなにか企んでそうな気がしたし・・・」
「僕が男ってことは伝えたんですか?」
城熊「ああ。でも、『お嫁になる立場なら』って言ってたからなにか企んでる・・・」
「でもなにか企んでるって決まったわけではないし・・・」
城熊「まぁ・・・でも、もしなにかあったらすぐに俺を呼べよ?てか、俺から離れるな」
「そんなにひどいんですか?」
城熊「ああ。たぶんお前の想像以上だと思う。だから約束してくれ。そばを離れるな!俺の目の届く場所に居ろ!いいな?」
「わ、わかりました」
城熊「じゃ、そろそろ行くか・・・遥斗は後ろで横になってろよ?」
「大丈夫ですよw」
城熊「横になってなさい」
「はい・・・」
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