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挨拶 城熊家編

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次の日
僕たちは城熊部長の実家に来ていた
部長の実家は東京都内にありさほど移動は大変ではなかった

城熊「いいか・・・?」

「はい・・・」

部長は深呼吸をし扉を開けた

城熊「ただい・・・」

城熊母?「遅い!!!」

いきなりの怒号にびっくりする僕と部長

城熊「母さん・・・約束の時間は10時だぞ?今は9時40分じゃないか・・・」

城熊母「なにを言っているの!!嫁入りするのだから、1時間前には来て準備をしてもらわないと!!」

城熊「はぁ・・・あのな、こっちからお願いして結婚するんだよ・・・それを挨拶もなしに準備って・・・何させる気だよ・・・」

城熊母「まずお庭の雑草を全部取って頂戴、それが終わったらお昼ご飯の準備、あ、自分の分は作るんじゃないわよ?私たちと一緒の食卓でご飯を食べようなんて図々しい。それが終わったら靴磨き、そして家の中の掃除をして頂戴。それが終わったら買い物ね!夕飯の買い出しをお願いするわ!」

僕はそれを聞きながら唖然とした
なにこの人・・・本当に部長の母親?

城熊母「返事は!!」

「え、あ、え?」

城熊母「まぁ!返事もまともにできないのね!やっぱり人間ってバカが多いのね!いいわ!私がすべて叩き込んであげます!楽しみだわ!」

城熊「母さん・・・いい加減にしろよ!!家事をやらせるために連れてきたんじゃないんだぞ!!」

城熊母「でも、お嫁に来たんでしょう?ならこのくらいやってもらわないと!」

城熊「ほんと勘弁してくれよ・・・いまこいつのお腹には・・・」

城熊母「知ってるわよ。子供がいるんでしょう?それがなによ?」

城熊「なにって・・・妊婦を働かせるのかって言ってんだよ!こんな寒い時期に庭の草むしりだ?ふざけるな!」

城熊母「なにを言ってるのよ・・・私の頃なんて寒かろうとそのくらいやったものよ?」

城熊「もしそれでこいつと子供になにかあったらどうするんだよ!」

城熊母「それは残念ってことね~うちには相応しくなかったってことね~」

怒りでなのか部長がプルプル震えている

「えっと、一応自己紹介させてください。僕は」

それを部長の母親は遮った

城熊母「あ、いいわよ。そんなの。どうせあだ名で呼ぶもの」

城熊「あだ名?」

城熊母「ええ!一号よ!」

え・・・一号って?
機械?

城熊「母さんはこいつをなんだと思ってるんだ!」

城熊母「家政婦一号よ?」

この人・・・狂ってる・・・
てか、本当に部長の親?

城熊「ふざけるなよ・・・」

「お義母さん、ぜひ家事などをさせていただきます!」

部長は僕の言葉に驚いている
嬉しそうな顔のお義母さんは

城熊母「奥様とお呼びなさい!」

「かしこまりました!奥様!では、まずお庭からでしたね!」

そういうと僕は庭に向かい草むしりを始めた
部長が止めに入るが僕は「任せて!」と笑顔で言った
部長も一緒に手伝うと行ったら

城熊母「まぁ!旦那様に手伝わせるなんて!!なんて嫁かしら!!」

「申し訳ございません!奥様!」

城熊「俺が勝手に手伝ってるんだ。謝る必要はない」

その時玄関から庭に部長に瓜二つの白熊獣人が現れた

熊獣人「猛とお嫁さん来た・・・何してんだよ!?」

城熊母「あら~翔!来てるわよ~」

翔「来てるわよ~じゃねぇよ!なにやらせてるんだよ!!」

城熊母「嫁としての心得を教えてるのよ?」

翔「心得ってバカか!子供もお腹にいるんだろう!!そんな人を働かせるなんて・・・信じられねぇ・・・」

部長そっくり・・・
ご兄弟かな?

「あの、初めまして。天野 遥斗と申します。」

翔「あ、ご丁寧にありがとうございます!私は城熊 翔と申します。猛とは双子の兄になります」

「あ、双子なんですね!」

翔「はい。この度はわざわざ来ていただいたのにこのような扱いをしてしまったことを私から謝罪いたします」

そういうと頭を深々と下げた
よかった・・・この人はまともだ・・・

城熊母「翔!!こんな家政婦に頭下げることないわよ!!舐められるわよ!!」

翔「はぁ・・・相変わらずだな・・・父さんはどうしてるの?」

城熊母「家でテレビ見てるわよ?」

翔「はぁ・・・また我関せずかよ・・・」

そういいながら翔さんは僕に近づき

翔「家にどうぞ!寒かったでしょう!暖かい物でもお出しします!」

「え、あ、ありがとうございます」

城熊母「ダメよ!!まだやってもらうことがあるんだから!!」

翔「いい加減にしろよ!!お客様だぞ?なにを考えてるんだ!!」

このままここで口論になっても困るので

「僕なら大丈夫ですので、中にどうぞ?」

翔「ですが、もし天野さんとお腹の子供になにかあったら・・・」

部長「いいから・・・ここは言う通りにしてくれ。家で母さんたちの相手を頼む」

翔「・・・わかった・・・無理させるなよ?」

そういうとお義母さんをつれて家に入って行った
家の中からは口論が聞こえる

城熊「ごめんな・・・」

「大丈夫ですよ!」

城熊「なに考えてるんだ?」

「なにって・・・」

城熊「お前が何も考えなしに行動するわけがない」

バレてたか・・・

「う~ん、天野家風お仕置き指導・・・かな?w」

城熊「お仕置き指導???」

「うん!ただ・・・ちょっとやりすぎちゃうかもしれないから、翔さんには伝えないと・・・」

城熊「わかった。家に入ったら俺が伝えておく。遠慮しなくていい。俺が全部許す!」

そして草むしりを終えて家に入った
その時部長は翔さんにヒソヒソ話していたきっと伝えたのであろう
翔さんと目が合ったときウィンクされた
そっくりだから一瞬ドキッとする・・・

城熊母「じゃあ。次はお昼ご飯よ!」

「かしこまりました!」

そういうとご飯の支度をした
その時お義父さんにも挨拶したが無視?されたので敵として認定した

「やはり、健康を考えたメニューの方がよろしいですか?」

城熊母「当たり前でしょう!!旦那とその家族の健康が一番!自分のことは二の次よ!」

「かしこまりました!」

そして食事の準備をして食卓に乗せていった
その食事をみたお義母さんとお義父さん

城熊母「なによ・・・これ・・・」

「はい?健康を考えたお食事ですが?」

食卓には部長と翔さんにはお肉とサラダとスープにご飯大盛
お義母さんたちにはたくあんと白米とお味噌汁

城熊母「な、なによこれ!!」

「ですから健康を考えたお食事ですよ?」

城熊母「なんで私とお父さんはたくあんと白米だけなのよ!!」

「お味噌汁もあるじゃないですか?」

城熊母「じゃあ、なんで翔と猛にはお肉にサラダとスープなのよ!!」

「お二人は仕事で体力が必要ですので力のでるお食事をご用意したんです!」

城熊母「な、なによ!!私たちにも力がつく食事が必要なのよ!!」

「え!?奥様に力が必要なことがおありだったんですか!?失礼いたしました!今すぐ新しくご用意いたします!」

そういうと僕は冷蔵庫を開けてお豆腐を出してテーブルに置いた

「どうぞ!」

城熊母「なんでお豆腐なのよ!!」

「え?健康的な食材ですよ?」

城熊母「お肉を出しなさいよ!!」

「それはいけません!!」

僕はできるだけ真面目に言った

「お歳になられると消化器官などが弱くなってきてお肉なんて食べたら身体に触ります!お豆腐は大豆からできているので、身体にも消化器官にもいいんですよ!奥様と旦那様の健康を考えたお料理なんですから!」

部長と翔さんは笑いをこらえているのかプルプル震えている

城熊母「そ、それは・・・そうかもしれないけど・・・」

「では、買い物・・・と言いたいんですが効率を考えてお掃除からやりますね!」

そういい家中の窓を全開にして周った

城熊母「な、なにをしているの!!寒いじゃない!!」

「え、お掃除するときは窓を開けるのは常識じゃないですか?」

城熊母「そんな常識があるわけないでしょう!!」

「え!?奥様しらないんですか!?埃は空中を浮遊するんですよ?それを消すためには窓を開けて換気しないといけないんですよ!!」

城熊母「でも、寒いじゃない!」

「それは仕方にないことですよ?部長は寒いですか?」

城熊「いやwww全然寒くないwww」

翔「俺もwww大丈夫www」

「僕も寒くはないので、問題ないですよ!もしかして奥様、風邪でも引かれてるのではないですか?」

城熊母「私は豹獣人なの!寒さに弱いのよ!」

「僕は人間で毛皮なんてありませんが寒くありませんよ?」

城熊母「それは・・・服を着てるからでしょう?」

「奥様も着てますよね?」

城熊母「それは・・・そうだけど・・・」

「それに僕とは違って毛皮もありますし」

城熊母「そうだけど・・・」

「でしたら問題はありませんね!」

そういい僕は家中の掃除を始めた
掃除が終わり、今度は靴磨き

「では靴磨きを始めますね?」

そういい靴を磨き始めた
しばらくしてお義母さんが悲鳴を上げた
みんなは何事かと玄関にやってきた

城熊母「なにをしてくれるの!!!」

「なにって靴磨きですが・・・」

城熊母「私のお気に入りの靴が全部真っ黒じゃない!!」

「あ、それですか?素敵ですよね!黒って!」

お義母さんの靴は色々なものがあって派手なのが多かったがすべて黒くしてあげた

城熊母「なんで!!全部黒くするのよ!!」

「え、黒は足を細く見せてくれるんですよ?」

城熊母「だからって全部・・・」

「奥様が靴を磨くようにとおっしゃったのでその通りにしただけですが?」

城熊母「だからって・・・」

「お気に召さないのでしたら、ペンキでオシャレにアレンジしますよ!」

城熊母「いらないわよ!もう!皿洗いをしてちょうだい!!」

「かしこまりました」

そういうとキッチンに向かった
部長と翔さんは笑いを一生懸命隠していた
僕はお皿洗いを済ませて買い物に行くことにした

「ではお買い物に行ってきますね!」

城熊母「早く済ますのよ!!これが材料のメモよ!」

メモを確認して僕は家を出た
部長がついていくと言ったが

「任せておいて!」

と言って家にお留守番してもらった



~城熊視点~
翔「いや~w天野さん最強wうけるwww」

「あそこまで考えてるとはwww俺も知らなかったwww」

翔「母さんが慌ててるの初めて見たかもw」

「俺もw」

ほんと、あいつは何を考えてるのかわからないけど、誰にでも臆せず向かっていくところは尊敬するな

翔「天野さんがお嫁に来たらうちも安泰だな?ね?母さん?」

母「そうかしら?小生意気な人間風情が・・・」

おうおう焦ってるw
おもしろいw
でも、そろそろ止めておかないとあいつになにかあったら困る

「母さん、もういい加減いびるのやめろよ・・・」

母「教育的指導です!」

「遥斗がいびりだって感じた時点でそれはいびりなるんだよ!」

母「あら?あの人間なにも考えてないんじゃないの?私の靴を全部黒一色にして・・・」

「そんなに靴にこだわりでもあったのか?」

母「あるわよ!何万もした靴もあったのよ!!それを!!」

あいつ多分それを知っててやったんだろうな・・・
マジ天才wグッジョブ!w

母「帰ってきたらなにをさせてやろうか・・・」

翔「はぁ・・・」

俺は小声で翔に

「もうしばらく遥斗に任せよう」

翔「いいのか?あまり負担をかけると大変なことになるぞ?」

「大丈夫だ。あいつは頭がいい。限界がどのくらいかくらいわかってるはず。それに、もしもの時は俺が守る」

翔「・・・お前も強くなったな・・・」

「夫であり父親になるしな!」

そうこうしていたら遥斗が帰ってきた



~遥斗視点~
「ただいま帰りました!」

城熊母「まってたわ!次はこれをしてほしいの!」

「その前に食材などをしまってもいいですか?」

城熊母「当たり前でしょう!」

そういうと冷蔵庫に食材をしまいキッチンにハイターなどの薬品を大量に置いた
それをみた一同ポカンって感じだった
僕は部長と翔さんに小声で

「トドメ行きます!」

と言って

「奥様・・・知ってますか?」

城熊母「なにを?」

「この薬品とこの薬品をある適量で組み合わせると有毒ガスが発生するんですよ?」

城熊母「!?」

「それとこの薬品を料理に混ぜたら味を変えずに死へと導いてくれるんですよ?」

お義母さんの顔がみるみる青くなる

「この薬品はこれと合わせると爆弾にもなるんですよ?今から作ろうと思うんですが・・・ご一緒にどうですか?」

お義母さんはガタガタと震え始めた

「どうしたんですか?風邪ですか?でしたら今から、と・く・べ・つ・なスープを作りますのですぐよくなりますよ?」

そういうと鍋に水を入れて火にかけた
それをみて腰が抜けたのかお義母さんが崩れおちる

「どうされましたか?まさか、こんな仕打ちをしておいて何もされずに済むと思っていたんですか?もしそう考えていたのでしたら、僕を甘く見すぎですよ?お・く・さ・ま・?」

城熊母「ご、ごごごご、ごめんなさい!!!」

「謝ってももう遅いんですよ・・・もうお腹の子は・・・」

そういうと涙を流した

翔「まさか!!」

「はい・・・もう・・・」

城熊「そんな・・・」

僕は泣きながらスープを作っていた
その間お義母さんは翔さんと部長にめちゃくちゃ怒られていた
僕は泣きながらスープをテーブルに置いた

「どうぞ・・・召し上がってください・・・」

城熊母「い!!!いや!!」

翔「一つの命を奪っておいてそれはないだろう!!」

と無理に飲ませようとしている
僕は部長に抱きしめられて泣いている・・・
部長が小声で

部長「作戦成功?」

「はいw」

僕は目薬を事前に用意しておいたのだ
そしてスープには薬品はなにも入れていない
ただのコーンスープだw

「翔さん・・・もう・・・いいですよ」

翔「もういいの?」

「はい・・・」

翔「残念・・・もっとやりたかったw」

「さすがに化け物みたいな人をこれ以上はw」

お義母さんは涙と汗のせいで化粧が崩れて化け物みたいな顔になっていたのだ

「今回はこのくらいで許しますが、次は本当にやりかねないと思ってくださいね?」

といい薬品をお義母さんの前に置いた

城熊母「ごめんなさい!!!もう二度とこんなことはしません!!」

「それでしたら、もういいですよ!」

僕はニッコリと笑い夕飯の準備をした
夕飯は全員ちゃんとしたのを作ったがうっかりしていたことに一人分買い忘れていた

城熊「一人分たりないけど・・・」

「ごめんなさい!メモの通りに買ってきちゃったから食材が足りなかった!」

翔「母さん・・・」

城熊母「わ、私のでよければどうぞ・・・」

「いえ!奥様のはいただけません!部長の半分もらうので大丈夫です!」

そういいながら台所に出しっぱなしにしていた薬品を棚にしまっていたら

城熊母「ごめんなさい!!!本当にごめんなさい!!」

と土下座してきた
僕はいきなりで驚いた
状況を確認するとまだ復讐してるように見えるなと思った

「大丈夫ですよ!本当になにも入れてません。なので安心してお食べになってください」

そういうと涙を流して感謝の言葉を述べるお義母さん
食事を終え帰るときに

城熊母「気を付けて・・・帰ってね?」

部長「お、おう・・・」

「では奥様!またいつかお会いしましょう!」

城熊母「あの、お義母さんって言ってもらえると嬉しいわ」

「わかりました。お義母さん!」

そして車に乗って家に向かった
車の中で

部長「いや~あんな母さん初めてだよw」

翔「ほんとwそれだけ怖かったんだろうなw」

「靴はやりすぎたかなって思うんですが・・・」

部長「いや!よかったと思うぞ!」

翔「でも、少しは身体のことを考えないと・・・」

「はい・・・」

翔「てか、俺、一緒でよかったの?」

部長「どうせ通り道だ。きにするな!」

「でも・・・さすがに疲れました・・・」

翔「少し横になってください」

「はい・・・あと・・・翔さん・・・」

翔「どうしましたか?」

「僕は歳下なのでため口でいいですよ?」

翔「じゃあ、遥斗くんも俺のことお兄さんってよんでよ!」

「わかりました!」

そしてお兄さんを家に送り
家に着いた
まだ一緒には住んでないけど近いうちに一緒にって話している
会社にも報告しないといけないし
これから忙しくなりそう・・・
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