異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』

チャチャ

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第6章 国境を越えて

第56話「古代遺跡の秘密」

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王都郊外よりさらに北、忘れられた谷の奥地。そこにひっそりと眠る古代遺跡――かつて癒しと再生の神を祀ったとされる石の神殿に、悠翔たちは足を踏み入れていた。

案内役は学院の使い魔“ルス”。そして同行者はリンネ、リオ、カイン。そしてアイラも、彼女自身の過去と向き合うために同行を申し出ていた。

「ここ……見たことある。夢の中で……黒い影と、光の柱」

アイラの言葉に、悠翔は頷く。「たぶん、お前の記憶と、この場所は繋がってる。俺も、何か……引かれるような感覚がある」


---

石の回廊を進むごとに、瘴気の残滓とともに不思議な温もりが交錯する。壁画には、植物と共生する人々と、黒い波のような影を鎮める“光の使い”の姿が描かれていた。

「癒し手……これは、昔の“治癒術師”か」カインが壁画に触れる。「伝承の中では、彼らは自然と魂を結び、瘴気を祓う者とされていた」

悠翔は胸元のペンダントを握る。母の形見であるその石は、淡い緑色に光を灯しはじめた。

「反応してる……まるで、この場所に呼ばれているような」


---

最奥に辿り着いた一行は、中心に浮かぶ石碑の前に立った。そこには古代文字で刻まれた詩があり、ルスが解読を始める。

> 『我ら、光を宿す者、命の泉を守る者なり』 『影は外より来たりて、地を侵し、心を蝕む』 『癒しの種は、その根源に再び光をもたらす』



「癒しの種……光の種子のことか?」

カインが目を見開いた。「まさか、悠翔さんの力は偶然のものではない? これは……古代の癒し手の血脈、あるいは……」

「僕の母も、薬草の知識と癒しの技を持っていた。もしかすると……」

そのとき、遺跡全体が軋むように震え、天井から黒い蔦のようなものが落ちてきた。

「罠だ!」

リンネが矢を放ち、蔦を切り裂く。蔦は瘴気をまとっており、生きているかのように襲いかかる。

リオが剣を抜き、悠翔が地の魔力を用いて足場を制御。蔦の根元に“瘴気の核”があることを見抜き、全員で一斉攻撃を仕掛ける。

最後は悠翔の光の種子が核に届き、眩い光とともに瘴気が散った。


---

静けさが戻る遺跡。石碑の奥の扉が開き、隠された部屋が現れた。

そこには、過去の記録が収められた水晶盤が安置されていた。アイラが震える手で手をかざすと、映像のように過去の映像が浮かぶ。

映るのは、彼女が影に堕ちた経緯、そして“連盟”が遺跡の力を悪用しようとしていたこと――癒しの力を増幅させるための装置を、逆に瘴気を拡散させる仕組みに作り変えようとしていた事実だった。

「……あいつら、この癒しの遺跡を影の炉に変えようとしてたんだ」

悠翔は拳を握る。「絶対に、止めなきゃならない」


---

帰路、石碑から持ち帰った種が、悠翔の手の中で光を放つ。それは新たな力「癒しの芽」として覚醒し、今後の決戦の鍵になることを示していた。

【イベント完了:古代遺跡の秘密】 ・癒しの力の起源に触れる ・新スキル「癒しの芽(再生強化)」を習得 ・影の瘴気拡散装置の設計図を入手 ・黒鉄交易連盟の本拠地構造に関する情報を確認

【次の目標:連盟の本部を急襲せよ! →癒しの力と希望の種子を持って決戦へ】

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