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第4話、召喚魔法を授かる
しおりを挟む侍女のウサギ獣人族ヘレナは以前は我儘で癇癪を起し怒鳴っていたのに僕の態度が変わり、ヘレナが失敗しても怒らないので
最初は警戒していたが、最近は冗談も言うようになってきた。
両親とクレア姉さんも我儘を言わなくなった僕が大病を患って性格が変わったみたいだと言っている。
どうやら生まれ変わっても同じマリュウスと認められて何とか第一関門を突破したみたいだ。
どうにか普通の生活を送れるようになり、鑑定の儀に間に合い、今日は教会に行く日で両親とクレア姉さんと馬車で教会に向かっている。
全部の人が魔法を使えるのではなく魔法を授かるのは4人に1人の割合で何故か貴族は魔法を使える人が多いらしい。
クレア姉さんが心配なのか。
「マリュウスが魔法を使えなくても家族に変わりはないから心配しないでね」
母上も。
「貴族の中には子供が魔法を使えないと分かると親子の縁を切って平民に追放する人もいるけれど私たちはクレアの言う通り、家族だからそんな事はしないから心配しなくて良いわ」
僕は魔法を授かるのは分かっているので。
「うん、うちの家族は優しいので安心しているよ」
どうにか最近は子供らしく話せるようになってきた。
男爵家は街から離れた丘の上に建っているので馬車で行っているが、領民が僕たちを見ると気軽に声を掛けているのは父上が領民を大切にしているからだろう。
他の貴族は税金は収入の30%から60%を取るほかに人頭税をとって贅沢な暮らしをしているが、父上は領民がいるから俺たちは暮らしていけると言って税金は10%から30%にして人頭税は取っていない。
その代わり他の貴族に比べて男爵家は貧しいのだが、そんな父上を僕は尊敬している。
教会に着くと司祭が。
「領主様ようこそ。こちらにどうぞ」
案内された部屋には真っ白い水晶があり、司祭が。
「それでは鑑定の儀を始めます。5大魔法の火魔法は赤色、水魔法は水色、風魔法は空色、土魔法は茶色、木魔法は緑色に水晶が光ります。最近は他の魔法がある事が分かってきましたが、水晶の光る色を見て判断させていただきます。それではマリュウス様、水晶に掌をのせてください」
僕が水晶に掌を乗せると水晶が黄色に光出し司祭が。
「これは珍しい色で初めて見る色なので少しお待ちください」
司祭が分厚い本を取り出し、本を見て10分くらいすると。
「黄色はわしも初めてですが、召喚魔法です。本には神獣も召喚出来ると書いてありますが詳しい事は分かりません」
前世で孫と見たラノベ小説やアニメでは神獣と言えば銀狼やペガサスがいたが僕が本当に神獣を召喚できるのだろうか? でも神獣は農業に関係ないのでアマリア女神様はどうして農業に関係のない召喚魔法を授けたのだろう。
僕が考えているとクレア姉さんが。
「神獣も召喚出来る魔法など初めて聞いたわ。凄いわね」
母上も喜び。
「今晩はお祝いね」
父上は首を傾げて。
「召喚魔法は珍しい魔法で司祭は初めてでどんなふうに使うのか分からないので困ったな」
確か召喚魔法は世界で珍しい魔法なので使い方は誰も知らないので自分で考えるしかないみたいだ。
前世のラノベ小説やアニメでは自分の召喚したい神獣や動物、魔獣を呼び出し、契約をして使い魔にすると言っていたが、実際に試さないと分からない。
その晩は僕が魔法を使える事が分かったのでお祝いをしてくれたがやはり料理は薄い塩味だけで、早く大人になって農業を発展させて、調味料も作り食生活を豊かにしなければならないと思った。
人間には衣食住は欠かせないがその他にも、権力欲、物欲、性欲などがあり、前世ではパソコン、スマホがあり便利だった。
その中で生きるためには他の物はなくても生きていけるが【食】がないと生きていけない。
食イコール農業だ。
そんなわけで僕が農業を大事に思い、好きな理由だ。
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