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第5話、少年時代1体力作り
しおりを挟むその晩、自分の部屋に戻り、召喚魔法の事を考えて前世の孫と見た魔法のある世界に転生したアニメの主人公が自分の能力を知る為にステータスオープンと、言っていたのを思い出しステータスオープンと言うと目の前にパソコンのような画面が出て文字が書いてある。
名前 マリュウス・ボルトン
アマリア女神の加護持ち
性別 男
年齢7歳
レベル 10
魔力量 10
スキル
召喚魔法、
魔力量の多さで召喚出来る物が変わる。
魔力量1~30 初級
魔力量31~60 中級
魔力量61~80 上級
魔力量81~100 最上級
いやー! ビックリした。それにしても最初だからだろうがレベル10、魔力量10で低すぎる。
召喚魔法を試すのは魔力が20以上になってからにすることにした。
今日からは体力作りに励む事にした。
朝食の前にいつもよりも早く起きて、屋敷から街までは10kmくらいあるので街の近くまで最初なのでゆっくり走っていると、後ろからヘレナが追いかけて来て。
「マリュウス様、どこに行くのですか? 」
「体力をつける為に走っている」
「もうー! 起こしに行ったらいないので、ビックリして窓から見るとマリュウス様が走っているので追いかけて来ました」
「前もって言わないで悪かった。此れからは毎朝食事前に走るから心配するな」
「でも。身体は大丈夫なのですか? 」
「うん。大丈夫だ」
家に帰ると両親とクレア姉さんが玄関で待ち構えていて母上が。
「マリュウス、朝早くから走ってまた身体を悪くしたらどうするのよ」
クレア姉さんも。
「お母様の言う通りよ。なるべくゆっくりし
なさい」
余りにも過保護なので僕が反論して。
「反対だよ。運動不足で、筋肉がなく病気に対する抵抗力がなくひ弱だから病気に負けない身体を作る事が大事だ」
父上が僕の頭をワシャワシャと撫でながら。
「良く言った。筋肉は嘘はつかん。筋肉を鍛えて逞しくなれ。だが無理はするなよ」
父上の許可が出たので体力作りを始めたが、メニューはランニング20km、腕立て50回、腹筋50回、スクワット50回する予定だったが、ランニングは20km走れたが、他は情けないが半分も出来なかったのだ。
僕に生まれ変わる前の少年は身体が弱く運動などしたことがないので仕方がないが、まだ7歳なのでゆっくり時間をかけて体力を付けていこう。
男爵家には100人の警備兵がいて森から出て来る魔獣から街を守っている。
今日は父上に付いて行き警備兵の訓練を見学している。
訓練場に行くと僕に生まれ変わる前の少年の記憶にある、警備隊長で髭を生やした筋肉達磨で警備隊長チャド31歳が僕を見ると。
「マリュウス坊ちゃん、お久しぶりです。元気になられて良かったです」
「ありがとう。お陰で以前より元気になったよ」
警備隊の訓練は本物の刃を潰した剣を使い行われていて前世の日本では見た事のない迫力で、ここが異世界だと実感した。
男爵家は貧乏なので他の貴族みたいに使用人は少なく侍女のヘレナしかいない。
ヘレナは屋敷の掃除などをして食事は母上が作っていてヘレナとクレア姉さんは料理の勉強中らしい。
お母様とクレア姉さんが馬車で食料品の買い出しに行くのに街を実際に見る為に付いて行った。
馬車の運転は母上がしていたが意外と上手だった。
街にはお店が10軒あり、肉屋、野菜、果物、服屋、雑貨屋、などが並んでいた。
肉は鳥肉、魔獣の肉が主みたいで豚肉、牛肉はなかった。
野菜は、白菜、ほうれん草に似た野菜や初めて見る野菜が2種類あったが、今は5月で色んな野菜がまだ出回っていないのかも知れないが品数が少なかった。
海が近いのに海産物が無いのも不思議だった。
雑貨屋さんには文房具は進んでいるみたいで紙質は悪いがノート、インクとペンがあるので腰につけるカバンと一緒に買ってもらい、此れから気が付いた事はメモする事にした。
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