33 / 63
第33話、領地に帰る
しおりを挟む領地に帰る日にエリー商会に行くと、ギルドマスターのギャランとファニーが待っていてファニーが。
「あれ? 馬車はどうしたの? 」
「乗り物は空間カバンの中にいれてある。珍しい乗り物なので街の外に出てから出すのでそれまでは歩いてくれ」
歩きながらギャランはガルーダに領地にどんな魔獣がいるのか聞き、俺はファニーさんに長い付き合いになるので前世の記憶を持っていて召喚魔法で前世の世界から作物や色んなものが召喚出来る事を伝えたのだ。
聞き終えたファニーが。
「トマトなどの種も作物も前世の世界から召喚したの」
「うん、そうだよ」
「それでこの世界になかった珍しい作物なのね。私の所に持って来てくれてありがとう。お陰で良い商売が出来るわ」
「お礼なら学園の学園長に言ってよ。俺をファニーさんに紹介したのは学園長だから。でも、俺は将来は俺の作る作物を世界中に広めるつもりだ」
「独占すれば儲かるのに、マリュウス様は無欲なのね。そうだ、商業ギルドに作物を登録すれば利益が出るから登録しなさいよ」
「え? そんな制度があるのか」
ファニーさんの説明によれば、商業ギルドに新しい作物を登録すれば貴族が自分の領地で登録した作物を栽培するには使用料を登録した人に払わなければいけないらしい。
無断で栽培すれば多額の罰金を払い賠償金を俺に払う羽目になる。
作物だけでなく、道具なども同じらしい。
前世の特許を登録するみたいだが、前世より権利を守るのは進んでいるみたいだ。
ファニーさんの話を聞いた後に俺が。
「商業ギルドは何処にあるの。登録の手続きはどうするの」
「商業ギルドは王都にだけしかないのよ。書類を提出すれば良いだけよ。こんな場合に備えて提出する書類はいつも私が持ち歩いているので、マリュウス様が書類に記入したなら後は私が面倒な手続きはしてあげるわ」
「ありがたい。もう一度王都に行かないといけないので助かるよ」
「私も利益が出るのでお安い御用よ。私で出来る事ならこれからは協力するわ」
いや~、ファニーさんと知り合えて良かったぜ。
俺が街道に人がいないのでトラックを出すと、流石にギャランが驚き。
「な、何なんだー! その怪物みたいなものは」
アンが自慢げに。
「マリュウス様が召喚した乗り物で馬車の何倍もの速さで走るので明日にはボルトン男爵領地に着くわよ」
アンが運転して最高スピードで走り出すと、厳つい大の男のギャランが怖がり悲鳴を上げてアンに笑われていた。
帰りは弱い魔獣が少し出ただけで盗賊は出なく、翌日には領地に無事に着いた。
心配して俺を出迎えた、領民は俺が買い上げた農作物や塩が全部売れたと言うと歓声を上げて喜んでいた。
屋敷に着くと母上が心配していたのか、取引が成功したと報告すると。
「マリュウスは若いのにアーロンを超えたわね。アーロンもさぞ喜んでいるでしょう」
俺は父上を超えたと母上に言われたが、父上が領民を大事にして善政を敷いていたので、領民が俺に協力してくれたので出来ただけで父上を超えたとは思っていない。
父上を超えるのはもっと領地を豊かにしてからだ。
ファニーとギャランが僻地にあるのに領地が思ったより豊かで発展しているのでビックリして感心していたみたいだ。
その晩は俺が料理を作り、振舞ったので美味しいので驚きギャランなどは。
「こんな美味しい料理を食べたのは生まれて初めてだ」
ファニーが意外な事を言い。
「王都で料理店を出したならお客様が押し寄せて大成功間違いないからお店を出したら良いのに」
将来は各地に日本料理のチェーン店を出すのも良いかも知れない。
そうすれば食べたお客が味を覚えるので食生活が改善出来るかも知れないだろう。
アマリア女神様と約束した農業を発展さて食料不足を解消するのは俺1人では無理で夢だと思っていたが、協力者も増え始めたので計画を立て実行に移して、夢で終わらせないために頑張る事にした。
688
あなたにおすすめの小説
何故か転生?したらしいので【この子】を幸せにしたい。
くらげ
ファンタジー
俺、 鷹中 結糸(たかなか ゆいと) は…36歳 独身のどこにでも居る普通のサラリーマンの筈だった。
しかし…ある日、会社終わりに事故に合ったらしく…目が覚めたら細く小さい少年に転生?憑依?していた!
しかも…【この子】は、どうやら家族からも、国からも、嫌われているようで……!?
よし!じゃあ!冒険者になって自由にスローライフ目指して生きようと思った矢先…何故か色々な事に巻き込まれてしまい……?!
「これ…スローライフ目指せるのか?」
この物語は、【この子】と俺が…この異世界で幸せスローライフを目指して奮闘する物語!
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる