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第34話、領地改革1
ギャランは翌日から警備隊の案内でどんな魔獣が生息しているか領内の森を1週間の予定で調査すると意気込んで出かけた。
領地は前世の北海道くらいの広さだが3分の2は高い山脈で平地は少ないが、それでも全部は回れないだろう。
地球から召喚したトマト、キュウリ、ナス、キャベツ、玉ねぎなどを栽培するために農地を増やして俺が7歳のマリュウスに転生した時に比べて農地は5倍に増えている。
その農地にファニーを案内しているとファニーが領民を見て。
「此処の領民がよその領民に比べて元気なのは食べ物が豊富で沢山食べているからなのね」
確かに以前は3食も満足に食べられない人が多かったが、今は3食を食べられるようになっているので領民は血色も良くなり元気に働いている。
人口が少なく人手不足で困っているので。
「もっと農作地を広げて作物を多く作りたいけれど、農家の後を継げない人に開拓した農地を無償で与えて農家を増やしているが、此れ以上人口が増やせなく農地も増やせないので困っている」
ファニーが俺の知らない以外な事を言い。
「王都や他の領地では失業者が多いので、移住者を募集して見たら」
「こんな僻地に移住者が来てくれるかな」
「条件が良ければ来ると思うわ。例えば住まいと農作地を無償で用意してあげるとか」
そうか前世でも過疎地に悩んでいる地方でも似たような事をしていたのを思い出したので。
「ファニーさん、良い事を教えてくれてありがとう。早速、実行してみるよ」
「丁度ギャランがいるので王都に帰ったら募集の知らせをギルドに告知させれば良いわ」
2日間は農作地帯を見て回り、途中にファニーは自分の事を話し、俗に言うバツイチで知人の勧めで婿を取り結婚したが2年もすると愛人を作ったので追い出しそれからは男不審になって独身でいるらしい。
今日は塩を海水から作る場所の塩田などを見て、ファニーは驚き。
「本当に海水から塩を作れるので驚きましたわ。海水を舐めたのは初めてで塩分を含んでいるのが分かりました」
ファニーは何でも自分で体験しないと納得しない性格なのか作物を生で食べたり、海水を飲もうとして慌てて止めたので舐めただけで済んだが、彼女は好奇心が大勢で何をするか分からないので一時も目を離せない。
ギャランとファニーは1週間滞在して警備隊と一緒に魔獣狩をして魔獣が多いのを知ったギャランは、冒険者の泊まれる宿を建てたならギルドを開設すると言ってくれた。
ファニーは最初は小さな支店を出すと言い、移住者を増やすのにも協力すると言ってくれた。
2人が王都に変える時はアンがトラックで送って行った。
さてと、領地改革は2段階目に入り、どのくらい移住者が来て増えるか分からないが、移住者を迎える準備を始める事にした。
側近のバスは塩つくりしていたが、塩つくりは軌道に乗ったので雑用隊と新たに雇った住民に塩つくりを任せて、土魔法で建物を建てる方法を教えて、前世の公団住宅を真似た3階建て1棟100部屋を5棟建てた。
移住者は多くても千人も来ないので家族ずれも多いので500部屋もあれば充分だろう。
バスの隊は建設隊にして将来は人数を増やして、これからは領内の建物や道路、河川の管理などをさせるつもりだ。
ベンの隊は農業隊にして主に農業を教えて農地の改良と新しい農地を作らせていたが今回は大規模な農地開発だ。
今まで草原や荒地だった場所を農地にするという大変な作業だ。
森に近いので大鷲のゴロウとゴーレムのロボコンは魔獣が出てきた場合に備えて空と陸から作業中の農業隊を守っている。
農業隊が草地と荒地を土魔法で畑に変えているとモグラのノウちゃんが出来て農業隊と同じような事をしている。
土魔法隊は10人もいるので仕事が早いので土魔法隊を勝手にライバル視して負けると思ったのか、ノウちゃんがモグラの仲間を20匹呼び農業隊に勝ち、俺の所に来て。
「エッヘン! 見たよね。僕たちの方が役に立つでしょう。これからは呼んでね」
俺がノウちゃんの頭を撫でて。
「うん、サンキュー。これからも農業隊を助けてね」
大鷲のゴロウが空から見つけた魔獣を知らせゴーレムのロボコンが出てきた魔獣を倒して活躍している。
お陰で農業隊は安心して畑作りに集中出来ている。
召喚した使い魔も最近は召喚しなくても自分の意志で出て来て役に立っているので助かっている。
作業は建設隊と農業隊に任せて久しぶりに獣人族の村に行くと、農地が10倍の広さになっていたので驚いた。
村長の猫族の婆さんが俺を見ると。
「こりゃー珍しい。マリュウス様じゃねえか。大きくなったニャー。もう立派な領主様じゃな。婆が若かったら夜這いするところニャー」
「ハッハッハ、それは残念だったな。それにしても畑が増えたな」
「そうじゃろ。トマトの売れ行きが多いので皆で頑張って畑を増やしたのニャー。マリュウス様のお陰でトマト以外の作物も栽培して村も豊かになり、感謝しております」
獣人族は一度に数人の子供を産むので、今は食料の心配もないので遠慮せず子供を増やして獣人族村は子供が増えて、元気に走りまわっている。
獣人族の村だけでなく他の村も回ったが、どこの村でも栽培する作物が増え豊かになって感謝された。
俺の小さい時を知っている人は学園に行っていた2年間は俺を見ていなかったので久し振りに俺を見て大きく逞しくなったと言って驚いていた。
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