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プロローグ 学園編までの生活
第11話 相談(魔物と戦いたい)
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~1年後~
あの後もメイディからの授業と並行して自主トレーニング…もとい授業を重ねて来た
身体への負担もだいぶ慣れて来て、そろそろ新しい事をしたくなってきた。
「と言うわけで外に出たいんだけど良いかな?」
「ダメです」
「そこをなんとか」
「どうして外に行きたいんですか?」
勝手に外に出る事も出来るのだが、メイディに許可を貰えれば後で怒られた時に「メイディが良いって言った」と仲間を売れば良い。
(↑圧倒的なクズ野郎)
「俺は6歳になったけど、1度も敷地の外に出た事がないから外がどんな世界なのか見てみたいんだよ」
「外に出るだけならお出かけで何回が出ているではありませんか?」
「もっと外だよ、魔物とかそう言った者達と戦ってみたいんだ」
「子供が勝てる相手ではありませんよ?諦めて私の授業を受けてください」
6歳の子供が魔物相手に勝てるわけない、確かにその通りだけど、ゲームの知識によるとスライムとかホーンラビット(角の生えたうさぎ)などはこの歳でも勝てる相手ではある。
もちろん死ぬ可能性もあるが、それでも自分の実力がどこまであるのか気になるのだ
「どうしてもダメ?」
「どうしてもダメです」
「今日の夜、メイディお姉ちゃんと一緒に入る」
「良いでしょう、今日は校外授業です」
6歳になってもいまだにメイド達と一緒に入っているが、自分目当てで入って来るメイド達も増えており、そのせいで浴場が混雑して仕事にも支障をきたしていたので順番制にしたのだ。
メイディは1ヶ月先だったが、自分の権限で今日に変える事が出来る、最終奥義は「僕はメイディお姉ちゃんと入りたいの!」って保護欲を唆られる言い方をすればなんとかなる。
「ですが、必ず私の側にいてください、絶対に離れないでください」
「もし離れたら?」
「24時間貴方を服の中に入れて、ずっと側にいてもらいます」
「わかった絶対に離れない」
おねショタよりもヤバいショタコン感が滅茶苦茶あるが、好かれているならそれで良いだろう、嫌われるよりはマシだ。
(それに俺の事を守ってくれる人が多いならその分追放された時について来てくれるかもしれないからな)
相変わらずゲスい考え方だが、自分の未来が分かっているからこその考え方なのだろう、とはいえ何もしなければあんな未来は来ないが、魔王を倒す為のイベントも消えてしまう為やむを得ないのだ。
(後12年で俺の運命は決まる、それまでに少しでも強くならないとな)
「クロウ様?」
「ん?」
「どうしたのですか?ボーッとして」
どうやら考え事に集中し過ぎてしまった様だ、自分の未来の為とは言え、自分の事を好いてくれている人達を無碍にすることはできない。
「いや、早く魔物にあって実際に戦ってみたいなぁって」
「最初は私が手本を見せますから、クロウ様はその後にお願いします」
何かあってはいけないのでそれくらいの配慮は我慢しておこう、メイディも自分のために行動をしてくれているのだ、我儘はいけない。(そもそもその考え方が外道)
「わかった」
「あと、奥様には一応連絡しておきます、もし何かあった場合私は死ぬ覚悟ですのでご安心ください」
「ご安心出来ねぇよ!?」
おそらく自分が怪我をした責任を持って何かヤベェ事をするのだろう、その時は全力で止めよう。
「では、私は奥様に伝えに行きますから、クロウ様は出発の準備をしてくださいね?」
「わかった」
「あと、他のメイド達が来ても無視してくださいね?」
「なんで?」
「なんでもです(クロウ様を独り占め出来るチャンスなんだから無理に決まってるでしょ)」
取り敢えず、メイディの言う事を聞いておこう、外に出られるのだ、その為なら苦労は惜しまない。
「わかったメイディを信じるよ」
「はい、では待っていて下さい」
そう言ってメイディはメフィナの所へと向かって行った。
——————————————————————
「クロウ様が外に行きたいと」
「私も連れて行きなさい」
「クロウ様に嫌いって言われますよ?」
「…わかったわ、その代わり命をかけて守ってよね?」
「当たり前です、死んでも守ります」
あの後もメイディからの授業と並行して自主トレーニング…もとい授業を重ねて来た
身体への負担もだいぶ慣れて来て、そろそろ新しい事をしたくなってきた。
「と言うわけで外に出たいんだけど良いかな?」
「ダメです」
「そこをなんとか」
「どうして外に行きたいんですか?」
勝手に外に出る事も出来るのだが、メイディに許可を貰えれば後で怒られた時に「メイディが良いって言った」と仲間を売れば良い。
(↑圧倒的なクズ野郎)
「俺は6歳になったけど、1度も敷地の外に出た事がないから外がどんな世界なのか見てみたいんだよ」
「外に出るだけならお出かけで何回が出ているではありませんか?」
「もっと外だよ、魔物とかそう言った者達と戦ってみたいんだ」
「子供が勝てる相手ではありませんよ?諦めて私の授業を受けてください」
6歳の子供が魔物相手に勝てるわけない、確かにその通りだけど、ゲームの知識によるとスライムとかホーンラビット(角の生えたうさぎ)などはこの歳でも勝てる相手ではある。
もちろん死ぬ可能性もあるが、それでも自分の実力がどこまであるのか気になるのだ
「どうしてもダメ?」
「どうしてもダメです」
「今日の夜、メイディお姉ちゃんと一緒に入る」
「良いでしょう、今日は校外授業です」
6歳になってもいまだにメイド達と一緒に入っているが、自分目当てで入って来るメイド達も増えており、そのせいで浴場が混雑して仕事にも支障をきたしていたので順番制にしたのだ。
メイディは1ヶ月先だったが、自分の権限で今日に変える事が出来る、最終奥義は「僕はメイディお姉ちゃんと入りたいの!」って保護欲を唆られる言い方をすればなんとかなる。
「ですが、必ず私の側にいてください、絶対に離れないでください」
「もし離れたら?」
「24時間貴方を服の中に入れて、ずっと側にいてもらいます」
「わかった絶対に離れない」
おねショタよりもヤバいショタコン感が滅茶苦茶あるが、好かれているならそれで良いだろう、嫌われるよりはマシだ。
(それに俺の事を守ってくれる人が多いならその分追放された時について来てくれるかもしれないからな)
相変わらずゲスい考え方だが、自分の未来が分かっているからこその考え方なのだろう、とはいえ何もしなければあんな未来は来ないが、魔王を倒す為のイベントも消えてしまう為やむを得ないのだ。
(後12年で俺の運命は決まる、それまでに少しでも強くならないとな)
「クロウ様?」
「ん?」
「どうしたのですか?ボーッとして」
どうやら考え事に集中し過ぎてしまった様だ、自分の未来の為とは言え、自分の事を好いてくれている人達を無碍にすることはできない。
「いや、早く魔物にあって実際に戦ってみたいなぁって」
「最初は私が手本を見せますから、クロウ様はその後にお願いします」
何かあってはいけないのでそれくらいの配慮は我慢しておこう、メイディも自分のために行動をしてくれているのだ、我儘はいけない。(そもそもその考え方が外道)
「わかった」
「あと、奥様には一応連絡しておきます、もし何かあった場合私は死ぬ覚悟ですのでご安心ください」
「ご安心出来ねぇよ!?」
おそらく自分が怪我をした責任を持って何かヤベェ事をするのだろう、その時は全力で止めよう。
「では、私は奥様に伝えに行きますから、クロウ様は出発の準備をしてくださいね?」
「わかった」
「あと、他のメイド達が来ても無視してくださいね?」
「なんで?」
「なんでもです(クロウ様を独り占め出来るチャンスなんだから無理に決まってるでしょ)」
取り敢えず、メイディの言う事を聞いておこう、外に出られるのだ、その為なら苦労は惜しまない。
「わかったメイディを信じるよ」
「はい、では待っていて下さい」
そう言ってメイディはメフィナの所へと向かって行った。
——————————————————————
「クロウ様が外に行きたいと」
「私も連れて行きなさい」
「クロウ様に嫌いって言われますよ?」
「…わかったわ、その代わり命をかけて守ってよね?」
「当たり前です、死んでも守ります」
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