剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜

みっちゃん

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第1章 学園編の物語

第38話 メインヒロイン

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「貴方達何をやっているのかしら?」

「あ?」

「俺達になんかようか?」

「ってアンタは!?」

主人公であるリュークを虐めている男達に勇敢に立ち向かう女性、彼女こそメインヒロイン、数多のプレイヤー達が1番最初に攻略し、最も愛されているヒロインの中のヒロイン!!!

「クロウ様…あの方は!?」

「そう、俺達チューリア家と同じ公爵家の1人娘"ミオ•サキュマ"だ」

「サキュバス?」

「やめろ殺されるぞ?」

とても薄い紫色の髪に
青に近い瞳
黒いキャミソールの様なモノを胸から上まで出ており
下は青紫色のドレスを👗来ている。

「しかし、あの格好は公爵家として可笑しいのではないのでしょうか?」

「可愛いければ良いんだよ」

「男って人は」

仕方ないだろう、元々ゲーム層は男の方が多い、ならば男達に需要があるヒロインを作らなければ儲かるわけがないのだ。

もちろん可愛い女の子が好きと言う女性ファンも多いし、比率的には6対4と当初想定していた男女比率が可笑しいくらい変わったのだ。

「最近はポリコレやらジェンダーやら頭のおかしい人達のせいでゲームも糞になって来てるからなぁ」

何でもかんでも女性差別だ!女性蔑視だ!とかゲームをやらない頭のおかしい女達のせいで美少女達に規制が入るのは本当に殺意を覚えるが、このゲームラグナロク•オリジンはそれに中指を立てた🖕素晴らしきゲームになっている。

「ぽりこれ?」

「ようはスタイル良くて、胸が大きくて、可愛い女子達は男に媚び売る売女で、本当の女性はデブでブスで黒人で筋肉ムキムキで脇毛ファッサーで臭いのが本来の女性と言っている変な宗教団体の事だよ」

「……………」

メイディが眼を大きく開いて口を開けっぱなしにしている、無理もない、多少脚色しているとは言え、スタイル良くて、胸が大きくて、可愛くて美人で美しい女性達を『男達の性的搾取』とか言って何かと文句を言って来るので、あながち間違いではない。

「そんなのが物語のヒロインって嬉しい?」

「絶対嫌です、気持ち悪くて吐き気がします」

「同感、俺はあんな感じに真っ向から悪い事は悪いと言う…けどやっぱり可愛い子が好きだ」

「変態ど畜生エロ親父」

メイディが心に突き刺さる言葉を使って来るが、無視する、兎に角このイベントが終わればOPとイベントが終わる。

「もう一度言います、貴方達何をやっているんですか?」

「何って、ここにいる平民にわからせてやろうとしただけですよ?」

「そうそう、ここは俺達貴族達の学園だ、コイツみたいな奴が来る所じゃない」

「貴女もそうですよね?ミオ様?」

平民を差別する貴族、平民達がいるから貴族達は飯を食えているのに、そんな平民達が同じ所にいるとこんな事を平然とやる辺り、大分腐っているらしい。

「ちなみにクロウ様はどう思っていますか?」

「何の罪のない者達が被害に遭うのは反対だな」

「と、言いますと?」

「相手側からいじめて来たのにやり返したらお互い様とか言う変な事を言う奴らはやり返しても良いと思っている」

一方的にやられて、一回だけやり返したらそいつらと同じだなんておかしいにも程がある、そう言う奴らにならどんな事をやっても良いと思っている。

「…あたくしが貴方達と同類ですって?」

「当たり前だろ?僕達は貴族、コイツは平民、立場が違うんだから」

「こう言うゴミを掃除するのも我々の仕事」

「さ、一緒に彼を追い出しましょう!」

漫画やアニメなどでこう言う知能の低い悪者がいるが、いざ目の前でそう言う事をしていると胸糞悪いし、腹が立つ。

「クロウ様止めなくて良いのですか?」

「ああ、あの女ミオ•サキュマはああ言った貴族が一番嫌いでな、ほらよーく見てみな、怒りのオーラが見えるだろ?」

そう言われて見てみると確かに彼女の眼は怒りに満ちている、オーラもその瞳から何となく見える様な気がする。

——————————————————————
寝落ちしてしまった。
ミオ•サキュマ






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