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練習試合当日。
俺は、朝から後悔していた。
どういう顔して行けばいいのか分からない。
やっぱり俺なんかが行っても――
でも、隼が家まで迎えに来て、
しっかり手を握って連れてってくれたから。
……俺は来れたんだと思う。
ベンチに入ると、みんなが「おかえり」って言ってくれた。
ゴリマッチョ・ハラセンが、俺の頭をぽんっと叩く。
「よく戻ってきたな」
「……はい」
――その瞬間、叩かれた場所を消毒するみたいに隼が俺の頭を夢中で拭き始めた。
こすこす、こすこす、こすこす、こすこす……
こすこす、こすこす、こすこす、こすこす……
いっ……痛い痛い痛い!
髪の毛、抜けちゃうから!!
ハラセンが胸を押さえ、本気で泣きそうな声で叫んだ。
「やめて……先生、ばい菌じゃないから! マジで心折れるから!」
ベンチがどっと笑いに包まれた。
――ああ、帰ってきたんだって、胸の奥があたたかくなった。
スタメンじゃなきゃ仲間じゃない――
そんなの、俺が勝手に決めつけていただけだった。
勇気出して顔を出してよかった。
変な行動で場を和ませてくれた隼にも、ほんの少しだけ感謝した。
試合が始まり、
コートでは、高橋の采配のもと、隼もみんなも輝いていた。
――これで、良かったんだ。
俺はハラセンのそばで試合を見ながら――
「先生、俺、部活休んでる間に勉強したら、点数が爆上げして……やればできるって言われました」
「そうか、良かったな」
「でも……それで何がしたいかは、まだ分からなくて」
「俺なんて10年以上かかったぞ。お前はまだ高2だろ。焦んな。いろいろ見て、試して、違うと思ったら戻って……それでも歩いてりゃ、そのうちこれだってのが出てくる」
「そう……っすか」
試合は拮抗して、2セット先取の勝負で1-1。
3セット目も簡単には点が取れなかった。
腕を組んで渋い顔をしていたハラセンがタイムを取り、
選手たちが戻ってくる。
「黒瀬、お前、足どうした?」
「…………」
「とにかく座れ」
ハラセンが隼のふくらはぎを押すと、隼が短くうなった。
「張りが限界だ。オーバーユースだよ。……黒瀬、部活以外で練習してんのか? 俺が怪我しないメニュー組んでるの分かってんだろうが!」
体育館の空気が一瞬で張りつめた。
――これ、俺のせいだ。
血の気が引いた。
俺が隼とパス練をお願いして、
しかも調子に乗ってトスまで上げて……
大好きで、自慢の幼馴染の隼を――
才能ゼロの俺のわがままで、足まで引っ張った。
「せ、先生……俺のせいです! 俺が練習をお願いして……ムリさせました。すみませんでした!」
ハラセンが、はぁーっと息を吐いた。
「……いや、俺もお前らならやりかねんって気づくべきだった。黒瀬はベンチ。相馬、足冷やしてテーピングの準備だ」
試合が再開し、エース抜きでもチームは食らいついていく。
冷やし終えて、テーピングを巻いていると、
ハラセンの低い声が落ちた。
「相馬、俺が骨膜炎でリタイアした話、覚えてるよな。あれもオーバーユースだ。黒瀬みたいに、お前を最優先にして無理するやつは……そのうちどこかで限界がくる。だから、お前がしっかり見てろ」
俺は、テーピングした隼の足を見る。
白いテープの下に隠れた張りが痛々しい。
「……ごめん、隼」
隼が俺の腰を抱き寄せ、向かい合わせのまま膝の上に座らせる。
「もう痛くない。直央のおかげ」
隼の声があまりに優しくて、胸がぎゅっとなる。
くちびるが近づいてきて――
「試合中に甘い空気出さない!!」
ハラセンの一喝が空気をぶった斬った。
隼がすん、と無表情に戻り、氷点下の目でハラセンを見る。
今度はハラセンが情けない声を漏らす。
「ちょ、やめろ! 先生にそういう目向けるな! 繊細さんだから!」
スコアは――24対24。
あと2点で勝負が決まる。
「黒瀬……元気そうだし出てこい。ただし2本だけだ」
ハラセンがニヤッと笑う。
「それで――勝負を決めてこい」
隼がコートに立つ。
痛みがあるはずなのに、高く――いつもより高く。
跳んだ。
スパイクが突き刺さる。
諦めたはずの夢が、胸の奥でまた動き出した。
……やっぱり、隼との約束を守りたい。
一緒に全国へ行きたい。
それなのに、同じ舞台にすら立てない、
自分の才能のなさが悔しい――
最後の2本目。
隼の腕がしなり、白いボールが弧を描き――
相手のブロックを抜けて床を叩いた。
その音が、体育館に響き渡った。
――隼の2本で勝ち取った勝利。
隼が戻ってきて、俺を思いきり抱きしめる。
「隼、おめでと」
「直央のテーピングのおかげ」
ああ、そっか。
同じコートに立たなくたって、俺たちは一緒に戦えるんだ。
どんなかたちでも……俺だって夢に関わっていける。
「俺、決めた。勉強頑張って、隼と同じ大学のスポーツ科学部に行く! ストレッチとか体のメンテを勉強して、一緒に全国に――ひゃっ!?」
身体がふわりと浮く。
気づけば、お姫様だっこ。
……へ?
隼の目が、捕らえた獲物を味わう寸前の捕食動物みたいにギラギラと光っていた。
「いただきます」
なんでギラギラ?!
いただきますって何?!
ハラセンが気まずそうに頭を掻いた。
「まあ、あれだ……ちゃんと相馬が先を見すえるまで、待てをしたのは偉かった。でもミーティングには出て――ぐぁっ!」
隼の周りの空気が、ぐぐっと沈んだ。
まるで重力が一段階、増したみたいに。
次の瞬間、みんなが真っ青になって、膝からずるずる崩れ落ちる。
……で、出た!
最上位アルファの威圧!!
あ、違う違う。
ここ、現実世界!
俺はぶんぶんと首を振った。
……じゃあ、この圧って何?
隼の端正な顔が近づいてきて――
へぁ?
甘くとろけるような目。
あまりの甘さに、頭がぽーっとしてくる。
「帰って、早く食べさせて?」
……あ、お腹空いてるんだね。
俺は、しっかり頷いた。
「俺、帰ってなんか作る」
ちゅっ。
しっとりしたキスがおでこに落ちる。
あ……甘い……なんか胸やけしてきた。
……よし、さっぱりしたものを作ろう。
「直央は、そのままで」
そのまま?
何が食べたいんだろ……?
うーん、と考え込んでいる俺は知らない。
――この場にいるみんなが、俺のこれからの末路を悟って、そっと合掌していたことに。
隼が俺を壊れ物のようにそっと抱えたまま、すたすた出口へ向かう。
俺は「お疲れさまー」と、みんなに手を振った。
「相馬、頑張れよー!」
「ムリすんなよー!」
ん? 試合終わったのになんで?
何を頑張るの?
ハラセンが前に出てきて、
「黒瀬、月曜はちゃんと学校来られるようにしてやってくれよ! 頼んだぞ!」
……ど、どういうこと?!
俺に、何が起きるの?!?!
隼の家に着くなり、どさりとベッドに落とされて――
「いただきます」
だから、何を?
何を食べるの?!
「俺……な、何か作るよ?」
「直央は、そのまま」
隼の目が、欲でぎらりと光った。
隼が覆いかぶさってきて、俺は反射的に後ずさる。
がしっ!!
「ひぃっ……!!」
足首を捕まれ、獲物みたいに引き寄せられ――
あ、人生終わった……
と思いきや、
あれよあれよという間に、服をひん剥かれ……
あ、これ……その“食べる”?!?!
「お願い、何か作らせて~~~!!」
そして俺は、土曜の午後から月曜の朝まで、
喉がガラガラに枯れてもなお、叫び続けた。
そして、月曜の朝。
小鹿みたいにプルプルしながら、学校へ向かっている。
隣で俺の腰を支えたまま、隼が耳もとに息を落とした。
「やっぱり、学校休んで……続き、しよ?」
「……っ……い、いぐ……っ……が……ら……」
腰も痛いし喉はガラガラだけど、あれの続きだけは全力で拒否したい。
バレー部員に生暖かい目で見られようが、かまってられない。
だって――あの家にいたら、命の危険しか感じない。
地獄の週末で、俺はこの世の真理をひとつ知った。
恋愛って……命がけなんだって……
ーーーーーーー
ここで本編完結になります!
フォローやいいね、コメントをいただくたびに励まされて、最後まで走り切れました。
本当にありがとうございました!
ストックがなくなったので、今後は不定期で番外編を更新します。
自信の低い直央と隼とのドタバタは、まだまだ続きます。
直央、頑張れ!
俺は、朝から後悔していた。
どういう顔して行けばいいのか分からない。
やっぱり俺なんかが行っても――
でも、隼が家まで迎えに来て、
しっかり手を握って連れてってくれたから。
……俺は来れたんだと思う。
ベンチに入ると、みんなが「おかえり」って言ってくれた。
ゴリマッチョ・ハラセンが、俺の頭をぽんっと叩く。
「よく戻ってきたな」
「……はい」
――その瞬間、叩かれた場所を消毒するみたいに隼が俺の頭を夢中で拭き始めた。
こすこす、こすこす、こすこす、こすこす……
こすこす、こすこす、こすこす、こすこす……
いっ……痛い痛い痛い!
髪の毛、抜けちゃうから!!
ハラセンが胸を押さえ、本気で泣きそうな声で叫んだ。
「やめて……先生、ばい菌じゃないから! マジで心折れるから!」
ベンチがどっと笑いに包まれた。
――ああ、帰ってきたんだって、胸の奥があたたかくなった。
スタメンじゃなきゃ仲間じゃない――
そんなの、俺が勝手に決めつけていただけだった。
勇気出して顔を出してよかった。
変な行動で場を和ませてくれた隼にも、ほんの少しだけ感謝した。
試合が始まり、
コートでは、高橋の采配のもと、隼もみんなも輝いていた。
――これで、良かったんだ。
俺はハラセンのそばで試合を見ながら――
「先生、俺、部活休んでる間に勉強したら、点数が爆上げして……やればできるって言われました」
「そうか、良かったな」
「でも……それで何がしたいかは、まだ分からなくて」
「俺なんて10年以上かかったぞ。お前はまだ高2だろ。焦んな。いろいろ見て、試して、違うと思ったら戻って……それでも歩いてりゃ、そのうちこれだってのが出てくる」
「そう……っすか」
試合は拮抗して、2セット先取の勝負で1-1。
3セット目も簡単には点が取れなかった。
腕を組んで渋い顔をしていたハラセンがタイムを取り、
選手たちが戻ってくる。
「黒瀬、お前、足どうした?」
「…………」
「とにかく座れ」
ハラセンが隼のふくらはぎを押すと、隼が短くうなった。
「張りが限界だ。オーバーユースだよ。……黒瀬、部活以外で練習してんのか? 俺が怪我しないメニュー組んでるの分かってんだろうが!」
体育館の空気が一瞬で張りつめた。
――これ、俺のせいだ。
血の気が引いた。
俺が隼とパス練をお願いして、
しかも調子に乗ってトスまで上げて……
大好きで、自慢の幼馴染の隼を――
才能ゼロの俺のわがままで、足まで引っ張った。
「せ、先生……俺のせいです! 俺が練習をお願いして……ムリさせました。すみませんでした!」
ハラセンが、はぁーっと息を吐いた。
「……いや、俺もお前らならやりかねんって気づくべきだった。黒瀬はベンチ。相馬、足冷やしてテーピングの準備だ」
試合が再開し、エース抜きでもチームは食らいついていく。
冷やし終えて、テーピングを巻いていると、
ハラセンの低い声が落ちた。
「相馬、俺が骨膜炎でリタイアした話、覚えてるよな。あれもオーバーユースだ。黒瀬みたいに、お前を最優先にして無理するやつは……そのうちどこかで限界がくる。だから、お前がしっかり見てろ」
俺は、テーピングした隼の足を見る。
白いテープの下に隠れた張りが痛々しい。
「……ごめん、隼」
隼が俺の腰を抱き寄せ、向かい合わせのまま膝の上に座らせる。
「もう痛くない。直央のおかげ」
隼の声があまりに優しくて、胸がぎゅっとなる。
くちびるが近づいてきて――
「試合中に甘い空気出さない!!」
ハラセンの一喝が空気をぶった斬った。
隼がすん、と無表情に戻り、氷点下の目でハラセンを見る。
今度はハラセンが情けない声を漏らす。
「ちょ、やめろ! 先生にそういう目向けるな! 繊細さんだから!」
スコアは――24対24。
あと2点で勝負が決まる。
「黒瀬……元気そうだし出てこい。ただし2本だけだ」
ハラセンがニヤッと笑う。
「それで――勝負を決めてこい」
隼がコートに立つ。
痛みがあるはずなのに、高く――いつもより高く。
跳んだ。
スパイクが突き刺さる。
諦めたはずの夢が、胸の奥でまた動き出した。
……やっぱり、隼との約束を守りたい。
一緒に全国へ行きたい。
それなのに、同じ舞台にすら立てない、
自分の才能のなさが悔しい――
最後の2本目。
隼の腕がしなり、白いボールが弧を描き――
相手のブロックを抜けて床を叩いた。
その音が、体育館に響き渡った。
――隼の2本で勝ち取った勝利。
隼が戻ってきて、俺を思いきり抱きしめる。
「隼、おめでと」
「直央のテーピングのおかげ」
ああ、そっか。
同じコートに立たなくたって、俺たちは一緒に戦えるんだ。
どんなかたちでも……俺だって夢に関わっていける。
「俺、決めた。勉強頑張って、隼と同じ大学のスポーツ科学部に行く! ストレッチとか体のメンテを勉強して、一緒に全国に――ひゃっ!?」
身体がふわりと浮く。
気づけば、お姫様だっこ。
……へ?
隼の目が、捕らえた獲物を味わう寸前の捕食動物みたいにギラギラと光っていた。
「いただきます」
なんでギラギラ?!
いただきますって何?!
ハラセンが気まずそうに頭を掻いた。
「まあ、あれだ……ちゃんと相馬が先を見すえるまで、待てをしたのは偉かった。でもミーティングには出て――ぐぁっ!」
隼の周りの空気が、ぐぐっと沈んだ。
まるで重力が一段階、増したみたいに。
次の瞬間、みんなが真っ青になって、膝からずるずる崩れ落ちる。
……で、出た!
最上位アルファの威圧!!
あ、違う違う。
ここ、現実世界!
俺はぶんぶんと首を振った。
……じゃあ、この圧って何?
隼の端正な顔が近づいてきて――
へぁ?
甘くとろけるような目。
あまりの甘さに、頭がぽーっとしてくる。
「帰って、早く食べさせて?」
……あ、お腹空いてるんだね。
俺は、しっかり頷いた。
「俺、帰ってなんか作る」
ちゅっ。
しっとりしたキスがおでこに落ちる。
あ……甘い……なんか胸やけしてきた。
……よし、さっぱりしたものを作ろう。
「直央は、そのままで」
そのまま?
何が食べたいんだろ……?
うーん、と考え込んでいる俺は知らない。
――この場にいるみんなが、俺のこれからの末路を悟って、そっと合掌していたことに。
隼が俺を壊れ物のようにそっと抱えたまま、すたすた出口へ向かう。
俺は「お疲れさまー」と、みんなに手を振った。
「相馬、頑張れよー!」
「ムリすんなよー!」
ん? 試合終わったのになんで?
何を頑張るの?
ハラセンが前に出てきて、
「黒瀬、月曜はちゃんと学校来られるようにしてやってくれよ! 頼んだぞ!」
……ど、どういうこと?!
俺に、何が起きるの?!?!
隼の家に着くなり、どさりとベッドに落とされて――
「いただきます」
だから、何を?
何を食べるの?!
「俺……な、何か作るよ?」
「直央は、そのまま」
隼の目が、欲でぎらりと光った。
隼が覆いかぶさってきて、俺は反射的に後ずさる。
がしっ!!
「ひぃっ……!!」
足首を捕まれ、獲物みたいに引き寄せられ――
あ、人生終わった……
と思いきや、
あれよあれよという間に、服をひん剥かれ……
あ、これ……その“食べる”?!?!
「お願い、何か作らせて~~~!!」
そして俺は、土曜の午後から月曜の朝まで、
喉がガラガラに枯れてもなお、叫び続けた。
そして、月曜の朝。
小鹿みたいにプルプルしながら、学校へ向かっている。
隣で俺の腰を支えたまま、隼が耳もとに息を落とした。
「やっぱり、学校休んで……続き、しよ?」
「……っ……い、いぐ……っ……が……ら……」
腰も痛いし喉はガラガラだけど、あれの続きだけは全力で拒否したい。
バレー部員に生暖かい目で見られようが、かまってられない。
だって――あの家にいたら、命の危険しか感じない。
地獄の週末で、俺はこの世の真理をひとつ知った。
恋愛って……命がけなんだって……
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ここで本編完結になります!
フォローやいいね、コメントをいただくたびに励まされて、最後まで走り切れました。
本当にありがとうございました!
ストックがなくなったので、今後は不定期で番外編を更新します。
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直央、頑張れ!
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