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黎明
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少し時間を遡る。竜崎が救護室を出て行った少し後の事。
「真水君。ちょっと席外すけど大丈夫?」
「はーい」
見えないと知りつつ手をフラフラと振る。軽い返答に安心したのか、養護教諭が出て行く気配がした。それ程広くない部屋の、更に区切られた一角。どことなく安心感を覚えて、聖月は体の力を抜いた。徐に片手を上げると、目の上に降ろし光を遮断する。
「まったくまったくまったくもう」
先程までの恋人との触れ合いは、ささくれ立っていた聖月の心に温かいものをあふれさせた。誰も信用できず、幼いころから命を狙われる生活をしてきた聖月にとって、無条件で愛情を注ぎ守ってくれる竜崎の存在は、何にも代えがたかった。
「花が咲く場所を選べないように、人の子もまた、産まれる場所を選べない」
ふとそんな一節が出てくる漫画を思い出し、自嘲した。偶々真水の家に生まれ、偶々優れた頭脳を持って生まれた。身体能力にも恵まれた。でも、それだけ。たった一人で生きていくには、この社会は余りにも冷たかった。生きていくだけで精いっぱいになった。体力のない元来弱い体ゆえに、徐々に寿命をすり減らしている実感もある。
「もう、自分の事は諦めついてるからいいんだけど」
一生逃げ回る覚悟と、いつ命を落としてもいい覚悟。未来に光を見出す事には、椿の死の際に諦めた。足掻くよりも流されている方が、よっぽど精神が楽だと気付いた。高校生がするには重すぎる覚悟と諦めは、この時に持ち合わせていたのだ。
「だけど」
「大切な奴だけは巻き込みたくない、か?」
誰もいないはずの室内。それも真横から聞こえてきた低い声。腕の下で閉じていた目を見開いた聖月の体が、反射的に逃げを打とうとした。しかし。
「おせぇよ」
スルリ、と細い腕がベットに縫い付けられ、足もまた体重をかけて封じ込まれた。血の気を無くした顔で、聖月は己の上に陣取る男を見上げた。
「深央……」
「久しぶり。聖月」
暗い光を宿した瞳が煌き、時間切れを告げる音と共に男が嗤った。
「三年ぶりか。元気だったか?」
「見ての通り、かな。ひとまず生きてるよ。どうしてここが分かったの?」
「真宮のネットワーク、なめんなよ」
ふっと笑った男、深央はゆっくりと上体を起こし、そのまま聖月の上から退く。すっとベットの際に腰を下ろした男は、懐から出した煙草に火を付けて、すぅっと吸った。
「ここ、多分禁煙だけど」
「そりゃあ知らなかった」
「相変わらずだね」
飄々として掴みどころのない男。しかし、その能力は一級品。なにせ、ヘドロの積もる薄汚い真宮で今も生き残り、頭角を現す程なのだ。最早逃げられないかと聖月は天井を見上げた。
「三年もまぁ、寧ろよく逃げ回ったもんだ」
「命掛かってますから」
「一度捜索している場所だから盲点だろうっていうのも悪くない発想だ」
「追手が深央じゃなければ逃げ切れたと思うんだけどね」
「まだまだガキにゃあ負けねえよ」
ぽつぽつと会話を交わす。気の置けない会話は、心地よかった。すると、前触れなく聖月の眼前に写真が突き付けられ、聖月が凍り付いた。
「ぬかったな。平和ボケし過ぎだ」
そこには、竜崎と抱き合う聖月の姿が映し出されていた。その写真の後ろから、颯斗と会話している写真や、怜毅とじゃれている写真、蓮と喧嘩している写真もあれば、風紀委員を追いかけている写真もあった。どれも、聖月の心の最も弱い部分に位置するもの。そこに、悪意の刃を持って冷酷に切りつけるものだった。
「どれだけ心を許したフリをしようとも、一切隙を見せなかったはずのお前が。全ての行動が計算され、甘えも何もかも、己が生き残る為の物だったお前が。ここまで本心をあらわにするとはな」
「……報告する気?」
「さてな。それは俺の気分次第だ」
先程の借り物競争。じつを言えば、聖月は嬉しかったのだ。道具としてでもなく、単純に見た目を気に入られたと言う訳でも、家柄に引かれたわけでもない。ただ、聖月という個人を愛し、求めてくれたことが何よりも嬉しかった。でも、その喜びが心を染め上げた次の瞬間に襲ってきたのは、失う恐怖。
「報告する先によっちゃあ、お先真っ暗だな。お前も、コイツらも」
自分を殺す為の餌とされる事が何よりも怖い。でも、それ以上に恐ろしかったのは、自分をいいなりにするために利用される事。残酷な真宮が、何をするかが分からなかった。自殺したとしても、その腹いせに彼らに危害が及ぶ可能性まで出てきたとき、身動きが取れなくなった。
「椿と、同じ目に合わせるつもり」
「さぁな。椿を失った時点で、俺はどうでもよくなった」
言ったろうに。深央は大きく煙を吸い込むと、一瞬の間をおいてゆっくりと吐き出した。紫煙が揺らめいて掻き消えていく。
「大切なモノは、しまい込んで鍵かけた上でどっかに埋めるか。そもそも手放せよってな」
そういった男の目は、深い悔恨の色に濡れていた。
さて、そろそろ行きますか。そう言って立ち上がった男は、チラリと視線を流してきた。ゆっくりと状態を起こした聖月は、そっと目を伏せて胸元をぎゅっと握りしめた。静かに目を開けた聖月は、差し出された乾いてザラザラな大きな手を取った。
ベットを出ると、目の前が銀色に染まり、体から力が抜けた。
「おっと。大丈夫か」
「そもそも、体力使い果たしてここに居たんだもん。大丈夫な訳ないでしょ」
「どうせ低血圧の貧血もち、偏頭痛も治ってないんだろ」
「そりゃあ、アルビノだし」
よくよく自分の事を理解している男だ、と不愉快そうに見上げる。視線を受けた男は肩を竦めるだけ。この程度のじゃれ合い等今に始まった事ではない。暫くじっとしていると、ようやく目の前が開けてきた。フラフラしながらもどうにか深央の腕の中から這い出る。これ以上、他の男の腕の中に居たくはなかった。
「他の人は」
「外だ」
「ふぅん」
まさか一人で自分を捕まえに来たわけではないだろうと聞いてみると、案の定待機されているという。つくづく囲われているなぁと実感して嫌になる。しゃっと音を立ててカーテンを開く深央。その後に続いて出てきた聖月は、きょろきょろと辺りを見回した。
「どうした」
「ん」
早くいくぞとせかされるが、少しだけ待ってほしいと嘆願する。ため息をついた深央は、新しく煙草を一本取り出した。その間だけは自由にしてくれるらしい。聖月は、救護室ならあるだろうと探した水場を発見し足早に近づく。スマホを取り出すと、背後でいきなり殺気が生まれた。
「下手な事しないって。流石にそこまで命知らずじゃない」
ひらひらと手を振ると、殺気が収まる。しかし、ごくわずかに漏れ出るそれが、変な行動は許さないと告げてきている。聖月は苦笑した。そのまま画面に指を滑らせると1枚の写真を呼び出した。Nukusのメンバーと取った写真。幸せの証。じっと目に焼き付けるようにそれをみた聖月は静かに画面を切り替えた。切り替えた先は、メッセージアプリ。宛先は高宮。たった一筋の希望に全てを賭ける。
――――――――
約束を、皆を、守って
――――――――
ただ一言、それだけ送信すると、そのままメッセージアプリから全ての履歴と登録を消す。スマホ内の履歴とアドレスも同様。素早く消去すると、そのまま勢いよく出した水にスマホを投入した。
「思い切りいいねぇ」
「そりゃあね。俺の大事な思い出と、大事な人の未来だったら、考えるまでもないでしょ。どうせGPS辿られるのはそっちとしても問題でしょ」
「まぁな」
その為に、態々防水機能がついていないスマホを好んで持ち歩いていた。このままこの部屋を出たらスマホを没収するつもりだったと聞かされ、胸を撫でおろす。この先は、僅かな間違いも許されない。一歩足を踏み出すかどうかまでもが選択に入る。間違ったら良くて命を落とす。最悪は真宮に囚われて一生を檻の中。どちらが最悪かは意見が分かれるだろうが。
「気が済んだか」
「うん」
今度こそ行くぞ、と促され聖月はだまってその背中を追う。
「ばいばい」
もう一度会えることを夢見ながら、もう二度と会わないことを願ってる。そう小さく呟いて聖月は学園を後にした。
それから時間が経たないうちに、聖月の失踪は高宮を通して竜崎に伝わり。全員の命運と望みをかけた、最後の鬼ごっこが始まった。
「真水君。ちょっと席外すけど大丈夫?」
「はーい」
見えないと知りつつ手をフラフラと振る。軽い返答に安心したのか、養護教諭が出て行く気配がした。それ程広くない部屋の、更に区切られた一角。どことなく安心感を覚えて、聖月は体の力を抜いた。徐に片手を上げると、目の上に降ろし光を遮断する。
「まったくまったくまったくもう」
先程までの恋人との触れ合いは、ささくれ立っていた聖月の心に温かいものをあふれさせた。誰も信用できず、幼いころから命を狙われる生活をしてきた聖月にとって、無条件で愛情を注ぎ守ってくれる竜崎の存在は、何にも代えがたかった。
「花が咲く場所を選べないように、人の子もまた、産まれる場所を選べない」
ふとそんな一節が出てくる漫画を思い出し、自嘲した。偶々真水の家に生まれ、偶々優れた頭脳を持って生まれた。身体能力にも恵まれた。でも、それだけ。たった一人で生きていくには、この社会は余りにも冷たかった。生きていくだけで精いっぱいになった。体力のない元来弱い体ゆえに、徐々に寿命をすり減らしている実感もある。
「もう、自分の事は諦めついてるからいいんだけど」
一生逃げ回る覚悟と、いつ命を落としてもいい覚悟。未来に光を見出す事には、椿の死の際に諦めた。足掻くよりも流されている方が、よっぽど精神が楽だと気付いた。高校生がするには重すぎる覚悟と諦めは、この時に持ち合わせていたのだ。
「だけど」
「大切な奴だけは巻き込みたくない、か?」
誰もいないはずの室内。それも真横から聞こえてきた低い声。腕の下で閉じていた目を見開いた聖月の体が、反射的に逃げを打とうとした。しかし。
「おせぇよ」
スルリ、と細い腕がベットに縫い付けられ、足もまた体重をかけて封じ込まれた。血の気を無くした顔で、聖月は己の上に陣取る男を見上げた。
「深央……」
「久しぶり。聖月」
暗い光を宿した瞳が煌き、時間切れを告げる音と共に男が嗤った。
「三年ぶりか。元気だったか?」
「見ての通り、かな。ひとまず生きてるよ。どうしてここが分かったの?」
「真宮のネットワーク、なめんなよ」
ふっと笑った男、深央はゆっくりと上体を起こし、そのまま聖月の上から退く。すっとベットの際に腰を下ろした男は、懐から出した煙草に火を付けて、すぅっと吸った。
「ここ、多分禁煙だけど」
「そりゃあ知らなかった」
「相変わらずだね」
飄々として掴みどころのない男。しかし、その能力は一級品。なにせ、ヘドロの積もる薄汚い真宮で今も生き残り、頭角を現す程なのだ。最早逃げられないかと聖月は天井を見上げた。
「三年もまぁ、寧ろよく逃げ回ったもんだ」
「命掛かってますから」
「一度捜索している場所だから盲点だろうっていうのも悪くない発想だ」
「追手が深央じゃなければ逃げ切れたと思うんだけどね」
「まだまだガキにゃあ負けねえよ」
ぽつぽつと会話を交わす。気の置けない会話は、心地よかった。すると、前触れなく聖月の眼前に写真が突き付けられ、聖月が凍り付いた。
「ぬかったな。平和ボケし過ぎだ」
そこには、竜崎と抱き合う聖月の姿が映し出されていた。その写真の後ろから、颯斗と会話している写真や、怜毅とじゃれている写真、蓮と喧嘩している写真もあれば、風紀委員を追いかけている写真もあった。どれも、聖月の心の最も弱い部分に位置するもの。そこに、悪意の刃を持って冷酷に切りつけるものだった。
「どれだけ心を許したフリをしようとも、一切隙を見せなかったはずのお前が。全ての行動が計算され、甘えも何もかも、己が生き残る為の物だったお前が。ここまで本心をあらわにするとはな」
「……報告する気?」
「さてな。それは俺の気分次第だ」
先程の借り物競争。じつを言えば、聖月は嬉しかったのだ。道具としてでもなく、単純に見た目を気に入られたと言う訳でも、家柄に引かれたわけでもない。ただ、聖月という個人を愛し、求めてくれたことが何よりも嬉しかった。でも、その喜びが心を染め上げた次の瞬間に襲ってきたのは、失う恐怖。
「報告する先によっちゃあ、お先真っ暗だな。お前も、コイツらも」
自分を殺す為の餌とされる事が何よりも怖い。でも、それ以上に恐ろしかったのは、自分をいいなりにするために利用される事。残酷な真宮が、何をするかが分からなかった。自殺したとしても、その腹いせに彼らに危害が及ぶ可能性まで出てきたとき、身動きが取れなくなった。
「椿と、同じ目に合わせるつもり」
「さぁな。椿を失った時点で、俺はどうでもよくなった」
言ったろうに。深央は大きく煙を吸い込むと、一瞬の間をおいてゆっくりと吐き出した。紫煙が揺らめいて掻き消えていく。
「大切なモノは、しまい込んで鍵かけた上でどっかに埋めるか。そもそも手放せよってな」
そういった男の目は、深い悔恨の色に濡れていた。
さて、そろそろ行きますか。そう言って立ち上がった男は、チラリと視線を流してきた。ゆっくりと状態を起こした聖月は、そっと目を伏せて胸元をぎゅっと握りしめた。静かに目を開けた聖月は、差し出された乾いてザラザラな大きな手を取った。
ベットを出ると、目の前が銀色に染まり、体から力が抜けた。
「おっと。大丈夫か」
「そもそも、体力使い果たしてここに居たんだもん。大丈夫な訳ないでしょ」
「どうせ低血圧の貧血もち、偏頭痛も治ってないんだろ」
「そりゃあ、アルビノだし」
よくよく自分の事を理解している男だ、と不愉快そうに見上げる。視線を受けた男は肩を竦めるだけ。この程度のじゃれ合い等今に始まった事ではない。暫くじっとしていると、ようやく目の前が開けてきた。フラフラしながらもどうにか深央の腕の中から這い出る。これ以上、他の男の腕の中に居たくはなかった。
「他の人は」
「外だ」
「ふぅん」
まさか一人で自分を捕まえに来たわけではないだろうと聞いてみると、案の定待機されているという。つくづく囲われているなぁと実感して嫌になる。しゃっと音を立ててカーテンを開く深央。その後に続いて出てきた聖月は、きょろきょろと辺りを見回した。
「どうした」
「ん」
早くいくぞとせかされるが、少しだけ待ってほしいと嘆願する。ため息をついた深央は、新しく煙草を一本取り出した。その間だけは自由にしてくれるらしい。聖月は、救護室ならあるだろうと探した水場を発見し足早に近づく。スマホを取り出すと、背後でいきなり殺気が生まれた。
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ひらひらと手を振ると、殺気が収まる。しかし、ごくわずかに漏れ出るそれが、変な行動は許さないと告げてきている。聖月は苦笑した。そのまま画面に指を滑らせると1枚の写真を呼び出した。Nukusのメンバーと取った写真。幸せの証。じっと目に焼き付けるようにそれをみた聖月は静かに画面を切り替えた。切り替えた先は、メッセージアプリ。宛先は高宮。たった一筋の希望に全てを賭ける。
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約束を、皆を、守って
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ただ一言、それだけ送信すると、そのままメッセージアプリから全ての履歴と登録を消す。スマホ内の履歴とアドレスも同様。素早く消去すると、そのまま勢いよく出した水にスマホを投入した。
「思い切りいいねぇ」
「そりゃあね。俺の大事な思い出と、大事な人の未来だったら、考えるまでもないでしょ。どうせGPS辿られるのはそっちとしても問題でしょ」
「まぁな」
その為に、態々防水機能がついていないスマホを好んで持ち歩いていた。このままこの部屋を出たらスマホを没収するつもりだったと聞かされ、胸を撫でおろす。この先は、僅かな間違いも許されない。一歩足を踏み出すかどうかまでもが選択に入る。間違ったら良くて命を落とす。最悪は真宮に囚われて一生を檻の中。どちらが最悪かは意見が分かれるだろうが。
「気が済んだか」
「うん」
今度こそ行くぞ、と促され聖月はだまってその背中を追う。
「ばいばい」
もう一度会えることを夢見ながら、もう二度と会わないことを願ってる。そう小さく呟いて聖月は学園を後にした。
それから時間が経たないうちに、聖月の失踪は高宮を通して竜崎に伝わり。全員の命運と望みをかけた、最後の鬼ごっこが始まった。
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