圏ガク!!

はなッぱち

文字の大きさ
300 / 411
蜜月

入念な下準備

しおりを挟む
「先輩、噛むんだったら二の腕か太ももな」

 さすがに足裏は候補から外した。どっちも服で隠れている部位なので、オレは慌てて脱ごうとしたが、先輩に阻まれてしまう。

「すまん、噛まないって約束したのにな。今日はそういうのはなしだ」

 背後からギュッと抱きしめられる。先輩の胸に背中を預けもたれると、先輩の手が服の中に侵入してきた。冷たい感触を覚悟したが、先輩の指先はオレのとは違い何故か温かかった。

「冷たくないか?」

 指先は場所を探るように胸を撫でる。

「……っふ。ん、だいじょーぶ」

 硬くなった先っぽが引っかかる度、声を我慢して鼻息が漏れる。それと一緒に股間にも熱が籠もる。

 上は着たままでも大丈夫だが、下は脱ぎたいな。焦れったい愛撫を受け続けると、先走りで汚しそうだ。

「セイシュン、下だけ少し下げれるか」

 これが以心伝心というやつか。オレは言われるままに着ている物を脱ぎ捨てようとしたのだが「まだ全部は脱がなくていいぞ」と先輩の手によって半ケツに留められてしまう。ちんこは外に飛び出たので、汚す心配はなくなったが、ずらすだけというのは、ゆるい拘束を受けているようで落ち着かない。

「触るぞ」

 先輩の右手が胸元から下へ下へと移動する。手コキを期待したが、腰からケツの方へとまわされ、座るケツを器用に揉みやがった。触りやすいように態勢を変えようとするが、スウェットとパンツが邪魔で身動きが取れない。

「体あったまってきたから下脱ぐよ。てか、先輩が触りやすい態勢取るから、どうしたらいいか教えて」

 焦れったさは悪。欲求が膨らみすぎて情緒を吹き飛ばした。先輩から一度抜け出し、下だけ脱ぎ捨て尋ねると「じゃあ、横向けに寝転がってくれ」と的確な指示が飛ぶ。

 ケツを触るなら、先輩に背中を向けるように寝転べばいいのかな。立ち上がった先輩を視線で確認しながら横になる。

「ローション使うぞ。今日は、いつも以上にしっかり慣らそうと思う」

 本日の計画を説明してくれる先輩は、持って来たローションの蓋を開けた。冷たいの来る! と少し身構えたが、ケツに垂らされたローションはなんと温かかった。

「湯煎しておいた」

 驚いて先輩を見ると、ちょっと誇らしげに種明かしをした。てか、本当に準備万端で待ってたんだな。先輩がオレと同じ気持ちでいるってのは、あながち誇張でもなんでもないんだなと実感して、気色悪いくらいにやけてしまった。

 三度目となると体が覚えているのか、ケツ穴は先輩の指をすんなり受け入れた。ローションが温かかったおかげもあるかもな。冷たいとケツの穴はキュッと締まる感じするし。

「痛かったり、変な感じがしたら、すぐに言うんだぞ」

 指一本くらいでは、ビクともしなくなった。ケツも鍛えれば強靱になるんだなと、余裕のオレは、心配性に親指を立てて答えてやる。ただ、問題が一つあるとすれば、情けない声を上げないよう、気合いを入れ続けなければならなかった。

 滑りが良くなって、指が気付かぬ内に増え、ケツの穴が緩む度に快感が広がっていく。

「セイシュン、これでも抱いてろ」

 自分でちんこを弄らないよう、布団の端を掴んでいたら、先輩がクッションのような寝袋を手渡してくれる。縋るように掴むと、先輩は指の動きを少し緩慢にしてくれた。

「ごめっ、その、ちがくて……いたい、とかないから」

「気持ちいいか?」

「うん……い、いまなら、せんぱいの、でも、かんたん、に、はいりそうだよ」

 喘がないよう注意深く喋ると、不意に先輩がちんこを掴んできて、見事な嬌声を上げてしまった。先輩の温かい手が冷たく感じるくらい一人で盛り上がっている股間を掴まれ、快感からちょっと視界が滲む。

「まだ早い。今日は徹底的にやるからな」

 亀頭を指の腹で撫でられ、寝袋にしがみつく。せっかく緩んでいたケツが、先輩の指を拒絶するよう全力で締まる。ゆっくり竿をしごかれ、待ち望んでいたように射精感が込み上げてきた。

「せんぱいっやめて、止めろって! オレばっかりは嫌だからな。ちゃんと先輩としたいから、それまでイキたくない」

 オレが用意してきた本日の予定を突き付けてやると、先輩はふにゃっと笑って「わかった」と言って手を離してくれた。

 深呼吸をしてケツの緊張を取る。緩んだ所で先輩がまた指を動かし始めた。

 指を奥の方まで突き入れるような事はせず、先輩のモノを飲み込めるよう、入念に入り口を慣らしているようだ。横になって寝転ぶという態勢のおかげか、痛みや辛さは全くないが、ケツの中にあるヤバイ場所には全く触れて貰えず、生殺し状態が続く。

「セイシュン、大丈夫か?」

 指が増やされる度に声をかけられるが『そんな事より早く欲しい』という欲求が頭で破裂しそうになり生返事しか出来なかった。

「本当に痛みはないか?」

 肛門を揉みほぐすように、指を緩く出し入れされるだけなのだ。痛みはないが、慣れてしまえば快感も遠い。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

春を拒む【完結】

璃々丸
BL
 日本有数の財閥三男でΩの北條院環(ほうじょういん たまき)の目の前には見るからに可憐で儚げなΩの女子大生、桜雛子(さくら ひなこ)が座っていた。 「ケイト君を解放してあげてください!」  大きなおめめをうるうるさせながらそう訴えかけてきた。  ケイト君────諏訪恵都(すわ けいと)は環の婚約者であるαだった。  環とはひとまわり歳の差がある。この女はそんな環の負い目を突いてきたつもりだろうが、『こちとらお前等より人生経験それなりに積んどんねん────!』  そう簡単に譲って堪るか、と大人げない反撃を開始するのであった。  オメガバな設定ですが設定は緩めで独自設定があります、ご注意。 不定期更新になります。   

あなたと過ごせた日々は幸せでした

蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

狂わせたのは君なのに

一寸光陰
BL
ガベラは10歳の時に前世の記憶を思い出した。ここはゲームの世界で自分は悪役令息だということを。ゲームではガベラは主人公ランを悪漢を雇って襲わせ、そして断罪される。しかし、ガベラはそんなこと望んでいないし、罰せられるのも嫌である。なんとかしてこの運命を変えたい。その行動が彼を狂わすことになるとは知らずに。 完結保証 番外編あり

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。

貢がせて、ハニー!

わこ
BL
隣の部屋のサラリーマンがしょっちゅう貢ぎにやって来る。 隣人のストレートな求愛活動に困惑する男子学生の話。 社会人×大学生の日常系年の差ラブコメ。 ※この物語はフィクションです。 ※現時点で小説の公開対象範囲は全年齢となっております。しばらくはこのまま指定なしで更新を続ける予定ですが、アルファポリスさんのガイドラインに合わせて今後変更する場合があります。(2020.11.8) ■2025.12.14 285話のタイトルを「おみやげ何にする? Ⅲ」から変更しました。 ■2025.11.29 294話のタイトルを「赤い川」から変更しました。 ■2024.03.09 2月2日にわざわざサイトの方へ誤変換のお知らせをくださった方、どうもありがとうございました。瀬名さんの名前が僧侶みたいになっていたのに全く気付いていなかったので助かりました! ■2024.03.09 195話/196話のタイトルを変更しました。 ■2020.10.25 25話目「帰り道」追加(差し込み)しました。話の流れに変更はありません。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

処理中です...