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反逆の家畜
初ぶっかけ
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そう思った矢先、視界に入った光景が一瞬でそんな誓いを破り捨てた。
「由々式、てめぇ! なにしてくれてんだ!」
いきなり怒鳴りだしたオレに驚いた顔を見せる二人を無視して、オレは由々式に掴み掛かった。
「いきなり何するべ! そんな怒る事ないじゃろ! 一口貰っただけだべ! まだ残っとる! 全部飲んでないべ!」
窓際に置いたままだったジュースを由々式に突きつけられ、オレは失われた貴重性に涙を飲んだ。
「てめぇが口付けたら、こんなもん温くて飲めたもんじゃねぇクソマズイジュースだろが!」
「わしが口付けんでも、例え冷えてようが、これはクソマズイジュースじゃろが!」
尤もな事を言われて、思わず畳に膝を付いてしまった。よくよく考えれば、オレ自身が一口飲んでしまっている時点で、先輩が飲んだっていう貴重性にはケチが付いてしまっている。てか、いつまでも、そんな馬鹿な事にこだわっている自分が情けなくて、そのまま畳に突っ伏した。
「断りもなく飲んで悪かったべ。新しいの買って来るから、そんな泣かんでくれ、夷川」
「泣いてねぇよ!」
起き上がりざま、ふざけた事を言う由々式の足を掬うように、屈んだ位置から蹴りを入れるが、高々とジャンプをされて空振りに終わった。無駄に身体能力の高い由々式を相手に、なんとか一本取ってやろうと躍起になったが、こいつの本気の身のこなしは半端なくて、どれだけ必死になってもかすりもしないのが腹立たしい。
皆元に援護を頼みたかったが、奴はすでにウトウトしていて起こすのは勇気が要ったので(皆元の寝起きの悪さは、横暴の限りを尽くす二年すら道を譲る程なのだ)結局オレは良いように翻弄されてしまった。
散々馬鹿なやり取りをした後、息の上がったオレは少しだけ腰を下ろして、ぼんやりと問題のジュースを見た。それから先輩の事を少し考えた。冷静になった頭で考えると、自分が何に浮かれていたのかが露わになって、少し恥ずかしくなる。
先輩が口を付けたからって何だと言う話だ。間接キスとか、考えてみれば、その発想が既におかしい。なんで、こんなに先輩の口に執着するのか。理由はないのだ。だって、オレはホモじゃないんだからな。
「およ、どこ行くべ?」
全く息の上がっていない憎たらしい由々式が、部屋を出て行こうとしたオレに声をかけてきた。オレは手に持ったジュースのパックを軽く振りながら「これ捨てて来る」と、落ち着いた声でそう答えた。弁償すると言い小銭を握らそうとする油断した由々式に、手刀を再び叩き込み、ちょっとスッキリしたオレはそのまま部屋を出た。
一年フロアにある唯一の共有スペース、便所と手洗い場の側にゴミ箱がある。ゴミを部屋に溜め込むと、オレらの部屋では知らぬ間に消えているのだが、当然誰かが掃除してくれている訳で、それを当然だと思うのは嫌だった。
出来る事くらいは自分でやる。それが狭間に世話を焼かせているオレらの暗黙の了解。だから、度々ここに足を運んでいるのだが、ゴミ箱があるスペースは少々奥まっていて人気が少ない。要するに誰もまともに掃除していないので汚いのだ。オレはゴミ箱にジュースのパックを投げ込んで、とっとと部屋へ戻ろうと、そちらに足を向けたのだが、そこに見慣れた小さな背中があるのに気が付いた。
「狭間?」
オレが声をかけると、小さな背中は驚いたようにビクッと震え、慌てて持っていた何かを後ろ手に隠しながら、こちらを振り返った。
「え、夷川君、こんな所で、どうしたの?」
「これ捨てに来たんだけど……狭間、何を持ってるんだ?」
オレは自分が手にしたジュースを見せながら、狭間が隠した物を覗き込むようにすると、それは見覚えのあるプラスチック製の薄いボックス型のファイルだった。
「それ、オレの……だよな?」
今日どこかで忘れた課題の入ったファイルだ。そう聞いてみると、狭間は少し青ざめた顔を見せた。
「え、えっと、その……ご、ごめんなさい。その、えっと、これ、このファイル、そのちょっと汚してしまって……また新しい物を用意するから、その処分しようかなって、思って。ごめんね、ほんとに……ごめん」
事情を説明し出した狭間の声は動揺しているのか、最後は泣きだしてしまうのではないかと思うくらい弱々しいものだった。オレは狭間にファイルを渡すよう迫ったが、頑なに渡してはくれず、自分が片付けるからと言って、オレを部屋に帰そうとまでした。
狭間の様子は明らかにおかしかった。ファイルがなくなろうと問題はないが、問題がファイルにあるなら放置は出来ない。
オレは少し強引に狭間の腕を掴んで、その手からファイルを奪うようにして取り返そうとした。すると、狭間の手から滑り落ちたファイルがオレの足下に転がってきた。視界に入ったソレにオレは思わず言葉を失った。
「……これ、どこに、あったんだ?」
空っぽな頭の中に浮かんだ言葉をとにかく口に出す。そうでもしないと、本当に体の、心の芯まで硬直してしまいそうだった。
「部屋に、帰る途中で……向田君に呼び止められて……夷川君の忘れ物だって」
そんな事は分かりきっている。生徒会室を出た後、すでにファイルはどこかに置き去りにしてしまっていたのだから。気持ちの悪さを怒りでもって上書きしたいのに、視界に縫い止められたファイルを見ていると無理だった。
オレは同じく不快に感じているだろう狭間に気も遣えず、ただその場で立ち尽くしていた。
「ごめん、ね。こんなの、嫌な気持ちにしかならないって分かってた、から。誰かの目に、触れる前に……片付けようと、したんだけど……ごめん」
狭間の謝罪が、耳を右から左に流れていく。殴る蹴るといった危害は慣れ始めていたが、精神的に堪えるモノに関しては、全くの無防備だと思い知らされる。そんな情けないオレの目の前で、狭間はおもむろにしゃがみファイルを再びその手に取った。
「そんな汚い物に触るなよ」
オレはついそう声をかけてしまった。誰かがやらなければならない事を自然とやってしまうのが狭間なのだ。このまま放置しておくなんて事は出来ないのだろう。持ち上げたファイルに視線を落としてから、ふとオレの方へ顔を向けると弱々しく「ぼくは大丈夫だから」と微笑んだ。
「こういうの、何度もされた事あるから……慣れちゃったんだ……夷川君、後始末はぼくに任せて部屋に戻ってください」
狭間のそんな言葉を聞いて、オレはようやくショックから立ち直った。どんだけ、脆いんだオレのメンタル。狭間に何言わせてんだ、マジで!
「こんな胸くそ悪いもんに慣れてんじゃねぇよ!」
オレは狭間の手からファイルを取り上げた。これはオレの物だ。オレが始末つけないでどうする! 不快感を奥歯で噛み潰し、ファイルをゴミ箱に投げ込まず、掴んだままオレは狭間に背中を向けた。
「ま、待って! 夷川君! お願い、向田君を責めたりしないで」
オレの腕を必死で引き止め、涙さえ浮かべた眼差しで狭間は見上げてくる。
「向田君はもっと酷い事されてる。これだって絶対、向田君がやりたくてやった訳じゃないから」
あぁそうだろうな。あの部屋の中で、こんな胸くそ悪い事を思いつきそうなのは一人しか居ない。頭の中で鮮明に思い出された姿に思わず舌打ちした。オレは本気で向田を庇う狭間と向き合う。
「分かった。向田には何もしない」
不安そうな視線がオレの顔から逸らされる事はなかった。
「じゃ、じゃあ、そのファイル……どこへ持って行く気なの?」
まあ、その不安は正当な物だ。どうにもこのまま大人しくしているのは無理そうだからな。
「これ垂れ流した奴に思い当たるのが一人居る。そいつに叩き返してくるだけだ」
顔色をなくした狭間が必死で引き止めようとしたが、残念ながらその程度で止まれるオレではなかった。狭間を振り払い、オレは階下へ続く階段を駆け下りる。
目的の奴がどこに居るのか検討もつかないが、あの化け物も二分の一の確立で二年だ。二年ならば今この建物内に居る事になる。旧館の扉を片っ端から開けて行けば、いつかは鉢合わせるだろう。
少しでも冷静になったら、そんな無謀な事はせずに済んだと思うが、昼間もやられ放題だった訳で、いい加減うんざりしてしまったのだ。あんなのにいいように弄ばれるのは。
まずは確か談話室があるらしい二階からだ。二階の踊り場から、始めて足を踏み入れる二年のフロアに飛び出したオレは、階段を飛び降りた勢いで一歩踏み出した瞬間、何かに思いっきりぶつかってしまった。
自分の勢いがそのまま跳ね返って来たせいか、オレは踊り場で盛大に尻もちをついた。
あまりの痛みに一人悪態を吐いていると、二階のフロア側に同じように床に投げ出された誰かが居た。
オレはその場で凍り付く。
自分の手の中にあった物が、その中身をぶちまけながら、その誰かの上に転がっていたからだ。自分の中で、確かに血の気の引く音が聞こえた。
どうしよう……先輩……たすけて。
寮長に生徒会産のザーメンぶっかけちゃったよ。
「由々式、てめぇ! なにしてくれてんだ!」
いきなり怒鳴りだしたオレに驚いた顔を見せる二人を無視して、オレは由々式に掴み掛かった。
「いきなり何するべ! そんな怒る事ないじゃろ! 一口貰っただけだべ! まだ残っとる! 全部飲んでないべ!」
窓際に置いたままだったジュースを由々式に突きつけられ、オレは失われた貴重性に涙を飲んだ。
「てめぇが口付けたら、こんなもん温くて飲めたもんじゃねぇクソマズイジュースだろが!」
「わしが口付けんでも、例え冷えてようが、これはクソマズイジュースじゃろが!」
尤もな事を言われて、思わず畳に膝を付いてしまった。よくよく考えれば、オレ自身が一口飲んでしまっている時点で、先輩が飲んだっていう貴重性にはケチが付いてしまっている。てか、いつまでも、そんな馬鹿な事にこだわっている自分が情けなくて、そのまま畳に突っ伏した。
「断りもなく飲んで悪かったべ。新しいの買って来るから、そんな泣かんでくれ、夷川」
「泣いてねぇよ!」
起き上がりざま、ふざけた事を言う由々式の足を掬うように、屈んだ位置から蹴りを入れるが、高々とジャンプをされて空振りに終わった。無駄に身体能力の高い由々式を相手に、なんとか一本取ってやろうと躍起になったが、こいつの本気の身のこなしは半端なくて、どれだけ必死になってもかすりもしないのが腹立たしい。
皆元に援護を頼みたかったが、奴はすでにウトウトしていて起こすのは勇気が要ったので(皆元の寝起きの悪さは、横暴の限りを尽くす二年すら道を譲る程なのだ)結局オレは良いように翻弄されてしまった。
散々馬鹿なやり取りをした後、息の上がったオレは少しだけ腰を下ろして、ぼんやりと問題のジュースを見た。それから先輩の事を少し考えた。冷静になった頭で考えると、自分が何に浮かれていたのかが露わになって、少し恥ずかしくなる。
先輩が口を付けたからって何だと言う話だ。間接キスとか、考えてみれば、その発想が既におかしい。なんで、こんなに先輩の口に執着するのか。理由はないのだ。だって、オレはホモじゃないんだからな。
「およ、どこ行くべ?」
全く息の上がっていない憎たらしい由々式が、部屋を出て行こうとしたオレに声をかけてきた。オレは手に持ったジュースのパックを軽く振りながら「これ捨てて来る」と、落ち着いた声でそう答えた。弁償すると言い小銭を握らそうとする油断した由々式に、手刀を再び叩き込み、ちょっとスッキリしたオレはそのまま部屋を出た。
一年フロアにある唯一の共有スペース、便所と手洗い場の側にゴミ箱がある。ゴミを部屋に溜め込むと、オレらの部屋では知らぬ間に消えているのだが、当然誰かが掃除してくれている訳で、それを当然だと思うのは嫌だった。
出来る事くらいは自分でやる。それが狭間に世話を焼かせているオレらの暗黙の了解。だから、度々ここに足を運んでいるのだが、ゴミ箱があるスペースは少々奥まっていて人気が少ない。要するに誰もまともに掃除していないので汚いのだ。オレはゴミ箱にジュースのパックを投げ込んで、とっとと部屋へ戻ろうと、そちらに足を向けたのだが、そこに見慣れた小さな背中があるのに気が付いた。
「狭間?」
オレが声をかけると、小さな背中は驚いたようにビクッと震え、慌てて持っていた何かを後ろ手に隠しながら、こちらを振り返った。
「え、夷川君、こんな所で、どうしたの?」
「これ捨てに来たんだけど……狭間、何を持ってるんだ?」
オレは自分が手にしたジュースを見せながら、狭間が隠した物を覗き込むようにすると、それは見覚えのあるプラスチック製の薄いボックス型のファイルだった。
「それ、オレの……だよな?」
今日どこかで忘れた課題の入ったファイルだ。そう聞いてみると、狭間は少し青ざめた顔を見せた。
「え、えっと、その……ご、ごめんなさい。その、えっと、これ、このファイル、そのちょっと汚してしまって……また新しい物を用意するから、その処分しようかなって、思って。ごめんね、ほんとに……ごめん」
事情を説明し出した狭間の声は動揺しているのか、最後は泣きだしてしまうのではないかと思うくらい弱々しいものだった。オレは狭間にファイルを渡すよう迫ったが、頑なに渡してはくれず、自分が片付けるからと言って、オレを部屋に帰そうとまでした。
狭間の様子は明らかにおかしかった。ファイルがなくなろうと問題はないが、問題がファイルにあるなら放置は出来ない。
オレは少し強引に狭間の腕を掴んで、その手からファイルを奪うようにして取り返そうとした。すると、狭間の手から滑り落ちたファイルがオレの足下に転がってきた。視界に入ったソレにオレは思わず言葉を失った。
「……これ、どこに、あったんだ?」
空っぽな頭の中に浮かんだ言葉をとにかく口に出す。そうでもしないと、本当に体の、心の芯まで硬直してしまいそうだった。
「部屋に、帰る途中で……向田君に呼び止められて……夷川君の忘れ物だって」
そんな事は分かりきっている。生徒会室を出た後、すでにファイルはどこかに置き去りにしてしまっていたのだから。気持ちの悪さを怒りでもって上書きしたいのに、視界に縫い止められたファイルを見ていると無理だった。
オレは同じく不快に感じているだろう狭間に気も遣えず、ただその場で立ち尽くしていた。
「ごめん、ね。こんなの、嫌な気持ちにしかならないって分かってた、から。誰かの目に、触れる前に……片付けようと、したんだけど……ごめん」
狭間の謝罪が、耳を右から左に流れていく。殴る蹴るといった危害は慣れ始めていたが、精神的に堪えるモノに関しては、全くの無防備だと思い知らされる。そんな情けないオレの目の前で、狭間はおもむろにしゃがみファイルを再びその手に取った。
「そんな汚い物に触るなよ」
オレはついそう声をかけてしまった。誰かがやらなければならない事を自然とやってしまうのが狭間なのだ。このまま放置しておくなんて事は出来ないのだろう。持ち上げたファイルに視線を落としてから、ふとオレの方へ顔を向けると弱々しく「ぼくは大丈夫だから」と微笑んだ。
「こういうの、何度もされた事あるから……慣れちゃったんだ……夷川君、後始末はぼくに任せて部屋に戻ってください」
狭間のそんな言葉を聞いて、オレはようやくショックから立ち直った。どんだけ、脆いんだオレのメンタル。狭間に何言わせてんだ、マジで!
「こんな胸くそ悪いもんに慣れてんじゃねぇよ!」
オレは狭間の手からファイルを取り上げた。これはオレの物だ。オレが始末つけないでどうする! 不快感を奥歯で噛み潰し、ファイルをゴミ箱に投げ込まず、掴んだままオレは狭間に背中を向けた。
「ま、待って! 夷川君! お願い、向田君を責めたりしないで」
オレの腕を必死で引き止め、涙さえ浮かべた眼差しで狭間は見上げてくる。
「向田君はもっと酷い事されてる。これだって絶対、向田君がやりたくてやった訳じゃないから」
あぁそうだろうな。あの部屋の中で、こんな胸くそ悪い事を思いつきそうなのは一人しか居ない。頭の中で鮮明に思い出された姿に思わず舌打ちした。オレは本気で向田を庇う狭間と向き合う。
「分かった。向田には何もしない」
不安そうな視線がオレの顔から逸らされる事はなかった。
「じゃ、じゃあ、そのファイル……どこへ持って行く気なの?」
まあ、その不安は正当な物だ。どうにもこのまま大人しくしているのは無理そうだからな。
「これ垂れ流した奴に思い当たるのが一人居る。そいつに叩き返してくるだけだ」
顔色をなくした狭間が必死で引き止めようとしたが、残念ながらその程度で止まれるオレではなかった。狭間を振り払い、オレは階下へ続く階段を駆け下りる。
目的の奴がどこに居るのか検討もつかないが、あの化け物も二分の一の確立で二年だ。二年ならば今この建物内に居る事になる。旧館の扉を片っ端から開けて行けば、いつかは鉢合わせるだろう。
少しでも冷静になったら、そんな無謀な事はせずに済んだと思うが、昼間もやられ放題だった訳で、いい加減うんざりしてしまったのだ。あんなのにいいように弄ばれるのは。
まずは確か談話室があるらしい二階からだ。二階の踊り場から、始めて足を踏み入れる二年のフロアに飛び出したオレは、階段を飛び降りた勢いで一歩踏み出した瞬間、何かに思いっきりぶつかってしまった。
自分の勢いがそのまま跳ね返って来たせいか、オレは踊り場で盛大に尻もちをついた。
あまりの痛みに一人悪態を吐いていると、二階のフロア側に同じように床に投げ出された誰かが居た。
オレはその場で凍り付く。
自分の手の中にあった物が、その中身をぶちまけながら、その誰かの上に転がっていたからだ。自分の中で、確かに血の気の引く音が聞こえた。
どうしよう……先輩……たすけて。
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