絶世のハンターは魔族に狙われ、情報屋に抱かれる

琴葉悠

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絶世のハンターは狙われる

甘いまぐわい

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 朝、クロウが目を覚ますとまだディストはまだ眠っていた。
「……」
 ディストの濡れ羽色の髪を撫でて遊びながら、このまま拘束せずに放置して置いた場合を考える。
 以前、家の様々な箇所から脱出を試みようとしていた事があったことが頭をよぎる。
 術で拘束すると、頭を軽く撫でてから店の方に向かった。

 相変わらず情報屋の方は盛況だった。
 夫が浮気を、妻が浮気を、子どもが急に部屋からでなくなった、いじめられてるのではないか、等々世俗的なものから、この依頼書の魔族はどこを根城にしているかがわからない、今魔族退治に使ってる道具があまりにもチープだからもっといい道具を売ってる場所はないか、などそういう情報までやってくる。
 正直「知るかボケ」と一蹴したくなる内容もなくはないが、ちゃんと代金を払ってくる客ばかりなので丁寧に対応して情報を売り渡した。

 昼になって一度客足が途絶えると、マリーがやってきた。
「お疲れ様です」
「依頼書は――」
「ありません、幸いなことに」
「そりゃよかった」
 マリーはカバンから薬等の医療品を取り出した。
「ディストさんの調子が良くないとのことなので薬持ってきましたよ」
「助かる、ほれ代金だ」
 ディストはマリーに代金を払う。
「……毎回ですけど、クロウはディストさんから代金請求してませんよね」
「そりゃあ恋人のだしな」
「ディストさん頑なに否定してますけど」
 マリーは何とも言えない表情になる。
「……あのディストが恋人とかそういう存在肯定すると思うか?」
「あー……思いません……が、どう見ても恋人というには何か足りないような……」
 クロウの言葉にマリーは何とも言えない表情のまま首をかしげる。
 クロウは机に脚を乗っけて笑う。
「……というか貴方がまた恋人を持つとは……」
「ちょい待て、お前ベリルと俺の関係まだ勘違いしてるのか? 何度も言うがあいつは相棒だった、恋人じゃない」
「……本当?」
「本当だ!」
 首をかしげるマリーに、クロウがムキになって反論する。
「……あんまりベリルの話はすんな、未熟すぎる自分を思い出して嫌になる」
「あ……すみません」
 少しだけマリーが申し訳なさそうな顔をして頭を下げた。
「……ところでディストさんの容体は?」
「瘴気にやられたプラス、上級魔族にヤられて精液体にぶちまけられたプラス、人間なら発狂しかねない程やばい催淫剤喰らったプラス、なんかわけわかんねぇ体には毒の液体飲まされたと、四コンボ喰らったからな当分安静だ」
「……その前に助けられなかったんですか?」
「どこにいるか分かんなきゃ助けられないんだっての!! これだから空間作ってそこに逃げ込む魔族は苦手なんだよ!! しかもわかったのはやられた後体の状態分析してだ!! マジ死ね!! 殺したけどもう一遍死ね!!」
 机から脚を下ろして激昂しているクロウは机をバンと叩いた。
 机が真っ二つになった。
 薬はこうなることを予見していたのかマリーが別の鞄にしまっていた。
「あ゛」
「……机の発注しますか?」
 それを見てマリーは苦笑いを浮かべた。
「おう……」
「もうちょっと頑丈なのしてますね、明後日までには持ってきますので」
 マリーが鞄を渡して言う。
「では、私も仕事なので……」
 そう言ってマリーは店を出て行った。
「はー……これで五度目だ俺机壊すの……」
 手を見ると異形化していた。
 それを元の状態に戻す。
「……あ゛ー!! 感情の制御がやっぱりうまくいかねぇ!! くそ親父こんな厄介な力制御してるからいつもあんなに冷静鉄面皮だったのか畜生!!」
 頭をバリバリとかく。
「畜生、力の使い方ひとつ位教えてから行方不明になれってんだあのくそ親父」
 何処にいるか分からない父親への悪口を言いながら破壊してしまった机を片づけ始めた。

 依頼の受付時間が終了すると、クロウは店の方を後にして寝室へと向かった。
 寝室のベッドでは、ディストが苦しそうに呻いていた。
 クロウはマリーから受け取ったカバンから薬を取り出し、水をコップに注ぐとディストに駆け寄り拘束を緩めた。
 荒い呼吸を繰り返すディストの口に薬を入れ、水を飲ませる。
 顔色が何時もより青白く、じっとりと汗をかいていた。
 クロウはディストを寝かせ、頭を撫でる。
「いいから、今は休めよ。仕事やろうなんて考えるなよ……」
 無理をするんじゃないかと不安が頭によぎりもう一度拘束の術をかける。
 ディストが眠るまで、優しく頭を撫で、眠りについたのを見てソファーに横になった。

 朝目を覚ますと、まだ眠っているディストが居た。
 その日、なんとなく仕事をする気にならず店の入り口に「臨時休業」の板を立てて寝室に戻った。
 寝室に戻ると、目を覚ましたディストが居た。
 まだ具合が若干悪そうだが、拘束をどうにかしようとする元気は出ていたようだった。
 それだけでクロウを不機嫌にするには十分だった。
「ディスト~~? なんで昨日今日でこうなるんだ~~?!」
 クロウはベッドに向かい、ディストを押し倒すような体勢を取る。
「今日は仕事臨時休業にしたからその無茶やろうとする精神が音を上げるまで抱く」
「……貴様は俺の何だ?」
「え、恋人」
 クロウの言葉にディストは眉を顰める、信じられないものを見るかのような目つきだ。
「俺は貴様を恋人と思ってないし、第一恋人ならこんな真似をするか?」
「酷いなぁ、まぁ普通の恋人関係じゃないからってことで。……ぶっちゃけ仕事で恋人が強姦されたりするのを防ぐためならしゃーないと俺は思ってる」
「余計なお世話だ」
「それと」
 ディストに指を見せて、切り傷を付けた。
 血がディストの唇に落ち、口の中に入る。
 ディストの目の色が黒から赤く変わる。
 クロウが血を垂らす指をディストの口に近づけると、ディストは舌を伸ばして血を舐め始めた。
 傷を舐め、血が出なくなるまでディストは舐め続けた。
 血がでなくなるとようやく舐めるのをディストは止めた。
「血を舐めるのは少しはできるようになったな、じゃあ本番な」
 クロウはそういうとディストを拘束を緩めディストの上半身を抱き起して、自分の喉元に傷をつけた。
 そこに、ディストの顔を近づけさせる。
 ディストは歯をガチガチと鳴らしてから、鋭い牙を見せてクロウの喉元に牙を向けた。
 牙が食い込み、血を啜る音が響く。

 ディストは夢中になって吸血する。
 人間の血よりも濃厚で甘い血、栄養価も高い。
 何より香りで吸血欲を刺激するほどの血なのだ、飲まずにはいられなかった。
 血を満足するまで飲み続け、満足するとクロウの首を舐めてそしてぐったりと倒れた。
 荒い呼吸を繰り返す、欲情しきっていたのだ体が。

「よしよし、よく飲めました」
 クロウはディストが血を吸った吸血痕をさすり痕を消すと、ディストの額を撫でる。
 クロウはベッドから離れてローションを取りに行く。
 戻ってくると、ディストの服を脱がしていく。
 術の拘束だから服も自由に脱がせられた。
 美しく逞しい彫刻のようなディストの裸体があらわになる。
 クロウは、その肉体を喉元から甘く噛みながら舌を這わせ吸いついた。

 甘く噛まれ、舌でなぞられ、吸い付かれるだけで弱い快感と弱い絶頂の波がディストの体を支配する。
 男根からはとぷとぷと白く濁った液体が零れていた。

「本当快感に弱いな、仕事の時とはまるで別人だな」
 クロウは笑みを浮かべて愛撫を続ける、
 ローションを垂らして、後孔をぐちゅぐちゅとほぐす。
「ふ、ぅ゛あ゛」
 ディストの体がぴくぴくと反応する。
 ぐぱぁと開いたディストの後孔に、クロウは自身の男根を挿入した。
「あ゛――……!!」
 びゅくとディストの半勃ちの男根が弱い射精をする。
 ディストの男根からだらだらと液体が零れる。
「これ、止めたらヤバイだろうなぁ」
 クロウは楽しそうに言い、ディストの男根の先端に指をあてた。
「ぐぅ゛?!」
 何かがディストの男根の出口に栓をした。
 ディストの呼吸が荒くなる。
「じゃあ少しだけ我慢しような」
 クロウはディストの拘束を解除するなり、一度自身の男根を抜いてから、ディストをうつ伏せにしてから抱きかかえると、一気に貫いた。
「っ――!!」
 びくびくと震えるディストを楽しそうに抱きかかえながら、突き上げる。
 粘質な音と、ディストの荒い呼吸が部屋に響く。
 ディストの男根はびくびくと震えていた。

 前立腺をこする感触と、奥をごつごつと刺激する感触に鈍い声が上がってしまう。
 しかし、吐き出せないということが苦痛だった。
 何度も絶頂しても吐き出せなくなっているのだ、男根に栓をされている所為で。
「ぅぅ――……!!」
 ずぷずぷと粘質な挿入音が聴覚を刺激する。
 更につらいのは、自身の栓をされた男根をクロウが扱いている為、男根でイケないという状況が続いていた。
 それでも絶頂は続いている。
「可愛いなぁハニーは」
 からかうようなクロウの言葉が耳には届いたが、うまく反応できなかった。

「そろそろ取ってやるよ、ほら好きなだけ出すといい」
 クロウはそういって、勃起したディストの男根から栓を抜き取った。
「~~!!」
 勢いよくどぷりとディストの男根から白く濁った液体が噴き出す。
 吐き出された液体がクロウの手を汚した。
 クロウはそれを舐めとると、ディストの顔をこちらに向けて深く口づけした。
 液体をディストの口内に注ぐ。
 口を解放すると、ディストの口端から液体が零れる。
「どうだ、自分の出したのの味は……」
「っふ……まずい……」
 ディストは呼吸を荒くしたままそう答えた。
「淫魔ならうまく感じるかもしれねぇがな、ハニーはダンピールだもんな」
 クロウはそう言って、再度ディストに深く口づけながら突き上げた。

 まぐわいは昼まで続き、終わるころにはディストはぐったりとして意識を飛ばしていた。
 クロウはバスルームにディストを運び、自分と彼の体の汚れを落とす。
 汚れを落としたクロウは、ディストをベッドに運び、寝かせると拘束する。
 そして、自分は必要のない食事をとりにでかけることにした。
 行きつけのハンバーガー店に行き、いつも通りのセットを頼む。
 値段も手ごろで、食事の時はいつも行っていた。
 マリーは栄養が偏ると小言を言ってくるが、不本意だが人間の栄養は自分にとって無縁な物、これは言ってしまえば趣向品のようなものだ。
 ただ違うのは、人間の趣向品は人体になんらかの影響を与えたりするものがあったりするが、クロウの場合何も影響を及ぼさない。
 食べた物も完全に消化されるから人間のように排泄行為も必要ない。
 本当に趣味で食べているのだ。

 趣味の食事を終えると、店に戻った。
 マリーが鞄を抱えて店の中で待っていた。
「お待ちしてました」
「おう、待たせたな」
 マリーは鞄をクロウに渡す。
「ディストさんの為の薬とかが入ってますので」
「分かった」
「では私は店に戻ります、今日も仕事なので」
「仲介屋も忙しいよな」
「そうですね、気軽に休めないのが難点です」
 マリーのちょっとした意地の悪い言葉を聞き流し、クロウは鞄の中を見る。
 鞄の中には薬などの医療品が入っていた。
 クロウが顔を上げるとマリーは既にいなかった。
 ごそごそと鞄をあさると何かメモが入っていた内容は――

――あまりディストさんをいじめないように――

「……いじめてないいじめてない」
 午前中の行為を棚に上げて、クロウは首を振った。
 そして今日は休みにしたのだったと思い出し、寝室に向かった。
 目を覚ましたディストが拘束から抜け出せずベッドの上でもがいていた。
 それを見て、クロウは盛大にため息をつき、とりあえず飲み薬と水を手にしベッドに近づく。
 そしてもがくディストの頭を撫でてから拘束の術を変えて抱き起し、薬と水を飲ませる。
 薬を飲ませる時だけはディストは大人しくなった。
 ディストは薬を口にし、水で薬を流し込んだ。
「少しは自分の体調理解……してくれてねぇよな。逃げ出そうとするし」
「普通軟禁されてたら逃げ出そうとするだろう」
「じゃなきゃハニー仕事行って無理するだろ?」
 クロウはディストに口づけをした。
 そのまま押し倒す。
 ディストは顔を背けようと少しばかりの抵抗を見せたが、いつものような抵抗は見せなかった。
 クロウはそれに違和感を感じつつ、深く口づける。
 解放されるころ、その違和感に気づく。
 ディストの目が赤く染まっていたのだ。
 欲情しているのだ。
「あーなるほど、いつもより大人しいわけだ」
 するりとディストのズボンを脱がせつつクロウが言う。
 ディストの喉元を甘く噛みながら、ゆっくりと彼の後孔に自身の男根を挿入する。
 午前中の行為の影響で柔らかくほぐれていた其処は難なくクロウの雄を受け入れる。
 ディストは呼吸を少し乱し始め、口から小さな声が零れる。

 硬く熱を帯びた物体が自分の腸内の良いところを刺激する感触にディストは震える。
 こういう時に簡単に絶頂に達してしまう自分のことをディストは恨めしく思った。
「ぅあ」
 自身の男根からはとぷとぷと精液が零れてしまう。
 粘質的な突き上げられる音と、自分の声に耳を塞ぎたくもなった。
 だが、それは拘束術によってできないのは分かっていた。
 腹の奥に熱を吐き出される。
 腸内に熱が広がる感触にまた絶頂する。
 終わらない絶頂、精神はその絶頂を苦痛に感じていたが脳と体はその絶え間ない絶頂を悦んでいた。

 何度目かのディストのナカに射精で、ディストの後孔から白く濁った液体が泡立って零れてきた。
 クロウがディスト口づけをしても反応が無くなったのを見て、ずるりと自身を抜き取った。
 ディストはぐったりしており、クロウはそっとベッドに寝かせてやった。
 時計を見れば夜を示していた。
「……晩飯はいいか」
 クロウはそう言うとシャワーを浴びにバスルームに入る。
 バスルームで軽くシャワーを浴びて汚れを落とすとタオルで拭いて服を着る。
「あ、ディストのは……いや、明日でいいか。今処理するとすぐ目覚めて欲情して、まだ抱くことになる、俺はそれでもいいけどディストが凄まじく嫌がりそうだからならぁ」
 そう言って、処理は明日することにした。
 眠っているディストの額にそっと口づけすると、ソファーに向かい、寝っ転がるとそのまま眠り始めた。



 珍しい休日を、まぐわいで使った二人、しかしそれは安らぎの時間でもあった。




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