【魔法使いの世界を旅する一年 2010/12〜】

Zezilia Hastler

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序章

セントラル・ニホニア

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「──このネコはニホニアにゃんっていうんだよ」そう教えてくれたのは、土産物を扱う屋台の男性だった。

 なんだその狙いすぎてるあざといネーミングはまったく恥ずかしくて聞いていられませんねはーやれやれあなたもあなたですよもう良い年したアラフォーっぽいのによくもまぁニホニアにゃんなんて恥ずかしい単語を恥ずかしげもなく平然と口に出来ますね。

「かわいいですねぇ~っ!」

 理性の生み出した冷めた言葉に反して、口から出てきたのは、ぼくの心の叫びだった。

 あちこちに立ち並ぶ屋台には、ニホニアにゃんグッズがたくさん並んでいた。
 大小様々なサイズのニホニアにゃん、音に反応して踊り出す“ダンシングニホニアにゃん“、魔力を注ぎ込むと宙に浮く“瞑想坐禅ニホニアにゃん“、“キーホルダーニホニアにゃん“、144パターンで話す“喋るニホニアにゃん“、外国語を喋る“かぶれニホニアにゃん“、どれもこれも、ぼくの購買意欲を絶妙にくすぐってくるデザインとネーミングセンスだった。

 また、値段もお手頃で、1番大きなジャンボニホニアにゃんですら、12FUだった。
 FUとは、学園で流通している電子マネータイプの地域通貨だった。
 月の初めの日のハードカレンシーのレートを足して5で割った数字が、1FUになる(その計算の際、1ドルや1ユーロに混じって、日本円だけは100円となる)。
 1FUが日本円で幾らかというのは、その月によって変わるが、ぼくはそんなものをいちいち確認してはいなかった。
 確か、最後に確認した時は……、と記憶を探ってみる。
 このジャンボニホニアにゃんは、大体1320円くらいだ。

 となると、ジャンボニホニアニャンを1匹と……、1匹じゃ可哀想だから、もう1匹、そうなると、やっぱり弟や妹が欲しいだろうし、お友達なんかもいないと寂しいだろう……。

 ぼくはとりあえず4XLサイズのジャンボニホニアにゃんを1つと、ニホニアにゃんLとニホニアにゃんMとニホニアにゃんSを4つずつお土産に購入した。
 可愛いのは好きだ。
 それについては恥ずかしいから秘密にしているので、ニホニアにゃん一家を寮に密輸する際は細心の注意を払う必要がある。
 まあ、バレたところで、ぼくの好みに関して誰にも文句は言わせないし、あれこれ言ってくる奴は断じて許さないが。
 繁殖に事欠かない数のニホニアにゃんを調達したことで心を満たすことに成功したぼくは、ひとまずニホニアにゃんのイラストの可愛い包み紙のニホニアンチュロス(いちご味)を買って、イチゴ風味の生地に、それをコーティングするイチゴ味のチョコ、そしてほんのり甘酢っぽいイチゴパウダーのかかったそれを楽しみながら、街の様子を観察すると同時に、紙袋の中からこちらの様子を伺っているニホニアにゃんたちの名前を考えることにした。

 まず、ぼくの様にニホニアにゃんグッズで身を固めている連中は、間違いなく観光客だろう。
 連中はこういったご当地グッズが大好きだ。

 ニホニアにゃんグッズに無関心な様子の人々は、たぶん現地人だ。

 ニホニアという、恐らくはこの国で最も日本に近い立地にあるこの国だが、行き交う人々全員の顔立ちが日本人っぽいわけではない。

 ニホニアは、多民族国家のようだった。
 折角ニホニアに来たことだし、ニホニアンの国民性を研究したいところだ。


ーーー


 情報収集をするべく、ぼくが向かったのはバーだった。
 映画などでも、情報収集といえば、バー、というのが相場だ。
 ということで、ぼくは手頃なバーを探したが、その個性的な街並みを楽しんでフラフラしているうちに、街の中心地からだいぶ離れたところまで来てしまった。

 ウェスト・ニホニアンは、西部劇のセットのようだった。
 西部劇でよく見るバーは、ウェスタン・サルーンとも呼ばれている。

 サルーンの表では、縄で括り付けられたユニコーンたちが水を飲んでフシュゥルルルルゥ、ブルルウァっ、と鳴いていた。

 ぼくはユニコーンの顔を撫で、ツノに触れさせてもらった。
 ユニコーンは、パチパチと瞬きをした。
 その目はまるで、『お前らは俺たちのツノがほんと好きな……』、とでも言っているようだ。

「君たちのツノは幸福の象徴なんだ」

 ユニコーンは、『はいはい、聞き飽きたよそれはもう……』、とでも言うように、そっぽを向き、『冗談じゃねーぜ……、俺たちは動物園の見せ物じゃねーんだ……』、とでも言うように尻尾を振った。
 尻尾から、キラキラと、虹色に光る粉が舞った。
 フケではなく、【ユニコーンの幻想】と呼ばれる物だった。
 ユニコーンの体毛から、風に撫でられる度に放出され、そのまま消えていく、謎の物質だった。
 誰も触れることが出来ず、それの構成物質は魔力の元となる魔素でもなく、どの元素にも当てはまらないものとされている。

 ぼくは、木製のスイングドアを押した。

 店内は、伝統的な魔女ファッションや魔法使いファッションの人々で溢れかえっていた。

 人々は、その衣服の要所要所の色合いを変えることで、自らの扱う魔力の属性や、自らの美的センスを主張していた。

 カビ臭い匂いはこれっぽっちもなく、掃除の手が行き届いている店内には、香水やお酒や木の匂いがした。

 ぼくは、カウンターに腰掛けた。

 クッションの薄い椅子だったが、長時間座るつもりもなかったし、腰やお尻が痛くなったら立ち上がれば良いだけなので、あまり気にならなかった。

 カウンターの向こうにいる中東系の男性は、グラスをふきふきしながら、ぼくを一瞥した。「お嬢ちゃん、12歳以上かい?」

「あぁん?」このぼくが可愛い女の子に見えちゃうのはしょうがないとして、このぼくがちんちくりんのガキに見えるってのかよ?

男性は眉をひそめて、店内の壁を指さした。

 【12歳未満はジュースだけ】と書かれている。

「いえ、はい。15です」どうやら、ニホニアの法律では、12歳から飲酒が認められるらしい。地球上では、魔法使いに対して飲酒の制限を課す法律は存在しない。その点では、ニホニアは窮屈だった。ぼくは、男性を見て、彼の瞳を見据えた。
 緑色の瞳に、澄んだハニーブラウンの光輪。

「純魔なんですね」ぼくは言った。

 男性は頷いた。「AW生まれだからな。AW生まれはみんな、純粋な魔法使いだ。そういう君こそ」

 ぼくは頷いた。「地球から来たんです。今日が初めてで」

 男性は、ほんの少しだけ驚いたように目を見開いた。「地球の純魔っ? ってことは、学園の生徒か……、貴族様か?」

「ただの中流です。ただ、代々純粋な魔法使いの家系っていうだけです」

「名前は?」

「空です」

 男性は頷いた。「ティモシー・スタインフェルドだ。ティムで良い」

「空って呼んでください」
「光栄だ。ソラさん」
「こちらこそ光栄です。ティムさん」ぼくは、ティモシーさんと握手をした。

 ティムさんは、気難しそうな顔を一転させ、柔らかく、温かい笑顔を浮かべた。彼はふきふきしていたグラスを棚に戻し、タオルを、びたんっ、と、肩にかけた。「ソラさん。なににする?」

「ご当地ビールでおすすめは?」

「それなら、ニホニアン・ユニコーンだな」ティムさんは、馬鹿みたいに大きなグラスを取った。

「うへぇ、ユニコーンのおしっこの匂いがしそうですね」

「原材料は秘密だ」ティムさんは、シー、っと、口元に人差し指を立てて、サーバーのレバーを引いた。

 ユニコーンのおしっこのような液体が、グラスに注がれていく。

「え、ほんとにユニコーンのおしっこ?」

 ティムさんは笑った。「ただのホワイトビールだよ。ユニコーンっていうのは、AWで有名なビールメーカーだ。ユニコーンとニホニアが共同で作ったものだ。ウェスト・ニホニアン・オレンジのピールと果汁をちょこっと混ぜてある。お嬢ちゃんにも飲みやすいと思うぜ」ティムさんは、ぼくの前にグラスを置いた。

 しゅわしゅわと音を立てるビールからは、甘い、爽やかな香りがした。

「美味しそうですねっ。おすすめのおつまみは?」
「食えないもんはあるか?」
「なんでも食べますよー」
「そうかっ、いっぱい食ってすくすく育てよ」
「どこ見て言ってるんですか~?」
「気にしたら負けだぜ」
「ですよね~」

 ティムさんは、ぼくの前にポテトチップスの入ったグラスを置くと、自分のたくましい胸元を指差し、ぼくの胸元を指差して笑った。「美味いの作ってやるから待ってろよ」

「ありがとうございます~……、……けっ」ぼくは鼻を鳴らして、ビールの入ったグラスを持ち上げた。

 一口啜ればオレンジとミントの爽やかな香りが口いっぱいに広がる。しゅわしゅわと甘い、乳酸菌飲料をサイダーで割ったような感じのビールだった。

 ポテトチップスはケトルタイプ。釜揚げ製法の堅揚げポテトだ。味付けはなかった。

 ぼくたち魔法使いの体は、人間の体よりも、丈夫で強靭で所々が繊細だった。

 それは遺伝子に魔素が含まれていることに由来しており、肉体は人間よりも遥かに強靭で、五感は人間よりも鋭敏で第六感とも言える程に発達している。

 身体能力は1200m走を12秒で走り抜けても息切れしないほどで、魔法で身体強化をすれば、ユーラシア大陸を数時間で駆け抜けることも出来る。

 そんなだから、このポテトチップスのように薄い味付けの食べ物や料理を好むのだ。

 薄いながらも深みのある味わいの、繊細な料理をする魔法使いのシェフの腕や味覚や嗅覚は神がかっている。

 キッチンの方から、香りが漂ってきた。牛肉やニンジンの焼ける匂い、胡椒の香り、炊き立てのお米……。

 じゅわぁ~。

 熱せられたフライパンの上でソースが弾ける音と共に、ガーリックやデーツの香りが、ほんのりと漂ってきた。

 ぼくは、カウンターの椅子の上で、足をぷらぷらさせた。

 早く持って来てくださいティムさん……。

「お待ちどう」

 目の前に置かれた大きな皿には、そのお皿にも負けないほどに大きくて分厚いステーキが置かれていた。

 ステーキの右端だけが切られていて、そのみずみずしい脂の溢れる、ミディアムレアの赤身が顔を覗かせていた。
 添えられているのは、焼けたニンジンとインゲンとアスパラガスとコーン。

 続けて置かれたのは、みずみずしい野菜の盛られた木のボウルで、張り裂けそうなほどに艶々としたトマトの表皮には、水滴がついていた。

 最後に置かれたのは、お米の入ったどんぶりと味噌汁の入った器とたくあんの乗ったお盆だった。

「日本人は、フライドポテトよりもライスだろ?」

「わー」ぼくは、分厚いステーキ肉に感動していた。

 学園の物価は、日本にありながらも日本の三分の一程度だったが、それは、ほとんどの資源を敷地内や所有している農場や工場で製造生産しているからだった。

 生産に時間のかかる動物性タンパク質だけは日本の物価の三倍ほどだった。

 牛肉ともなれば、そんなものは一ヶ月に一回の贅沢品だった。

 ぼくの遺伝子に含まれている生命の魔素とぼくが扱える生命の魔力の性質上、動物の声を朧げながらに聞くことが出来るので、たまに肉を食べることに抵抗を感じる時もあったが、それでも、こんなにも美味そうなステーキを目の前にちらつかされて食べないなんてこと、出来るはずがない。

 味についての懸念はない。

 現状での唯一の懸念は、値段だ。

 ぼくは、メニュー表をぱらぱらとめくった。

 ──ジャンボ・ニアニアにゃんステーキ(3600g)-30FU──

 日本円だと、大体3600円弱だ。

 ぼくは、ステーキを見た。

 皿の上には、ニホニアにゃんがプリントされた旗の刺さったミニオムライスが乗っているわけでもないし、ステーキがニホニアにゃんの形に加工されているわけでもない。

 新たな懸念が頭に浮かんだ。

 ニホニアにゃんステーキ……?

 紙袋の中からこちらを見上げるニホニアにゃんたちの目が、どこか不安げで、なにかに怯えるように震えている、ように見えた。

 ごくり……、と、生唾を飲んだが、それが、この懸念に由来するものなのか、あるいはこの食欲をそそるステーキの香りに由来するものなのか、ぼくにはわからなかったけど、多分両方だ。

「美味しそうですねっ」

「美味しいんだよ。お嬢ちゃん。俺が焼いたんだからな」

「いくらですか……?」ぼくは、大人の男性から庇護欲を絞り出すべく、不安げな目をティムさんに向け、か細い声を出した。

 ティムさんは、にっこりと微笑んだ。「ビールと合わせて30FUで良いぜ。せっかく学園から来てくれたんだからな、楽しんでってくれ。ビールもライスも好きなだけ飲んで食ってけよ」

「えぇ~っ、良いんですか~っ? 悪いですね~っ」

「良いんだよ。次回からは割引はなしだがな。常連になってくれると思えば良い投資だ」

「絶対また来ますっ!」ぼくはウッキウキでお箸を取った。「いったっだっきまーすっ」ぼくは、木のお箸で、ミディアムレアに焼けたニホニアにゃんの肉を持ち上げ、口に運んだ。へぇ……。ぼくは、ニホニアにゃんの肉を噛みしめ、その味、食感、旨味を堪能した。食感は、思いっきり牛肉だった。味も風味もだ。ソースからはガーリックに混じって、ほのかに生姜の香りもしてきた。和風の影も感じさせる、国際色豊かながら、それらを見事に調和させた味わいだった。味噌汁を持ち上げ、ズズッ……、と、啜る。ふぅ……。「ニホニアにゃんってこんな味なんだ……」美味すぎる。ぼくは、紙袋の中で身を震わせながら、こちらを見上げているニホニアにゃんたちを見て、にっこりと微笑んだ。ニホニアにゃん達は恐怖に凍りついているのか、眉をピクリとも動かさず、無表情を貫いていた。

「美味しいかい?」

「とってもっ」ぼくは、ナイフとフォークでステーキを切り分けた。まずは、食べやすいように、ステーキは全部一口サイズに切ることにした。カトラリーは上等なモノのようで、それに加えてお肉の方も上質なモノを使っているからだろうか、分厚いステーキも、スルスルと切り分けることが出来た。使い終わったカトラリーは端に揃えて置く。切り分けたお肉を、お箸で持ち上げ、口に運び、ご飯を口に含む。あ~……、美味すぎる……。

「上品に食べるんだな」ティムさんは、ニコニコしながら言った。

「テーブルマナーはレディの嗜みってことで、小さい頃に叩き込まれました」ぼくは、上品な所作を心がけながら言った。ま、レディじゃねーんだけどな。つっても、こんな体に生まれてしまった以上は、外にいる時はレディとして振る舞うしかない。料理を口に運ぶ手は、ゆったりとしていながらも、どれほど意識をしても、自然とスピーディになってしまう。こんなに美味い料理なんだからしょうがない。
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