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第六章 冒険編 出来損ないの小鳥
温泉 男性編
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遡る事一時間前、真緒達が女湯で一悶着あった同時刻。男湯の方でもちょっとした事が起こっていた。
***
「はぁ~、嫌ですね~」
エジタスは現在、男湯へと向かっていた。真緒達の気分転換として温泉に入る事になったが、エジタスはあまり気乗りしていなかった。
「私はどちらかと言うと、大人数で入るよりも一人で入る方が好きなんですけどね~」
ぶつぶつと独り言を呟きながら、男湯の脱衣場に到着した。
「さて、いったいどうしたものか…………おや?」
「ん?ああ、あなたは確か真緒さんの所の……」
扉を開けるとそこには、温泉から出たばかりなのかズボンだけ履いて、上半身裸のまま体の熱を冷ましている聖一がいた。
「おお~、何処かで会った事があると思ったら……勇者パーティーのキサラギ セイイチさんじゃあ、ありませんか?」
「覚えてくれていたんですか。そう言うあなたは、真緒さんの師匠…………申し訳ありません。そう言えばまだお名前をお聞きしていませんでした。宜しければ、教えて頂けますか?」
聖一の名前は、いつも側でわめき散らしていた愛子、舞子から知っていたのと、“鑑定”のスキルによって予め確認していた。しかし、聖一の方はエジタスの事を真緒の師匠という情報しか知らなかった。また、“鑑定”のスキルもエジタスの持つ“偽装”のスキルによって知る事は出来ずにいた。
「これは失礼しました~。それでは改めまして…………ど~も初めまして“道楽の道化師”エジタスと申しま~す」
エジタスはいつも通り、両手を広げ顔の横にやり、小刻みに振る自己紹介をして見せた。
「エジタスさん……はい、教えて頂きありがとうございます。その名前を忘れないよう、記憶に刻み込みましょう」
「そこまで仰って下さるとは、感激の極みですね~」
名前を教えただけでお礼を言われるのは、エジタスにとって初めての経験である。
「ところで、エジタスさんがここにいらっしゃるという事は、真緒さんもこの宿屋にいるのですか?」
「ええ、勿論ですよ」
「そうですか……それは、良い事を聞きました」
聖一は、爽やかな笑みを浮かべた。
「また、マオさんを勧誘するつもりですか~?」
「当然ですよ。真緒さん程の素晴らしい女性は、僕の様な完璧な男と一緒にいるべきなんですよ」
一度断られたにも関わらず、再び勧誘宣言をする聖一。ましてや、その仲間の目の前で言い放った。
「随分と自意識過剰ですね~」
「自分で言うのも何ですが、僕は完璧な人間だと思っているのです。身体、頭脳、心の全てにおいて完璧を志し、常にそれを実行してきました。この事を含め、真緒さんの様な優秀な人材は、僕みたいな完璧な者との方が釣り合いが取れると思います」
自分の事を完璧と名乗る聖一は、自意識過剰の他ならないと思うが、不思議な事に納得してしまうのだ。
「そうだ、この際ですから真緒さんの師匠であるエジタスさんに、聞きたい事があります」
「何ですか~?」
「エジタスさんにとって、真緒さんとはどういう存在ですか?」
突然の質問。更にその内容は、どういう存在かという何とも答えにくい物だった。
「う~ん、難しい質問ですね~………………そうですね真緒さんは私にとって、最も重要な役割を持つ存在でしょうか……」
「!!、へぇ……」
意外な回答だった。聖一はこの質問を元いた世界で、何人かにした事があった。親しい男女がお互いどう思っているのか、するとほとんどの人が同じ返答をした。かけがえのない存在、無くてはならない存在など、相手を大切に思う返答ばかりだった。しかし、エジタスの返答はそのどれにも当てはまらない。
「ありがとうございます。あなたの事が少し分かった気がします」
「いえいえ、私は自分の正直な気持ちを述べただけですよ~。その代わりと言っては何ですが、私からも質問していいですか?」
「勿論、いいですよ」
「では…………あなたのその完璧を求める行為は、誰の為にやっていますか?」
「………………」
エジタスの質問に、何の反応も示さない聖一はゆっくりと口を開いた。
「何を言っているんですかエジタスさん…………誰の為も何も……僕自身の為に求めてるだけですよ」
「んん~、成る程」
当然の返答をする聖一に対して、エジタスは納得の意思を示した。そして、この意味の無い質問は終わったのであった。
「それじゃあ、僕はこの辺で失礼させて頂きますね」
そう言うと聖一は、シャツを着てそのまま脱衣場を出ようとし、出入り口の所でエジタスに向かって一言声を掛けた。
「ああ、そうそう…………ここの温泉、最高ですよ」
そう聖一は教えると、そのまま脱衣場を後にした。そして、自分の部屋に戻る途中でボソリと呟いた。
「……恐ろしい人だ」
聖一の言葉は誰にも聞こえる事は無かった。そして、一方のエジタスは……。
「…………さて、私も入るとしましょうかね~」
***
「ここですね、男湯の脱衣場は……」
現在真緒達は、覗き目的で男湯の前まで来ていた。
「ねぇ、やっぱり止めようよ」
「ここまで来て何言っているんですか、もう後戻りは出来ないんですよ」
リーマは静かに脱衣場の扉を開ける。するとそこには誰もおらず、あるのは見覚えのある服が丁寧に折り畳まれていた。
「こ、これって、師匠の服……」
「思った通りです。つまり、この先にエジタスさんがいる訳ですね」
ゴクリ
生唾を飲み込む三人は、温泉の扉に手を掛ける。
「開けますよ。覚悟はいいですね?」
リーマの言葉に真緒とハナコは、大きく頷いた。
「では、行きます…………」
ゆっくりと扉を開ける。するとそこには…………。
「~~♪~~~♪~~♪~~~~♪」
エジタスは鼻歌混じりに体を洗っていた。しかし、肝心の全身は泡で覆い隠され、肌は一切見えていなかった。また、顔は仮面を着けたままだった。
「さてと、次は…………ん?」
「「「あっ…………」」」
エジタスが視線を感じ、ふと振り返って見ると、団子三兄弟の様に顔を乗せて覗く女子三人の姿があった。
「キャーー!!マオさん達のエッチーー!!!」
「「「うわぁぁあああ!!」」」
エジタスは咄嗟に温泉のお湯を、真緒達に向かって掛けた。その勢いに真達達は、ずぶ濡れになりながら後ろへと吹き飛ばされた。そして直ぐ様扉が閉められた。
「「「………………」」」
三人はしばらくの間、仰向けのままで呆然としていた。
「…………まさか、入浴中でも仮面を着けているだなんて……」
「…………全身がモコモコで、羊みだいだっだなぁ……」
「…………皆、後で師匠にちゃんと謝ろうね……」
「「はい……」」
こうして、真緒達による覗き作戦は見事、失敗に終わったのであった。
***
「はぁ~、嫌ですね~」
エジタスは現在、男湯へと向かっていた。真緒達の気分転換として温泉に入る事になったが、エジタスはあまり気乗りしていなかった。
「私はどちらかと言うと、大人数で入るよりも一人で入る方が好きなんですけどね~」
ぶつぶつと独り言を呟きながら、男湯の脱衣場に到着した。
「さて、いったいどうしたものか…………おや?」
「ん?ああ、あなたは確か真緒さんの所の……」
扉を開けるとそこには、温泉から出たばかりなのかズボンだけ履いて、上半身裸のまま体の熱を冷ましている聖一がいた。
「おお~、何処かで会った事があると思ったら……勇者パーティーのキサラギ セイイチさんじゃあ、ありませんか?」
「覚えてくれていたんですか。そう言うあなたは、真緒さんの師匠…………申し訳ありません。そう言えばまだお名前をお聞きしていませんでした。宜しければ、教えて頂けますか?」
聖一の名前は、いつも側でわめき散らしていた愛子、舞子から知っていたのと、“鑑定”のスキルによって予め確認していた。しかし、聖一の方はエジタスの事を真緒の師匠という情報しか知らなかった。また、“鑑定”のスキルもエジタスの持つ“偽装”のスキルによって知る事は出来ずにいた。
「これは失礼しました~。それでは改めまして…………ど~も初めまして“道楽の道化師”エジタスと申しま~す」
エジタスはいつも通り、両手を広げ顔の横にやり、小刻みに振る自己紹介をして見せた。
「エジタスさん……はい、教えて頂きありがとうございます。その名前を忘れないよう、記憶に刻み込みましょう」
「そこまで仰って下さるとは、感激の極みですね~」
名前を教えただけでお礼を言われるのは、エジタスにとって初めての経験である。
「ところで、エジタスさんがここにいらっしゃるという事は、真緒さんもこの宿屋にいるのですか?」
「ええ、勿論ですよ」
「そうですか……それは、良い事を聞きました」
聖一は、爽やかな笑みを浮かべた。
「また、マオさんを勧誘するつもりですか~?」
「当然ですよ。真緒さん程の素晴らしい女性は、僕の様な完璧な男と一緒にいるべきなんですよ」
一度断られたにも関わらず、再び勧誘宣言をする聖一。ましてや、その仲間の目の前で言い放った。
「随分と自意識過剰ですね~」
「自分で言うのも何ですが、僕は完璧な人間だと思っているのです。身体、頭脳、心の全てにおいて完璧を志し、常にそれを実行してきました。この事を含め、真緒さんの様な優秀な人材は、僕みたいな完璧な者との方が釣り合いが取れると思います」
自分の事を完璧と名乗る聖一は、自意識過剰の他ならないと思うが、不思議な事に納得してしまうのだ。
「そうだ、この際ですから真緒さんの師匠であるエジタスさんに、聞きたい事があります」
「何ですか~?」
「エジタスさんにとって、真緒さんとはどういう存在ですか?」
突然の質問。更にその内容は、どういう存在かという何とも答えにくい物だった。
「う~ん、難しい質問ですね~………………そうですね真緒さんは私にとって、最も重要な役割を持つ存在でしょうか……」
「!!、へぇ……」
意外な回答だった。聖一はこの質問を元いた世界で、何人かにした事があった。親しい男女がお互いどう思っているのか、するとほとんどの人が同じ返答をした。かけがえのない存在、無くてはならない存在など、相手を大切に思う返答ばかりだった。しかし、エジタスの返答はそのどれにも当てはまらない。
「ありがとうございます。あなたの事が少し分かった気がします」
「いえいえ、私は自分の正直な気持ちを述べただけですよ~。その代わりと言っては何ですが、私からも質問していいですか?」
「勿論、いいですよ」
「では…………あなたのその完璧を求める行為は、誰の為にやっていますか?」
「………………」
エジタスの質問に、何の反応も示さない聖一はゆっくりと口を開いた。
「何を言っているんですかエジタスさん…………誰の為も何も……僕自身の為に求めてるだけですよ」
「んん~、成る程」
当然の返答をする聖一に対して、エジタスは納得の意思を示した。そして、この意味の無い質問は終わったのであった。
「それじゃあ、僕はこの辺で失礼させて頂きますね」
そう言うと聖一は、シャツを着てそのまま脱衣場を出ようとし、出入り口の所でエジタスに向かって一言声を掛けた。
「ああ、そうそう…………ここの温泉、最高ですよ」
そう聖一は教えると、そのまま脱衣場を後にした。そして、自分の部屋に戻る途中でボソリと呟いた。
「……恐ろしい人だ」
聖一の言葉は誰にも聞こえる事は無かった。そして、一方のエジタスは……。
「…………さて、私も入るとしましょうかね~」
***
「ここですね、男湯の脱衣場は……」
現在真緒達は、覗き目的で男湯の前まで来ていた。
「ねぇ、やっぱり止めようよ」
「ここまで来て何言っているんですか、もう後戻りは出来ないんですよ」
リーマは静かに脱衣場の扉を開ける。するとそこには誰もおらず、あるのは見覚えのある服が丁寧に折り畳まれていた。
「こ、これって、師匠の服……」
「思った通りです。つまり、この先にエジタスさんがいる訳ですね」
ゴクリ
生唾を飲み込む三人は、温泉の扉に手を掛ける。
「開けますよ。覚悟はいいですね?」
リーマの言葉に真緒とハナコは、大きく頷いた。
「では、行きます…………」
ゆっくりと扉を開ける。するとそこには…………。
「~~♪~~~♪~~♪~~~~♪」
エジタスは鼻歌混じりに体を洗っていた。しかし、肝心の全身は泡で覆い隠され、肌は一切見えていなかった。また、顔は仮面を着けたままだった。
「さてと、次は…………ん?」
「「「あっ…………」」」
エジタスが視線を感じ、ふと振り返って見ると、団子三兄弟の様に顔を乗せて覗く女子三人の姿があった。
「キャーー!!マオさん達のエッチーー!!!」
「「「うわぁぁあああ!!」」」
エジタスは咄嗟に温泉のお湯を、真緒達に向かって掛けた。その勢いに真達達は、ずぶ濡れになりながら後ろへと吹き飛ばされた。そして直ぐ様扉が閉められた。
「「「………………」」」
三人はしばらくの間、仰向けのままで呆然としていた。
「…………まさか、入浴中でも仮面を着けているだなんて……」
「…………全身がモコモコで、羊みだいだっだなぁ……」
「…………皆、後で師匠にちゃんと謝ろうね……」
「「はい……」」
こうして、真緒達による覗き作戦は見事、失敗に終わったのであった。
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