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第六章 冒険編 出来損ないの小鳥
食事での会合
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現在、真緒達は自分達の部屋で横一列に並んで、正座させられていた。その目の前には腕組をしながら、仁王立ちでご立腹な様子のエジタスがいた。
「マオさん……」
「はい……」
「ハナコさん……」
「はい……」
「リーマさん……」
「はい……」
エジタスは、三人の名前を順々に呼んでいく。その言葉それぞれから、明白な怒りが伝わって来た。
「どうして私がこんな事をさせるか、分かっていますね?」
「はい……」
罪悪感という重みが、真緒達にのし掛かる。いくら好奇心が勝っていたとは言え、それは一時の感情による物であり、その行為が終わると途端に罪悪感が心を支配する。
「皆さん……私は非常に悲しい。今まで苦楽を供にし固い絆で結ばれているのだから、多少のプライバシーには目を瞑ってもらえると思っていました。それなのに…………」
エジタスは、わざとらしく涙ぐむ様に両手で顔を覆い隠す。また、それとなく背を向けて泣き真似をする。
「し、師匠……本当にごめんなさい!!」
「ごめんなざい!!」
「ごめんなさい!!」
真緒達は、泣き真似をするエジタスに、正座したまま頭を下げた。
「…………なぁ~んて!別に気にしていませよ~」
「「「えっ!?」」」
先程まで泣いている演技を見せていたエジタスだったが、打って変わって陽気な姿を見せ始めた。
「そもそも、私がこの様な仮面を被っている事が原因の訳ですからね~。気にならないのは、逆に不自然という物ですよ~」
「師匠……」
エジタスの許しを貰えた真緒達。何処かホッとした気持ちがあるも、本当にこれでいいのかという疑問を抱いてしまう。
「宿泊している皆ー!夕食の支度が出来たから、食堂までいらっしゃーい!!」
すると、宿屋全体に響き渡る程の女将さんの声が聞こえてきた。
「おお~!どうやら、夕食が出来たみたいですよ!お二人も座って無いで、早く立ち上がって行きましょう~」
「そんな、急に言われても……二人?」
エジタスの言葉に違和感を覚える真緒。そんな事を考えていると、隣にいたリーマが肩をポンポンと叩いた。
「マオさんマオさん、あれ……」
「えっ?…………あ~……」
リーマが指差す方向には、既に身支度を整えたハナコが部屋の入口に立っていた。
「ざぁ、早く行くだよ。夕食がオラ達を待っでいるだぁ!」
そう言うとハナコは、部屋を飛び出した。
「ハナちゃん…………いくらなんでも早すぎるよ」
「現金な人ですね…………」
「ほらほら、お二人も無駄話してないで、早く行きますよ~」
「あ、はい!」
エジタスは真緒達の背中を押しながら、部屋を出た。
***
「「「…………」」」
「「「「…………」」」」
「ガツガツ、ムシャムシャ、ングング」
食堂に赴いた真緒達は、危機に瀕していた。元々この宿屋を利用する者は少なく、テーブルと椅子の数が宿泊している人達で丁度になる。その為、真緒達と聖一達が向かい合う形で座る事になってしまった。
「「「…………」」」
「「「「…………」」」」
「ガツガツ、ムシャムシャ、ングング」
誰も食事に手を付けない中、ハナコだけはお構い無しに食べまくる。
「…………ねぇ」
その時、遂に沈黙を破ったのは愛子だった。
「あんたの仲間……どうにかしてくれない?この状況でよく食べられるよね……」
「確かに私も思う所はあるけど……残念だけどそれは、難しいかもしれない。というのも、一度食事を始めたハナちゃんは食べ終わるまで、聞く耳すら持たないから…………」
「…………あっそう……」
食事を止められないと知ると、再び両者に沈黙が流れる。聞こえるのは、ハナコの咀嚼する音だけである。
「はーい、じゃんじゃん食べて頂戴ねー。おかわりは沢山あるからね!!」
「ずいまぜーん!おがわりお願いじまーず!!」
「はいよー!今行くから待っておくれー!!」
女将さんのおかわりという言葉に過剰に反応するハナコ。
「お待たせ!!追加の料理だよ、たんとおあがりよ!」
「ガツガツ、ムシャムシャ、ングング」
「……それにしても、良い食べっぷりだねー。見てると作ったこっちも気分が良くなるよ」
ハナコの豪快な食事に、女将さんは惚れ惚れしていた。
「……おや?あんた達は全然手を付けていない様だけど、何か苦手な物でもあった?」
「いえ、そんな事はありません。ほら皆も食べよう。折角作ってくれた料理を食べないのは、失礼だからね」
聖一の言葉をきっかけに各々が食事をし始める。カチャカチャと音を鳴らしながら食べていると、再び愛子が口を開く。
「…………そう言えばさー。あんたの所にいたあの、いけ好かない鳥ヤローの姿が見えないけど……何処行ったの?」
「「「!!!」」」
空気が変わった。何とか忘れようとしていたフォルスの事を、蒸し返されてしまった。
「あの鳥ヤローに文句の一つでも言ってやりたいんだけど……この里の何処かにいるの?……あ!もしかして、死んだとか?」
「「!!」」
真緒とリーマのテーブルとお皿がカタカタと揺れ出した。
「それなら、納得だわー。あの鳥ヤローが死んだから、この里に弔いに来たんでしょ?」
「「……………!!」」
愛子の不謹慎な言葉に、さらにテーブルとお皿が激しく揺れる。
「愛子さん……謝るんだ」
「えっ、聖一さん!?でも……」
そんな様子を見て、聖一が愛子に謝罪する様に言いつける。
「謝るんだ……」
「……はい…………悪かったわね、不謹慎な事を聞いちゃって……」
愛子は聖一に叱られたので、素直に謝る事にした。
「本当にすまなかった。きっと並々ならぬ事情があるのだろうが、詮索するのは無粋という物だ。なので、もう一度謝らせてほしい。本当にすまなかった」
「…………別に気にしていません」
嘘だ。本当は苦しくて苦しくて仕方ない。愛子のせいでフォルスの事が頭から離れなくなった。
「「「…………」」」
「「「「…………」」」」
「ガツガツ、ムシャムシャ、ングング」
再び沈黙が流れる。聞こえるのはハナコの咀嚼する音だけである。そんな最悪な雰囲気だったその時!
「た、大変だー!!!」
突然、一人の若い鳥人が宿屋に駆け込んできた。
「どうしたんだい……そんなに慌てて?」
叫び声を聞きつけ、女将さんが駆け寄る。若い鳥人は、切れた息を整えながら言った。
「里の……里の上昇気流が止まってしまったんだ!!」
「な、なんだって!!!」
これが鳥人の里にとって、最も大きく決して忘れられない事件の始まりだった。
「マオさん……」
「はい……」
「ハナコさん……」
「はい……」
「リーマさん……」
「はい……」
エジタスは、三人の名前を順々に呼んでいく。その言葉それぞれから、明白な怒りが伝わって来た。
「どうして私がこんな事をさせるか、分かっていますね?」
「はい……」
罪悪感という重みが、真緒達にのし掛かる。いくら好奇心が勝っていたとは言え、それは一時の感情による物であり、その行為が終わると途端に罪悪感が心を支配する。
「皆さん……私は非常に悲しい。今まで苦楽を供にし固い絆で結ばれているのだから、多少のプライバシーには目を瞑ってもらえると思っていました。それなのに…………」
エジタスは、わざとらしく涙ぐむ様に両手で顔を覆い隠す。また、それとなく背を向けて泣き真似をする。
「し、師匠……本当にごめんなさい!!」
「ごめんなざい!!」
「ごめんなさい!!」
真緒達は、泣き真似をするエジタスに、正座したまま頭を下げた。
「…………なぁ~んて!別に気にしていませよ~」
「「「えっ!?」」」
先程まで泣いている演技を見せていたエジタスだったが、打って変わって陽気な姿を見せ始めた。
「そもそも、私がこの様な仮面を被っている事が原因の訳ですからね~。気にならないのは、逆に不自然という物ですよ~」
「師匠……」
エジタスの許しを貰えた真緒達。何処かホッとした気持ちがあるも、本当にこれでいいのかという疑問を抱いてしまう。
「宿泊している皆ー!夕食の支度が出来たから、食堂までいらっしゃーい!!」
すると、宿屋全体に響き渡る程の女将さんの声が聞こえてきた。
「おお~!どうやら、夕食が出来たみたいですよ!お二人も座って無いで、早く立ち上がって行きましょう~」
「そんな、急に言われても……二人?」
エジタスの言葉に違和感を覚える真緒。そんな事を考えていると、隣にいたリーマが肩をポンポンと叩いた。
「マオさんマオさん、あれ……」
「えっ?…………あ~……」
リーマが指差す方向には、既に身支度を整えたハナコが部屋の入口に立っていた。
「ざぁ、早く行くだよ。夕食がオラ達を待っでいるだぁ!」
そう言うとハナコは、部屋を飛び出した。
「ハナちゃん…………いくらなんでも早すぎるよ」
「現金な人ですね…………」
「ほらほら、お二人も無駄話してないで、早く行きますよ~」
「あ、はい!」
エジタスは真緒達の背中を押しながら、部屋を出た。
***
「「「…………」」」
「「「「…………」」」」
「ガツガツ、ムシャムシャ、ングング」
食堂に赴いた真緒達は、危機に瀕していた。元々この宿屋を利用する者は少なく、テーブルと椅子の数が宿泊している人達で丁度になる。その為、真緒達と聖一達が向かい合う形で座る事になってしまった。
「「「…………」」」
「「「「…………」」」」
「ガツガツ、ムシャムシャ、ングング」
誰も食事に手を付けない中、ハナコだけはお構い無しに食べまくる。
「…………ねぇ」
その時、遂に沈黙を破ったのは愛子だった。
「あんたの仲間……どうにかしてくれない?この状況でよく食べられるよね……」
「確かに私も思う所はあるけど……残念だけどそれは、難しいかもしれない。というのも、一度食事を始めたハナちゃんは食べ終わるまで、聞く耳すら持たないから…………」
「…………あっそう……」
食事を止められないと知ると、再び両者に沈黙が流れる。聞こえるのは、ハナコの咀嚼する音だけである。
「はーい、じゃんじゃん食べて頂戴ねー。おかわりは沢山あるからね!!」
「ずいまぜーん!おがわりお願いじまーず!!」
「はいよー!今行くから待っておくれー!!」
女将さんのおかわりという言葉に過剰に反応するハナコ。
「お待たせ!!追加の料理だよ、たんとおあがりよ!」
「ガツガツ、ムシャムシャ、ングング」
「……それにしても、良い食べっぷりだねー。見てると作ったこっちも気分が良くなるよ」
ハナコの豪快な食事に、女将さんは惚れ惚れしていた。
「……おや?あんた達は全然手を付けていない様だけど、何か苦手な物でもあった?」
「いえ、そんな事はありません。ほら皆も食べよう。折角作ってくれた料理を食べないのは、失礼だからね」
聖一の言葉をきっかけに各々が食事をし始める。カチャカチャと音を鳴らしながら食べていると、再び愛子が口を開く。
「…………そう言えばさー。あんたの所にいたあの、いけ好かない鳥ヤローの姿が見えないけど……何処行ったの?」
「「「!!!」」」
空気が変わった。何とか忘れようとしていたフォルスの事を、蒸し返されてしまった。
「あの鳥ヤローに文句の一つでも言ってやりたいんだけど……この里の何処かにいるの?……あ!もしかして、死んだとか?」
「「!!」」
真緒とリーマのテーブルとお皿がカタカタと揺れ出した。
「それなら、納得だわー。あの鳥ヤローが死んだから、この里に弔いに来たんでしょ?」
「「……………!!」」
愛子の不謹慎な言葉に、さらにテーブルとお皿が激しく揺れる。
「愛子さん……謝るんだ」
「えっ、聖一さん!?でも……」
そんな様子を見て、聖一が愛子に謝罪する様に言いつける。
「謝るんだ……」
「……はい…………悪かったわね、不謹慎な事を聞いちゃって……」
愛子は聖一に叱られたので、素直に謝る事にした。
「本当にすまなかった。きっと並々ならぬ事情があるのだろうが、詮索するのは無粋という物だ。なので、もう一度謝らせてほしい。本当にすまなかった」
「…………別に気にしていません」
嘘だ。本当は苦しくて苦しくて仕方ない。愛子のせいでフォルスの事が頭から離れなくなった。
「「「…………」」」
「「「「…………」」」」
「ガツガツ、ムシャムシャ、ングング」
再び沈黙が流れる。聞こえるのはハナコの咀嚼する音だけである。そんな最悪な雰囲気だったその時!
「た、大変だー!!!」
突然、一人の若い鳥人が宿屋に駆け込んできた。
「どうしたんだい……そんなに慌てて?」
叫び声を聞きつけ、女将さんが駆け寄る。若い鳥人は、切れた息を整えながら言った。
「里の……里の上昇気流が止まってしまったんだ!!」
「な、なんだって!!!」
これが鳥人の里にとって、最も大きく決して忘れられない事件の始まりだった。
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