5 / 212
一章 クソみたいな女神とクソみたいな異世界転移
第四話 魔物に襲われ、今後の目標を立てる
しおりを挟む
「ちょちょちょちょ!!追って来てますよ!どうするんですか!?」
「つべこべ言わずに走れぇ!さもないと殺されるぞ!」
俺と木こりさんはひたすら出口に向かって走る。しかし、どんなに全速力で走ってもシカの魔物はジリジリと距離を詰めてきている。
昨日は何も持っていないから逃げる事が出来た。しかし、今の俺は刃が鉄で作られた丈夫かつ重量のある斧を2本も担いで歩いている為か、裸の時よりも遥かに速度が落ちてしまっているのだ。一方の木こりさんは特に重りになるような物を持っていない為、速度を落とす事なくシカの魔物との距離を保っている。
走りながら後ろを振り返ってみると、後ろにいたのは獰猛な猛獣。シカという比較的大人しい動物に生まれておきながらなんという殺気を放っているのだ。これが魔に浸食されてしまった動物の末路。
「うわぁ!!」
右足のつま先に何かが引っかかる。俺は思い切り地面にダイブした。木の根だ。後ろばかりを気にして足元を全く気にしていなかった。手に持っていた2本の斧が地面に転がっていく。
「何やってんだバカ!!」
「イッテェ・・・あ」
立ち上がろうと尻を地面に付き、見上げた時、見えたのは木の葉に隠される青い空ではなく狂気に満ちた紫の瞳。ランランと光るその瞳は俺を殺さんとこちらを見ている。
この瞬間、終わったと悟った。授かった命、まさか2日目で尽きるとは思わなかった。あまりにも短すぎる命、病死の次は魔物に食い殺されるとは・・・あまりにも惨めだ・・・。
いや、まだだ。まだ終わらせるには早いのではないか?もっと生きる事が出来るのではないか?諦めては行けないのでは?
死ぬことに疑問を抱いた幸助の心に生の渇望が生まれる。この世で最も美しく、当たり前の本能。2度目の死を直前についに覚醒する。
噛みつこうと近づくシカの頭。幸助はその頭を思い切り掴み、噛みつきを防いだ。
「うおおおおおお!!死んでたまるかぁ!!」
生きる本能が火事場の馬鹿力を発動させる。上からの力対下からの力。強いのは勿論上からの力だが、どちらも互角の戦いだ。
「木こりさん!今です!!斧でコイツの首を!────っていない!!」
木こりはとっくのとうに逃げてしまったようだ。いくら俺が身元不明の馬の骨とは言え、情が無さすぎるのではないか?
仕方ない。俺が1人でこの状況から抜けて斧を取りコイツを殺すしかない・・・それには魔物との押し合いに勝たなくてはならない。
決意し踏ん張るが、力がこれ以上出ない。100%の力を出し切っている為、これ以上力が上がる事はないのだ。
「くぅ・・・・!駄目・・・か・・・」
今度こそ死を視野に入れた瞬間、シカの魔物の首から真っ赤な液体がびしゃりと俺の顔面に向かって落ちてきた。血だ。シカの魔物の血が俺の顔面に降って来たのだ。血によって視界が真っ赤になると同時に上からかかってきていた重みがほとんどなくなり、手には少し重たいだけの物体が残る。
とりあえず、血で前が見えないので物体を置き、血を拭うとそこにあったのは首と胴体が離れたシカの魔物の死体。首から血が降って来た時点で何となく察していたが、死んでいる様子をしっかりと見ると、やはり驚きは隠せない。
「はぁ・・・はぁ・・・き、君、大丈夫だった?」
驚く俺に優しく話しかけてくる若い女性の声。見上げるとそこには革鎧を身に着け、右手に剣を握った俺と歳の近い少女が立っていた。
「あ、ああ・・・ありがとう・・・」
「ふふ・・・どういたしまして。まあ、感謝するのは私の方なんだけどね。お陰で魔物を簡単に倒せたし!これで依頼は終了!」
少女はひまわりのような笑みを浮かべると、剣を天高く掲げて大喜びした。依頼?魔物退治が?
「おーーい!コウスケ!大丈夫だったか!」
「木こりさん・・・」
少女の行動に呆気を取られていると、林の出口の方向から木こりさんが走ってくる。
「あっ!木こりさん!魔物の場所、教えてくれてありがとねーー!!」
成程、木こりさんは俺を見捨てたのではなく、町に戻ってこの少女を連れてきたのか。情が薄い人だと思ってしまって本当に申し訳ない。
「あの、木こりさん。この人は?」
「ああ、そうか。魔物も知らないじゃ、『冒険者』の事も知らないか。彼女はギルドという様々な悩み事を解決してくれる施設から派遣されてきた戦士だよ」
「えっへん!」
冒険者・・・ギルド・・・成程、魔法や魔物が存在するのなら、そういう施設もあるか。依頼を受けて魔物を倒したり、ダンジョンを探索するRPG好きなら一度は憧れる概念。
「ねえ、もしかしてギルドの事知らない人なの?一体何者なの?」
「ああ、彼はね転移者なんだよ。他の世界から来たからばかりなんだ」
「ええっ!!転移者!?嘘ーー!これで見たの3回目だーーー!!」
結構見てるな。あちこちに依頼に赴く冒険者は色んな人と出会う為、珍しい存在にも慣れているだろう。
「ねえ、転移者さん!家が無いなら冒険者ギルドに来ない?経歴不明の人だっていっぱいいるし、皆優しいよ!!」
良いかもしれない。今は酒場の店主が店のスペースを貸してくれているが、ずっと居座っているわけにはいかない。経歴不明の冒険者が多くいるなら、転移者が入っても問題は無いはずだ。それに冒険者と言えば、冒険。冒険と言えば、『自由』だ。死と隣り合わせの職業だろうが、好きなタイミングで依頼をこなせば良いし、命を張って戦うのだからきっと一回の依頼でかなりの額を稼げるはずだ。もしかしたら冒険者は俺にとって天職かもしれない。
「えへへ・・・どうかな?」
冒険者の少女が屈託のない笑みを浮かべながら手を差し伸べてくる。俺は血で汚れていない手でその手を取った。
「つべこべ言わずに走れぇ!さもないと殺されるぞ!」
俺と木こりさんはひたすら出口に向かって走る。しかし、どんなに全速力で走ってもシカの魔物はジリジリと距離を詰めてきている。
昨日は何も持っていないから逃げる事が出来た。しかし、今の俺は刃が鉄で作られた丈夫かつ重量のある斧を2本も担いで歩いている為か、裸の時よりも遥かに速度が落ちてしまっているのだ。一方の木こりさんは特に重りになるような物を持っていない為、速度を落とす事なくシカの魔物との距離を保っている。
走りながら後ろを振り返ってみると、後ろにいたのは獰猛な猛獣。シカという比較的大人しい動物に生まれておきながらなんという殺気を放っているのだ。これが魔に浸食されてしまった動物の末路。
「うわぁ!!」
右足のつま先に何かが引っかかる。俺は思い切り地面にダイブした。木の根だ。後ろばかりを気にして足元を全く気にしていなかった。手に持っていた2本の斧が地面に転がっていく。
「何やってんだバカ!!」
「イッテェ・・・あ」
立ち上がろうと尻を地面に付き、見上げた時、見えたのは木の葉に隠される青い空ではなく狂気に満ちた紫の瞳。ランランと光るその瞳は俺を殺さんとこちらを見ている。
この瞬間、終わったと悟った。授かった命、まさか2日目で尽きるとは思わなかった。あまりにも短すぎる命、病死の次は魔物に食い殺されるとは・・・あまりにも惨めだ・・・。
いや、まだだ。まだ終わらせるには早いのではないか?もっと生きる事が出来るのではないか?諦めては行けないのでは?
死ぬことに疑問を抱いた幸助の心に生の渇望が生まれる。この世で最も美しく、当たり前の本能。2度目の死を直前についに覚醒する。
噛みつこうと近づくシカの頭。幸助はその頭を思い切り掴み、噛みつきを防いだ。
「うおおおおおお!!死んでたまるかぁ!!」
生きる本能が火事場の馬鹿力を発動させる。上からの力対下からの力。強いのは勿論上からの力だが、どちらも互角の戦いだ。
「木こりさん!今です!!斧でコイツの首を!────っていない!!」
木こりはとっくのとうに逃げてしまったようだ。いくら俺が身元不明の馬の骨とは言え、情が無さすぎるのではないか?
仕方ない。俺が1人でこの状況から抜けて斧を取りコイツを殺すしかない・・・それには魔物との押し合いに勝たなくてはならない。
決意し踏ん張るが、力がこれ以上出ない。100%の力を出し切っている為、これ以上力が上がる事はないのだ。
「くぅ・・・・!駄目・・・か・・・」
今度こそ死を視野に入れた瞬間、シカの魔物の首から真っ赤な液体がびしゃりと俺の顔面に向かって落ちてきた。血だ。シカの魔物の血が俺の顔面に降って来たのだ。血によって視界が真っ赤になると同時に上からかかってきていた重みがほとんどなくなり、手には少し重たいだけの物体が残る。
とりあえず、血で前が見えないので物体を置き、血を拭うとそこにあったのは首と胴体が離れたシカの魔物の死体。首から血が降って来た時点で何となく察していたが、死んでいる様子をしっかりと見ると、やはり驚きは隠せない。
「はぁ・・・はぁ・・・き、君、大丈夫だった?」
驚く俺に優しく話しかけてくる若い女性の声。見上げるとそこには革鎧を身に着け、右手に剣を握った俺と歳の近い少女が立っていた。
「あ、ああ・・・ありがとう・・・」
「ふふ・・・どういたしまして。まあ、感謝するのは私の方なんだけどね。お陰で魔物を簡単に倒せたし!これで依頼は終了!」
少女はひまわりのような笑みを浮かべると、剣を天高く掲げて大喜びした。依頼?魔物退治が?
「おーーい!コウスケ!大丈夫だったか!」
「木こりさん・・・」
少女の行動に呆気を取られていると、林の出口の方向から木こりさんが走ってくる。
「あっ!木こりさん!魔物の場所、教えてくれてありがとねーー!!」
成程、木こりさんは俺を見捨てたのではなく、町に戻ってこの少女を連れてきたのか。情が薄い人だと思ってしまって本当に申し訳ない。
「あの、木こりさん。この人は?」
「ああ、そうか。魔物も知らないじゃ、『冒険者』の事も知らないか。彼女はギルドという様々な悩み事を解決してくれる施設から派遣されてきた戦士だよ」
「えっへん!」
冒険者・・・ギルド・・・成程、魔法や魔物が存在するのなら、そういう施設もあるか。依頼を受けて魔物を倒したり、ダンジョンを探索するRPG好きなら一度は憧れる概念。
「ねえ、もしかしてギルドの事知らない人なの?一体何者なの?」
「ああ、彼はね転移者なんだよ。他の世界から来たからばかりなんだ」
「ええっ!!転移者!?嘘ーー!これで見たの3回目だーーー!!」
結構見てるな。あちこちに依頼に赴く冒険者は色んな人と出会う為、珍しい存在にも慣れているだろう。
「ねえ、転移者さん!家が無いなら冒険者ギルドに来ない?経歴不明の人だっていっぱいいるし、皆優しいよ!!」
良いかもしれない。今は酒場の店主が店のスペースを貸してくれているが、ずっと居座っているわけにはいかない。経歴不明の冒険者が多くいるなら、転移者が入っても問題は無いはずだ。それに冒険者と言えば、冒険。冒険と言えば、『自由』だ。死と隣り合わせの職業だろうが、好きなタイミングで依頼をこなせば良いし、命を張って戦うのだからきっと一回の依頼でかなりの額を稼げるはずだ。もしかしたら冒険者は俺にとって天職かもしれない。
「えへへ・・・どうかな?」
冒険者の少女が屈託のない笑みを浮かべながら手を差し伸べてくる。俺は血で汚れていない手でその手を取った。
36
あなたにおすすめの小説
目つきが悪いと仲間に捨てられてから、魔眼で全てを射貫くまで。
桐山じゃろ
ファンタジー
高校二年生の横伏藤太はある日突然、あまり接点のないクラスメイトと一緒に元いた世界からファンタジーな世界へ召喚された。初めのうちは同じ災難にあった者同士仲良くしていたが、横伏だけが強くならない。召喚した連中から「勇者の再来」と言われている不東に「目つきが怖い上に弱すぎる」という理由で、森で魔物にやられた後、そのまま捨てられた。……こんなところで死んでたまるか! 奮起と同時に意味不明理解不能だったスキル[魔眼]が覚醒し無双モードへ突入。その後は別の国で召喚されていた同じ学校の女の子たちに囲まれて一緒に暮らすことに。一方、捨てた連中はなんだか勝手に酷い目に遭っているようです。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを掲載しています。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。
黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。
そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。
しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの?
優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、
冒険者家業で地力を付けながら、
訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。
勇者ではありません。
召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。
でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す
名無し
ファンタジー
パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。
ReBirth 上位世界から下位世界へ
小林誉
ファンタジー
ある日帰宅途中にマンホールに落ちた男。気がつくと見知らぬ部屋に居て、世界間のシステムを名乗る声に死を告げられる。そして『あなたが落ちたのは下位世界に繋がる穴です』と説明された。この世に現れる天才奇才の一部は、今のあなたと同様に上位世界から落ちてきた者達だと。下位世界に転生できる機会を得た男に、どのような世界や環境を希望するのか質問される。男が出した答えとは――
※この小説の主人公は聖人君子ではありません。正義の味方のつもりもありません。勝つためならどんな手でも使い、売られた喧嘩は買う人物です。他人より仲間を最優先し、面倒な事が嫌いです。これはそんな、少しずるい男の物語。
1~4巻発売中です。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる