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一章 クソみたいな女神とクソみたいな異世界転移
第二十九話 合流成功?
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幸助がボニーによって助けられている同時刻、城下町の別の場所でも別の出来事が起きようとしていた。
「コウスケさん!何処行ったんですか!!」
「おおーーーいい!幸助ぇぇぇぇぇ!!」
同じパーティの仲間であるメアリーと蘭丸も犯罪者ジョンの逮捕の依頼をこなしていた。
つい先程まで依頼主である自警団と共に行動していたのだが、ジョンを見つけたと言って何処かへと走って行ってしまったのだ。
「まさかあんなにも無鉄砲だとは知らなかった」
「で、でも一人で追いかけて正解だったんじゃないですかね?集団で追いかけても目立ってしまいますし」
「一理あるが、もし幸助が反撃を喰らったらどうする?・・・そう考えると益々不安になってきたな。めありー!追いかけるぞ!」
「ええ!?わ、分かりました!自警団の皆さん!犯人見つけたらすぐに教会前に連れてくるんでお願いしまーす!!」
自警団に一応離れる事を伝えてから2人は幸助を追いかけ始めた。
「確か幸助は路地裏を走っていったな?もしかしたら追いかけた痕跡があるかもしれない。路地裏を歩いていくぞ!はぐれるなよ、めありー!」
「は、はい!分かりました!!」
はぐれるなよとは言うが、歩いている場所は細くて複雑な路地裏だ。容易に全速力で走る事はできないので4日前の僧侶を助ける時のようにはならないだろう。蘭丸はそう高を括って捜索を続ける。
「ん?酒樽が割れて中身が零れている・・・中身を踏んだ足が足跡を残している・・・しかも1種類ではない2種類だ。これは幸助と罪人の足跡で間違いないな!!」
酒が蒸発してしまう前に急いで足跡を追う。しかし、途中で途切れてしまった。
「ううむ・・・参ったな」
途切れてしまっては後を追えない、と蘭丸が困っていると、彼の肩を何者かが突いてきた。
「何奴!?」
「へへっ、そんなに驚きなさんなって。俺っちはただのホームレス。この路地裏の住民さ」
突いてきたのは路地裏に住むガリガリにやせ細ったホームレスの男だった。
「なんだ・・・驚かすな。して浮浪者が何用だ?」
「へへっ、人探しをしている様子でしたので助力しようかと思った次第でございます」
「成る程。では、ここを何者かが通ったか教えてくれないか?」
「ええ、通りましたとも。若い男と、人相の悪い中年の男がね。若い男が中年の男を追いかけていましたよ」
そう言って、浮浪者が指さしたのは教会。構造をよく理解しているじょんを追いつめる為に背の高い建物の多い教会付近へと誘ったのだろう。
「幸助とじょんだ、間違いない。助力感謝する。これは礼だ。受け取れ」
礼をしなければ武士の恥というもの。持っていた500アモを浮浪者に投げ渡して後を追った。
「へへっ、毎度」
早速教会の路地裏に入り、耳を澄ます。追い込む事に成功していればきっと声か悲鳴が聞こえているはずだからだ。
『すみません。食べる物持ってます?なんだかお腹が空いちゃって・・・』
『血を出し過ぎた事と、治癒の魔術で身体を再生させた事による疲労のせいですね。今すぐ何か食べるべきなのでしょうが、生憎礼拝帰りで食べ物は持っていなくて・・・』
予想通り聴こえてきた。しかし、幸助の声だけでなく女の声も聴こえてきた。その女の声を拙者は四日前、聞いたばかりだった。
「おい!幸助!大丈夫か!?」
「おおっ!?蘭丸さん。どうも」
「あの時の不思議な剣の使い手さん・・・」
声が聞こえた場所にいたのは血まみれだけど、比較的元気な幸助と──────。
「やはりふしだら女だったか」
「ふっ!ふしだら!?ワタシがですか!?」
「逆にふしだらでない点を挙げてみてくれ」
「・・・あ、ありません」
「そうだろう。それで?お主が幸助を助けてくれたのか?」
幸助の服の背中に刺されたような穴と、穴を中心に血が広がっている事から、じょんに不意打ちを喰らったのだろう。そこにふしだら女が現れて助けた。大体そんな所だろう。
「は、はい。そうですが・・・」
「そうか。仲間を助けてくれて感謝する」
そして、それよりも気になるのは、じょんが2人いる事だ。じょんは忍だったのか?
「双子らしいですよ」
「成る程」
「それと、彼女の名前はボニー・カエターニ。今日付けでうちのパーティに入ることになりました!
「承知し──────ちょちょちょちょっと待て幸助。この女・・・ぼにーを仲間に入れるというのか?」
「はい。メアリーの扱い方も分かって来たし、良いでしょう?」
「お主が主将だ。拙者は文句は言わん。めありーはどう思う?」
仲間は拙者と幸助だけではない。めありーもいる。しっかりと彼女の意見も聞かなければ──────
「あれ?いない・・・何処に行ったんだ?」
「一緒にいたんじゃないんですか?」
「ああ、途中まではな。だが、はぐれてしまったようだ」
「どこら辺だとか分かります?」
「教会付近にいない事は確かだ。だが、何故そんなに急ぐ?ただはぐれただけだろう?」
「ええ。でも、最近色々とあったじゃないですか。あの日からそういう心配もするようになっちゃって・・・」
「・・・一理あるな。よし、幸助とぼにーはめありーを捜索してくれ。拙者はこの双子を自警団の下へと運んでから自警団と共に探しにいく」
「分かりました。早速ですけど、行けます?ボニーさん」
「き、急ですね・・・まあ、良いけど。行きましょう!」
嫌な予感がただの考えすぎだと良いのだが・・・。
「コウスケさん!何処行ったんですか!!」
「おおーーーいい!幸助ぇぇぇぇぇ!!」
同じパーティの仲間であるメアリーと蘭丸も犯罪者ジョンの逮捕の依頼をこなしていた。
つい先程まで依頼主である自警団と共に行動していたのだが、ジョンを見つけたと言って何処かへと走って行ってしまったのだ。
「まさかあんなにも無鉄砲だとは知らなかった」
「で、でも一人で追いかけて正解だったんじゃないですかね?集団で追いかけても目立ってしまいますし」
「一理あるが、もし幸助が反撃を喰らったらどうする?・・・そう考えると益々不安になってきたな。めありー!追いかけるぞ!」
「ええ!?わ、分かりました!自警団の皆さん!犯人見つけたらすぐに教会前に連れてくるんでお願いしまーす!!」
自警団に一応離れる事を伝えてから2人は幸助を追いかけ始めた。
「確か幸助は路地裏を走っていったな?もしかしたら追いかけた痕跡があるかもしれない。路地裏を歩いていくぞ!はぐれるなよ、めありー!」
「は、はい!分かりました!!」
はぐれるなよとは言うが、歩いている場所は細くて複雑な路地裏だ。容易に全速力で走る事はできないので4日前の僧侶を助ける時のようにはならないだろう。蘭丸はそう高を括って捜索を続ける。
「ん?酒樽が割れて中身が零れている・・・中身を踏んだ足が足跡を残している・・・しかも1種類ではない2種類だ。これは幸助と罪人の足跡で間違いないな!!」
酒が蒸発してしまう前に急いで足跡を追う。しかし、途中で途切れてしまった。
「ううむ・・・参ったな」
途切れてしまっては後を追えない、と蘭丸が困っていると、彼の肩を何者かが突いてきた。
「何奴!?」
「へへっ、そんなに驚きなさんなって。俺っちはただのホームレス。この路地裏の住民さ」
突いてきたのは路地裏に住むガリガリにやせ細ったホームレスの男だった。
「なんだ・・・驚かすな。して浮浪者が何用だ?」
「へへっ、人探しをしている様子でしたので助力しようかと思った次第でございます」
「成る程。では、ここを何者かが通ったか教えてくれないか?」
「ええ、通りましたとも。若い男と、人相の悪い中年の男がね。若い男が中年の男を追いかけていましたよ」
そう言って、浮浪者が指さしたのは教会。構造をよく理解しているじょんを追いつめる為に背の高い建物の多い教会付近へと誘ったのだろう。
「幸助とじょんだ、間違いない。助力感謝する。これは礼だ。受け取れ」
礼をしなければ武士の恥というもの。持っていた500アモを浮浪者に投げ渡して後を追った。
「へへっ、毎度」
早速教会の路地裏に入り、耳を澄ます。追い込む事に成功していればきっと声か悲鳴が聞こえているはずだからだ。
『すみません。食べる物持ってます?なんだかお腹が空いちゃって・・・』
『血を出し過ぎた事と、治癒の魔術で身体を再生させた事による疲労のせいですね。今すぐ何か食べるべきなのでしょうが、生憎礼拝帰りで食べ物は持っていなくて・・・』
予想通り聴こえてきた。しかし、幸助の声だけでなく女の声も聴こえてきた。その女の声を拙者は四日前、聞いたばかりだった。
「おい!幸助!大丈夫か!?」
「おおっ!?蘭丸さん。どうも」
「あの時の不思議な剣の使い手さん・・・」
声が聞こえた場所にいたのは血まみれだけど、比較的元気な幸助と──────。
「やはりふしだら女だったか」
「ふっ!ふしだら!?ワタシがですか!?」
「逆にふしだらでない点を挙げてみてくれ」
「・・・あ、ありません」
「そうだろう。それで?お主が幸助を助けてくれたのか?」
幸助の服の背中に刺されたような穴と、穴を中心に血が広がっている事から、じょんに不意打ちを喰らったのだろう。そこにふしだら女が現れて助けた。大体そんな所だろう。
「は、はい。そうですが・・・」
「そうか。仲間を助けてくれて感謝する」
そして、それよりも気になるのは、じょんが2人いる事だ。じょんは忍だったのか?
「双子らしいですよ」
「成る程」
「それと、彼女の名前はボニー・カエターニ。今日付けでうちのパーティに入ることになりました!
「承知し──────ちょちょちょちょっと待て幸助。この女・・・ぼにーを仲間に入れるというのか?」
「はい。メアリーの扱い方も分かって来たし、良いでしょう?」
「お主が主将だ。拙者は文句は言わん。めありーはどう思う?」
仲間は拙者と幸助だけではない。めありーもいる。しっかりと彼女の意見も聞かなければ──────
「あれ?いない・・・何処に行ったんだ?」
「一緒にいたんじゃないんですか?」
「ああ、途中まではな。だが、はぐれてしまったようだ」
「どこら辺だとか分かります?」
「教会付近にいない事は確かだ。だが、何故そんなに急ぐ?ただはぐれただけだろう?」
「ええ。でも、最近色々とあったじゃないですか。あの日からそういう心配もするようになっちゃって・・・」
「・・・一理あるな。よし、幸助とぼにーはめありーを捜索してくれ。拙者はこの双子を自警団の下へと運んでから自警団と共に探しにいく」
「分かりました。早速ですけど、行けます?ボニーさん」
「き、急ですね・・・まあ、良いけど。行きましょう!」
嫌な予感がただの考えすぎだと良いのだが・・・。
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