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二章 濡れ衣の男を救え!!
第三話 2ヶ月振りの再会、明らかになる店主の過去
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俺と蘭丸さんとラコルト様は店主さんの後について行き、彼の経営する酒場まで連れてきてもらった。更に日も暮れてしまっている為、今晩は酒場に泊まらせてくれるようだ。本当に店主は人が良い。
「いやぁ!まさかこんなにも早く再会するとは思わなかった。元気そうな上にたくましくなったみたいで良かった良かった」
「この町から旅立って2か月でしたっけ?言葉にすると長く感じるけど、感覚的には凄く短い感じがします」
「それは充実してる証拠だよ。逆に俺は2か月が1年のように感じる。この町は暇だからな」
2か月振りに会った店主はとても元気そうだが、少し痩せたようにも見える。酒場の売り上げはそこまで悪くないはずだが、食欲がないだけだろうか?
「まさか、暇つぶしの為に魔の森にいたんですか?」
「それもあるけど、食材を探すためでもある。ほれ、今日採った植物で作ったつまみだ。試食してみてくれ」
「わぁ!ありがとうございます!!」
幸助は貰ったおつまみを美味そうに1つずつ食べる。噛むごとにシャキシャキと音がして、聞いているだけでも爽快感のあるおつまみだ。
「ほれ、お前らも食え」
「ありがとうございます」
「感謝する・・・今更で申し訳ないのだが、お主と幸助は一体どういう関係なんだ?」
「ああ、それはだな」
店主は簡潔的に楽しそうに幸助との同棲生活をラコルトと蘭丸に話した。
「成程・・・つまりお主がいなかったら拙者は幸助と出会えなかったという訳か・・・」
「そういうこったな、感謝してくれ」
「そうさせてもらう」
そんな感じの世間話が延々と続く。ラコルトとの出会い、仲間との出会い、アモーラ教からの離脱、狂信者との戦い、レベルアップ。今までの経験を幸助は店主に楽しそうに悲しそうに話した。
やがて、酒を飲んでいないラコルト様を除く全員の身体にアルコールが流れ始める。呂律はまわらなくなり、顔が真っ赤になり始め、幸助と蘭丸とラコルトはカウンターに突っ伏して眠り始めてしまう。そんな中、店主が蘭丸さんの服装に目を付けた。
「・・・・それにしてもアンタ、二ホンのサムライみたいな恰好をしているな」
蘭丸さんの腰に携えられた刀を物珍しそうに見ながら店主は呟く。本当に小さな呟きだった。耳を澄ましてければ聞こえない程に小さな呟き。しかし、蘭丸の地獄耳は逃しはしなかった。店主の呟きを耳にした蘭丸は勢いよく立ち上がり、店主に向かって叫ぶように聞いた。
「お主!日本を知っているのか?」
「あ、ああ。そうだが・・・・・・アンタもしかして転移者か?」
「左様!もしやお主も?」
「ああ、そうだ。イギリス出身だ。よろしく頼む」
「いぎりす・・・?すまぬ、呼び慣れぬ国の名だ」
「それなりに有名な国なんだがな・・・まあ、良い。まさか坊主が他の転移者を見つけていたなんて驚きだ」
「それも偶然の出会いだ。あの時、出会っていなかったら拙者は今も尚、生きる意味を見出せずにさまよっていただろう」
「そういえば、アンタ。記憶が無いんだってな?一体、どんな記憶が無いんだ?」
「家族、愛馬、そして仕えていた殿の全て。どんなに記憶を辿っても辿り着けぬのだ。主の顔に・・・全く・・・!嗚呼、何て不甲斐ない!」
蘭丸はテーブルに突っ伏してシクシクと泣き始めた。記憶の神の信仰者を見つけ始めてから約2か月。色んな村、町に赴いて話を聞いても、全く情報が入手できていない状態で、蘭丸は精神的に酷く疲弊していた。誰に聞いても「知らない」「そんな事よりもウチの宗教に来ないか?」の2パターン。精神的に参ってしまうのも仕方がないだろう。
突っ伏して静かに泣く蘭丸を店主は非常に憐れんでみていた。まるで何かを知っているかのように悔しがる彼を傍観していた。
「店主さん。あの日・・・俺がこの酒場を出ていった日の事を覚えていますか?」
「うおっ!坊主、起きてたのか」
何の前触れもなく、酔いから冷めた幸助がいきなり顔を上げ店主の方を見ていた。
「店主さんは、冒険者だった時、真実を知ってしまったと言っていましたよね?」
「言ったな」
「その真実ってやつと、今蘭丸さんに向けた表情は何か関係があるんじゃないんですか?」
「・・・ある。だが、話さないぞ」
「女神アモーラが悪いんですか?」
「・・・・・・」
店主は口に出す事なく、コクリと縦に頷いた。
「今もずっと、俺の頭の中で騒いでいる『喋るな』『また失う事になっても知らないぞ』ってな。もう聴こえないお前が羨ましいよ」
頭痛のようにずっと響いてくるアモーラの声。想像するだけで全身に鳥肌が立つ。
「ああ!!・・・うるさい!黙れ!黙れって言ってんだろ!!言わねぇよ!言わねぇからもうこれ以上、俺から奪うのはやめてくれ・・・!気が狂っちまう!!」
「店主!!」
ついに店主は頭を抱えて苦しみ始め、店中をのたうち回り始めた。ゴロゴロと店中を暴れ回る。店主が壁にぶつかった拍子で落ちた酒瓶がバリン!と音を立てて、すやすやと眠っていたラコルト様を起こしてしまう。
「ふえっ!?て、敵ですか!?」
寝ぼける暇もなく、覚醒したラコルト様は頭を抱えて苦しんでいる店主を見つけ、急いで駆け付けた。
「どうしたんですか!?頭が痛いんですか?コウスケさん、頭痛薬を何処かで──────」
「落ち着いて、ラコルト様!店主を苦しめてるのは頭痛じゃなくて、アモーラ!女神アモーラが頭痛を起こさせてるの!」
「ええ!?アモーラ様!?・・・って、ホントだ!聴こえます!アモーラ様の声だ!アモーラ様!おやめ下さい!これ以上やったらこの人が壊れてしまいます!!」
俺と蘭丸さんはもうアモーラと会話する事はできないので、ラコルト様に交渉を任せる。しかし、状況はあまりよろしくないようだ。
「『この人間は調子に乗り過ぎた』?『少し痛い目を見るべきだ』?ですって?アモーラ様!貴女はそれでも神と呼ばれる者ですか!我々神は人の願いによって生まれた生命体。人間を見守るのが我々神の役目でしょう!?いくらこの世界の最高神とはいえ、やり過ぎです!!この世界は貴女の遊戯盤ではありません!!」
女神アモーラ・・・一体どれだけ俺を怒らせれば気が済むんだ。神という地位に胡坐をかいて人で遊ぶのが楽しいか?貴様にとっては人間は自分より遥かに劣った玩具にしか過ぎないのか?
幸助の怒りのボルテージが限界を超える。既に爆発寸前だ。しかし、キレても物に八つ当たりしてしまうのは目に見えていた。だから、幸助は女神アモーラが最もムカつくであろう行為をする事に決め、リュックから深緑色のギザギザの草を取り出した。草の名は『絶縁草』、神との繋がりを強制的に立つことのできる聖なる草だ。
「蘭丸さん、蘭丸さん。ちょっと手伝ってください」
「ん?何だ・・・・・・・成程、承った」
突っ伏したまま何も事情を知らないはずの蘭丸さんは数秒で理解し、苦しむ店主を羽交い締めにして拘束した。
「ああああ!痛い!痛い!痛い!だ、誰か助けてくれぇぇぇぇぇ!!」
「分かりました。今、助けます」
火打石を取り出すと、絶縁草に火をつけた。水分を含んでいる絶縁草はゆっくりと煙を出しながら燃え始めた。燃える絶縁草を店主の鼻に近づけ、発生した煙の匂いを嗅がせた。すると──────
「ぐわぁぁぁぁぁ!腕が!右腕が痛い!!何だ、この感覚は!!」
頭ではなく、右腕を抑えて苦しみ始めた。棄教が始まったのだ。今、店主の腕を皮膚をゆっくりと剥がされるような感覚が襲っているのだろう。苦しいだろうが、もう少しだけ頑張ってほしい。
「あああああ・・・あ・・・ああ・・・」
数分後経つと、店主の顔から苦しみがゆっくりと消えていき、安らかな表情へと変化していく。
「すぅ・・・すぅ・・・」
頭痛と棄教の痛みに悶えるのに相当体力を使ってしまったのだろう。店主は酒や割れた瓶が散乱する床で眠りについてしまった。
「・・・成功したみたいだな」
「ええ。ただ、仕方がなかったとは言え、勝手に棄教させちゃったのは後で謝らないとな・・・」
とりあえず、床に眠らせたままだと怪我をしかねないので店主はテーブル席のソファーに寝かせて、瓶や零れた酒は蘭丸さんとラコルト様と俺の3人で協力して片づけた。
「いやぁ!まさかこんなにも早く再会するとは思わなかった。元気そうな上にたくましくなったみたいで良かった良かった」
「この町から旅立って2か月でしたっけ?言葉にすると長く感じるけど、感覚的には凄く短い感じがします」
「それは充実してる証拠だよ。逆に俺は2か月が1年のように感じる。この町は暇だからな」
2か月振りに会った店主はとても元気そうだが、少し痩せたようにも見える。酒場の売り上げはそこまで悪くないはずだが、食欲がないだけだろうか?
「まさか、暇つぶしの為に魔の森にいたんですか?」
「それもあるけど、食材を探すためでもある。ほれ、今日採った植物で作ったつまみだ。試食してみてくれ」
「わぁ!ありがとうございます!!」
幸助は貰ったおつまみを美味そうに1つずつ食べる。噛むごとにシャキシャキと音がして、聞いているだけでも爽快感のあるおつまみだ。
「ほれ、お前らも食え」
「ありがとうございます」
「感謝する・・・今更で申し訳ないのだが、お主と幸助は一体どういう関係なんだ?」
「ああ、それはだな」
店主は簡潔的に楽しそうに幸助との同棲生活をラコルトと蘭丸に話した。
「成程・・・つまりお主がいなかったら拙者は幸助と出会えなかったという訳か・・・」
「そういうこったな、感謝してくれ」
「そうさせてもらう」
そんな感じの世間話が延々と続く。ラコルトとの出会い、仲間との出会い、アモーラ教からの離脱、狂信者との戦い、レベルアップ。今までの経験を幸助は店主に楽しそうに悲しそうに話した。
やがて、酒を飲んでいないラコルト様を除く全員の身体にアルコールが流れ始める。呂律はまわらなくなり、顔が真っ赤になり始め、幸助と蘭丸とラコルトはカウンターに突っ伏して眠り始めてしまう。そんな中、店主が蘭丸さんの服装に目を付けた。
「・・・・それにしてもアンタ、二ホンのサムライみたいな恰好をしているな」
蘭丸さんの腰に携えられた刀を物珍しそうに見ながら店主は呟く。本当に小さな呟きだった。耳を澄ましてければ聞こえない程に小さな呟き。しかし、蘭丸の地獄耳は逃しはしなかった。店主の呟きを耳にした蘭丸は勢いよく立ち上がり、店主に向かって叫ぶように聞いた。
「お主!日本を知っているのか?」
「あ、ああ。そうだが・・・・・・アンタもしかして転移者か?」
「左様!もしやお主も?」
「ああ、そうだ。イギリス出身だ。よろしく頼む」
「いぎりす・・・?すまぬ、呼び慣れぬ国の名だ」
「それなりに有名な国なんだがな・・・まあ、良い。まさか坊主が他の転移者を見つけていたなんて驚きだ」
「それも偶然の出会いだ。あの時、出会っていなかったら拙者は今も尚、生きる意味を見出せずにさまよっていただろう」
「そういえば、アンタ。記憶が無いんだってな?一体、どんな記憶が無いんだ?」
「家族、愛馬、そして仕えていた殿の全て。どんなに記憶を辿っても辿り着けぬのだ。主の顔に・・・全く・・・!嗚呼、何て不甲斐ない!」
蘭丸はテーブルに突っ伏してシクシクと泣き始めた。記憶の神の信仰者を見つけ始めてから約2か月。色んな村、町に赴いて話を聞いても、全く情報が入手できていない状態で、蘭丸は精神的に酷く疲弊していた。誰に聞いても「知らない」「そんな事よりもウチの宗教に来ないか?」の2パターン。精神的に参ってしまうのも仕方がないだろう。
突っ伏して静かに泣く蘭丸を店主は非常に憐れんでみていた。まるで何かを知っているかのように悔しがる彼を傍観していた。
「店主さん。あの日・・・俺がこの酒場を出ていった日の事を覚えていますか?」
「うおっ!坊主、起きてたのか」
何の前触れもなく、酔いから冷めた幸助がいきなり顔を上げ店主の方を見ていた。
「店主さんは、冒険者だった時、真実を知ってしまったと言っていましたよね?」
「言ったな」
「その真実ってやつと、今蘭丸さんに向けた表情は何か関係があるんじゃないんですか?」
「・・・ある。だが、話さないぞ」
「女神アモーラが悪いんですか?」
「・・・・・・」
店主は口に出す事なく、コクリと縦に頷いた。
「今もずっと、俺の頭の中で騒いでいる『喋るな』『また失う事になっても知らないぞ』ってな。もう聴こえないお前が羨ましいよ」
頭痛のようにずっと響いてくるアモーラの声。想像するだけで全身に鳥肌が立つ。
「ああ!!・・・うるさい!黙れ!黙れって言ってんだろ!!言わねぇよ!言わねぇからもうこれ以上、俺から奪うのはやめてくれ・・・!気が狂っちまう!!」
「店主!!」
ついに店主は頭を抱えて苦しみ始め、店中をのたうち回り始めた。ゴロゴロと店中を暴れ回る。店主が壁にぶつかった拍子で落ちた酒瓶がバリン!と音を立てて、すやすやと眠っていたラコルト様を起こしてしまう。
「ふえっ!?て、敵ですか!?」
寝ぼける暇もなく、覚醒したラコルト様は頭を抱えて苦しんでいる店主を見つけ、急いで駆け付けた。
「どうしたんですか!?頭が痛いんですか?コウスケさん、頭痛薬を何処かで──────」
「落ち着いて、ラコルト様!店主を苦しめてるのは頭痛じゃなくて、アモーラ!女神アモーラが頭痛を起こさせてるの!」
「ええ!?アモーラ様!?・・・って、ホントだ!聴こえます!アモーラ様の声だ!アモーラ様!おやめ下さい!これ以上やったらこの人が壊れてしまいます!!」
俺と蘭丸さんはもうアモーラと会話する事はできないので、ラコルト様に交渉を任せる。しかし、状況はあまりよろしくないようだ。
「『この人間は調子に乗り過ぎた』?『少し痛い目を見るべきだ』?ですって?アモーラ様!貴女はそれでも神と呼ばれる者ですか!我々神は人の願いによって生まれた生命体。人間を見守るのが我々神の役目でしょう!?いくらこの世界の最高神とはいえ、やり過ぎです!!この世界は貴女の遊戯盤ではありません!!」
女神アモーラ・・・一体どれだけ俺を怒らせれば気が済むんだ。神という地位に胡坐をかいて人で遊ぶのが楽しいか?貴様にとっては人間は自分より遥かに劣った玩具にしか過ぎないのか?
幸助の怒りのボルテージが限界を超える。既に爆発寸前だ。しかし、キレても物に八つ当たりしてしまうのは目に見えていた。だから、幸助は女神アモーラが最もムカつくであろう行為をする事に決め、リュックから深緑色のギザギザの草を取り出した。草の名は『絶縁草』、神との繋がりを強制的に立つことのできる聖なる草だ。
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「ん?何だ・・・・・・・成程、承った」
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「ああああ!痛い!痛い!痛い!だ、誰か助けてくれぇぇぇぇぇ!!」
「分かりました。今、助けます」
火打石を取り出すと、絶縁草に火をつけた。水分を含んでいる絶縁草はゆっくりと煙を出しながら燃え始めた。燃える絶縁草を店主の鼻に近づけ、発生した煙の匂いを嗅がせた。すると──────
「ぐわぁぁぁぁぁ!腕が!右腕が痛い!!何だ、この感覚は!!」
頭ではなく、右腕を抑えて苦しみ始めた。棄教が始まったのだ。今、店主の腕を皮膚をゆっくりと剥がされるような感覚が襲っているのだろう。苦しいだろうが、もう少しだけ頑張ってほしい。
「あああああ・・・あ・・・ああ・・・」
数分後経つと、店主の顔から苦しみがゆっくりと消えていき、安らかな表情へと変化していく。
「すぅ・・・すぅ・・・」
頭痛と棄教の痛みに悶えるのに相当体力を使ってしまったのだろう。店主は酒や割れた瓶が散乱する床で眠りについてしまった。
「・・・成功したみたいだな」
「ええ。ただ、仕方がなかったとは言え、勝手に棄教させちゃったのは後で謝らないとな・・・」
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