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二章 濡れ衣の男を救え!!
第十七話 連戦!幸助は休めない
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「それじゃあ、お前らはアルベール家に雇われて動いていたってわけだな?」
「は、はいぃぃ!」
マイケルは拷問することなく、尋問で吐いた。笑ってしまうぐらいあっさりと。どうやら本職は暗殺ではないようだ。
「よし、最後の質問だ。マイケル、お前は何者だ?」
「え?な、何者って・・・」
「何の職業についているのかって話だよ。答えられるだろう?」
「そ、それは・・・」
ここでようやくマイケルが口籠る。職業は知られたらまずいものなのだろうか。まあ、別にマイケルの職業の情報を裁判に必要ないかと考え、尋問をやめようとしたその時、リゼットさんが後ろからボソリと呟く。
「王国騎士・・・じゃないかしら?」
「ひっ・・・!!」
「お、王国騎士!?この腑抜けたヤロウがですか?」
「一度パーティで会った事があるんです。その際にマイケルさんの両親からこう言われました『大きくなったら王国騎士に入れようと思うんです』・・・と」
「・・・・・・」
「正直に言った方が身のためですよ。でなければ後ろにいるコウスケさんの拳が貴方の顔面を───────」
「は、はい!王国騎士!王国騎士ですぅぅ!!」
リゼットさんに笑顔で詰められたマイケルはあっさりと自分の身分を話してしまった。もう少しプライドとか意地とかはないのだろうか?
「見ましたか?コウスケさん、マートルさん。これがこの国を守る騎士達の現状です。複数人で囲んでも敵を倒せない上に敵の尋問でペラペラと秘密を喋る。情けないったらありゃしない。そんなんだから一般人から嫌われるのですよ」
図星を突かれてしまったのだろう。マイケルをシクシクと泣き始めてしまった。味方になると頼もしいが、敵にはなってほしくはないなと思う今日この頃。
「さて、コウスケさん。腕の調子はいかがですか?」
包帯で穴の空いた部分が塞がれている右腕は動くことには動くが、痛みは全然まだある。傷口が腐る前に教会に行って治してもらった方がいいかもしれない。
「少し、教会に行ってきます。とりあえず、これ渡しておくので刺客が来たら脅してください」
俺はマートルさんにナイフを渡し、屋敷を出る。仲間思いの王国騎士の事だ、きっと仲間が人質に取られてることを知ったら動けなくなるだろう。
「私もついていきましょうか?」
「マートルさんはここにいてリゼットさん達を守ってください。俺は1人で大丈夫ですから」
腕は痛いが、致命傷ではない。俺は誰も連れて行かずに教会へと向かう。メイドさんの止血が上手かったおかげで血が垂れてこない。しかし、身体の血は外にかなり出て行ってしまったため、少しジョギングしただけで目眩がする。これは食事も取った方が良さそうだな。
そう思い、昼食にと持ってきていた干し肉をショルダーバックから出そうとした時であった。路地裏の方からの複数に視線に気がついた。街中だからと注意が散漫していたようだ。
謎の視線は俺に気づかれた事に気づくと、隠れる事を止め、その姿を太陽の下に晒した。傷一つない統一された鉄の鎧───王国騎士団だ。
「コウスケ・イズミだな?」
「そうだけど?王国騎士が何か用か?」
「貴様に話す意味はない。大人しくついてこい」
唯一露出している口が三日月のように歪む。それを見た俺は思わずため息を吐き、剣を抜いた。
「抵抗する気か?」
「話す意味は無いって言ってたよな?あれは大きな間違いだ。今すぐ話すべきだ。さもないと・・・死ぬぞ?」
「ッッ・・・!やれ!ただし、殺すな」
「「「はっ!」」」
王国騎士達も剣を構える。鎧を身に着けている分、アイツらの方が有利だろう。だが、勝機がないわけではない。
「は、はいぃぃ!」
マイケルは拷問することなく、尋問で吐いた。笑ってしまうぐらいあっさりと。どうやら本職は暗殺ではないようだ。
「よし、最後の質問だ。マイケル、お前は何者だ?」
「え?な、何者って・・・」
「何の職業についているのかって話だよ。答えられるだろう?」
「そ、それは・・・」
ここでようやくマイケルが口籠る。職業は知られたらまずいものなのだろうか。まあ、別にマイケルの職業の情報を裁判に必要ないかと考え、尋問をやめようとしたその時、リゼットさんが後ろからボソリと呟く。
「王国騎士・・・じゃないかしら?」
「ひっ・・・!!」
「お、王国騎士!?この腑抜けたヤロウがですか?」
「一度パーティで会った事があるんです。その際にマイケルさんの両親からこう言われました『大きくなったら王国騎士に入れようと思うんです』・・・と」
「・・・・・・」
「正直に言った方が身のためですよ。でなければ後ろにいるコウスケさんの拳が貴方の顔面を───────」
「は、はい!王国騎士!王国騎士ですぅぅ!!」
リゼットさんに笑顔で詰められたマイケルはあっさりと自分の身分を話してしまった。もう少しプライドとか意地とかはないのだろうか?
「見ましたか?コウスケさん、マートルさん。これがこの国を守る騎士達の現状です。複数人で囲んでも敵を倒せない上に敵の尋問でペラペラと秘密を喋る。情けないったらありゃしない。そんなんだから一般人から嫌われるのですよ」
図星を突かれてしまったのだろう。マイケルをシクシクと泣き始めてしまった。味方になると頼もしいが、敵にはなってほしくはないなと思う今日この頃。
「さて、コウスケさん。腕の調子はいかがですか?」
包帯で穴の空いた部分が塞がれている右腕は動くことには動くが、痛みは全然まだある。傷口が腐る前に教会に行って治してもらった方がいいかもしれない。
「少し、教会に行ってきます。とりあえず、これ渡しておくので刺客が来たら脅してください」
俺はマートルさんにナイフを渡し、屋敷を出る。仲間思いの王国騎士の事だ、きっと仲間が人質に取られてることを知ったら動けなくなるだろう。
「私もついていきましょうか?」
「マートルさんはここにいてリゼットさん達を守ってください。俺は1人で大丈夫ですから」
腕は痛いが、致命傷ではない。俺は誰も連れて行かずに教会へと向かう。メイドさんの止血が上手かったおかげで血が垂れてこない。しかし、身体の血は外にかなり出て行ってしまったため、少しジョギングしただけで目眩がする。これは食事も取った方が良さそうだな。
そう思い、昼食にと持ってきていた干し肉をショルダーバックから出そうとした時であった。路地裏の方からの複数に視線に気がついた。街中だからと注意が散漫していたようだ。
謎の視線は俺に気づかれた事に気づくと、隠れる事を止め、その姿を太陽の下に晒した。傷一つない統一された鉄の鎧───王国騎士団だ。
「コウスケ・イズミだな?」
「そうだけど?王国騎士が何か用か?」
「貴様に話す意味はない。大人しくついてこい」
唯一露出している口が三日月のように歪む。それを見た俺は思わずため息を吐き、剣を抜いた。
「抵抗する気か?」
「話す意味は無いって言ってたよな?あれは大きな間違いだ。今すぐ話すべきだ。さもないと・・・死ぬぞ?」
「ッッ・・・!やれ!ただし、殺すな」
「「「はっ!」」」
王国騎士達も剣を構える。鎧を身に着けている分、アイツらの方が有利だろう。だが、勝機がないわけではない。
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