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三章 黄金の愛と銀の翼の騎士、2人ともぶっ殺す
第十四話 おかしくなった幸助
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コウスケさんは弱点は知らないはずなのに、ローズウィップをスライディングをしながら見事に倒してしまいました。ですが、何か様子が変。倒して安心する所なのにそわそわしていて落ち着きがない。
「おい、幸助。どうした?」
ランマルさんが話しかけても反応しない。それどころか私達と目を合わせようとしません。まるで私達が見えていないような・・・。
「霧・・・何にも見えないや・・・」
突然、コウスケさんが訳の分からない事を言い始めた。霧なんて全くかかっていないのに、あたかも霧に囲まれてしまったかのような事を呟いたのだ。
「コウスケ!何やってるのさ!僕達はこk──────」
「おぉぉい!皆ぁぁ!」
コウスケさんはまだ霧の中で迷って、皆を捜せていないようで、声が少し震えてきている。彼の目の前には今、彼にしか見る事が出来ない霧があるようだ。次第に幸助さんの声色は恐怖に浸食されていき、いきなり尻もちをつくや否や発狂し始めた。
「あ、ああ・・・あああああああああ!!」
すると、敵と見間違えたのか、一番前に立っていたフランさんに斬りかかった。
「お、おい!コウスケ!一体どうしたと言うんだ!!」
「今度こそ負けない・・・!最初からフルスロットで行ってやる!!」
聞く耳持たずというのだろうか?コウスケさんは地面を強く踏んだ状態で重い一撃を確実にフランさんに叩き込んでいく。けれども、流石ベテラン冒険者と言った所でしょうか?全ての攻撃を完璧に捌いてしまいました。
「くぅ・・・!黄金の騎士め・・・!覚悟!!」
「黄金の騎士?コウスケを襲った謎の騎士の事か!?」
どうやらコウスケさんはフランさんを黄金の騎士と誤認しているようです。ですが、何故──────
「おい!ジューペ!これ何て植物だ?変なガス出してるけど?」
いつの間にか真っ二つになったローズウィップまで移動していたトーマさんが隣のジューペさんに何かの植物を見つけたと言っています。コウスケさんの異変はローズウィップだと思って確認しにいったのでしょうか・・・?
「ん?どれどれ・・・おい!バカ!!そのガスを吸うな!ソイツはトラウマプラントだぞ!?」
「何だって!?トラウマプラントだと!」
何とトーマさん達はフランさんが先程植物系の魔物の例として挙げていたトラウマプラントを見つけたようだ。
「2人共!その植物が出してるガスは絶対に体内に入れるな!入れたら幻覚を・・・!そうか、コウスケ!君も幻覚を見ているんだね!」
突然の奇行とトラウマプラントが一本の線で結びつく。コウスケさんの奇行もこれなら納得がいく。
「トーマ君!トラウマプラントを斬れ!真ん中に核があるから真っすぐ斬ったらすぐにガスを止めるはずだ!」
「う、うっす!!」
トーマさんは自慢の斧を思い切り振り被り、重力と斧自体の重量を利用して振り下ろす。
「Pugyaaaaaa!!」
すると、振り下ろした地面から粘りけのある白い液体と共に甲高い悲鳴が聴こえてきました。恐らく今の悲鳴こそトラウマプラントのモノだったのでしょう。
「よし!後は衝撃だ!脳を揺らすような衝撃を幻覚にかかっている者に与えれば、幻覚から目を覚まさせる事ができる!!メアリー、君に頼んでもいいか?」
「ええ!?わ、私ですか?」
「脳に衝撃を与えるのに適したのは打撃!つまり君の拳だ!」
「それなら、ワタシのモーニングスターでも・・・」
「殺す気か!!」
これは私以外に適任者はいないようだ。なら─────
「死なない程度に頭揺らしてやっから覚悟しやがれ!!」
ヤルのみ!!
「死ねェェェ!」
コウスケがフランに斬りかかる。大ぶりだけど素早い一言だ。フランはその一撃を斧の柄の部分で受ける。すると、当然だが、幸助が隙だらけになる。
「今だ!殴れ!!」
「よし来た!!」
そう来ると思って準備をしておいて良かったぜ。喰らえ!必殺の一撃!!
「アッパァァァァァァァァァ!!」
「あぎゃっ!!」
コウスケの顎にアタシの拳がモロに入る。たまらずコウスケは上空へと数m飛んでいき、重力に従い地面へと落下してくる。落ちてくる頃にはコウスケはとっくのとうに気絶していた。黄金の騎士に見えるフランしか見えていなかったから不意打ちとしてアッパーを喰らってしまったのだろう。何はともあれアタシの技は今日も切れ味抜群だ。
「決まったぜ!・・・コウスケさん!大丈夫ですか!?」
戦闘モードから通常モードに戻ったメアリーはすぐさま幸助の下へ駆けつける。幸助は殴られた際に気絶したものの、落ちる時の衝撃で意識を取り戻したらしく、メアリーが駆けつける頃には上体を起こしていた。
「顎が・・・イテェ・・・!い、一体どうなってんだ・・・?」
「コウスケさん!無時で良かったです!」
「メアリー・・・俺、ローズウィップを倒してから何やってたっけ?」
殴られた影響か記憶が曖昧な幸助はメアリ―の曖昧な部分を教えて貰う。すると、風船が弾けるようにいきなり思い出した。
「やっぱりあの霧は幻だったのか・・・フランさん、すみませんでした・・・お怪我はありませんでしたか?」
「ああ、俺どころか誰も傷つけてはいない。それにしてもコウスケ、お前は本当に貧乏くじを良く引くな!まさか激レア魔物のトラップに引っかかるとはな!」
場を盛り上げようと大声で笑うフランだが、幸助はそうも笑ってはいられないようだ。
「・・・本当にすみません」
魔物に嵌められたのが余程ショックだったのだろうか?森を抜けるまで幸助は下を俯きながら歩いた。
「おい、幸助。どうした?」
ランマルさんが話しかけても反応しない。それどころか私達と目を合わせようとしません。まるで私達が見えていないような・・・。
「霧・・・何にも見えないや・・・」
突然、コウスケさんが訳の分からない事を言い始めた。霧なんて全くかかっていないのに、あたかも霧に囲まれてしまったかのような事を呟いたのだ。
「コウスケ!何やってるのさ!僕達はこk──────」
「おぉぉい!皆ぁぁ!」
コウスケさんはまだ霧の中で迷って、皆を捜せていないようで、声が少し震えてきている。彼の目の前には今、彼にしか見る事が出来ない霧があるようだ。次第に幸助さんの声色は恐怖に浸食されていき、いきなり尻もちをつくや否や発狂し始めた。
「あ、ああ・・・あああああああああ!!」
すると、敵と見間違えたのか、一番前に立っていたフランさんに斬りかかった。
「お、おい!コウスケ!一体どうしたと言うんだ!!」
「今度こそ負けない・・・!最初からフルスロットで行ってやる!!」
聞く耳持たずというのだろうか?コウスケさんは地面を強く踏んだ状態で重い一撃を確実にフランさんに叩き込んでいく。けれども、流石ベテラン冒険者と言った所でしょうか?全ての攻撃を完璧に捌いてしまいました。
「くぅ・・・!黄金の騎士め・・・!覚悟!!」
「黄金の騎士?コウスケを襲った謎の騎士の事か!?」
どうやらコウスケさんはフランさんを黄金の騎士と誤認しているようです。ですが、何故──────
「おい!ジューペ!これ何て植物だ?変なガス出してるけど?」
いつの間にか真っ二つになったローズウィップまで移動していたトーマさんが隣のジューペさんに何かの植物を見つけたと言っています。コウスケさんの異変はローズウィップだと思って確認しにいったのでしょうか・・・?
「ん?どれどれ・・・おい!バカ!!そのガスを吸うな!ソイツはトラウマプラントだぞ!?」
「何だって!?トラウマプラントだと!」
何とトーマさん達はフランさんが先程植物系の魔物の例として挙げていたトラウマプラントを見つけたようだ。
「2人共!その植物が出してるガスは絶対に体内に入れるな!入れたら幻覚を・・・!そうか、コウスケ!君も幻覚を見ているんだね!」
突然の奇行とトラウマプラントが一本の線で結びつく。コウスケさんの奇行もこれなら納得がいく。
「トーマ君!トラウマプラントを斬れ!真ん中に核があるから真っすぐ斬ったらすぐにガスを止めるはずだ!」
「う、うっす!!」
トーマさんは自慢の斧を思い切り振り被り、重力と斧自体の重量を利用して振り下ろす。
「Pugyaaaaaa!!」
すると、振り下ろした地面から粘りけのある白い液体と共に甲高い悲鳴が聴こえてきました。恐らく今の悲鳴こそトラウマプラントのモノだったのでしょう。
「よし!後は衝撃だ!脳を揺らすような衝撃を幻覚にかかっている者に与えれば、幻覚から目を覚まさせる事ができる!!メアリー、君に頼んでもいいか?」
「ええ!?わ、私ですか?」
「脳に衝撃を与えるのに適したのは打撃!つまり君の拳だ!」
「それなら、ワタシのモーニングスターでも・・・」
「殺す気か!!」
これは私以外に適任者はいないようだ。なら─────
「死なない程度に頭揺らしてやっから覚悟しやがれ!!」
ヤルのみ!!
「死ねェェェ!」
コウスケがフランに斬りかかる。大ぶりだけど素早い一言だ。フランはその一撃を斧の柄の部分で受ける。すると、当然だが、幸助が隙だらけになる。
「今だ!殴れ!!」
「よし来た!!」
そう来ると思って準備をしておいて良かったぜ。喰らえ!必殺の一撃!!
「アッパァァァァァァァァァ!!」
「あぎゃっ!!」
コウスケの顎にアタシの拳がモロに入る。たまらずコウスケは上空へと数m飛んでいき、重力に従い地面へと落下してくる。落ちてくる頃にはコウスケはとっくのとうに気絶していた。黄金の騎士に見えるフランしか見えていなかったから不意打ちとしてアッパーを喰らってしまったのだろう。何はともあれアタシの技は今日も切れ味抜群だ。
「決まったぜ!・・・コウスケさん!大丈夫ですか!?」
戦闘モードから通常モードに戻ったメアリーはすぐさま幸助の下へ駆けつける。幸助は殴られた際に気絶したものの、落ちる時の衝撃で意識を取り戻したらしく、メアリーが駆けつける頃には上体を起こしていた。
「顎が・・・イテェ・・・!い、一体どうなってんだ・・・?」
「コウスケさん!無時で良かったです!」
「メアリー・・・俺、ローズウィップを倒してから何やってたっけ?」
殴られた影響か記憶が曖昧な幸助はメアリ―の曖昧な部分を教えて貰う。すると、風船が弾けるようにいきなり思い出した。
「やっぱりあの霧は幻だったのか・・・フランさん、すみませんでした・・・お怪我はありませんでしたか?」
「ああ、俺どころか誰も傷つけてはいない。それにしてもコウスケ、お前は本当に貧乏くじを良く引くな!まさか激レア魔物のトラップに引っかかるとはな!」
場を盛り上げようと大声で笑うフランだが、幸助はそうも笑ってはいられないようだ。
「・・・本当にすみません」
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